Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

旅立ちの時

2016年08月03日 | 2016年の庭

昨日から天気が不安定で、朝は良い天気でも、洗濯物を干したまま出掛けられるか
大変悩ましいところです。
今現在、外は晴れていますが、遠く北の空には入道雲、西側には灰色の雲が近づいています。
予報通り、今日も急な雨が降りそうです...。

実は、私の小さな庭に、何匹かの蝶の蛹があって
羽化を今か今かと待ちわびていました。
出来たのを発見したのが7月の20日頃だったので
本にある通り大体10日から12日前後、そうすると昨日今日あたりなのですが
雨が降ったりで、もう少し遅くなるかなと。
そして、雨上がりの今朝、もしかしてと期待を胸にその場所を見ると







蛹が出来ていた場所が地面すれすれだったのと、アシダカグモがいる場所なので
食べられては大変と、すぐに手に乗せて
お兄ちゃんのバラの上で休ませました。
ホッとするのもつかの間、今度は全く予想外のところ(駐車場脇のレモンミントの上で)パタパタと動くものを見つけ
なんと2匹が無事に羽化しました。



この写真を撮り終えて間もなく、最初の1匹は高く舞飛び、お向かいの屋根を超えて旅立ちました。
もう1匹のほうは、それから1時間近く、羽を広げたり畳んだりして、一向に飛び立つ気配がなく
用事があったので、仕方なく出掛けました。

2時間後。
用事を済ませ家に戻ると、何とまだ蝶がいるので、もしかしたらどこか不具合があるのかと心配しましたが
私たちを見てなのか、ふわっと飛んで、その場を1度回ってから、遠くへ飛んでいきました。

「もしかしたら、ありがとうを言いたかったのかな。」

弟君が、遠くに舞う蝶を見送りながらポツリとひとこと。
虫に心があるかは分かりませんが、そうだったら良いかもねと思いたい出来事でした。

大事なパセリ畑を全滅させた幼虫たちでしたが、無事に羽化できたのは嬉しく思います。

それにしても、羽化したての背中に生えてる、まるで羽のような毛。
乾いてフワフワとなびいていく様子を観察できて、すっかり私の自然観察日記になってしまいました。

もう一か所蛹があるのですが、それも近日中になるでしょう。
今度は弟君と一緒に見られるといいのですが...。