新刊1303


新 刊 1303



法華経の事典
渡邊寶陽=監 東京堂出版 4200円
〈法華経28品の解説と用語集、インドから日本へと伝播した歴史、日本文化と法華経のかかわりを4部構成で解説。天台宗や日蓮宗といった宗派を越えて、日本仏教史・日本史・日本文化史に影響をあたえ、現在まで信仰対象となっている法華経について総説しました。〉

新装版 日蓮辞典
宮崎英修=編 東京堂出版 2500円
〈法華経の行者日蓮の生涯と事跡、その思想や著作など750項目を収録し、日蓮の宗教の全貌を明らかに!日蓮の宗教・思想、そして波乱を極めたその生涯、また弟子・信徒の動向や、日蓮の滅後における継承の歴史や、肝要・適切な用語を解説し日蓮理解のための手引きとなる一冊。〉

不安を鎮めるブッダの言葉
アルボムッレ・スマナサーラ=著 朝日新聞出版 1260円
〈わかりやすく初期仏教を語り、仏教に興味のある人以外の読者も多いスマナサーラ長老からの、震災後に漠然とした将来への不安を抱えながら暮らす日本人へ、生きる指針を示すメッセージ集。〉

中世日本の宗教テクスト体系
阿部泰郎=著 名古屋大学出版会 7770円
〈文字、図像、儀礼を含む広大な領域を 「宗教テクスト」 の視座から展望し、聖徳太子伝から仏教儀礼、経蔵、聖教、神祇まで、中世世界の深層に潜む豊穣なる知の体系を解き明かした労作。日本中世史の焦点となる多様なテクストの複合・統合の果てに、〈聖なるもの〉はいかにして創出されたのか。〉

秘仏の里を旅する 太陽の地図帖
太陽の地図帖編集部=編 平凡社 1260円
〈普段は扉の中に安置され、限られた日に拝観が許される“秘仏”を求め、旅をする。京都、奈良、若狭など6エリアを厳選、寺社の歴史とともに紹介。みうらじゅんの秘仏開帳ルポも掲載。〉

猫のように生きる からだで感じる生きかた指南
板橋興宗=著 二玄社 1680円
〈猫寺の住職にして当今の名僧、板橋禅師が八十六年の人生道中を吐露。問答形式の1・2章では、先ず禅との出会いから今日までの生涯、次いで修行生活とその今日的な意義を述べ、一人語りの3章で現代社会への警鐘と希望を語る。〉

図説 生き方を洗いなおす!地獄と極楽
速水侑=著 青春出版社 1240円
〈人は死んだら何処へ行くのか? 地獄とは何か、極楽とは一体、どんな所なのか! 生き方が問われる「あの世」の世界を、あらすじと絵で読み解く一冊。こんな時代だからこそ、きちんと知って伝えたい仏教の死生観。〉

インド初期密教成立過程の研究
大塚伸夫=著 春秋社 23100円
〈密教は、仏教の中でどのようにして成立し、発展したのか。この密教にとって最も重要なテーマを、梵・蔵・漢の膨大な文献資料を渉猟して徹底的に研究。「雑密」と呼ばれ、これまであまり研究の進んでいなかった初期密教に光をあて、その輪郭をより鮮明に浮かび上がらせた世界初の画期的かつ総合的な研究書。〉

趙州録提唱
福島慶道=著 春秋社 1995円
〈古来親しまれてきた禅の古典『趙州録』をテーマに、一代の禅僧が自在闊達に提唱。「禅の心」を痛快に説き尽くす快著。『趙州録』の提唱録は実に久々であり、禅・仏教の神髄を求める人々にとって必読の書。〉

ブッダとは誰か
吹田隆道=著 春秋社 1995円
〈ブッダは一人の人間でありながら、神話化の対象ともされてきた。このことは私たちに何を教えてくれるのだろう? さまざまな言語で伝承された文献を時代背景とともに比較検討し、ブッダ入滅までの足跡をていねいたどる。近年の学術的成果から、ブッダに思いをはせた過去の人々の熱い息吹までを伝える、すぐれた入門書。〉

親鸞 非僧非俗に生きる
ひろさちや=著 春秋社 1890円
〈権力者により流罪に処された親鸞は、大いなる決意をした。「僧にあらず俗にあらず」。国家資格としての僧を捨て、観音菩薩の命により真の仏教者として生きたその姿とは。新説を交えて平易にその生涯を語る。〉

お坊さんのための「仏教入門」
正木晃=著 春秋社 1890円
〈21世紀の日本社会で生き残れる仏教と、それを担う僧侶のありかたを、3.11の東北大震災も踏まえて歴史・教義・現実の面から検討し、仏教学の最新知識の解説も織り込みながら、できるかぎり具体的かつ現実的に提示する。〉

講演集 悲喜をよろこぶ
在家仏教協会=編 在家仏教協会 1575円
〈お坊さんや仏教学者、文化人など多彩な話し手を招いて開催している在家仏教協会主催の定期講演会を活字に起こした筆録の集成です。ここ20年ほどの間に月刊誌『在家佛教』で掲載した講演録から、宗派のかたよりなく仏教に学ぼうという当協会の特徴をよくあらわすお話13本を厳選しました。〉

対談集 掌を合わせて生きる
在家仏教協会=編 在家仏教協会 1575円
〈仏教を心の柱として生きている方々に、そのご縁とこれまでの歩みをお聞きしました。在家仏教協会企画の対談と、テレビ・ラジオで放送された番組を許可を得て活字に起こした筆録を、ここ20年ほどの月刊誌『在家佛教』誌面から計10本セレクト。〉
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