◆あごだし麺 五島軒◆

2019年3月閉店 回想録レシピなどを公開します

普通麺ってなんだろう?

2016年03月12日 | ■店長の独り言

とんこつラーメンは年に一度か二度位しか食べない私が

久々長浜(福岡市中央区)に出かけたついでにとんこつラーメンを食べた

昔はよく食べた長浜ラーメン(今でも嫌いではない)

周辺道路の開発で店舗が移動しているが相変わらず激戦区には違いない

その中のとある一軒に入った

席に着くと店員が麺の硬さは?と、聞いてきたので

「普通で・・・」と応えて 待っていると

一人の50~60歳代とおぼしき男性が私の隣に座るやいなや

店員に「ナマね・・」と、声をかけた。 店員「はい!」

昼間の飲酒を自制している私ですが、

人は人ですから。。別に構いません。生活時間もまちまちですし・・

運ばれてきたラーメンをすすっていると

間もなく隣にもラーメンが運ばれて来た

「。。。。。。なんや。。。ナマって麺の事かよ・・・」

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ちょっと前

ある福岡の放送局で

博多ラーメンの麺に関する内容の番組が放送されていた。

製麺のプロに聞いたり 街角インタビューなども交え

本当のところ麺の茹で加減はどれが一番美味しいか?

番組では“ふつう麺”が一番美味しいと結論付けていたが。。。。

昔から他店で私がラーメンを食べる時は

いわゆる“普通”しか頼まない私が言うのも何だけど

 

異議あり!

ちょっと待て!

 

何に意義があるかというと“普通”の茹で加減って、何が基準ですかってことですよ。

この“普通(ふつう)”って言う言葉そのものが何なのか解らないから

人々が迷ってしまうのでは。

イメージとしては“普通”=“良い子”

ガキじゃあるまいし(良い子普通の子)と、言われて喜ぶ者は居ないでしょ

 

私が考える“ふつうの茹で加減”とは

経営者(福岡では大将と呼ぶこともある)及びその大将が創るラーメンのDNAを引き継いだ者が

一番美味いと思う茹で加減がその店の“ふつう”であるべきです。

大将が違えば当然各店によって“ふつう”の茹で加減は違って当たり前です

一杯のどんぶりのラーメンは大将(経営者)そのものですから

使用する麺も各店で違うしそれぞれ麺の好みも微妙に違うからこそ

ラーメンとは面白い食べ物なんですよ

 

五島軒には私が丁度良いと思う茹で方しか

提供しませんのでよろしく!

カタ(硬)位までは許すかな~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 


五島軒メニュー

動物系を一切使わず、魚介と野菜のダシで作るあごだしラーメンとうどんを提供しています。 麺は福岡産ラー麦100%使用の自家製麺です。 ラーメンに完成は有りません。 いつでも進化の途中です。 ※土曜日の夜は休みです