虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

ハロウィンだってさ

2019-10-31 08:39:50 | 文化

本日はハロウィンだという。

日本はいつからハロウィンで騒ぐようになったのか?

日本人はお祭り騒ぎが好きな民族だから、何のお祭りか、よく知らなくても騒ぐようになったようだが、やはり違和感があるなぁ。

私は昭和の人間だから、やはりしっくりこないのだ。あとは個人の好みの問題だね。

ハロウィンというのを知ったのは中学の英語の授業だったと記憶しています。「ハロウィン=かぼちゃのおばけ」という印象だけ残ったまま、大人になり、中年になって、現在に至っている。

これ以上、話を飛躍できないので、ハロウィンカラー(?)の電車の写真をアップしておきますね。

この電車を使って「ハロウィン号」って走らせたらいいんじゃないか?話が脱線しちゃうから、ここらで…。


身の丈って何だ?

2019-10-30 07:10:02 | 社会

文部科学大臣の「身の丈」発言がちょっとした話題になっています。

そもそも「身の丈」って何だろう?

教育を受けられる権利は、個人の頑張りや天から与えられた能力や才能ではなくて「出自」で選別するのか?

もしそうならば、教育の機会均等なんて、単なる建前であると認めたようなものだ。

支配者層など、最近言われる上級国民の家庭に育った子供だけが高いレベルの教育を受けられる社会って、本質的におかしい。

明らかに身分の区別(差別)や格差のある社会だ。

こんなことを発言する人を、文部科学大臣に任命している時点で、現代日本のレベルが見えてくる。

末期的症状は加速度的に進み、間もなく崩壊するだろう。謙虚さのかけらもない頭の悪いリーダーが率いる国家の末路は悲惨になるに違いない。


かつての人気車種も

2019-10-29 06:10:11 | 乗り物

画像は日産キューブ(Z12型、2代目)である。

このクルマ、今年12月をもって生産が終了されるという。

初代(Z11型)モデルは一世を風靡し、かなりの人気車種になりました。それを受けた2代目は(先日の話題じゃないですが)人気モデルの踏襲という無難な線でまとめてきた。

走りが云々というクルマではなく、5ナンバーサイズながら満足できる広さを持ち、タウンユースでの使い勝手もなかなかなもの。ただ昨今の燃費性能に対する対応が遅れ、あまり見向きもされないクルマになってしまった。

日産のHPで調べてみると、展示車も試乗車もないらしい。末期モデルだから、仕方がないんだけど。

ノートのマイナーチェンジでブレイクした日産自慢の「E-power」を搭載したら結構面白かったのに…。個人的にはしっかり熟成したり、モデルチェンジしながら育てたら、もっと人気が出るクルマだったと思っています。

今の日産には主力車種(ノート、セレナ、エクストレイル)で食いつなぐしかないのが現状。大きくモデルチェンジすることなく、小変更でどうにか凌いでいる印象しかないし、将来の展望が描きにくい日本市場をかなり軽視しているのは確かだ。

そこにゴーン騒動に端を発する経営の問題が生じ、自動車会社なのに、クルマどころではないのだろう。何ともお粗末な話である。

キューブに話を戻すと、メーカーがしっかり手直しや手入れをしていれば、トヨタのJPN TAXIみたいな用途にも発展できたはず。なんとも惜しいよなぁって思います。

今はノーカー(No-Car)の生活ですが、もしクルマを所有するのなら、キューブのような使い勝手のいいクルマもいいなぁって、本気で思っているくらい。

クルマをツール(生活道具、用品)として扱う向きにはなかなかの資質を持っているけどねぇ。日産ディーラーには展示車も試乗車もないようだから、大きめの中古車屋で現物を見てこようかなぁ。

その前に最終版のカタログかな?もうディーラーに在庫が無かったりして…。


552.6㎞

2019-10-28 07:13:00 | 乗り物

26日のこと。

この日は朝イチで柏駅近くでの用事があり、それ以外はフリーでした。土曜日でこんなことは滅多にない。9時半過ぎにその用事が終わり、久しぶりに「大回り乗車」することに。

