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Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

バーズは脳で聴け!(・・・当たり前か。)

2005-08-15 22:33:22 | West Coast Rock
バーズで一番好きなのがコレ。

ザ・バーズ(The Byrds)
「Fifth Dimension」(1966)

実はビートルズにインド音楽を教えたの、バーズだったって知ってました?

まぁ、そんな事で、とってもトンガッたバンドのトンガッた音楽ですね。
サイケデリックのハシリ。
肉体より脳髄を直撃するオンガク!

才能が開花したデヴィッド・クロスビー(David Crosby)がトニカク目立ちます。
曲も凄いし、ボーカルも凄い。
鬼気迫る!
このヒト、天才ね。基地外の一歩手前。
(「Hey Joe」のボーカル、メチャクチャ凄いデス!!!)

そのクロスビーは、開花した挙げ句、68年にはリーダーのジム・マッギン(Jim McGuinn)に「邪魔だ!」とバカリに"ポイ"っと捨てられてしまいますが(語弊かなりアリ)、まぁ、そんな事があったからこそ、CS&Nが生まれたと思えば、ま、運命だねぇ。

曲は「5D(Fifth Dimension)」だとか「Eight Miles High」(←コレもまたカッコええ~)だとか、いかにもクスリで~す、というタイトルのシングルヒットもあり、ジャケット見ても分かるように、なんかマトモ(日常)じゃありません。

目眩のようにチカチカいって日常をブチコワス12弦ギターやら、美しいと言うよりやはりトンガッたコーラスやら、やはり、魂を肉体から遊離させるべく暗躍するストリングスやら、トニカク家庭団欒にはゼッタイに合いませんので覚悟して下さい。
曲そのものも、ところドコロ、コードを無視したメロディが現れマスしね。

次作の「Younger Than Yesterday」もスゴイのよね~。
クロスビー凄い!バーズ偉い!モチロン、マッギンも偉いよ~!

じゃ、また明日!!!
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ドン・ヘンリーは絶好調。

2005-08-12 23:17:03 | West Coast Rock
イーグルス(Eagles)
「The Long Run」(1979)

「ホテル・カリフォルニア」(1976)の次に聴くべきイーグルスのアルバムは?

と聴かれたら、絶対に勧めないアルバムです。
素晴らしく売れましたが、どう考えてもイーグルスの6枚のオリジナル・アルバムの中では最下位にランクされるアルバムです。

曲は、意外に悪くないんです。
「The Long Run」、「I Can't Tell You Why」(言い出せなくて)、「In The City」、「Those Shoes」、「The Sad Cafe」。
こう並べてみても、ファースト・アルバムや「On The Border」と比べて落ちるとは思えない。
悪いのは演奏(ヘタ、という意味ではナイ)とアレンジ。あと、音の録り方。
覇気がない。考え過ぎ。そして、煮詰まり過ぎ。
そんな状態がストレートに伝わってくる。勿体ない。

では、聴き所は?
と言うと、それは何と言ってもドン・ヘンリー(Don Henley)のボーカル。
彼のボーカルに関しては、ハッキリ言って絶好調。
「Disco Strangler」や「Those Shoes」でのアブラの乗り切ったボーカルは、イーグルス時代では最高の出来。
ハードでヘヴィなギターをバックに、高めのキーで歌うドン・ヘンリーの声は、どんな不感症の人間でも鳥肌が立つくらい、色気がある。実にカッコいい。
「渋いバラードのボーカリスト」、じゃないんです、実は。
ワタクシは、男性ロック・ボーカリストでは、誰を置いても、ドン・ヘンリーが一番好きなんですが、その、最高の歌を聴けるアルバムという事で、「The Long Run」は、いつかは聴いて頂きたいアルバムです。

今日は、「聴けぇー!」とか「スゲェー!」とか言いません。
何とか頑張って(飽きずに)ココまで辿り着いてね~!
と言っときます。
ぃよろしくぅね~!
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ロングブランチ/ペニーホイッスル(Longbranch/Pennywhistle)

2005-08-08 07:53:29 | West Coast Rock
「バニシング・ポイント」(1971)と言えば、アメリカン・ニューシネマを代表する映画の一つ、というコトなんでしょうが、今日は、まぁそういうコトではなく、イーグルス(Eagles)絡みです。

どういう事かと言うと、この映画の中でグレン・フライ(Glenn Frey)がJ・D・サウザー(J. D. Souther)と組んでいたロングブランチ/ペニーホイッスル(Longbranch/Pennywhistle)の「I Can't Believe It」という曲が聴けます。

イーグルスのメンバーが過去に在籍していたバンドっていうと、ドン・ヘンリー(Don Henley)の在籍していた、シャイロ(Shiloh)とか、このロングブランチ/ペニーホイッスルなどはライナーノーツとかで、名前だけは見かけるけど、音が聴けねぇ・・・というコトが多い。(と思います)
そういう状況なので、Longbranch/Pennywhistleを一曲でもいいから聴いてみたい!というヒトは「バニシング・ポイント」を買ってみては如何?
アマゾンで買うと995円らしいし。(安い!)

曲はどんな曲かって言うのは、まぁ、JDとのデュオなので、アコースティックっぽい線かと思いきや、ちょっとR&Bっぽいロックンロールです。
イーグルスにおいては、グレン・フライのやってた役割そのまま。
「Heartache Tonight」あたりに近い線。

興味のある方はドーゾ!

