ここしばらく学校での部活動(とくに運動部)のことが議論されていて、スポーツ庁が音頭を取り、見直しに着手している。
個人的には、改めて総合型地域スポーツクラブの存在を見直してみたら、どうだろうか?と思う。
現状では、全国各地に3500ヶ所ほど(日本体育協会HPより)存在しているが、そのうち90%ほどは厳しい運営を強いられているとされる。
欧米のシステムを基に、かなり前から文部科学省が推進してきたが、正直なところ、至らない部分ばかり(とくにソフト面)が目立ち、なかなか存在感を出せずにいる。
また公共の体育館などとの棲み分けも曖昧だし、利用者のメリットもあまり見出だすことができない。
加えて、各自治体で推進すべき立場の部署が、あまり積極的でないという悲しい現実もある。
でも、各地にあるんだから、有効に生かす方向に考えられないかなぁ。
指導する人はいろんな立場でたくさんいる。ただ使う(運動する)場所には限りがある。また学校の教育としてやる意味も意義も薄れ、問題点も顕著になってきている。
いきなり移行するのは無理なのはわかる。数年かけて移行させる必要があるのではないか?
スポーツと教育を少しずつ切り離すことをしていかないと、世界のトレンドから遅れるばかりか、運動やスポーツに対する意識も高まらないと感じる。
スポーツ庁には、思い切って取り組む姿勢を示してもらいたいし、日本におけるスポーツの在り方を抜本的に考え、実行する時期に来ているのは明らかな気がします。