出発は柏駅。時間は9:45。自動券売機で最低運賃140円のきっぷを購入。

この日のルート:柏→友部→小山→高崎→大宮→川越→高麗川→拝島→八王子→茅ヶ崎→大船→横浜→川崎→立川→三鷹→御茶ノ水→秋葉原→東京→新浦安→新松戸→南柏(終了)

全距離552.6㎞、乗車時間は約10時間。首都圏の1都6県(順番に、千葉県~茨城県~栃木県~群馬県~埼玉県~東京都~神奈川県)すべてを巡った。

惜しかったのは、高崎から八高線で小川町経由を模索したが、大雨による運休(バスによる代行輸送)のため断念し、大宮経由で川越線ルートにしたことくらいか?

いずれにしても過去に、私がやった「大回り乗車」では間違いなく最大級。

終着の南柏駅で19:45頃だったので、終電までは時間があったし、体力的にも余裕があったので、もっと都心部を小刻みに、そして千葉県内も巡れたのだが、前日の大雨で幾分混乱している路線も千葉県内にはあったようなので、無理せずに帰ってきた次第。

食事は、昼が大船駅のエキナカコンビニで「パン」2個+飲み物、夜が秋葉原駅のそば店で「春菊天そば」。昼夜合わせても800円ほど。いつもながら安価で腹ごしらえであります。

乗車券140円と合わせても、1000円でお釣りがくる勘定。これもいつも通り。

久しぶりで楽しかったなぁ。でもいろんなルートを重ならないように(一筆書きで)なぞるのはなかなか大変なんですけどね。

次は2020年に入ってからかなぁ?

ps、552.6㎞は、東京~新大阪(東海道新幹線)の距離と一緒です。


鳥肌モノ

2019-10-27 08:26:44 | スポーツ

今日はこの話題をせずにはいられない。

とは言いながら、当該時間は外出しており、帰宅してからネット動画でじっくり確認したのですが…

まずサッカーのルヴァンカップ決勝。

まさに手に汗握る日本サッカー史に残るくらいの好ゲームではなかっただろうか?甲乙つけがたい名勝負でした。1-2のビハインドから終了間際の同点ゴールは結果が分かっていても絶叫したくらい。

もう少しでコンサドーレが栄冠に輝けたのだが、やはり大舞台での経験の差なのか?若さともいえるのかな。延長に入ってリードしてからの意思統一が曖昧だった気がしました。でも素晴らしい戦いを見せてくれた両チームにアッパレです。フロンターレもやっと栄冠を得られたね。おめでとうございます!

続いて、ラグビーワールドカップ準決勝(イングランドvs.ニュージーランド)。

この試合はロースコアだとイングランドにチャンスがあると思っていた。とはいえ15~20点差で王者・ニュージーランドが勝つんだろうなぁ(事前予想は40-18でNZLの勝利)と…。

しかし試合序盤からイングランドがとにかく凄すぎた。とくにFWが素晴らしかった!3連覇を目指す王者に何もさせなかった戦い方、素晴らしい以外の言葉が出ない。

世界トップレベルの戦いはすさまじいものがある。結果を知っていながら動画を見ているのに鳥肌が出てしまうくらいだった。

やはりスポーツの感動は他の追随を許さないものだ。とにかく面白い!でもプレイしている選手たちは面白いというより大変なんだけどね。


4代目

2019-10-26 07:07:01 | 乗り物

23日、ホンダの主力車種「フィット」の新型車(4代目)が世界初公開された。

自動車雑誌の事前の情報(予測CGなど)より、よくまとまっているような気がしました。詳細はTMS(東京モーターショー)2019の会場で見てからと思っています。

このフィット、2001年6月に初代が登場し、まもなく大人気車種になります。長年販売台数でトップを維持していたカローラを追い抜き、2002年に国内販売台数1位を獲得。不動のポジションを確立します。

