新刊1606


新 刊 1606




超カンタン英語で「仏教」がよくわかる
大來尚順=著 扶桑社新書 扶桑社 864円
〈ハーバード大学神学部で学んだ僧侶の説く、新しいタイプの仏教本。英訳された仏教用語のほうが、その意味するところを理解しやすいと説く、画期的な一冊。英訳された32の仏教用語解説や、各宗派に対応したお経の英訳と日本語意訳なども掲載。〉

仏像風土記 北海道、東北、関東、中部
籔内佐斗司=著 ビジュアルだいわ文庫 大和書房 1000円
〈国宝から重文、秘仏まで、「せんとくん」生みの親でもある彫刻家が、全国の仏像を訪ねながら、その魅力に迫る。新しい拝観手引き!〉

大切な人を亡くしたあなたへ お坊さんの話49
藤岡善信=編集 メタモル出版 1380円
〈「死」とは?「生」とは? 「いのち」とは? 大切な人の死に嘆き苦しむ方、死を意識し怖れる方におくる「生きる勇気」が得られるためのやさしい法話を集めました。〉

顕如 信長も恐れた「本願寺」宗主の実像
金龍静・木越祐馨=編集 宮帯出版社 3780円
〈顕如は若くして本願寺を継いだが、それまでの歴代が果たせなかった「門跡」になるなど、本願寺の絶頂期に教団を率いた。天下統一を目指す織田信長と敵対し、10年間に渡って戦い抜いている。しかし、勅命による講和の直後、威容を誇った大阪本願寺は焼失し、教団も息子教如と准如の時に東西に分裂する。いわば本願寺の歴史上、非常に大きなターニングポイントの中心にいた人物である。この顕如に様々な角度から光をあて、実像に迫る待望の論文集。〉

『日本霊異記』説話の地域史的研究
三舟隆之=編 法藏館 9000円
〈『日本霊異記』の各地域を舞台とした説話について、その地域の歴史的な背景と交通路の関係を考証し、説話の形成者が寺院を拠点として地域を往来する官僧であることを実証する。〉

空海教学の真髄 『十巻章』を読む
村上保壽=著 法藏館 2300円
〈空海の膨大な著作のなかから、その教学・教義の根本を学ぶために抜粋された『十巻章』を現象学的解釈学の方法で読み解いた空海思想の核心を学ぶための必読書。〉

改訂新版 歎異抄講義〈上〉
三明智彰=著 法藏館 2200円
〈『歎異抄』は、こんなに身近なものだった 時代・世代を超えて愛されるその内容を、身近な話題、やさしい言葉で説明。上巻は第十条まで収載。〉

改訂新版 歎異抄講義〈下〉
三明智彰=著 法藏館 2700円
〈重版続きの人気書が、ルビを大幅に増やして読みやすく、しかも、お得な値段になって登場 下巻は第十一条以後を収載。〉

仏教と心理学の接点 浄土心理学の提唱
藤能成=編著 法藏館 2800円
〈多くの人々の生き方や文化に影響を与えてきた浄土教。その浄土教を中心とした日本人の心を心理学から解明する、仏教心理学にこれまでなかった新たな視座を提唱する、画期的一冊!〉

図解 世界5大宗教全史
中村圭志=著 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2376円
〈仏教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教。多くの信者を持ち、世界の文化、政治、経済に大きな影響を与えている5つの宗教の成り立ちから教え、相互の関係を歴史的にとらえ、豊富な図解でわかりやすく解説するのが本書である。〉

仏教の仮面を剥ぐ
ベルナール・フォール=著 末木文美士・金子奈央=訳 トランスビュー 2200円
〈覚り・無我・寛容・平和主義――本当にそうなのか? ダライラマ14世までも正面から批判しつつ、仏教の常識を真っ向から再検討。タテマエに固執し理想化しよとする偏狭な「ネオ・ブッディズム」に立ち向かい、歴史のなかで多様性を持ちつつ生き続けた仏教の豊かさを眼を向けた仏教入門。〉

医者が仏教に出遇ったら
田畑正久=著 本願寺出版社 1080円
〈ものごとに批判的であることが、精神の健全性を表すという思いにどっぷりと漬かっていないでしょうか。そんな自分の心のありさま、限界、愚かさに気づかされていくことが、それを超えることにつながっていくのでしょう。生と死の現場から医師として提言する、科学的思考の限界と仏教の視点で見つめなおす人生。〉

ホップステップ浄土真宗
森田真円・釈徹宗=著 本願寺出版社 1200円
〈浄土真宗の入門書『浄土真宗 はじめの一歩』からの「次の一歩」をテーマとした続編。「浄土真宗の終活」や社会に飛び出し活動をする寺院・僧侶の紹介コラムを掲載。〉

日蓮を読み解く80章
浜島典彦=監修 ダイヤモンド社 1500円
〈穴埋め問題に挑戦して、回答から学ぶ。「死んで浄土に行くより、この現世を浄土にしよう」と説いた日蓮。 精力的に社会活動を巻き起こした日蓮の根底を支える心理に触れる。困難に立ち向かう自発的な力と、社会に役立つ強い心を持ちたいと願う人に贈る〉

