虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

マナーを弁えて行動しましょう!

2020-08-31 05:25:02 | 社会
デイリースポーツの記事より。

フリーキャスターの伊藤聡子が27日、ブログを更新。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、新幹線で大声でしゃべらない、などの“公共マナー”を守るよう呼びかけた。

この日午前、東京から大阪に新幹線で向かっていた伊藤。
「基本座席に座って移動しているだけなら、感染リスクはほぼないと思っている」ことを説明した上で、「2人組とか3人組のグループの乗客で、ご飯やお酒を飲みながらワイワイ話す人たちがそばにいたりする時」は時々不安になることを明かした。

この日も、新幹線のホームで大声で話していた男性3人グループ(うち2人はマスクなし)が、「なぜか私の前に割り込んだ」という。3人は通路を挟んで隣の席。座席を回してボックス状態にして「ワイワイ話し始めてしまいました」という。

伊藤は「え、えええ?今、そういうこと、します??」と仰天。
すぐ別の席に移動しようとしたが、混雑していて動けず、ほどなく車掌が来て、新型コロナウィルスの感染防止のため、座席の回転はできないこと、「会話はなるべくお控えいただくようにお願いしております」などと説明してくれたという。

伊藤は車掌を追いかけて、席を変えてもらうよう頼み、「快く他の席を探して変えて下さいました」とした。

改めて「コロナに対する意識は本当に人によって違うことを実感」した伊藤。
「心配しすぎだよ~」と思う人がいることにも理解を示した上で、「多くの人は軽症だと言いつつも、やはり…かなり手強いという印象です。ですので、少なくとも公共の人の集まる場所では、いかに細かいことでもマナーを守っていくかが、地道に感染を防ぐことになると思っています。気をつけていきましょうね」と呼びかけている。<了>

心配し過ぎということは無いと思います。
やはり男性3人グループが良くない。そのうち2人はマスクをしてないとは言語道断!
こんな状況下でのマナーがなっていないし、自分たちは関係ないと言わんばかり。
あまりにも配慮が足りなすぎる。
新幹線はれっきとした公共交通なのだから、やはりマナーを弁えないと…。
他の乗客にとっては、迷惑極まりない行為であり、車掌が途中下車をさせてもいいくらいだと思いますね。

私がこのような状況に直面したなら、そのグループに注意を促し、それでも改善しないなら腕力(おそらく蹴りも…)で黙らせるかも。
コロナどころか、新幹線車内で血の海を見ることになるかも。それもまた迷惑行為だね。
だから車掌に言って対処してもらうのが最善ですね。
まぁ車掌さんも大変だろうなぁ。

バカ野郎はあんただよ!

2020-08-30 05:53:28 | 社会
昨日のこと。
朝から気温が上がり、9時過ぎには32℃を超えた。
日中は当たり前のように猛暑日。

そんな中、朝から用事を足しに出かけた。
その帰り(11時頃)、タバコをふかしながら、自転車に乗るオッサンが前からやって来ました。
朝から酔ってるわけじゃないだろうが、狭い歩道をふらつきながら走ってくるではないか。
加えて、いつもの癖なのか、タバコを2本の指(人差し指と中指)で挟みながらプカプカする始末。
なんとも危なっかしいなぁと。

私の横を通りすぎるや否や、おもいっきり転倒。
歩道の縁石に引っかけたらしい。自転車をひん曲げるくらい大胆な転倒。
あまりのアホさ加減に、失礼ながら爆笑しちゃったよ。

すると、そのオッサン、こちらをにらみながら「何だバカ野郎!」と荒井注みたいに言いやがった。
だから「バカ野郎はあんただよ」と言い返してあげた。
さすがに場が持たない(+無様だ)と思ったか、所在なさげに、曲がった自転車を押しながら、痛めた足を引きずり、そそくさと退散していった。

歩きスマホしかり、タバコふかしながらの自転車しかり、危ないからやめなさいよ!