近年の国内市場は軽自動車が40%を超える販売台数で推移し、ホンダの主力車種であるフィットといえども以前のような勢いはなくなりました。その代わり、N-BOXが大人気で、見ない日がないほど走っています。

その状況下で登場した4代目フィット。国内市場(ユーザー)を意識したとホンダは話しています。販売開始は来年2月の予定だそうです。

このフィットに限ったことではないですが、代替わりってなかなか大変な作業ですよね。

・初代:志の高さや思いの強さで訴求する。ある意味、シンプルで分かりやすいコンセプト。

・2代目:初代の良いところを継承しながらリファイン。反面代わり映えしないという一面も。

・3代目:過去2代とは異なるロジックで展開。そのため、今までのユーザーやファンから反感を買うことも。

・4代目:過去のモデルを検証し、その時代に即したモデルに。※今回はここに該当します。

3代目は度重なるリコール(DCT=変速機に関連するものが多い)がケチをつけてしまいました。後期モデルは完成度も高くなり、なかなかいいクルマでしたが、イメージの悪さは払拭しきれなかったみたいですね。

今回も当初の予定から販売開始が遅くなるのは、電動パーキングブレーキの不具合(フランス企業の製品らしい)とかで、最初にその部品を搭載したN-WGNも製造が止まった状態だとか。その余波を新型フィットも受けた状態。そこで万全な状態で市場に出すことにしたようです。3代目の轍は踏まないように…。

4代目フィット、TMS2019で見てきてから、また書こうと思っています。※TMS2019は、10月下旬~11月初旬に行く予定です。

 


ドーピングシューズ?

2019-10-25 08:14:10 | スポーツ

今月19日のデイリースポーツより。

非公認ながら男子マラソンで初めて2時間切りとなる1時間59分40秒をマークしたエリウド・キプチョゲ(ケニア)、16年ぶりの女子マラソン世界記録(2時間14分4秒)をマークしたブリジット・コスゲイ(ケニア)らが履くナイキのマラソンシューズについて、国際陸上連盟(IAAF)が調査に乗り出すことが分かった。19日までに米ESPN、英BBCなど欧米主要メディアが一斉に報じている。

ESPNは「キプチョゲ、コスゲイの偉業によりシューズテクノロジーへの懸念が高まっている」と見出しで報じ、「より厳しい規則に繋がる可能性がある」と規制に発展する可能性に触れた。BBCによると、ナイキを使用していないアスリートグループがIAAFに対して不満を訴え、IAAF内で問題を検討するためのワーキンググループが設立されたという。両メディアともIAAFの「いくつかの技術がスポーツの価値とは相容れないサポートをアスリートに提供しているのは明らかだ。IAAFの課題は新技術の開発と使用の促進と、普遍性、公平性の維持との間で適切なバランスの技術的ルールを見出すこと」というコメントを掲載した。

ナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」シリーズは「軽さ」と「クッション性」の両立のため、ミッドソールに航空宇宙産業で使う特殊素材に由来するフォーム(ズームX)を採用、「推進力」をつけるため、特殊素材の間に反発力のあるスプーン状のカーボンプレートを挟み込むなどの技術が詰め込まれており、使用した選手は近年の主要国際マラソンの上位を独占してきている。先日、日本で行われた東京五輪代表選考会のMGCでも男子上位3選手は同シューズを履くなど、マラソン界を席巻しているといっても過言ではないシューズだ。

IAAFのルールによれば「競技に使用されるシューズはすべてのランナーが合理的に利用可能でなければならず、不公平なサポートや利点が提供するものであってはいけない」となっている。米「FOX」によると、ナイキは現在、これらの動きに対してコメントはしていないという。<了>

