虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

この世はインチキだらけ?

2020-06-30 04:52:22 | 社会
毎日新聞より。

石油元売り5社がオリジナルブランドで販売し、業界団体も「各社が独自技術で開発した」と説明していたハイオクガソリンが、スタンドに出荷する前段階で他社製と混合されていることが毎日新聞の取材で判明した。
物流コスト削減を目的に貯蔵タンクを他社と共同利用するようになったためだが、各社は公表していない。
複数の関係者は「混合出荷」は約20年前から各地で行われていると証言する。
高級ガソリンのハイオクは各社の独自製品と認識して購入する消費者も多く、情報開示のあり方が問われそうだ。

元売り業界は再編が進み現在はENEOS(25日にJXTGエネルギーから社名変更)、出光昭和シェル、コスモ石油の大手3社とキグナス石油、太陽石油の5社体制。
ハイオクに独自のブランドを付けて商標使用契約を結んだ系列スタンドに出荷し、太陽を除く4社はホームページで燃費などの性能を宣伝している。
各社は取材に混合出荷を認めたが、こうした流通形態を取る地域や開始時期は「他社との契約に関わる」として回答しなかった。

レギュラーガソリンについて各社は公正取引委員会の調査に、物流の効率化のため、タンクの共同利用や、自社の製油所やタンクがない地域で他社のガソリンを買い取って自社製として販売するバーター取引をしていると説明してきた。

この流通形態は1996年の石油輸入の完全自由化をきっかけに加速したが、ハイオクは独自の供給体制を維持しているとされてきた。
大手3社の社長らが会長と副会長に就く「石油連盟」も今年6月に削除するまで、ホームページで公開する消費者向けパンフレットに「ハイオクなど各社が独自技術で開発した高品質製品は独自ルートで供給されている」と記載。
ほとんどのスタンドは混合出荷やバーター取引を知らずに販売し、資源エネルギー庁も取材に「独自製品と認識している」と答えていた。

しかし毎日新聞は、ENEOSが2月に東大阪市のスタンドに回答した文書を入手。
そこには「コスモと同一のタンクを利用している」と記されていた。
さらに、ENEOSとコスモが出資する「東西オイルターミナル」(全国23カ所)の東北や関西、九州地方の関係者は「約20年前から、2社は同じタンクから出荷している」などと証言。
別の会社が運営する新潟県上越市のタンク関係者も「99年から旧出光(現・出光昭和シェル)とコスモのタンクは同じ」と話した。

タンクの共同利用やバーター取引による出荷について大手3社は「自社規格を満たすことを確認し自社製品として販売している」、キグナスと太陽は「国の品質基準を満たしている」と回答し、いずれも問題はないとしている。
出光昭和シェルは「Shell V-Power」のブランドで販売するハイオクについて「他社製と混合していない」と答えた。
キグナスは製油所を持たず、主にコスモから仕入れていると回答した。

一方、石油連盟はハイオクに関するパンフレットの記述削除について「取材を受け、誤解を招く記載であることが判明したため」としている。

◇経済産業省の総合資源エネルギー調査会で専門委員を務めた小嶌正稔・桃山学院大教授(石油流通産業史)の話
元売り各社はハイオクは他社との差別化商品だと言い続けてきたので、混合出荷やバーター取引をしていたことは驚きだ。
誤った情報を消費者に与えることは許されない。独自の供給体制を取れないならば、独自製品であるかのように宣伝すべきではない。

◇ハイオクガソリン
異常燃焼の起こりにくさを示すオクタン価が高いガソリンのことで、プレミアムガソリンとも呼ばれる。
日本産業規格(JIS)はレギュラーのオクタン価は89以上、ハイオクは96以上と規定する。
エンジンに汚れを付きにくくする効果などがある添加剤を加えている。
店頭価格はレギュラーより1リットル当たり約10円高く、各社間の価格差はほとんどない。
スポーツカーや外車など高排気量の車はハイオク指定が多く、国内ガソリン販売量の約9%がハイオクとされる。<了>

