私が、小学校6年生くらいから愛読している漫画です。
作者はご存知、西岸良平氏。
映画化された「三丁目の夕日」でも有名です。
今年は、鎌倉ものがたり誕生30周年という記念の年で
それを祝して、藤沢の小田急デパートにて
作品展が開催されていました。(本日17時まで)
今日、時間を見つけて行って来ました。
コミックス30巻分の表紙カバー絵の展示では
初刊から10巻くらいは、随分と昔なので
なんとも懐かしく、また
作中にも登場した愛用の品々を拝見でき
実は、主人公の一色先生と同じく、趣味人でおられるようです。
鎌倉を訪れると、切り通しや路地裏の一部には
ふと空気が変わるといいますか、なんだか違う場所に迷い込んでしまったような感じがしたり、
時代を感じさせる洋館であったり、由緒あるお屋敷など立ち並ぶ場所は
そこだけ時が止まっているような、不思議な感じがするときがあります。
作品の中では、それに“魔物さん”が加わるのですが
もしかしたら、そういう不思議なことは、本当にあるのかもと
作品を読む度に思っています。
作品の登場人物の中で一番好きなのは、鎌ヶ谷(やつ)の猫王です。
昨年、源氏山のハイキングコースを散策していたら、もしかしたら会えるかもと...
とその時、藪の中から飛び出してきたのは、
狸でした。
近年は、単子本は1年に1回の発刊となったのは寂しく思いますが。でも
次回作まで、何度も何度も既刊を読みふけって
そして一年が経っているように感じます。
これからも、一色先生の名推理と、愛すべき登場人物たちの
活躍を楽しみにしております。
師匠もご存知でいらっしゃいましたか!
最近では「三丁目の夕日」のほうが、有名かもしれませんね。
しかし私は、私小説にも近い「鎌倉ものがたり」こそ、氏の代表作であると思っています。
(「鎌倉」は、氏の作品の総集編といいますか、オールスターだと思っています)
当時、小学生で「アクション」を読んでいるなんて、今でしたら素行不良児扱いでしょう。
(どこで読んでいたのか...思い出せない)
ただ、単子本の発売日には、お小遣いを握り締めて、買いに行っていたのは覚えています。
師匠が、実は古書店勤務経験ありとは、これまた衝撃の事実!
そうでしたか、希少本に入りますか...
近年は、年に1回ペースなので、もしかしたら部数自体が少ないのかなとも思いましたが、
(実際、地元の本屋さんでは、入荷数が2~3冊程度)
なので、発売日は開店と同時を狙って(予約すればいいのに)います。
本棚に並んだ30巻は、私の宝物です。
また来年、そのまた来年も...
ここに並び続けることを願っています。
いつもコメントを、ありがとうございます。
師匠の今期のアニメ評は、いかがなものでしょうか。
あのすべて手書きの(トーンを使わない)独特の絵がいいですよね。
しかも、現在進行中で続いているなんてすごい。(三丁目の夕日も)
レンタルコミックではきっと借りられないジャンルですよねぇ、たぶん。
読むとなると・・・それこそ古書店めぐりでしょうか。実はこっそり古書店勤務経験者なのですが、この「鎌倉ものがたり」は希少本の部類に入ると思います。店頭でお目にかかったのは1度くらいでしょうか。
こんなに有名なのに、市場に出回らないのはきっとそれだけ読者に愛されている作品ということなんでしょうね。