話題0904


話 題 0904



高石ともやさんが西国三十三所巡礼ランに出発
 産経新聞(4/25付Web)によれば、フォークシンガーの高石ともやさんが4月25日、西国三十三所の第一番札所、那智山青岸渡寺で自作の巡礼歌を奉納しました。高石さんは5年前に1年間かけて札所を巡り寺ごとに33曲の巡礼歌を作成。4月26日からは三十三所を15区間に分けて地元ランナーとともに走る“西国巡礼ラン”を始め、11月にはゴールの谷汲山華厳寺で奉納ライブを行う予定だそうです。

一遍聖絵は引き写し技法で精巧模写
 産経新聞(4/25付Web)によれば、清浄光寺所蔵の国宝「一遍聖絵」全12巻のうち、模写された巻第七の絵4枚が、原本の東京国立博物館所蔵の国宝「一遍聖絵巻第七」の絵を精密に写されていたことがわかりました。同寺のコンピューター解析によると、薄い和紙などを使って下図を描く「引き写し」の技法で特に中心部は正確に再現。一遍聖絵は現存する絹の絵巻物で最古とされ、模写絵が国宝になった例は珍しいといいます。

中国寺院と地元政府の衝突相次ぐ
 産経新聞(4/19付Web)によれば、中国各地で3月以降、仏教寺院と地方政府が衝突する事件が相次いでいます。陝西省扶風県で3月20日、法門寺の僧侶と地元の仏教信者数百人が建設中の観光公園の壁を押し倒す事件が発生。重慶市の温泉寺でも3月末、観光リゾート化計画の情報が広まり、僧侶たちが猛反発。また3月21日には青海省ゴログ・チベット族自治区で僧侶が不当逮捕されたことに抗議して僧侶約100人を含む地元住民数百人が警察署を襲撃する事件が発生しました。これらの原因はさまざまなものの、多くの民衆が寺院側を支持していることが特徴だといいます。

三蓮寺の仏像14体が盗まれる
 産経新聞(4/18付Web)によれば、滋賀県草津市駒井沢町の三蓮寺に安置されている仏像14体が盗まれているのを4月18日午後5時ごろ近くの住民が発見しました。草津署によると、十二神将12体(高さ17.5センチ)と大日如来(58センチ)、薬師如来(8.8センチ)。近くの戒定院でも2体の仏像盗が発生しており、同一犯による犯行の可能性もあるとみられています。

遷都祭で奈良の50社寺120件特別公開
 朝日新聞(4/14付Web)によれば、来年の平城遷都1300年祭の主要事業のひとつ「秘宝・秘仏特別開帳」の概要が遷都祭の事業協会から4月14日に発表されました。県内約50の社寺が参加し、1年間を通して120件超の特別公開を予定。目玉は室生寺・当麻寺・壺阪寺の塔内部の初公開のほか、法隆寺の伝法堂内陣諸仏、東大寺の俊乗上人坐像などの公開期間の延長などです。

室生寺などの3塔を初公開へ
 産経新聞(4/14付Web)によれば、来年の「平城遷都1300年祭」に合わせて奈良県内3カ所の国宝や重要文化財の塔内部を初公開することが決まりました。主催する記念事業協会の発表によると、公開するのは室生寺五重塔、当麻寺の東西の三重塔、壺阪寺三重塔。内部が狭く入れないため、扉を開け内陣を拝観するようになるといいます。

びわ湖百八霊場を9月に創設
 読売新聞(4/10付Web)によれば、滋賀県内の寺院が宗派を超えて手を携え、琵琶湖の周りの108か寺を巡る「びわ湖百八霊場」を9月に開きます。構想では、石山寺を起点に湖東三山などを巡って、延暦寺・横川中堂で結願。霊場にはあらかじめ朱印を押した用紙を準備するといいます。

元後藤組組長が出家
 産経新聞(4/7付Web)によれば、指定暴力団山口組から昨年10月に除籍された後藤忠政(本名・忠正)元後藤組組長(66歳)が神奈川県内の寺院で4月8日に出家することが、兵庫県警などの調べで分かりました。寺院では「厳粛な儀式の場であり、公開はしない。今後を見守ってほしい」と話しているそうです。

[訃報]山際素男さん 作家
 山際素男(=やまぎわ・もとお)さん。3月19日、肺炎で死去、79歳。朝日新聞社勤務を経てインドに留学。インド文化を専門に、カースト制度の現実を取材。「マハーバーラタ」(全9巻)で98年度の日本翻訳出版文化賞。〔朝日新聞4/7付〕

平泉の4資産はずれる
 朝日新聞(4/7付Web)によれば、2011年の世界文化遺産登録をめざして再挑戦する「平泉」の構成資産から、「浄土世界」との関連が薄いとして4資産がはずれる見通しが強まりました。推薦書作成委員会によると前回推薦した9資産からはずすのは長者ケ原廃寺跡、白鳥舘遺跡、達谷窟、骨寺村荘園遺跡で、地元に困惑が広がっているそうです。

高野山ゆるキャラ「こうやくん」決定
 読売新聞(4/6付Web)によれば、金剛峯寺が2015年春に予定している高野山開創1200年記念大法会のイメージキャラクターに「こうやくん」が決まりました。笠をかぶったお坊さんの姿は、525の応募作品から選ばれた「ゆるキャラ」です。

安楽寺で仏像4体盗まれる
 読売新聞(4/6付Web)によれば、滋賀県栗東市荒張の安楽寺本堂に安置されている仏像4体がなくなりました。なくなったのは江戸時代に作られた木製で高さ約10~60センチの地蔵菩薩像、毘沙門天像、不動明王像、阿弥陀如来像。同寺は無住、無施錠で、4月5日午前に参拝者が気付き110番しました。

善光寺の阿弥陀如来像は快慶作か
 産経新聞(3/31付Web)によれば、善光寺所蔵の阿弥陀如来立像(高さ98.5センチ)は快慶か快慶の弟子が工房で制作したとみられることが分かりました。同寺とともに調査した東京芸大の籔内佐斗司教授は「理知的で繊細な快慶様式の特徴を踏襲している。快慶が存命中に、快慶の工房で作られたと考えられる」と説明。銘文は見つからず、本人の作とは確認できなかったとしています。
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