ある意味、衝撃的なニュースだったが、その反面「やっぱりなぁ」と思ったのも事実。
記事にもあるように、レギュラーガソリンのバーターは事情に詳しい人には知られていたので、もしかしたらハイオクも?と考えられた。その予測が当たった訳だ。
ただ各社がハイオクを差別化商品として位置付けていたので、ここまでしているとは…。もう何でもありなんですね。
そうしなければ、企業(この場合、元売り各社)も利益確保や採算性で問題が出るということなのだろうが、決して許されることではない。

そんな最中、ハイオクガソリン関連で次なる問題が報じられた。
それは明日。

オンライン型への対応

2020-06-29 05:13:06 | ビジネス
中国新聞デジタルより。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、トレーニングジムが変化している。個室で一人っきりで鍛えたり、オンラインでトレーナーとつながり画面越しに指導を受けたり。感染予防のため、人と会わずに運動できるスタイルが注目を集めている。

▽「外出し感染怖い」自宅で画面越し

バーベルやダンベル、バランスボール、ストレッチポールなどが並ぶ8畳ほどの個室は、冷暖房と空気清浄機もそろう。名前は「ハコジム」。会員はネットで24時間いつでも好きなときに予約でき、この場所と道具を自由に使い、たった1人でトレーニングに励む。

6月に使い始めた広島市安芸区の看護師芹口直美さんは「密にならず、不特定多数の人と交わらないので安心。個室は、人の目も気にならず思い切り体を動かせます」とほほ笑む。

ハコジムは2017年夏にオープンし、広島市内で6店舗、計22室を運営。コロナで多くのジムが客を減らす中、感染予防のため新たな入会者も相次ぎ、約500人の会員数を維持した。

ただ個室だけに、誰もいないのでどんな運動をすれば効果的なのか分からなくて不安という声もある。永田秀晶社長は「その人の目的に合ったトレーニングメニューをどう提供していくか、進化中」と話す。有料でトレーナーを付けられるほか、完全な1人運動を希望する人に向けては、数パターンの筋トレ方法を動画で流してまねてもらう試みも近く始める。

密を避けるため、この春から急速に広がったもう一つのスタイルが、オンラインによる自宅でのパーソナルトレーニングだ。

広島市中区のパーソナルトレーニングジム「くびれ美人」は、3月初めに導入した。もともと個室でのマンツーマンだが、「外出して感染するのが怖い」という医療関係や高齢の客からの声を受けて始めた。

外出自粛が解除された今も、十数人がオンラインでのトレーニングを続ける。東広島市内の女性は、3月下旬からオンラインに切り替え、1カ月半ほど活用。今はジムに通うが、悪天候の日や仕事が忙しい時はオンラインにする。

パソコンの画面では、女性と畑紀寿代表の互いの姿を確認できる。畑代表が女性の動きを見ながら、「腕を伸ばして」「もう少し足を上げて」ときめ細かく助言。約60分のメニューを終えた女性は「要点を押さえて指導してくれ、結構利きます」と汗をぬぐう。「片道1時間の移動が省けるのも魅力です」と喜ぶ。

オンラインでは、手で筋肉に触って分かる張りなどをトレーナーがつかみづらい難点もある。畑代表は「月に1度は体の状態をジムでチェックすると、オンライントレーニングが効果的にできます」とアドバイスした。<了>

同業者ゆえ注目した記事です。
オンラインは導入したいと思っているが、やはり本来のマンツーマンとは違うのは明らか。

とくに、うちの運動指導は子ども~中高生をメイン(対象)にした出張型指導なので、どこまで需要があるのか?読み切れていないのもある。
運動は文字通り、動きのあるものだけに、どれだけ動きを判断して、適切なアドバイスができるか?幾分、懐疑的な自分もいます。
それも踏まえて、オンライン型を志向しなくてはならないんだろうが…。