悩みがスッと消えるお坊さんの言葉
村越英裕=著 宝島社 1200円
〈人生のすべてについて透徹した哲学をもつ禅宗。だからこそ、人間のすべての悩みについて、その答えを導き出すことができます。著者は禅宗を極めた臨済宗妙心寺派、龍雲寺の住職です。やさしく、わかりやすく、楽しくをモットーに人生の悩みに答えます。〉

お坊さんのひみつ
村越英裕=著 PHP研究所 1512円
〈お坊さんの年収は? 税務署との上手な付き合い方、気苦労も多い檀家づきあい、お坊さんになる方法と修行生活の実態、通夜や葬儀以外の時間は何をしている?……。「現役の僧侶」がリアルなお寺事情を本音で語ります。〉

国分寺の誕生
須田勉=著 吉川弘文館 1800円
〈仏教を中心とする国家構想の核心だった国分僧寺と国分尼寺。往時をしのぶ遺構は少なく謎が多いが、近年の考古学による成果から堂塔の配置が統一的なものでなく、地域情勢との関係の中で建設されたことがわかった。在地社会が国家の企画した国分寺の思想をいかに受け止め造営したのか、建立にいたる政治状況を辿り、諸国国分寺の特徴を解明する。〉

聖徳太子と斑鳩三寺
千田稔=著 吉川弘文館 2000円
〈幼少よりの秀でた能力で「和」の貴さを説き、人々の苦悩を救済した聖徳太子。推古女帝を補佐して仏教の興隆に尽し、後世、太子信仰を生み出した。飛鳥・斑鳩・大阪・京都を訪ねて太子の足跡を辿り、実像を描き出す。〉

人は死んだらどうなるのか
さとう有作=著 幻冬舎 1000円

大乗仏教概論
鈴木大拙=著 佐々木閑=翻訳 岩波文庫 岩波書店 1260円
〈大拙の英文著作のデビュー作.大乗仏教の核心を経典類に拠りながら二分野に分けて論じる.形而上学,思弁の学としての「思索的」な面と,教えに基づく実際の信仰の在り方,究極的な目的である衆生済度に至る道程としての「実践的」側面である.本書により,初めて本格的に大乗仏教が西洋に紹介された.M.ウェーバーを始め,欧米の研究者に大きな反響を呼んだ〉

日本の思想をよむ
末木文美士=著 角川書店 1728円
〈社会と国家、自然と人間、宗教、身体、そして死。思想史を彩る43編をとりあげ、現代の課題と原典を橋渡しする日本思想史入門。古事記、仏典から国家論、日本国憲法まで、未来を考えるヒントとして、今ひらく。〉

災害支援ハンドブック 宗教者の実践とその協働
宗教者災害支援連絡会=編 春秋社 2000円
〈頻発する地震や自然災害。今後の災害に備えて、東日本大震災の支援活動に携わった宗教者と研究者が直面した問題点とその解決方法、課題に提言などを、宗教・宗派の壁を超えてまとめたハンドブックの決定版。災害に備え日々の連携と準備のために普段から手元に置きたい一冊〉

蓮如上人の贈りもの 後世をしるを智者とす
大谷光見=著 春秋社 1200円
〈親鸞亡き後衰亡する室町期の本願寺を建て直し近世の浄土真宗に大きな足跡を残した蓮如。その生涯と彼を取り巻く人びとの姿を通して「他力」の信心の核心をやさしく語りながら現代人へのメッセージを読み解く。〉

再興! 日本仏教
正木晃=著 春秋社 1800円
〈21世紀の宗教に求められる重要テーマは、個人の精神的な救済と社会的な規範の提供である。この視点から、「近代化」「内面化」「死後世界と霊魂」をキーワードに、日本仏教が社会貢献の面でいかに可能性に満ちた宗教であるかを解説。比較検討の対象は、日本仏教にとどまらず、チベット仏教・テーラワーダ仏教、さらにはキリスト教やイスラム教にも及ぶ。同時に、日本仏教の弱点や欠陥を指摘し、あわせて日本仏教再興の具体的な方法を提示する待望の書である。〉

仏像を読み解く シルクロードの仏教美術
宮治昭=著 春秋社 2700円
〈インド西北部のガンダーラやバーミヤーン、中国西域の敦煌・トルファンなど、シルクロードの仏教美術を紹介しつつ、それらが「仏教思想と信仰」「社会と政治」「異文化と異宗教」という三つの要素とどのように関わってきたかという視点から、仏像のもつ意味と役割を読み解く。〉

とまどう男たち 死に方編
大村英昭・山中浩司=編 石飛幸三・久坂部羊・釈徹宗・中村仁一=著 大阪大学出版会 1500円
〈退き際のダンディズムとはなにか。大村英昭氏の絶筆となってしまった本書は「生き方編」とともに「あきらめの男性学」を示す。石飛幸三、中村仁一、久坂部羊の目前に死をとらえたエッセイとともに、男が自殺する理由、死に場所、死に方、いのちが尽きようとしたとき必要なエクササイズ、心霊(たましい)の行方までをたどる。本当の男の道とはなにか。生きているうちに「死」が視野に入る、気づきの書〉