あのオッサン、車道を走るクルマに轢かれたり、転倒した弾みで流血したら、もっと痛快だったのに。
言い過ぎかな?それくらいマヌケでした。

おそらく、あのような人は何度も同じことを繰り返すだろうね。
学習能力があれば、端からあんな不始末なことはしないから。
近々、下らないことで、落命しないのを祈るばかりです。

日本初の公道レース開催へ!

2020-08-29 04:54:54 | スポーツ
WEB CARTOPより。

来る9月20日(日)に、島根県江津市で日本初の公道レースが開催される予定だ。
『A1市街地グランプリGOTSU2020』である。
A1の意味は、Anyone(誰もが)参加できるとの思いが込められている。

過去、神奈川県のみなとみらい地区や、大阪市夢洲地区などへのF1の誘致や、東京・浅草寺でのレッドブルF1のデモンストレーション走行などは行われたが、いまだ公道レースは開催されたことがない。

江津市は、人口2万4000人ほどで、島根県内ではもっとも小さな市といわれる。
消滅可能性都市ともいわれるそうだが、その市街地の公道でレースが開催されるのだ。
新型コロナウィルスの影響で、いくつかの計画変更はあったが、日本初の実現へ向け追い込みに入っている。

それにしても、これまで何度も公道レースの企画が持ち上がりながら実現へこぎつけなかったものが、なぜ、現実になろうとしているのか。

一つは、小さな市であるがゆえに、地元の人々が一致団結して初めてのことに挑戦しようという意思を固められたからであるという。
江津市は、石州瓦の産地として知られるほか、自動車部品メーカーや建設メーカーなどの産業もあり、またクルマ好きも多いという。
そして、まだ誰も成功しえなかったことに挑戦することが、江津市に元気をもたらすことになるとのことだ。

二つ目は、レンタルカートでのレース形態とすることも、安全確保の上で関係者が合意しやすかったという。
誰もが運転できるレンタルカートは、レーシングカートやレーシングカー、あるいはクルマを使ったレースに比べ速度が遅く、危険性が緩和される。
そのうえで、制限速度を時速60kmまでとして、速くなりすぎないことが関係者に安心をもたらした。これを第一歩とする。

今回の開催が成功すれば、次への発展に期待が持てることは言うまでもない。

また、公道レースの開催だけが目的ではなく、クルマ社会がいま転換期にあることを踏まえ、〈まち・ひと・技術・スポーツ〉を融合した新しい概念で、町と人を活性化し、そして技術の発展に寄与する催しにしていくということだ。

これまで、クルマの問題や課題というと、関係者だけでの話になることが多かった。
だが、高齢者による交通事故の増加や、地域での交通の確保、そして大規模災害に通じる環境問題などは、単にクルマを保有する人にとどまらない解決課題となっている。そうした社会変化も、開催を後押ししているようだ。

江津市で公道レースが成功すれば、ほかの地域でも同様の動きが出るきっかけになるかもしれない。
同時に、暮らしに欠かせない〈衣食住+移動〉の確保が、一人ひとりにとって重要であると、新型コロナウィルスで外出しにくくなった時代に再認識されるようにもなっていくだろう。

東京からの移動時間と距離で、全国でもっとも遠い都市といわれる江津市での挑戦が、日本を元気にする大きな一歩になることを期待する。<了>

何もなければ見に行きたいくらい。
でもコロナ禍であちこち出掛けるのは好ましくない状況である。

ニュースなどでも多く取り上げてもらいたい話題である。
こちらは動画などで確認することになるのだろうか?

とにかく9月20日が晴天になり、ベストな状態で開催できることを根っからのレーシング野郎は願っています。
また、このことを機にフォーミュラEなどの日本開催につながればと個人的には期待しています。

あと半年ほどで見納め

2020-08-28 05:48:25 | ビジネス
J‐CASTニュースより。

<日本でも長年にわたり親しまれた貝殻マークのシェルのガソリンスタンドが、国内から姿を消すことになる>

旧昭和シェル石油と2019年4月に経営統合した出光興産は、出光とシェルに分かれている現行のガソリンスタンドのブランドを2021年4月から「apollostation(アポロステーション)」に統一することになった。

出光興産は旧昭和シェルとの経営統合後も正式名称は出光興産で変わらないが、CMなどでは「トレードネーム」として「出光昭和シェル」を名乗っている。

出光はギリシャ・ローマ神話の太陽神「アポロ」をモチーフとする赤いアポロマーク、シェル(Shell)は黄色の貝殻マークのガソリンスタンドで親しまれてきた。このため出光昭和シェルを名乗っても、ユーザーとしては両社が経営統合したという実感は乏しかった。

しかし今回、出光興産は「2019年4月に統合新社が誕生して以来、一連の経営統合プロセスに目処がついた」として、7月にコーポレートブランドを新たなアポロマークと小文字の「idemitsu」に刷新した。

さらに出光興産は既存の出光とシェルの両ブランドのカードの相互乗り入れが可能となるよう手続きを進めている。それが完了する2021年4月から全面的にスタンドをアポロステーションに統一するのだという。

国内でシェルのガソリンスタンドがなくなることは、日本市場で外資系の石油元売りが展開する有名ガソリンスタンドが消滅することを意味する。

<外資系の「復活」は、もはや...>

かつて国内には欧州系のシェルのほか、米国系のエッソ(ESSO)やモービル(Mobil)といった有名ブランドのガソリンスタンドが存在した。

しかし、1999年に本国の米国でエクソンとモービルが合併したことから、日本でもエッソ石油とモービル石油が2002年に合併してエクソンモービル(日本法人)となった。

その後、エクソンモービルグループは東燃ゼネラルグループを経て、2017年にJXTGエネルギー(当時)となり、現在はENEOS(エネオス)ホールディングスとなっている。

1980年代に20社近くあった日本の石油元売りは、1990年代から2000年代にかけて再編が進み、現在はエネオスHD、出光興産、コスモ石油、キグナス石油、太陽石油の5社に集約された。

出光興産は経営統合に当たり、大株主だった英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルから昭和シェル石油の株式を取得している。国内のガソリンスタンドを出光ブランドに統一することで、シェルの看板や商品は名実ともに国内から消えることになる。

国内のガソリンの需要は2004年度の6148万キロリットルをピークに毎年減り続けており、石油元売りも生き残りに必死だ。もはや日本にシェルやモービルなど外資系のガソリンスタンドが復活することはないだろう。<了>

時代の流れとは言え、寂しい感じがします。
シェルといえば、やはり80年代後半から、F1(マクラーレン)のドライバーを起用したCMでのイメージが強烈に残っています。
やはりアイルトン・セナの存在ということになるのでしょう。
数あるCMの中には「セナに会いたい!」という鈴鹿での日本GPのチケットが当たるキャンペーンもやってましたね。

ということは、以前にもお伝えしたハイオクガソリンのバーター問題で、唯一独自路線を敷いていた昭和シェル(V-Power)もバーターの波にさらわれてしまうのか?
そもそも、この問題はどうなったのか?
何となく有耶無耶になっている気がするんだけど…。
日本市場が縮小するからと言って、あまり消費者を蔑ろにしてはいけないと思いますけどね。
今日の本題とは異なりますが、石油連盟のお歴々の皆さん、多くの消費者に向かってしっかりと説明(謝罪)してくださいよ!

少し話が脱線しましたが…まずはシェルのスタンドが見られるのもあと半年ばかり。
見納めしておかないとなぁ。

是非を問うアンケート結果

2020-08-27 06:27:11 | スポーツ
東京商工リサーチのアンケート結果より。

新型コロナウイルス感染拡大で2021年に延期された東京五輪・パラリンピック。
東京都内の新規感染者数が連日200人前後の高水準で推移しているが、東京商工リサーチが実施した国内企業を対象にした東京五輪・パラリンピックの開催のアンケート調査で、「予定通りの開催」の回答が22.5%にとどまった。
「観客席を間引いて開催」(18.4%)、無観客開催(5.3%)を合わせても46.2%と半数に満たなかった。
一方、「中止」と「開催延期」は合計53.6%で、感染収束が見通せないなかでの2021年の開催は、賛否が分かれる結果となった。
※本調査は2020年7月28日から~8月11日にインターネットによるアンケート調査を実施、有効回答1万2857社を集計し、分析した。