対して、ダイエット支援やメンタル系はオンラインでも充分に対応できると思っており、5月の試験運用後、少しずつ取り組んでいます。
でも対面型に比べると、行き届かない感じがあるのも事実。
慣れの問題なのかもしれないけど…。

模索する日々が続きます。

寝耳に水

2020-06-28 04:50:22 | 社会
西村康稔経済再生担当相が「新型コロナウイルス対策の専門家会議」を廃止して「新型インフルエンザ等対策閣僚会議」の下に新型コロナ対応に特化した新たな分科会に格下げすると発表。

廃止される専門家会議のメンバー(感染症の専門家たち)は廃止されることすら知らされず、日本特派員協会で会見している最中に廃止されるのを知ったという。
これぞ「寝耳に水」ってことだね。
このような失礼な仕打ちをする政府ってどうよ?

おそらく専門家会議が政府の意向に沿わないため、煙たくなり廃止し、政府主導のイエスマンによる分科会を作るということだろう。
日本特派員協会での会見でも、政府にとって都合の良くないことは削除するように指図されたそうだから、専門家会議としても辟易していた部分は多かったようだ。
それでもこのような仕打ちを受けるとは思ってなかったんだろう。
廃止されて、専門家たちがいろんな裏話を明らかにして反撃するだろう。
徹底的にやるべきだし、いかに歪んだ政権であるかを、国民に明示すべきだ。

とにかく馬鹿が過ぎる政府(閣僚、官僚)であり、自分たちの意に反するものは徹底的に排除するクソ組織である。

西村大臣は「幅広い観点から意見をいただきたい」と偉そうに言っているが、政府の意に沿ったイエスマンを集めるのだろうから、幅広い意見なんか集まるわけはない。

「令和版、大本営発表」といってもいいくらいひどい話だ。
歴史から学ぶことをしない人間に権力を与えるとロクなことにならないのは、過去の史実において証明されているのだから。

(こんなことばかり言いたくないが)どこまで腐りきった政権なのだろうか?
こんな連中は即刻排除しないと国家の破滅を目の当たりにすることになるぞ!

名ばかりの法治国家に落ちぶれた

2020-06-27 06:00:01 | 社会
朝日新聞デジタルより。

公設秘書が選挙区内の有権者に香典を渡していたとして、公職選挙法違反の疑いで告発されていた前経済産業相の菅原一秀衆院議員=自民、東京9区=について、東京地検特捜部は25日、不起訴処分にしたと発表した。起訴猶予とみられる。

菅原氏は昨年10月、公設秘書が選挙区内であった支援者の通夜に参列し、香典を渡していたと週刊誌に報じられ、経産相を辞任した。
公選法は、議員本人が選挙区内で金品を贈ることを禁じている。
香典は議員本人が直接渡す場合は例外的に認められているが、秘書が持参する行為は違法とされている。<了>

いつからこの国は、権力者に対して必要以上に甘くなってしまったのか?
本件は証拠写真まであるのに不起訴とは…。理解に苦しむ。
一部には、本人が謝罪したから(大臣を辞任したから)無罪放免にしたとの話もある。
そんなこと、一般人には通用しないぞ!
そして、議員を辞することなく政治家を続けられるって、彼らには良心はないのか?
何とも理不尽極まりない。

近年はこんなことのオンパレードだ!
由々しいこと、この上ないばかりか、国民を愚弄するにも程がある。
こんな馬鹿馬鹿しい連中にこの国を託するわけにはいかない。
即刻、この世から追放せねばならない!
とにかく腹立たしい限りだ。

歴史の終わり

2020-06-26 04:39:00 | 乗り物
長らくスバルのスポーツセダンとして人気を博してきた「レガシィB4」が22日に受注受付を終了した。

1989年登場のレガシィシリーズのなかで、セダンモデルは発売当初から設定されており、98年登場の3代目の途中から「B4」の名が与えられることになった。
それまでのレガシィ=ステーションワゴンの図式を変えるべく登場した意欲作だった。

