虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

もしも…

2013-10-21 08:09:16 | 乗り物
もしも、札幌圏に私鉄があったら、どうなっていたんだろう?

かつて定山渓鉄道(画像)という私鉄が存在したが、廃止になってから40年になるし、どこか今で言うリゾート列車の趣があるから、一般的な私鉄とは異なるだろう。

全く妄想の話ではあるが、札幌圏に私鉄が存在していたら、JR北海道の一連の問題もここまで悲惨な状況ではなかっただろうし、何より多くの市民が選択肢が広がって利便性が高まっていたはず。

札幌圏といっても結構広いが、やはり道内鉄道路線でも収益率の高い千歳線の競合路線は必須だろう。

この路線(JR)の営業係数(※)は120前後なので、現実的には赤字なのだが、いろんな部分を改善すると100前後までいくのではないか?
※営業係数:100円の営業収入を得るのに、どれだけの営業費用を要するかを表す指数。

そして、地下鉄東豊線(福住駅)からの延伸が実現できれば(現実的には無理ですが…)利便性の向上は見込めるはず。
路線は、道内の主要幹線道路である国道36号線に沿った形で、終点の千歳空港まで延びる。
途中の恵庭市はJRと国道(36号)の距離は離れているので、交流人口の観点からも有益だったと思われる。

もし存在すれば、首都圏や近畿圏のように、JRと私鉄が真っ向対決の図式になるが、それは極めて自然な形だし、今回のJR北海道のような馬鹿げた問題も起きなかったはずだ。
加えて、空港連絡バスや自家用車(高速利用を含め)なども、利用する側からすれば選択肢に入ってくるから、自ずと競争の度合いは増し、サービスの向上も見込める。
首都圏の例を見れば一目瞭然。
ただ人口密度が少ないから、今のままでは収益面で厳しいでしょうが…。

また私鉄ならではの沿線開発も盛んになるだろう。
この沿線には、北広島市・恵庭市・千歳市と、将来的にも大きな人口減が予想されていない街が並んでいる。
そして、企業立地も道内の中では比較的多いエリアだ。

企業立地と宅地開発が連動した総合開発も考えられ、それに伴う人口増も期待される。
惜しむらくは、社会が上向きの80年代までに着手するのが理想だったのだが…。

あくまでも、夢物語であり、勝手な妄想ではあるけれど、もし実現したら…。
秋の夜長に、そんなどうでもいいことを考えていたのである。

さぁ仕事しよう!