これから1週間ほど経ちますが、大きな進展はないようです。

厳しい言い方になりますが、他社が追従する性能のシューズを作れていないので、このシューズのみが規制されるのはどうなんだろう?と思いますね。それだけセンセーショナルなシューズを、世界のトップメーカー・ナイキ社が世に出したのです。

このシューズを履いて走ったことはありませんが、レビューなどを見ると、カーボンプレートによる推進力の強さは他の追随を許さないものだという。その証拠に、このシューズに合わせて走り方も変える必要もあるくらいだから、よほど画期的なシューズといえるのは確かだ。

ただ今回、カーボンプレートによる過度なサポートが問題視されているので、何らかの規制がされる可能性はあると思っています。2020年の東京オリンピック(マラソンは札幌開催?)では何らかの規制がされると思いますね。

この話題を通じて思い出したのは、イギリスのSPEEDO社が開発した競泳用ハイテク水着「レーザー・レーサー」です。この水着の大きな特徴は、縫い目がないということ。特殊な超音波で接着されているため、縫い目が存在しないのです。これによって抵抗が軽減され、撥水性にも優れるというメリットがありました。

また、水着の表面にLZR Panelという特殊なポリウレタン素材のものが接着されており、身体を締め付ける効果が非常に高くなっています。これにより泳ぐ際に筋肉の盛り上がりなどを抑えるのが主な目的です。

2008年の北京オリンピックでは「レーザー・レーサー」を着用した選手が、次々と世界記録を更新していくようになり、世界的に問題視されます。2009年7月に行われた国際水泳連盟(FINA)の会議において、2010年より水着の素材を布地の身にするというルールが設けられました。これによって、水着の素材は「繊維を織る・編む・紡ぐという工程でのみで加工した素材」に限定されることとなりました。 


90歳

2019-10-24 08:25:20 | 社会

プレジデントオンラインより。

経済学者の竹中平蔵氏が以下のことを記しています。

意外と意識している人はまだ多くないのですが、私たちはこれからすごく長寿の時代を生きることになります。たとえば100歳まで生きるとすると、90歳くらいまでは働くことになるでしょう。でも、約70年間1つの会社で働くなんてありえないですから、どこかで転職をすることになる。そうしたときに、専門性が身に付いていない人は生き残れないわけですね。

MITのメディアラボの標語に、“Compasses over Maps”という言葉があります。昔だったら、偏差値の高い大学を出て、大企業に就職して、そこで管理職になればそこそこ生きていけた。それが人生の「地図」だったわけですね。でも今の時代、地図はどんどん変わっていく。昨日までそこにあった橋が急になくなったりするわけですよ。コンパス、つまり進むべき方向を見定めて前に進む力が必要になってくる。それが専門性です。

しかし、日本はみんなジェネラリストになるための教育を受けるので、ものすごく専門家が少ない社会です。ただ、ジェネラリストにも二通りのパターンがある。何でもできるジェネラリストと、何にもできないジェネラリストです。

変化の激しいこれからの時代、前者が生き残り後者は淘汰されていくのは言うまでもありません。では、何でもできるジェネラリストになる、つまり、専門性を身に付けるにはどうすればいいか。私はこの本(イノベーション仕事術)の中で、次のようなことを書いています。

竹中平蔵 著●竹中平蔵が語る、グローバルな基準で生涯挑戦しつづけるための、12の革新的ヒント。自分をプロデュースする力を身に付けよ。(幻冬舎)

いちばん重要なのはまず「自分をプロデュースする」ことではないでしょうか。

それはつまり、自分自身が何をしたいかをまず明確にすることです。それをあえて「プロデュース力」という言葉に言い換えたいと思います。このようなプロデュース力を持てば、あなたの人生にあなた自身がもっと関心と目的意識を持ち、真剣に取り組めるのではないですか。