しかし、2000年代になってから国内市場におけるセダン人気の低迷、そして北米市場を重視した大型化(肥大化)などの原因が重なり、ついにレガシィはワゴンボディの「アウトバック」を残すのみとなり、先に終売となったツーリングワゴン、そして今回のB4(セダン)終売で、その歴史に終止符を打つことになった。

個人的には、3代目(BE型)が好きですね。
レガシィ登場とともに世に出てきたEJ20エンジンは排気干渉のあるボクサーサウンド(ドコドコ排気音)も「らしさ」があったし、4WDに特化したモデル構成もスバルならではのものがあった。
実家のクルマは99年型のB4で、20年以上経った今でも現役である。
少し癖のあるエンジン特性だが、5MT仕様なので、その特性のおいしいところをシフトしながら走らせると、今でも充分にポテンシャルは高い。
20年も前のものとは思えない痛快(!)な走りをしてくれる。
足回りも凝った作りをしていて、一部のモデルに搭載されたドイツ・ビルシュタイン製のダンパーの味わいは絶品です。

その後、2003年に登場した4代目(BL型)はほとんどの部分を一新。
大きく洗練され、クルマとしての完成度を高めた。
時代の要請を踏まえてか、3ナンバーサイズに拡幅し、内外装も垢抜けたモデルとして名高い。
だが、エンジンは(効率の良い)等長等爆排気のスムーズな特性に改められ、ボクサーサウンドもほとんど聞こえなくなり、軽快にヒュンヒュンと回るものに変わった。
これは知人が所有していたが、これはこれでとても良いクルマだったが、スバルらしさが薄れたのは否めなかった。
このような、一般的にはどうでもいい部分なのだが、そこにこだわるスバルファン(スバリストと総称される)ならではの見解なのだろうか?

5代目以降は実質的な親会社であるトヨタ自動車の意向などもあり、北米市場を意識した大型化(肥大化)され、レガシィ伝統の良さ(長所)は徐々に失われていった(5代目以降のオーナーの皆さんには申し訳ないですが…)

時代の流れといえばそれまでだが、スバル(富士重工)の一時代を築いた名車が、このようにひっそりと終えていくのは寂しさを覚えます。
自動車を取り巻く環境が激変している状況だから、仕方がないんだけど…。
それだけに歴代のレガシィユーザー(ツーリングワゴン/B4)は、今のマイカーを大事に乗ってほしいなぁ。

270mの高さから

2020-06-25 04:57:45 | 文化
6月某日。
この日はちょっとした用事が都内であり、その後はフリー。
都内をブラブラしていた。
その終わりに赴いたのは六本木ヒルズ。

今、話題(?)の多目的トイレへ来たのではない。
この高層ビルの上にある展望台(東京シティビュー)が目的である。
今までここへ来たいとは思っていたが、なかなか来られなかった。

6月6日より営業を再開。
しかしながら、事前予約制(前売りチケット制)のため、天気の様子などを確認しながら予約しなくてはならない。
雨や風の状況を踏まえて予約する必要があります。
この日は天気も良く、暑い日だったので、高さ270mの場所から東京の眺望を楽しむには最高のコンディション。

17時半に入館する予約を事前にwebで済ましていた。
日の入りは19時少し前(夏至前なので日没時間は遅い)。
まずは屋内展望台からの眺望を楽しみ、日没30分くらい前に屋上スカイデッキに上がる予定。

コロナの影響もあり、お客さんは少なく、快適に楽しめます。
場所が都心であるため、眼前には圧巻の景色が飛び込んできます。
スカイツリーの圧倒的な高さ(展望デッキ350m、展望回廊450m)も魅力的ですが、大都会ゆえの迫力や他の建物との近接感はこちらの方が勝っています。

先ほども言いましたが、この日は真夏を思わせる暑い日でしたが、さすがに270mの高さだと風も強く、気温も明らかに低い。
おそらく3~4℃は違うのかなぁ?
人によって(日没後)は、肌寒く感じるかも。

時間帯からして、周囲はカップルばかりかと予想していましたが、そんなことはなく、1人でふらっと来た人、友達連れなどもいましたね。
もちろん写真や動画の撮影が目的の方も相当数、確認できました。
コロナの影響で、さすがに外国人の姿はほとんどなかった(2名のみ。在住者か?)

