虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

解散危機

2017-09-30 06:53:53 | 社会

時事通信のニュースより。

健康保険組合連合会(健保連)は25日、大企業が社員向けに運営する健康保険組合の4分の1を超える380組合が、財政悪化で2025年度に解散危機を迎えるとの試算を発表した。同年度に団塊の世代が全て75歳以上となり、健保組合が高齢者医療に拠出するお金が急増するため。健保連は負担軽減を求めている。

健保組合は全国に1399(16年度時点)あり、加入者は約2900万人。保険料は企業と社員が原則折半している。試算では、健保組合の平均保険料率は15年度の9.1%から25年度に11.8%に上昇。380組合の25年度推計保険料率は12.5%以上になり、中小企業の社員らが加入する「協会けんぽ」の保険料率を超える計算だ。

健保組合の保険料率が協会けんぽより高くなると、企業は自前で健保を運営する必要がなくなり、解散につながる。協会けんぽの運営費には国費が投入されており、多くの健保が協会けんぽに移れば、国の財政負担も増える。<了>

だいぶ前から状況が好ましくないとはいわれてきたが、10年以内の解散も視野に入れなきゃならないほどになったんですね。

制度上の問題も含まれていますが、やり方次第でもう少しどうにかなると思ったりしています。でも実際に中身を知ると、それどころじゃないんでしょうけどね。


激変

2017-09-29 08:49:34 | 乗り物

2か月半前にマイカーを手放し、在札時に必要なら実家のクルマを拝借しています。

道内滞在が毎月1週間から10日なので、そんなに不自由を感じないのですが、たまに必要な時があるの事実です。

実家のマイカーは18年落ちのクルマですが、程度が良く、普通に走る分には全く問題なく目的地へ連れていってくれます。

しかし、経年劣化には抗えないのも事実。

1年くらい前からパワステポンプの不調らしい異音が鳴り始め、7月頃からハンドルの据え切り時に、異常なのがわかるくらい重くなってきたので、そろそろ限界かと思い始めていた。またブレーキパッドの摩耗が原因と思しき「キーキー」というひっかき音も。

どちらも交換せざるを得なくなり、行きつけ(知り合い)の工場へ。

パワステポンプはリビルト品に交換。ブレーキはリアがペラペラだったので汎用品に交換。

交換したら、本来の状態に。

とくにパワステポンプ交換の効果は大きく、スムーズなステアフィールが戻ってきました。新車購入時はこんなだったのか?と思わせるほど。

当面は共同所有の予定なので、大事に乗り続けたいと思っています。

ps、今日はそのクルマでちょっと出かけてきます。


不可能を可能に

2017-09-28 06:45:32 | ビジネス

3日ほど前に、かつてお世話になっていた古巣がニュースになっていました。

TBSニュースの記事より。

日本酒を製造する日本盛が、これまで「実現不可能」と言われてきた日本酒の新商品を発表しました。

「日本盛」が発表した業界初めてとなる新商品はボトル缶に入った「熱燗」で、来月2日にコンビニなどで発売します。おでんや弁当などとの買い合わせが期待できますが、これまでコンビニなどでの「熱燗」の販売は不可能と言われてきました。

「通常であれば日本酒は温め続けると色や味が変わってしまうんですけれども、今回の新商品では温めたてのまろやかな味わいのままです」(記者)

日本盛は6年の構想・研究の末、劣化した際の香りが発生しにくい酵母の開発に成功したということです。

「本当に感無量」(日本盛 曽我浩常務)

日本酒の出荷量はピークの1975年のおよそ3分の1にまで減少していて、日本盛は新商品の投入で日本酒市場のV字回復につなげたいとしています。<了>

イノベーションがあっての話ではあるものの、不可能を可能にするチャレンジは喜ばしい。このことですぐに日本酒の消費拡大とはならないだろうが、すそ野の広がりには一役買いそうな新商品。

あとは飲むものだけに、味や風味がどうなのか?それとコンビニ(の弁当や総菜など)で問題になっている廃棄ロスはどうなのか?あとこの会社は(在籍時=今から10年以上前の傾向として)持続力というか、商品を育てることがあまり得意ではないだけに、じっくり取り組む忍耐があるかどうかがポイントになるのではなかろうか?

