Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

打った、取った

2014年05月27日 | 子育て日記

先週末、小学生の息子の運動会が開かれました。
過去、秋に開催されていた頃に比べれば、まだ日差しも気温も我慢できますが
それでも、紫外線は恐るべし。
うっすら日焼けの跡が!

運動会だけじゃない、その理由は・・・

息子の所属する少年野球チームは、大きな大会に出場しました。
珍しく時間の都合がついたので、今回は応援に行ってきました。
息子が野球を習い始めて5ヶ月。
キャッチボールやバッティングなど、全くできなかったのがどれだけ上達したか・・・
周りはみんな、1年生の頃から習っている子ばっかりなので
試合など、ずっとベンチで見学だろうと思っていたら
攻めの回、バッターBOXに立つ息子の姿。
ベンチのほうを見て、何やら頷いている。
監督からのサインを読んでいました。

どうしよう、どうしよう。心の準備ができていない。
一気に緊張です。
相手のチームは、それなりに強いところらしく、ピッチャーも同じ年頃の子のようですが
かなり速い球を投げます。
1球目・・・ボール。2球目・・・ボール。合間に監督のサインを確認する息子。
3球目・・・ボール。もし次もボールなら、押し出し。
しかし、ストライク。
傍にいる、ママさんたちからも、ちょっとした緊張が感じられます。
5球目、ストライク。
こうなると、ベンチからはサインじゃなく、激が飛びます。
相手も息子も、勝負に駆け引きです。
息をのんで6球目、直球・・・バットの金属音が響きます。

打ちました。

球は1塁側にまっすぐ・・・抜けるか、息子。自慢の俊足で駆けますが
残念、滑り込むもアウト。
それでも、周りからは
「あんな速い球、よく打った。」
と、褒めていただけました。
母は、もう、それだけで満足です。

回が変わり、守備の息子。
やはり、まだ取るのも不慣れなので、ポジションはあまりボールが来ないと思われるところ。
ところが、そんな時に限って、バッターが打ちます。
ボールは高く上がり、弧を描いて・・・息子の位置へ。
ああ、これを落としたら、相手に点が入ってしまう。
どうか、どうか・・・

球は、吸い込まれるようにグローブへ納まり、落とすことなく、しっかりと握られました。

思わず、叫んでしまった私。
一緒にいた夫は、その声で、落としたのかと思ったと、後から言われました。
取りました、取りました。
お祖父ちゃんから贈られたグローブで、ちゃんと取りました。
もう、これ以上の喜びはありません。
そして、感極まって、周りのママたちとハイタッチまでしてしまい・・・
きっと大変に驚かれたことでしょう。今になって、恥ずかしいです。

普段の練習のきつさや、試合でのプレッシャーなどなど、息子にとって
「思ってたのと違う」なんじゃないかと、いつ辞めると言い出すか
そう思って見ていた5ヶ月。
ヘトヘトになって帰ってきても、未だその言葉は聞いていません。

試合は、わがチームが勝利を収めました。
みんながちゃんと、自分の仕事をした良い試合だったと、監督から褒められたそうです。
そして、有難いことに息子にも、
「よく取った」と、嬉しい言葉を頂いたそうです。

こういう時に限って、写真もハンディカムも持っていない。
でも、その光景は、しっかりと目に焼き付いています(今でも通じる表現でしょうか?)
息子の活躍。
それは、練習の賜物と、ほんのちょっとのビギナーズラック。
しかし、この経験と喜びが、息子にとっても私にとっても「野球を続けよう」という気持ちにさせるのでしょうね。

「ビックリしたけど、あんな風に喜んでくれて嬉しかったよ。」

夫からの一言。
一番傍で見守ってきた夫も嬉しかったのでしょう。
そして、この日の夕食は、息子の大好物のマグロの刺身の盛り合わせでした。
(お父さんのお小遣いからです)



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2 コメント

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なんだか (あさこ)
2014-05-29 21:52:19
表現は違うかもしれませんが、母子の"青春"って感じですね。(+父も?)

子どもを伸ばすものはいろいろありますが、なにより子ども自身が「がんばる!」と思う気持ちがないと育ちませんよね。きっと好きなんでしょうね、野球。

私自身はこの「子供がサッカーを嫌いになる日」(http://www.huffingtonpost.jp/footballchannel/soccer-child_b_4573190.html)という記事を読んでからは、子どもがスポーツをすることに関してずっとモヤモヤしっぱなしです。
まあ、気になるチームがあれば見学に行ったり、話を聞きに行ったりして見極めればいいんでしょうけど。

まあ、かーかんさんのお兄ちゃんのチームには無用の心配のようですね。

次の試合でも、熱い声援と歓声に沸くプレーが見られますように!

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思ってたのと違う (かーかん)
2014-05-30 09:05:17
あさこさん、コメントありがとうございます。

遠い日の青春が再び・・・
なんて言うと聞こえはいいですが、苦労も絶えません

こういう子供の地域スポーツというのは、どこもみな、保護者の働きがあってこそ、成り立つものです。
しかしながら、その上限がないため、自分では「ここまでやった」と思っていても、一部からは「そこまでしか」に見えないこともあり、軋轢は我がチームでもあります。
我が家は、そこまで関われないのと、親のエゴ・見得ほど醜いものはないので、つかず離れず、我が道を行っています。
それでも色々言う人はいます。
ご丁寧に、耳に入れてくれる人も。
でも、そこに乗らないことが肝心なので、大人の対応を心掛けるよう、夫からきつく言われています

何でも我が子が一番と、期待することは、決して悪いことではありませんが
そういう雰囲気を醸し出すのか、内に秘めるのか・・・
みんな意識しすぎなんです。

ちなみに、サッカーでも野球でも、子供がスタメンに選ばれる子は、親がよく手伝いに来ている家の子供が多いようです。

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