やはり高い場所からの眺望は最高ですね。とくに東京は…。
今度は渋谷スクランブルスクエアの屋上の「渋谷スカイ」だなぁ。

それにしても、規制緩和の流れで、東京も高層建築物がかなり増えましたね。
高さ100m以上の高層建築物が300棟以上、存在しているそうだ。
これからもっと増えていくだろうから、定期的な観測(定点観測)も面白いでしょうね。

よもやの珍事!

2020-06-24 05:58:46 | スポーツ
プロ野球が約3か月遅れで、19日に開幕した。
もちろん無観客での試合。
それゆえの「珍事」が起きた。

以下、スポニチアネックス(6/21の試合)より。

ヤクルトvs.中日戦が行われた神宮球場で無観客試合ならではの「珍事」が起こった。
8回終了後、中日・与田監督と審判が話し、その後、審判がヤクルト・高津監督とバックネット裏の実況席付近を見ながら話し込む場面があった。
高津監督は「実況の声が聞こえてきて、“(捕手が内角など)コースに寄った”とか、そういう声が聞こえたと言われた」と明かし、与田監督は「選手から審判に伝えてほしいという要望があったので」と説明した。

同球場の実況席はガラス窓などの仕切りがないため、外に声が漏れる。
通常であれば、観客の声などにかき消されてベンチや打席まで声が届くことはない。
球団関係者は「想定外。まさかです」と驚きの表情。
新型コロナウイルス感染防止の観点から当面は無観客での開催が続くため、報告を受けたセ・リーグは球場の状況確認と是正を各球団に求めていく方針。
神宮球場は阪神戦が行われる23日にも実況席前面に透過性の高いシートが張られる予定だ。<了>

無観客ゆえに生じた珍事である。
とくにラジオ中継の場合、テレビ中継と違って、実況も解説も映像がない分、細かく説明し、どうしても大きな声になりがちだから、静まり返ったスタジアムではその声が聞こえる場合もあるだろう。
さすがに、そこまでは想定してないよなぁ。

この事例は他のスポーツなどにもあり得ること。
いい学習をしたと考えるべき。
それだけ特殊な状況下での再開ということです。
今後もいろんなことが起きそうですね。

カムバックを待っている!

2020-06-23 04:16:25 | スポーツ
Responseの記事より。

元F1ドライバーにして、北米トップレースの元王者、そして有力パラリンピアンでもある「不屈の闘士」アレックス・ザナルディが、19日に起きた“交通事故”で深刻な状態に置かれているという。F1公式サイト等が報じている。

今回の事故が彼の母国イタリアで起きたのは6月19日で、F1公式サイトには日本時間20日未明に速報が掲載された。
別の報道によれば、当時ザナルディはハンドサイクルのレース中だったと伝えられるので、交通事故という表現が妥当かどうかは微妙だが、彼はコースを外れてトラックと衝突してしまったという。

病院に搬送されたザナルディは「シリアスな状態」とF1公式サイトで続報されており、その容体が心配される。

日本ではアレックス・ザナルディあるいはアレッサンドロ・ザナルディと呼ばれる1966年10月23日生まれのイタリアンドライバーは、1991年のシーズン終盤に当時のジョーダンからF1デビュー。92~94年はミナルディやロータスからF1に参戦し、93年ブラジルGPでは自身F1最高位となる6位に入った。

その後ザナルディは当時の北米トップオープンホイールシリーズであった「CART」に転向し、そこで本領発揮。97~98年と2年連続でチャンピオンに輝き、ホンダエンジンとともに圧倒的な強さを誇った。

99年にウイリアムズからF1復帰参戦を実現するも、こちらでは成績低迷(最高7位)。やがてCARTに復帰するが、2001年、ドイツのラウジッツリンク遠征戦で大きな事故に遭い、両脚切断の重傷を負う。

しかしザナルディはその後もモータースポーツやパラ競技のハンドサイクルレース等で精力的な活動を展開。12年ロンドン・パラリンピック、16年リオ・デ・ジャネイロ・パラリンピックで金メダルを獲得するなどしている。

モータースポーツでもハンデを補うデバイス等を駆使しつつツーリングカーレースを中心に活動を継続しており、最近では昨年(19年)11月、富士スピードウェイで開催されたSUPER GTとDTMの特別交流戦にBMWのDTMマシンを駆って参戦した。
ちなみに富士スピードウェイは東京パラリンピックの自転車競技会場でもあり、ザナルディにとってはその“視察”的な意味合いもあったとされる。

今回の事故があった6月19日には、今年11月にイタリアのモンツァ・サーキットで開催される予定の耐久レースに「BMW M6 GT3」でザナルディが参戦する、という決定がBMWからプレスリリースで発表されたばかり。現在53歳のザナルディ、その活動はさらに意気軒昂といったところである。

再び大きな苦境に遭遇してしまったザナルディだが、不屈の闘士の回復を祈りたい。<了>

SNSでこのニュースを知ったが、びっくりしました。
彼には次々と災難が襲い掛かる。
しかし、不屈の闘志でその災難を克服してきた。
今回も厳しい戦いが待っているが、彼ならカムバックしてくれると期待しています。

22人による戦い

2020-06-22 05:51:03 | 社会
少し前の産経新聞より。

都知事選が告示された18日、過去最多となった22人の立候補者らは、来月5日の投開票に向けて舌戦の火蓋を切った。
新型コロナウイルス対策で有権者への訴えにオンラインの活用が目立つ一方、これまで通りに街頭演説や商店街を練り歩くため都内を転戦する候補も多く、コロナ禍で「手探りの選挙戦」を強いられながらも、熱のこもった初日となった。<了>

22人の候補者の中には、何のために立候補したのか?と思われる人も…。
出馬するのは自由だが、有権者を馬鹿にするような行動は慎むべきなのでは?
有力候補は3~4人?
ただし選挙は人気投票ではない。
行政の長としての政策実行力がどうなのか?またはどれだけリーダーシップに期待できるのか?を判断基準にすべき。
東京都知事選は今後の国政の行方も左右する戦いになるはず。
一部の報道も含め、人気取りレースになっているのは何とも気がかり。
たしかに知名度は大事だが、人間性や政策の可否が大事だと思うのだが…。

生きる道

2020-06-21 04:59:30 | スポーツ
スポーツ報知より。

元参院議員でプロレスラーの大仁田厚(62)が19日、東京・渋谷区の路上で、電流爆破デスマッチを繰り広げた。

DDTプロレスリングが渋谷区のテレビ&ビデオエンターテインメントABEMAの制作拠点、シャトーアメーバスタジオで「DDT路上プロレス Money in the bag~闘争中~」を開催した。

チーム男色、チームDISASTERBOX、チームALL OUTの3軍が参加し、各軍がトリオを編成し、同スタジオのどこかに隠された賞金入りのバッグを争奪。
それを阻むべく、同スタジオ全フロアに次々と現れる強力なハンターと戦いを繰り広げた。

1試合目はチーム男色(男色ディーノ、スーパー・ササダンゴ・マシン、大石真翔)がハンター(高木三四郎、青木真也、中村圭吾)を、チームDB(HARASHIMA、上野勇希、吉村直巳)がハンター(MAO.渡瀬瑞基、納谷幸男)を下して、ともにバッグを手にしたが賞金は入っておらず。
チームAO(竹下幸之介、彰人、勝俣瞬馬)も、ハンター(樋口和貞、坂口征夫、伊橋剛太)を退けたが、バッグの中に入っていたのは地図だった。