<Q1.2021年の東京五輪・パラリンピックの開催で望ましい形は?>
東京五輪・パラリンピック開催で望ましい形として、最も多かったのは「中止」の27.8%(3579社)だった。次いで、「開催延期」が25.8%(3325社)で、「中止」と「開催延期」を合わせると53.6%の企業が2021年開催に否定的な見方を示した。
一方、簡素化案の一つとして検討されている「無観客開催」は5.3%(693社)にとどまった。また、2021年夏開催を「予定通り」は22.5%(2894社)、「観客席を間引いて」は18.4%(2366社)で、何らかの「開催」を望む回答は46.2%だった。
海外からのインバウンド創出や国内の観覧者の移動も見込めず、経済効果も限定的なことから、2021年夏開催の支持は半数に届かなかった。

<Q2.東京五輪・パラリンピックが中止や無観客での実施、延期となった場合、 貴社の経営にどのような影響がありますか?>
東京五輪・パラリンピックが中止、もしくは無観客となった場合の経営への影響を聞いた。
「答えられない」と回答した7566社を除く5291社では、「悪い影響が多い」が85.2%(4509社)だった。
一方、「良い影響が多い」との回答は、14.7%(782社)と2割以下にとどまった。

Q1で「中止」と回答した中にも、Q2で「悪い影響」を選択した企業があり、企業側は“感染拡大のリスク”“業績への影響”と相反する2つの問題で板挟み状態となっているとも言える。

5月25日の緊急事態宣言の解除から2カ月半以上が経過した。
だが、感染者数は依然高止まった状況で、東京五輪・パラリンピックの2021年夏開催への見通しは厳しい状況が続いている。

「中止」と「開催延期」を合わせると、半数以上の企業が来夏開催に否定的な回答を示した。
また、「中止」または「無観客での開催」となった場合、8割以上の企業が、自社の経営に「悪い影響がある」と回答した。
企業は、社員や関係者の感染防止への意識から、来夏の開催に強い懸念を示す一方で、開催中止となった場合の国内経済への影響に対する不安も色濃く出た結果となった。

東京開催の誘致活動が開始された当初、国内経済への波及効果も強く喧伝され、企業活動に好影響があると期待された。
東京都の試算では、大会開催に直接的に関わる需要は東京都だけで約2兆円と推計し、そのうち、大会参加者・観戦者支出と家計消費支出を盛り込んだ経済的効果は5690億円を見込んでいた。 
中止または無観客となると、こうした努力と期待が水泡に帰す可能性もある。
一方で、開催形式によっては、開催時だけでなく、開催後への経済損失が企業活動に“負の影響”を生じる恐れもある。
東京五輪・パラリンピックは、開催か中止のどちらの結果でも、企業活動へのケアは欠かせない。<了>

妥当なアンケート結果じゃないだろうか。
経済効果など副次的なものを得られる部分に於いて、五輪は開催してほしいけど、今の状況ではそれどころじゃない。
事実、五輪開催より優先すべきことがあるのは明らか。
もし開催しても、諸外国の選手団が日本(東京)へ来るのかは懐疑的にならざるを得ない。それなら開催は到底無理な話しだ。

東京都や政府、組織委員会などはしきりに開催云々と言っているが、現実的には厳しいと思っているはず。
世界陸連のコー会長も、来年の開催はかなり難しいと暗に認めたようなコメントを発している。
選手たちからも「無事に来夏開催されれば頑張りたいけど…」とトーンが下がり気味のものが目立つようになった。

コロナ騒動がなくても、この猛暑の環境下での開催には無理がある。
屋外の競技、それも日中ならプレイ以前に干上がってしまうぞ!

今回の件を踏まえ、再度オリンピック(ビジネス)のあり方を考え直し、世界の実勢に即した大会運営を志してほしいものです。
カネの亡者であるIOCには無理なのかもしれないけど…。

今や高級魚へ

2020-08-26 06:42:43 | グルメ
8月もあと数日。
暦の上ではすでに秋ですが、残暑が厳しい関東地方です。
しかし、あちこちでトンボが飛んでおり、やはり季節は秋に差し掛かっていることをうかがわせます。

今日は秋の味覚の話題。
まずは北海道新聞の記事より。

道東沖サンマ漁の主力となる棒受け網漁で中型船(20トン以上100トン未満)4隻が初水揚げしたサンマ約900キロが24日朝、釧路管内厚岸町の厚岸市場で競りに掛けられた。
1キロ当たりの高値は前年の初水揚げ時の4.7倍となる1万1880円の値がついた。水揚げ量が前年のわずか2%程度だったことから「この時期としては異常な高値」(同市場)となった。

23日午後から24日早朝にかけて中型船4隻が発泡スチロールの箱に詰めたサンマを厚岸漁港に水揚げし、24日午前8時半ごろから競りが行われた。
競り落とされたサンマは道内外の卸売市場や小売店に出荷される。

同市場の稲垣敏晃参与は「どうしても初物が食べたいという方はいる。去年より水揚げが少なかったので、これだけの価格がついたのではないか」と話した。<了>

海水温の上昇の影響なのか、もしくは乱獲の影響なのか?
もしかしたら、両方かもしれないが、近年「サンマ」は知らず知らずのうちに『高級魚』に昇格したようだ。
かつては庶民の魚として、また秋の味覚として親しまれてきたが、まさかウナギより高価になるとは思ってなかった。

ウナギといえば、今年はやたらと安かったので、久しぶりに食べました。
それも複数回。あまりにしばらくぶりだったので、ウナギの味わいや食感を忘れていました。
でも少しずつ思い出しました。やはり美味かった!

その代わり、サンマを口にする機会は減ってしまうのかもしれませんね。
時代の変化で、ここまで変わるとは…。

歴史的快挙、再び!

2020-08-25 05:47:37 | スポーツ
オートスポーツWEBより。

8月23日に決勝レースを迎えた第104回インディアナポリス500マイルレース。
予選3番手フロントロウからスタートした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、終盤トップに浮上すると、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)の猛追を抑え、日本人として初めてインディ500で優勝した2017年に続く、2度目のインディ500制覇を成し遂げた。

無観客の中、ドライバー紹介などインディ500恒例のレースセレモニーが行われ、インディアナポリス・モータースピードウェイのオーナーとなったロジャー・ペンスキーがスタートコマンドを担当。そして14時30分過ぎ、グリーンフラッグが振られ104回目のスタートを迎える。

ポールポジションのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ)は、ポジションを落とし3番手となり、スコット・ディクソンがレースをリード。佐藤琢磨が2番手で続いていく。

4周目、アンドレッティを交わしたライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が琢磨を交わし2番手に浮上する。その2周後、ジェームズ・デイビソン(デイル・コイン)の右フロントタイヤが燃えて最初のイエローコーションとなる。

レースは13周目にリスタートを迎えるも、25周目にマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ)がウォールにヒット。再びフルコースイエローとなり、ピットレーンがオープンされると最初のピットインへ各車は向かう。2番手のハンター-レイはポジションを落とし、ステイアウトしたオリバー・アスキュー(アロウ・マクラーレンSP)を先頭に32周目にレースは再開。

ステイアウト組がピット作業に向かい、48周目に再びディクソンがトップに浮上。アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)、ハンター-レイ、琢磨の順でレースは進み、琢磨は59周目にハンター-レイを交わし4番手へポジションアップ。2回目のピットインを迎える。

上位を争っていたルーキーのヴィーケイは、ピット作業で止まり切れずクルーに当たってしまいペナルティで後退。ディクソンはステイアウト組よりも前でピットアウトし、2番手に10秒差をつけてレースをリード。85周目にはダルトン・ケレット(AJフォイト)が単独クラッシュで3回目のイエローに。ここでトップのディクソンをはじめ各車が3度目のピット作業へ。琢磨もディクソンの後ろをしっかりとキープする。

93周目にリスタートとなるも、後方でコナー・デイリー(エド・カーペンター・レーシング)とオリバー・アスキュー(アロウ・マクラーレンSP)がクラッシュ。再びイエローコーション。レース再開はハーフウェイを過ぎた101周目、2番手の琢磨はロッシに交わされ後退し、さらに、パトリシオ・オワード(アロウ・マクラーレンSP)にも交わされてしまう。

