話題0711


話 題 0711



瑞巌寺本堂で映画試写会
 スポーツニッポン(11/27付Web)によれば、宮城県松島町・瑞巌寺の普段は一般開放されていない本堂で12月13日に新作映画の特別試写会が行われます。作品は米俳優ニコラス・ケイジ主演の「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」。タイトルにちなんで国内5都市の国宝や重要文化財施設が会場に選ばれたもので、ほかの会場は犬山城、清水寺など。瑞巌寺では4×3メートルのスクリーンを持ち込み、約100人の観客は全員が座布団に座って観賞するそうです。

仏像内部から「目」の紙片
 中日新聞(11/22付Web)によれば、横浜市金沢区の太寧寺にある鎌倉時代の薬師如来立像を解体修理した際に内部から「目」と書かれた紙片が見つかりました。神奈川県立金沢文庫によると、目の病気に対する御利益を高めるために、奈良時代の写経から「目」という文字を切り取って中に入れた珍しい例だといいます。

ダライ・ラマ後継者選びを存命中にも
 朝日新聞(11/17付Web)によれば、来日中のダライ・ラマ14世が11月17日に三重県伊勢市内で記者会見し、後継者選びについて、死後に後継者を探す「転生」制度以外に、存命中に後継者を指名したり選挙で選んだりする方法の可能性を示しました。さらに「私が亡命地で死ぬようなことがあったなら、後継者はチベット本土ではなく、亡命地、外国で見つけられるべきだ」と述べました。

中寺廃寺跡など20件が国史跡に
 徳島新聞(11/16付Web)ほかによれば、国の文化審議会が史跡20件の新指定を文部科学相に答申しました。このうち宗教関連は次の通りです。
 ・鳥海山大物忌神社境内(山形県遊佐町)
 ・河内寺廃寺跡(大阪府東大阪市)
 ・中寺廃寺跡(香川県まんのう町)
 ・等妙寺旧境内(愛媛県鬼北町)

知恩寺で快慶作の阿弥陀仏像を確認
 朝日新聞(11/16付Web)によれば、京都市左京区の知恩寺に快慶作とみられる仏像が所蔵されていることが分かりました。浄土宗宗務庁の発表によると、仏像はヒノキの一木造りで高さ98.9センチの阿弥陀如来立像。作者の署名はありませんが作風などから快慶の初期作品とみられるといいます。12月1日から7日まで同寺で公開されます。

タイ選挙、仏前の誓いは空振り
 時事通信(11/15付Web)によれば、タイ選挙管理委員会が12月の総選挙を前に横行する票の買収を撲滅しようと、候補者に公正な選挙を仏像前で誓うよう呼び掛けました。ところが比例代表名簿に名を連ねた31党の全候補者のうち、11月15日に国内8カ所で行われた宣誓式に参加した党首は2人だけで、選管の奇策は空振りに終わったといいます。

日蓮本宗の僧侶ボクサーがプロ志願
 朝日新聞(11/14付Web)によれば、大阪市淀川区の日蓮本宗・正福寺の僧、松本知隆さん(29歳)が11月18日、ボクシングC級ライセンスのプロテストに挑みます。松本さんは人の死と向き合う僧職にストレスを感じ、強い精神力と体力を身につけるため、ジムに通い始めました。当初は僧侶が人を殴るなんてとリングには上がりませんでしたが、実力を試したいという思いが募り、テストに挑むことにしたといいます。

両陛下が比叡山延暦寺を訪問
 中日新聞(11/14付Web)によれば、天皇、皇后両陛下が11月13日、比叡山延暦寺を視察されました。滋賀県内を訪問中の滞在最終日午前10時半ごろに到着、根本中堂で本尊の木造薬師如来立像を見つめ、国宝殿を訪問。仏像の展示室では、皇后さまが千手観音菩薩立像の前で足を止めて、表情に見入っていたといいます。

バーミヤンに大規模な仏塔基壇
 産経新聞(11/6付Web)によれば、アフガニスタン中部のバーミヤン遺跡で発掘された6~9世紀ごろ建造の仏塔基壇の最長辺の長さが約55メートルに及ぶことが分かりました。確認したのはアフガン考古学保護協会のゼマリアライ・タルジ氏が率いるチーム。場所は破壊された大仏立像の南東100メートル。調査チームは仏塔が高さ30メートルと推測し、玄奘三蔵が見たと記した涅槃仏はこの近くと思われるといいます。

アンコール遺跡にイオン出資の博物館が開館
 共同通信(11/3付Web)によれば、カンボジアのアンコールワット遺跡群の隣接地で11月2日、シハヌーク・イオン博物館の開館式典が行われました。所蔵されるのは上智大調査団が01年に偶然発見した11-13世紀の274体の仏像など。同博物館はイオングループの「1%クラブ」が約1億3000万円を上智大に寄贈し建設されました。

ゾロアスター教と関連する仏像の型が出土
 京都新聞(11/1付Web)によれば、タジキスタンのカレ・コファルニホン遺跡で7-8世紀の工房跡が確認され、ゾロアスター教を特徴づける拝火壇に手を差し伸べている仏像の型が出土しました。発掘調査を進めている龍谷大によると、ゾロアスター教から仏教への影響や、阿弥陀仏の起源を考える上で重要な発見といいます。

高野山が携帯を使って観光ナビ
 産経新聞(10/31付Web)によれば、和歌山・高野町が11月1日から携帯電話を利用した「高野山観光ナビ」(ゆびナビ)の実証実験を始めます。山内の案内板にQRコードを表示し、日英2カ国語で観光ルートや宿泊施設などを画面で案内。ボランティアガイド不足をサポートする試みで、評判がよければ新年度から本格実施するといいます。

ミャンマーで弾圧以降初の僧侶デモ
 朝日新聞(10/31付Web)によれば、ミャンマー中部パコクで10月31日朝、僧侶約100人が約1時間デモ行進しました。反政府スローガンは一切掲げず、軍事政権の批判もしなかったといいます。僧侶のデモは軍政の武力鎮圧以降初めてとみられます。

不動の蟹満寺釈迦像が修理で移動
 産経新聞(10/31付Web)によれば、木津川市の蟹満寺の銅造釈迦如来坐像が10月31日、本堂建て替えに伴う修理のため境内の修理所へ移されました。同像は寺院創建以来約1300年間、動かされていないといわれています。保存修理の後、平成22年3月末に完成する本堂に戻されます。

投入堂が3人限定で60年ぶり公開
 産経新聞(10/29付Web)によれば、鳥取県三朝町の投入堂で11月中旬の1日だけ約60年ぶりの一般拝観があります。開山1300年を記念し修復落慶法要に合わせ3人限定で公開。公募に約340人が応募し、作文などをもとに広島市の飲食店経営の女性(60)と横浜市の大学院生の男性(30)、札幌市の女性(29)が選ばれました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )