Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

あ、ジョー・バターンは聴かなきゃダメなのよ。

2005-05-30 23:51:28 | LatinSoul / LatinRock
ジョー・バターン(Joe Bataan)!!
新作も出ましたし、ライブもやっているようです。(弊バンドのBBS参照

Saint Latin's Day Massacre(1972)

ファニアレコードでの最終作。そして、これは紛れもない傑作であります。
翌1973年には、あの傑作「Salsoul」が生まれますが、両作とも甲乙つけがたい傑作。
この頃のジョー・バターンはホント凄かった。

ジョー・バターンは、その声の深さが尋常ではないわけですが、スロー・テンポの曲でこれがホントォウーに活きます!
「I Wish You Love (Part 1)」。そして「If I Were A King」。
何という声なんだ!甘くはない。男が泣ける、深い声。この説得力!
一体、これは何なんだ!
ぜひ全ての人に聴いて頂きたい!

そしてアップテンポの曲でのグルーヴ!(そういえば和田アッコさんとも声質が似ている!)
実はファニア時代のジョー・バターンは、スペイン語の曲では別の人間にリードボーカルを取らせるのですが、恐らくバターン本人と思われるコーラスが、そういう曲でもスンゲェ、グルーヴしております。

アルバムのラスト飾るのはソウル・ファンならお馴染みの「シャフト」であります。かなりアップテンポの「シャフト」。泥臭さを残しつつ、そこがまた魅力でもあった、ファニア時代から、より洗練されたサルソウル時代への架け橋のような、この曲もまた鳥肌もんのカッコよさ。

あなた、こんなアルバムを聴かずに死ねますか?
そんな、勿体ない。
コメント
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