牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

BCD TOFU HOUSE/北倉洞スンドゥブ (新大久保)

2007年06月07日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新大久保からの帰宅の道すがら、小腹がすいたなと思いつつ大久保通り沿いのパチンコ屋の向かいの路地を歌舞伎町の方向に入ったところにハングル濃度が高そうな店があったので入ってみました。

「BCD TOFU HOUSE/北倉洞スンドゥブ」という店で、ロサンゼルスを中心に米国西海岸で成功し、12店舗のチェーンを展開する純豆腐(スンドゥブ)チゲの専門店の、日本進出の1号店のようです。
日本語は表にあるアルバイト募集の貼紙だけ、メニューもあくまでもハングルが主で、日本語のルビがふってあるくらいです。
従業員はもとより、客のほとんどが韓国人のようでした。

店内は比較的広めでモダン、奥にはなぜかシャープの大型液晶テレビがかけられ、韓流時代劇が流されていました。
以前、若松町の「味韓/mikkan」に行った際には、薄型テレビまでSAMSUNG製で、店主の愛国心を感じましたが、あえて母国製を選ばず安くて性能のいいものを選ぶところが、成功する起業家の所以なのでしょうか。

メニューは10種ものスンドゥブチゲがどれも980円。カレースンドゥブを頼もうかと思ったのですが、売り切れとのことなので、店員イチ押しという饅頭スンドゥブチゲを頼みました。饅頭(マンドゥ)とは餃子のことです。

たくさんのパンチャンとともにグツグツと煮えたぎるチゲ鍋が運ばれ、期待が高まります。ご飯は石鍋で硬めに炊いたもので、お椀に盛られた後に石鍋にお茶が注がれました。残ったおこげを楽しむためなのでしょう。
豆腐はとてもやわらかくふるふるとしており、どこか懐かしさのある辛さがとても美味しかったですね。
米国で成功した理由がわかったような気がしました。