その具体的な方法として、私は自分の10年後、20年後の履歴書を書くことを勧めています。具体的に未来の夢を形にし、実現するには今何をすべきかを逆算するのです。

この逆算方式は人生を充実させる重要なツールです。私も大学を卒業して日本開発銀行に就職した頃、「自分の本を出す」という夢を逆算方式で叶えたことがあります。

一冊の本を出すには、400字詰めの原稿用紙で300枚ほど書けば達成します。そうすると、1日3枚書けば100日で本が書けると逆算した。それからは、毎日家に帰ってから1日3枚とにかく書き、当初の予定通り100日で自著を完成させました。

昔は上司に付き合って意味のない残業をしたり、付き合いで飲みに行って上司の自慢話を聞かされたりする時代だった。

でも、今は働き方改革でそういったことから解放され、恵まれた環境になりつつありますね。ただ逆に言うと、会社が今までのように100%面倒見てくれないから、自分で専門性を身に付けていかないとサバイブできないという苦しい時代でもある。

だから、早いうちから自分の「コンパス」を持つことが必須となってくるのです。<了>

この記事(内容)について、巷では賛否両論が飛び交っています。

「90歳まで働くと提唱する者がいるという時点で、福祉国家として終わっている」とか「暗に年金に頼るなって話しか?」「専門性のない人間を淘汰する社会の実現に進もうとしているのか。これでいいのか?」という否定的な意見や感想。

または「専門性や強みを意識し、生きていく覚悟が必要なんだなぁ」や「逆算方式は良い方法かもしれませんね」など肯定的なもの。

個人的には、一番重要だとは思いませんが「セルフプロデュース」は大切なこと(上位にランクされること)だと感じています。とくに組織に属さず、仕事をしている人(自営、フリーなど)は自らのカラーを明確にしないといけないですし、存在価値を社会に示さないと埋没しますからね。

また死ぬまで働く意識を持つということも大切です。日本人の場合、働くことが生きる活力となっている場合が多いと思います。私もなんだかんだ言っても仕事の優先順位は高いのは紛れもない事実です。そのために自身を律し、からだとこころをマネジメント(コントロール)し、常に最善の状態で臨める準備は大切です。

そして、逆算方式(理論)は何かを達成しようとする場合には大いに役立つ考え方であり、私自身も心理学を勉強した時にとても参考になるだけなく、感銘を受けた理論です。振り返ると自身の成功体験は、すべて逆算理論だったことが見えてきました(それを無意識にやっていたわけです)。皆さんも是非、積極的に導入してみてください!

この記事に関しては、私のような自営で仕事をしている人間には参考になることが多く、改めて考えさせられ、自らを見直すきっかけにはなりますね。もっといえば肯定的に認識して、自分にどう応用できるのかを考える(行動する)指針にもなりえると思います。

ただ、このことを発している竹中氏は学者でありながら、某人材企業のトップでもあり、政財界にも太いパイプを持つ人物です。なので、もう少し配慮した物言いをすべきだと思っています。上から目線って感じは否めませんね。それが反感を買っているんじゃないかと。

いずれにせよ、現代人の生き方や働き方に投げかける部分はとても多い記事(コメント)だと思いました。機会があれば、上記の本も読んでみようかなぁ。


昨日、即位礼正殿の儀だったので

2019-10-23 07:10:10 | 社会

昨日は午後から、ある勉強会に参加するために、都心へ出かけていました。

会場が東京駅から近い場所だったため、周囲はかなりの警備体制。警察官があちこちにたくさんいました。

この警備体制に加え、終日寒くて風も強い日だったため、いつもの祝日より街を歩く人は少なめでした。

おかげで何事もなく終わったようですね。

3時間しっかり学習し、時計を見たら7時過ぎ。

帰りに東京駅丸の内駅舎を撮影して、帰路につきました。


先発完投型の更なる出現に期待!