ねこでら 猫がご縁をつなぐ寺
御誕生寺=著 秀和システム 1300円
〈お寺に暮らすたくさんの猫たちの写真と、住職のこころ温まるメッセージを綴った、なごめる写真集です。人気者のレオを筆頭に、自由で気ままな猫たちの姿に、ホッとリラックスしましょう。〉

親鸞
三田誠広=著 作品社 2600円
〈煩悩具足の凡夫・悪人に極楽往生を約束した日本仏教の革命児! 書き下ろし長編歴史小説。〉

心理学を学んだお坊さんの 幸せに満たされる練習
井上広法=著 永岡書店 1200円
〈満たされることができるのか」というテーマを科学的に考察しています。各国の最新の論文や実験結果を元に、幸せを5つの要素に分類し、誰にでも簡単にできる「幸せになる練習」として幸せになる実践方法を紹介します。〉

禅とキリスト教 人生の処方箋
山田史生、ニック・ベランド=著 東京堂出版 1800円
〈禅問答と聖書が教える生き方のヒント! 禅の教えと聖書の教えはそれぞれ、「良く生きる」ためのヒントに満ちています。禅を愛する山田教授とクリスチャンの青年ニックの仲良し二人が禅問答と聖書をおしゃべりしつつひもといて、悩める人生をナビゲート。この世をありのままに「のほほん」と生き抜く視点が満載の、「ちょっぴり笑えて実は深い」人生の処方箋。〉
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予定1609


予 定 1609



ラジオ「宗教の時間」9/25
 NHKラジオ第2「宗教の時間」9月25日午前8時半 - 9時の放送は、山形大学教授・松尾剛次「“葬式仏教”を見直す」です。
 同番組の同日午後6時半 - 7時の再放送は、禅僧・櫛谷宗則「いのちに抱かれて〜坐禅の世界を語る」です。
 ラジオ第2・宗教の時間

テレビ「こころの時代」9/25
 NHK・Eテレ「こころの時代 宗教・人生」9月25日午前5時 - 6時の放送は、アンコール、文化人類学者・加藤九祚「シリーズ 私の戦後70年 こころの壁を超える」です。
 同番組の9月24日午後1時 - 2時の再放送は、東京大学大学院教授・丸井浩「シリーズ “ブッダ最後の旅”に学ぶ 第6回 人間ブッダの探究」です。
 Eテレ・こころの時代

ラジオ「宗教の時間」9/18
 NHKラジオ第2「宗教の時間」9月18日午前8時半 - 9時の放送は、禅僧・櫛谷宗則「いのちに抱かれて〜坐禅の世界を語る」です。
 同番組の同日午後6時半 - 7時の再放送は、立正大学教授・北川前肇「シリーズ 日蓮聖人からの手紙 第6回 父との葛藤に直面する兄弟への手紙」です。
 ラジオ第2・宗教の時間

テレビ「こころの時代」9/18
 NHK・Eテレ「こころの時代 宗教・人生」9月18日午前5時 - 6時の放送は、東京大学大学院教授・丸井浩「シリーズ “ブッダ最後の旅”に学ぶ 第6回 人間ブッダの探究」です。
 同番組の9月17日午後1時 - 2時の再放送は、バイオリニスト・黒沼ユリ子「共にわかちあう日々を」です。
 Eテレ・こころの時代

ラジオ「宗教の時間」9/11
 NHKラジオ第2「宗教の時間」9月11日午前8時半 - 9時の放送は、立正大学教授・北川前肇「シリーズ 日蓮聖人からの手紙 第6回 父との葛藤に直面する兄弟への手紙」です。
 同番組の同日午後6時半 - 7時の再放送は、仏教指導者・佐々井秀嶺「インドの真ん中で仏教を生きる」です。
 ラジオ第2・宗教の時間

テレビ「こころの時代」9/11
 NHK・Eテレ「こころの時代 宗教・人生」9月11日午前5時 - 6時の放送は、バイオリニスト・黒沼ユリ子「共にわかちあう日々を」です。
 同番組の9月10日午後1時 - 2時の再放送は、アンコール、東京大学名誉教授・養老孟司「“自分”を超えて」です。
 Eテレ・こころの時代

ラジオ「宗教の時間」9/4
 NHKラジオ第2「宗教の時間」9月4日午前8時半 - 9時の放送は、仏教指導者・佐々井秀嶺「インドの真ん中で仏教を生きる」です。
 同番組の同日午後6時半 - 7時の再放送は、日本聖公会沖縄教区司祭・石原絹子「戦場で出会った十字架」です。
 ラジオ第2・宗教の時間

テレビ「こころの時代」9/4
 NHK・Eテレ「こころの時代 宗教・人生」9月4日午前5時 - 6時の放送は、アンコール、東京大学名誉教授・養老孟司「“自分”を超えて」です。
 同番組の9月3日午後1時 - 2時の再放送は、長興寺住職・松下宗柏「迷いの人生 白隠に出会う」です。
 Eテレ・こころの時代
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