続く2試合目では、チーム男色がハンター(赤井沙希に似ている“スケバンサキ”、世志琥=SEAdLINNNG、立花誠吾=フリー)に敗れて脱落。
さらに、チームDBも、ハンターのダムネーション(佐々木大輔、遠藤哲哉、高尾蒼馬)に阻止され敗退。

最後に残ったチームAO(竹下、勝俣、飯野雄貴)が地図をたどって、たどり着いたのは、最終決戦場となった同区円山町のクラブ「HARLEM」。
そこに、ハンターの大仁田、クリス・ブルックス、伊藤麻希が待ち受けていて、史上初となるクラブでの電流爆破デスマッチが開戦。

大仁田はいきなり勝俣に毒霧を噴射すると、机上パイルドライバーを繰り出した。
さらに、飯野の脳天を割れた机の破片でぶっ叩くと、女子トイレに連行して、手洗い場で頭に水を浴びせ、ゴミ箱で叩くなど、やりたい放題。
闘う場がリングからクラブに変わっても、ふだん通りのファイトを展開。一方、ハードコアファイトに開眼した勝俣は、机の破片攻撃で大仁田に逆襲し、2階からスーパーダイブを敢行するなど大奮戦。

戦いの場が非常階段に移ると、竹下が電流爆破バットを手にして、伊藤を殴ろうとするが、クリスが間に入ってかばい、二人はほぼ同時に被爆。
ダメージを負ったクリスと伊藤が半ば戦闘不能になって、大仁田は孤軍奮闘に陥った。
だが、大仁田はそんなことなど構わず、飯野に毒霧を吹き、勝俣と飯野にイス攻撃の連打。

そして、大仁田は勝俣を店外の路上に連れ出すと、爆破バットで一撃。
夜間の渋谷にけたたましい爆音が鳴り響き、爆煙が立ち込めた。
すかさず、大仁田は勝俣をカバーし、3カウントを奪取した。最終決戦をハンターが制したことで、結局、賞金はどのチームも手中に収めることはできなかった。

試合後、大仁田は番組MCのジャングルポケット・斉藤慎二に対して、「オマエは便所でやったことがあるだろ!?」と迫り、今旬の芸能ネタをぶっ込んでいたが、斉藤は「やったことありません!」と否定していた。

この模様は生配信され、15万9300の視聴があった。<了>

若いころ(全日本プロレス時代)から、大仁田というプロレスラー(キャラクター)を好んではいないが、還暦を過ぎても身体を張って「ザ・大仁田ワールド」へ引き込むパワーには素直に敬服します。
やはり彼には電流爆破デスマッチが似合うし、FMW(プロレスラー復帰)以降は、それ自体が大仁田厚の存在証明だったりするわけだし。
画像はこの試合のものではないですが、これほどやられっぷりが似合う人はいないですから。

一時、カネを積まれたのか、参議院議員になったりしていたけど、個人的には「似合わないなぁ」と思っていた。

何度も引退試合を行い、ほとぼりが冷めたら復帰するのを繰り返してきたが、この人だから仕方がないと思えるあたりは、この人の生きざまを見ているような気もします。
本人は「(電流爆破は)命がけなんだっ!」と反論するかもしれないが、最も大仁田が大仁田らしさを発揮する場であるのは確かだろう。
何よりイキイキしているのは本人も(?)自覚しているだろう!

若くはないのだから、致命傷にならないくらいに頑張って、ファンの方々を喜ばせてください。
生配信で15万を超える視聴があるのだから、素直に恐れ入るばかりである。
70歳を過ぎて、同じようなパフォーマンスをしていたら、天然記念物に値する存在になりえるんじゃないだろうか。
東スポで特別表彰してあげたらいいですよ!