いくつか気になる点もありますが、記事にもあるように、これからの季節は「おでん」とのセット販売はいいかもしれないなぁ。ちょっと注視していきたいと思います。


いい加減にしろ!

2017-09-27 06:37:27 | 社会

衆議院が明日解散され、そして総選挙なんだという。

「何で今、総選挙なの」

多くの国民が思っているだろう。

政権選択選挙とのことだが、政権選択の余地を作ったのは首相自身であり、安倍内閣の問題である。なので、この解散は全くふざけた話である。

先日、あるテレビ番組で、解散総選挙に630億円ほどの費用がかかった(2014年時)と報じられていた。

630億円ですよ!

なぜ必要もない選挙に、こんな巨額の費用を投じるのだろうか?

また政府自民党からすれば、このタイミングで解散総選挙するのがベスト(ベター)と判断したのは明らかだが、勝てそうだから選挙をするってまるでゲームのようである。

政治はゲームではないし、国民の存在を蔑ろにしてはいけない。

費用の話をすれば、600億円も使えるカネがあるのなら、東北や福島の震災復興に使ってほしい。

実際、現地を垣間見ただけでも、心底気の毒に思える彼らの生活を普通にしてあげてほしい。600億円もあれば、かなりのことができると思うけどなぁ。

口ばかりの震災復興はもういい。行動や実行がなければ意味がないのを政治家の皆さんは肝に命じてほしい。

余談ながら、札幌ドームの建設費が420億円、そして東京スカイツリーの建設費が500億円です。ここから1ヶ月ばかりで、それらを超える費用(国費)を費やすとは・・・。


2k540 AKI-OKA ARTISAN

2017-09-26 08:34:34 | 文化

2k540 AKI-OKA ARTISANに初めて行ってきました。

場所はJR秋葉原駅〜御徒町駅間の高架下にある。

ここは、ジェイアール東日本都市開発が運営する商業施設で、2010年12月にオープンし、話(噂)には聞いていましたが、なかなか行く機会がなかった。やっと来られました。

ここは「ものづくり」のマチである台東区らしく、ギャラリー・工房・ショップなど質の高い技を持った職人が集まっている高架下スペース。
ものづくり体験ができるワークショップが定期的に開催され、体験もできるスポットというのが特徴。

この日はワークショップなどはなかったが、チラシなどでそれは確認できた。もちろんホームページでも確認できる。

また個性的なカフェもあり、ものづくり体験やお買い物の後には、ここでひと休みができる。

特徴的な名前(2k540 AKI-OKA ARTISAN)の由来について。「2k540」とは場所を東京駅起点での距離(キロ程)で表す鉄道用語。鉄道用語の「キロ程」という、起点駅からの距離で表したもの。つまり東京駅から2k540m付近にあるため「2k540(ニーケーゴーヨンマル)」なのだという。また「AKI-OKA」は秋葉原~御徒町間、「ARTISAN」はフランス語で「職人」を意味しているという。

お散歩ついでに立ち寄るのもよさそう。

この日は少しだけしか見られなかったが、いずれも製品の品質が良く、手作りの製品も多い。また味わい(雰囲気)のある製品が数多くある印象を持ちました。

また近くに来たら寄ろうと思っています。


癒しを求めて

2017-09-24 07:19:53 | 文化

画像は京成電鉄・柴又駅。

こちらもまた、映画「男はつらいよ」でおなじみの場所。

駅自体はこじんまりとしていて、東京都内でありながらローカル線のような風情があふれる。ちなみに1日の乗降客数は9,408人(2016年)とか。京成線全69駅中40位。

今から20年前に「関東の駅百選」に選定された。

選定理由として、かの映画(男はつらいよ)の雰囲気を考慮した瓦葺き風の駅舎だったとされる。瓦葺きじゃなく、瓦葺き「風」というのがポイント。

駅だけじゃなく、路線(京成金町線)も下町のローカル線の風情がたっぷりで、大好きですね。

都内で癒しを求めるなら、ここはおすすめです。

 


