Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

挑戦

2012年01月18日 | 子育て日記

『お母さん、今度の音楽会で楽器をやりたい人に手を挙げたんだ。』

夕飯の支度をしているときに、1年生の息子から
そんな報告を受けました。

来月にある学年の音楽会にむけて、先ずパートを決めたようです。
目立つことは苦手な息子にしては、珍しく手を挙げてまで
やりたい楽器というのは木琴のようです。

『でもね、できる人は2人だけなんだけど、手を挙げたのが〇とお友達だけだったんだ。』

で、木琴は決まったようです。

あまりに珍しい行為の理由を尋ねると、きっと警戒され、せっかくの意気込みを
削ぐことにもなりかねない。
ここは慎重に、でも驚きを見せつつ、さりげなく、さりげなく探りをいれて・・・

『(お姉ちゃんの音楽会のときに)お姉ちゃんがピアノに立候補してたし、
(自分の会にも)お父さんが見に来てくれるって言ってたから、頑張ろうとおもって。』

ああ、なんと・・・
この言葉は絶対、だんな様にも聞かせたい。

息子のその気持ちを褒め、頑張ろうねと応援し、
お父さんにもお話してあげて欲しいと、お願いしました。

そして、父親の帰宅後、真っ先にその話をしていたのでした。

息子自慢になりますが、小さい頃から読み書きや計算の類などは
よくできるほうだと思っています。
教育相談でも先生からも褒めていただくのと同時に、
それが独学(読み書きは路線図、計算は単に買い物先でのレジより速くおつりを
言うのが好きなことが原因)だというのにとても驚かれます。

正直、学校の勉強は持て余しているだろうと先生も言っているのですが、
どうしたものか、本人は、あまりそのことで褒められるのが好きじゃない様子です。

目立ちたくない何かがあるのでしょう。
だから、こちらもそこは、今はオブラートに包んでおいてもいいかなと
様子を見ていました。

だから、今回の立候補には驚きです。
これを成長ととるか・・・でも、お姉ちゃんへの軽い嫉妬心と
自分もお父さんに褒めてもらいたい気持ちの表れなら
ごく自然なことなのかもしれません。

楽器に関しては、苦手な部類に入るだろう息子は
これから、最も苦手とする“練習”というものに向き合わねばなりません。
頑張れ、息子よ。