ロッシは勢いに乗り、103周目にディクソンを交わしトップを奪う。しかし、ディクソンもすぐに抜き返し、トップをお互いに奪い合いながらレースをリード。琢磨も115周目にオワードを交わし、前を走る2台を追いかける。

122周目に再びイエローフラッグが振られる。9番手を走行していたアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウ)がウォールにヒット。期待のルーキーはここでリタイアとなってしまった。

各車このタイミングで4度目のピット作業へ。ディクソンがトップをキープし、オワードは素早い作業でポジションをアップ。琢磨は、ピットレーンでロッシにヒット。このアクシデントでロッシはペナルティが科され後退する。

132周目にレースは再開。グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がオワード、琢磨を交わし3番手に浮上。ディクソンは2番手を引き離し再び4秒差に。琢磨は142周目にレイホールを交わし2番手となりディクソンを追いかける。

144周目に後方に落ちてしまったロッシが単独クラッシュ。6度目のイエローコーションとなり、残り46周目でリスタートとなる。そして158周目、琢磨がディクソンを捉えトップに浮上する。

琢磨は、168周を走行して最後のピット作業へ。クルーたちも素早い作業で送り出す。翌周、ディクソンとレイホールががピットイン。ディクソンは琢磨の前でコースに復帰する。

173周目、琢磨がホームストレートでディクソンを交わし実質トップに。レイホールもジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)を交わし実質3番手に。ディクソンvs琢磨、レイホールのレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの展開で、レースはクライマックスへ。

残り15周、全車がタイヤ交換を終え、再びトップに立った琢磨。その後ろにディクソンが迫る。残り10周となり、琢磨の前に周回遅れのマシンが立ちはだかる。しっかりと周回遅れをクリアした琢磨。残り5周となったところでスペンサー・ピゴット(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がピットレーン入り口に単独クラッシュ。

レースはイエローコーションのままチェッカーフラッグを迎え、佐藤琢磨が日本人として初めてインディ500を制覇した2017年以来となる、2度目のインディ500制覇を成し遂げた。<了>

まずは2度目の制覇、おめでとうございます!
日本人がインディ500で2度も優勝するとは…。
3年前の栄冠だけでも凄いことなのに、3年後に2度目もやってのけるとは。
適当な誉め言葉が見つからないほどのスゴイことを成し遂げた。

3年前は途中で後方に落ち、そこから着実に順位を上げてのドラマチックな優勝。
今回は常に上位グループにいて、勝負どころを見逃さず、終盤の激戦を制した。
同じインディ500制覇でも、勝ち方は異なり、所属チームも違う。
ドライバーの経験もあるが、チームの総合力(※)も見逃せない。
(※)チームとしては、このレースは1-3フィニッシュでした。

これの結果は「国民栄誉賞」に値するでしょう。
こんなことを成し遂げる日本人は、この先も(おそらく)出てこないんじゃないかなぁ。
それくらい琢磨はとんでもないことをしたのだ。

アメリカン・モータースポーツが、日本では超マイナーなだけに話題になることはほとんどないけど、この話題くらいは積極的に取り上げてほしい!
それくらいの快挙ですよ!!
とにかく、感動をありがとう!

3年前の優勝を伝える報道(オートスポーツWEBより)
【詳報】史上最激戦のインディ500を琢磨が勝利。日本人初の歴史的快挙を達成
 https://www.as-web.jp/overseas/126840?all

高等教育の岐路?