没後21年

2017-09-23 07:51:40 | 文化

柴又の顔といえば寅さん。

寅さん(車寅次郎)を演じた渥美清さんが、この世を去ってこの8月で21年になった。

もうそんなに経ったのかぁ。正直なところ、そんな印象だ。

この地に居ると、ふと振り向くと寅さんが現れてきそうである。それくらい柴又と寅さんはお似合いである。

今でもその寅さんに会いに、連日多くの観光客が柴又を訪れる。京成電鉄・柴又駅前の寅さん像前で写真撮影する人は絶えることはない。

何度来ても、妙に心が落ち着く良い(好きな)場所だ。

 


ランドマーク

2017-09-22 07:51:04 | 文化

矢切の渡しで江戸川を渡り、東京都葛飾区柴又へ。

やはりここは男はつらいよ(寅さん)の街。

そして帝釈天はこの地のランドマーク。帝釈天とは通称で、正式名称は経栄山題経寺という日蓮宗の寺院。本来「帝釈天」とは仏教の守護神である天部の一つを指すのですが、地元はもちろん、全国的にもこの題経寺の略称として用られています。

このお寺、彫刻がとても素晴らしく、見ごたえがあります。また別途料金を払えば、帝釈堂の奥にある素晴らしい木彫り彫刻が並ぶ「彫刻ギャラリー」と池泉式庭園の「邃渓園」をセットで見学することが出来ます。

また帝釈天から柴又駅まで続く参道は、今なお下町情緒が溢れる風景が残る場所。戦火を免れた老舗も多く、古い町並みを眺めつつの食べ歩きはこの参道の醍醐味。この日は名物草だんごを頂戴しました。

ちなみに、かつては江戸川の縁で草だんごのヨモギが取れたそうです。今は筑波山あたりのものだとか。

 

 


都内唯一の渡船

2017-09-21 06:53:32 | 乗り物

歌にもなった名所「矢切の渡し」(画像)。

かれこれ20年ぶりの乗船。

今や都内唯一の渡船になった「矢切の渡し」ですが、ここの歴史はかれこれ400年になるという。すなわち江戸時代の初期から現代まで受け継がれてきた。

江戸時代初期に江戸幕府が地元民(とくに農民)のために設けた利根川水系河川15ヶ所の渡し場のうちのひとつであり、現代のような観光用途ではなかった。簡単な話、通行所であり関所であったのだ。関所を通れるのは、近くの百姓(農家)や勅使、藩主、幕府の役人などに限られ、それ以外の者(一般の者)は関所破りとして厳しく罰せられたという。

かつては官営だったが、その後民営となり、代々個人により運営され、現代に至る。

料金は片道200円。この日は南風が強く、江戸川の下流から上流へ逆向きの流れだったため、やや波が高め。それなりに暑い日だったが、川面を流れる風が心地よかった。 

都内にこういう場所が残されているのは嬉しい。末永く続けて欲しいものだ。


野菊の墓文学碑

2017-09-20 08:12:22 | 旅行

続いて向かうのは「野菊の墓文学碑」

小説家・伊藤左千夫の作品「野菊の墓」の舞台となった文学記念碑で、この文学碑は、伊藤左千夫の門人である土屋文明の筆になるもので、小説「野菊の墓」の一節が刻まれている(画像)。

作品は、明治時代の矢切地域の農村・田園風景を舞台にした悲恋物語。

100年も昔(明治時代)は、このあたりはどんな感じだったのだろうか?

今でもあちらこちらに畑があり、東京都と接しているとは思えないくらいのスローな空気が流れている場所だが、当時は「ザ・田園風景」が広がっていたところなのだろうと推測できる。

記念碑に話を戻すと、現地に行ったらすでに5人ほどが来ていた。ちょっと話を聞くと、その方たちも初めて来たんだとか。

野菊の墓文学碑のある西蓮寺前の坂道は、戦国大名・小田原北条氏と安房の里見氏が争った第二次国府台合戦の激戦地でもあります。西蓮寺の石段脇に「史跡永禄古戦場址」と彫られた案内もありました。