2019-10-22 07:29:44 | スポーツ

スポーツ報知より。

プロ野球創成期の名投手・故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が21日、都内のホテルで行われ、19年ぶりに「該当者なし」と決まった。分業制が進み、選考基準を満たす「先発完投型」の投手は絶滅寸前。今回は巨人・山口、日本ハム・有原らが最終候補となったが、選考委は「賞のレベルを下げたくない」と授賞を見送った。

「非常にもめた」(堀内委員長)という約40分間の選考委。5人の委員が出した結論は、2000年以来の「該当者なし」だった。

最終候補に残ったのは、7項目の選考基準のうち、ともに両リーグ最多の15勝を挙げるなど4項目をクリアした巨人・山口と日本ハム・有原。しかし、山口は完投がなく、有原も1試合だけ。授賞の対象となる「先発完投型」投手としては物足りなさが残った。

7項目の中で「200投球回以上」と「完投10試合以上」は到達者ゼロ。分業制が進み、先発投手の役割が大きく変わってきたことが改めて浮き彫りになった。堀内委員長は「野球のシステムが変わってきている」としつつも「賞のレベルをこれ以上、下げたくないというのが5人の意見。完投しなくてもいいとなると、沢村さんの名前に傷をつけてしまう」と、賞の“権威”を守る意味も含めた授賞見送りと説明した。

今後も大幅に増えることは望み薄な先発完投。選考委では数年前から「日本版クオリティスタート(QS)」(7回以上3自責点以下、8回以降に4点目を失った場合を除く)を参考資料として加えている。だが、今年は山口がQS率46・2%、有原も同58・3%と“追い風”にはならなかった。堀内委員長は「QSなども考慮しなきゃいけないというのはあるが、時代に合わないから変えようという考えはない」と、選考基準の緩和に否定的な考えを示した。

通算200勝以上の名投手が名を連ねる選考委。他の委員からも「(首脳陣が)最後まで投げさせてもいいという投手が、各チームに1人くらい出てきてほしい」(山田久志委員)、「分業制じゃなければ、山口君や有原君はもっと完投している」(平松政次委員)ら、先発完投型の“復活”を願う声が。また、堀内委員長は「(レギュラーシーズンの)162試合を日本より短い期間でやる米国では、100球で中4日は合理的なシステム。同じ100球で1週間空く日本はちょっとおかしい」と、日本の“過保護”ぶりにも苦言を呈していた。

◆沢村賞 正式には「沢村栄治賞」。史上初の無安打無得点試合を達成した伝説の大投手、故沢村栄治氏(巨人)を記念し、1リーグ時代の1947年に制定された。シーズンで最も優れた先発完投型の投手に贈られる賞で、2リーグ分立の50年からはセ・リーグの所属投手だけが選考対象となり、89年から両リーグに広げられた。当初は記者投票で選出していたが、82年から沢村賞受賞経験者らによる選考委員会で選出している。今回の選考委員は堀内恒夫氏(元巨人、通算203勝)、村田兆治氏(元ロッテ、同215勝)、山田久志氏(元阪急、同284勝)、平松政次氏(元大洋、同201勝)、北別府学氏(元広島、同213勝)の5人。<了>

時代の流れとは言え、先発完投型の投手が極めて少なくなったのは野球ファンとして寂しい。

現代のプロ野球にも、先発完投を常とする投手が各チームにいてほしいし、積極的にそれを目指すピッチャーの出現を期待したい。この前のドラフト会議で指名された選手たちから、そのような話がほとんど聞けず、やや残念な気持ちもあった。

記事にもあるが、現代の日本プロ野球では、先発投手は中6日が普通なのだから、もうちょっと頑張って欲しい。野球というスポーツは投手の存在が大きいはずなのに、どこか脇役になりかけている気もします。伊達に小高いマウンドにいるわけじゃないんだからさ。

沢村賞については、基準を変えずに、その名に恥じない成績の投手にのみ、授与すべきだと考えるので、選考委員の判断は良いと思います。

今後は該当者無しが当たり前になるかもしれないなぁ。これではダメだと反応する投手や首脳陣はいるかな?