2020-08-24 05:53:03 | 社会
共同通信より。

立命館大の学部生の2.3%が退学を本格的に考えているとのアンケート結果を、立命館大学新聞が19日、発表した。

「どうするか考えている」は7.5%で、退学を視野に入れている学生は計9.8%に上った。
休学を視野に考えていると答えた学生は計25.6%いた。

新型コロナウイルスの影響で、対面授業や課外活動が制限された上、学費への不満や経済的な不安が大きいことが背景にあるとみられる。

調査は8月5~18日、学生新聞のホームページなどに設けた集計フォームで実施。
対象は全学部生約3万2千人で、学生証番号を検証した上で1414件の有効回答があった。<了>

これは立命館大だけの話ではないだろう。
状況はそれぞれ異なるとしても、背景にある問題は似たり寄ったりではなかろうか。

小中高校は休校機関があったものの、その後どうにか再開されている。
しかしながら、多くの大学はオンライン等にシフトし、対面での授業が再開されてないところも多いと聞く。

これも国が何らかの手当なり、対策を講じるしかないのではないだろうか?
もう元手もないかな?そんなことを言ってる場合じゃないんだけどね。

高等教育も今回のコロナ禍で大きく様変わりするのかもしれない。
そうなると地方の中小大学の経営破綻とか、別の大学(学校法人)との合併という話も出てきそうだ。
それはそれで大きな問題を生み出しそうです。

クルマの価格と日本人の所得

2020-08-23 05:06:00 | 社会
スバルの「レヴォーグ」の新型(2代目)が、8月20日より先行予約スタートとなりました。
合わせて新型レヴォーグの詳細情報も解禁となり、ネット(記事、動画、SNS等)でも話題となっています。

スバルを代表する車種であった「レガシィ ツーリングワゴン」の後継モデルとして、初代レヴォーグが2014年にデビューし、6年が経過。
昨年の東京モーターショーで、2代目のプロトタイプがお披露目され、私も会場で見てきましたが、結構切れ味鋭い雰囲気を醸していました。
個人的には、ちょっと飽きが来るんじゃないかなぁと思っていますが…。
そのプロトから大きく変わることなく、2代目の生産車へと進化し、この秋に登場(販売開始)となります。

詳細はネット記事等でご覧いただきたいのですが、最も標準的なグレードで諸々入れると、乗り出し価格が350万円は下らない模様です。
日本のクルマの価格はここ20年、うなぎ登りしている気がします。
20年前の「レガシィ ツーリングワゴン」の中間グレードならば、諸々入れて300万円弱だったと記憶しています。
この20年で、諸経費込みの価格が15~20%アップという計算に。

対して、日本人の収入(所得)はこの20年、ほぼ横ばい。
厳密に言えば、微減という状況にあります。
そこに今春からのコロナ禍で、先行き不透明の状況に突入しています。
失業者も増え、非正規労働者は大変な状況にあるとのこと。
この状況は(残念ながら)しばらく続きそうです。

さて、日本車の価格は高いのか?
もしくは日本人の所得が低いのか?

おそらく両方言えると思いますね。
とくに後者は先進国(日本を先進国と称するのが適切かどうかは置いておくとして…)の中では最低の水準。
他のほとんどの国は右肩上がりなのに対し、我が国は…。

自動車は年々品質の向上や安全性の担保など、平成初期のクルマとは全く異なるといっても良いくらい大きく様変わりしました。
自動ブレーキや追従機能などは子どものころに図鑑で見た「未来のクルマ」のようでもあります。
そして、内燃機関から電動化へシフトしています。
なので開発コストはもちろん、世界的な原材料の高騰などにより、販売価格がどうしても上がってしまうのでしょう。

しかし、そのことにより、庶民(日本人の大多数)にはクルマは縁遠い存在になりつつあります。
事実、国内(新車)販売の45%が軽自動車という極端な傾向に。
そして、そのことがメーカーの利益を圧迫しているというジレンマも。ホンダ(の国内販売部門)はその最たる例と言えるでしょう。
なので、市場見込みのある海外へ活路を見出すというのが、近年の各自動車メーカーの販売戦略です。

首都圏と沖縄を除き、人口減少状態に突入している日本。
今後もその状況が改善される可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
そして、昨今のコロナ禍によるリモートやオンライン業務の普及によって労働収益性(生産性)が幾分改善されるとの予測もありますが、全体的な傾向としては大きく変わらないのではないかと思っています。

あくまでも一つの尺度ではありますが、かつてのバランスとは違うところにシフトし、それに対応しないと生き残っていけないので、メーカーは販路を別なところに見出すという現実。

冒頭の新型レヴォーグもほぼ確実にいいクルマなんだと思います。
しかしながら、それは庶民には遠い存在にあることを自動車メーカーがどれだけ理解し、ジャーナリストたちもそこを踏まえて評論しているのか、少し懐疑的でもあります。

貧乏人の僻みなのかなぁ。
それなら私自身の問題になりますが、おそらくそういうことではないかと…。

白⇒黒

2020-08-22 06:01:20 | スポーツ
19日の話題の反対の話し。

AFP=時事の記事より。

フォーミュラワン(F1=F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスは、政治的メッセージとしてチームが変更した黒いレーシングスーツが、灼熱の暑さとなったスペインGPでドライバーとしての体力を奪ったと不満を訴えた。

今季メルセデスは「人種差別の撲滅」を掲げ、マシンとレーシングスーツのカラーリングをこれまでのシルバーから変更して黒に統一した。
前週末の今季第5戦スペインGPは路面温度が50度にも上り、ボッタスはレース中にチームへの無線で「この黒いスーツは…ホットだ」と皮肉交じりに訴えていた。

ボッタスが汗まみれになっていた一方で、チームメートのルイス・ハミルトンは終始冷静なレースを展開し、キャリア88勝目を記録した。

自身初の世界タイトル獲得を目指しているボッタスは、スタートに出遅れながらもすさまじい追い上げを見せたが、通算6度の年間優勝を誇るハミルトンと、2位に入ったレッドブルのマックス・フェルスタッペンに追い付くことはできなかった。

レースでは3位に入ったボッタスだったが、その奮闘に加えて気温と黒のレーシングスーツで体力が失われたと訴え、「確かなことは、僕らがレーシングスーツの色を変えたこと、そして特に直射日光下では、黒がより熱を吸収するのは知られているということだ」「実際の数字や要因、あるいは黒と白と比べたときの温度の違いが、どれくらいになるのかは分からないけれど、今年はマシンの中が本当に暑い」と口を開いた。

さらに、新しい規定でドライバーが着用するアンダーウエアの厚みが増したことにも不満をあらわにし、「それに、今年はレーシングスーツに関する新たな規定が承認されて、スーツとアンダーウエアが厚くなっている。それがどれほど影響を及ぼしているのか分からないけれど、とにかく暑かった」と語った。

「レースでは体重が3キロ減ったよ。それはかなりの量だ」
「だから、すでにパフォーマンスに影響が出始めている。そのことは、ドライバー全員の様子から分かっている。自分は最も元気な一人だから適応できているけれど、決して快適ではないし、常に改良の余地はある」

「マシンの中は本当に暑いし、今年は最初からずっと暑さが増していると感じている」<了>

レーシングマシンは遮熱対策もしっかりされてはいるが、やはり「銀」より「黒」の方が暑さは感じるだろう。
ましてレーシングスーツは(少ししか露出はしてないけど)もろに直射日光を受ける。だから暑いのは容易に想像できる。
ただ、チームメイトのハミルトンが同じ環境で着実に結果を残しているので、愚痴にしか聞こえないのも事実。

どうしても(安定した速さと強さが光る)チームメイトに対し、劣勢に立たされて気持ちの部分に焦りがあるのと、レッドブルのフェルスタッペンにも獲得ポイントで上回られて、文句を言わないとやってられない気分なのだろう。
彼はフィンランド出身なので、もしかしたら暑さは苦手なのかもしれないなぁ。

近年のレース界で、ブラックカラーのマシンがチャンピオンを獲得したのは記憶がない。
スポンサーカラーだったりするから、どうしようもなかったりするのだが、やはり熱対策などで不利な点があるのかもしれない。

加えて今季の開催地域であるヨーロッパも他の地域と同じく、例年以上の暑さの夏みたいですから。
暑い夏時期くらい、昨年の白い(シルバーの)レーシングスーツでもいいじゃないかと思うのですが…。スポンサーがNGって言うのかなぁ?

とはいえ、今季のメルセデスAMGは、過去の「ジンクス」を脱し、黒いマシンでチャンピオンを獲得するだろう。
ボッタスもその一員として恥じない結果を得られるように、より一層頑張らなきゃ。