(この映画、全編通して、ロックとかソウル系の音楽がず~っとかかっていますので、そういう意味でも楽しめます。キム・カーンズとかマウンテンとか掛かるし、デラニー&ボニー&フレンズなんかは、出演までしてます。)
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ヘア~は薄いが中身は濃いぜ。

2005-07-30 07:55:44 | West Coast Rock
スティーヴン・スティルス - マナサス(Stephen Stills - Manassas)
『Down The Road』(1973)

ロック、カントリー、ラテン、フォーク。
こういうモノがゴタ混ぜになったバラエティに富んだ一枚っす。
土臭くて、ドライブ感があって、ポップでファンキーで、かつ、アンサンブルはタイト。
70年代のアメリカン・ロックの見本盤みたいな一枚と言ってもいいんじゃないッスかね。
かなりの名盤だと思います。
何度聴いても飽きません。私は。

コレが嫌いなヒトはアメリカン・ロックに縁がないと言う事で、まぁ、その、スバリ言ったわよ。

それにしても、実に楽しめマスな~。
ダレるところが無いもんな~。
必殺・オトコの哀愁ソングもあるしね~。

マナサスとしては、前作(『Stephen Stills - Manassas』1972)の方が有名かもしれませんが、最初に聴くならコッチの方がコンパクトにまとまっていて、良いと思います。お勧めっス。

それにしても、このジャケットの売る気の無さも、ある意味、見事。
もう、ちょっと何とかしようよ・・・。
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金色の髪の少女は超佳曲でゴザイマスのネ

2005-07-19 21:36:44 | West Coast Rock
梅雨明け記念。

アメリカ(America)でゴザイマス。
暑っついので、爽やか系という事で、よろしくドーゾ。
アコースティック・ギターと、コーラスの響きが夏に良く効きます。

アタクシは1975年発表のベスト盤(America's Greatest Hits / History)しか持ってないので、初期のアメリカ(コレをEarly Americaというのか?)しか知らないんですが、「Ventura Highway」(1972)と、「Sister Golden Hair」(1975)が特にイイです。
ローズが効いた、AORのハシリっぽい曲(ただし、クールではなくウォームになってるトコがこのヒト達である)もあり、コリャ、和みます。

「Sister Golden Hair」は、ワタクシのiTuneでも★が5つ付与されてゴザイマシテ、これはワタクシの中でもトップ0.5%に食い込むスペシャル名曲というコトになっております。取り立ててどーって言う事もない曲なんですが、スゴク良いです。胸キュン・ハツコイ系アコースティック・ポップと言っておきます。変な表現で恐縮ですが、「超佳曲」でゴザイマスね。全米No.1にもなっちゃってマス。やるな、アメリカ!

少々、分析的にヤリますと、まず、最初のギターの刻みからして絶妙。Eメジャーの曲なんですが、最初はC#マイナーからで(・・・・・中略!!!!!)
要するに、メジャー・キーの曲の中で天才的に上手くマイナーの響きが出て来るんですワ。

という事で、ポップで繊細なスペシャル超佳曲を聴いて、夏を乗り切りマショーね。
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過渡期イーグルスの底力は?

2005-07-11 23:17:10 | West Coast Rock
イーグルス(Eagles)
「On The Border」(1974)

一般的に言ってイーグルスのアルバムで語られる事の少ないナンバーワンが多分コレです。
ま、プロデューサーが途中で交代するし、確かに過渡期と言えば、過渡期。
「Desperado」(1973)と「One Of These Nights」(1975)に挟まれてるんで(ならず者と呪われた夜に挟まったと言った方がワカリヤスイ?)存在感薄いのはショーガないんですけど・・・。
だからと言って曲のクオリティが低い訳ではないのがイーグルスの怖いトコであります。そして、ボーカリスト集団としての魅力はヤハリ素晴らしい。

ストレートなロックンロール系のハマるグルーヴィーなグレン・フライ(Glenn Frey)。
コシの強い太麺ハイトーン・ボーカルがウネリまくるランディ・マイズナー(Randy Meisner)。
野太く土臭くアメリカの大地を匂わせまくるバーニー・リードン(Bernie Leadon)。
哀愁と晦渋で苦みバシリまくるドン・ヘンリー(Don Henley)。

という事で、イーグルスを「ロックバンド」として捉えると、ちょっと間違うんでねーべか。「楽器もそこそこ出来るボーカルグループ」と思っチョリマス。ココまでボーカリストが揃ったバンドって、他はドコよ?という事で、まぁ一つ、ヨロシクよろしく。(CSN&Yとかはバンドじゃないっスよ)

ま、話はソレましたが、曲、イイんです。
畢生の名曲「我が愛の至上」(←すげータイトル。原題"The Best Of My Love"。あ、訳、合ってる!)、
豪快なサザンロック色濃厚な「地獄の良き日」(←すげータイトル。原題"Good Day In Hell"。げ、訳、合ってる!)、
ランディ・マイズナーのボーカルがスゴイ「Is It True?」、
クールにソウルフルでカッコええ「On The Border」(←これ、イーグルス流ファンクですワ)!!!
オコトを泣かせる「My Man」!

などなど。実は、曲単位で考えると、かなりイイ!

というコトになっておりますので、目当ての一枚がレコ屋に無かったら、買っといてね、コレ。
(何じゃ、この結びは?)
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「オトコど阿呆アメリカンロック」withヨロシク哀愁

2005-06-20 23:04:33 | West Coast Rock
ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)
「What Were Once Vices Are Now Habits」(1974)

このアルバム、邦題があまりにもファンタ~スティ~ック!

「ドゥービー天国」!!!!!

ナメとんのかー!!!

という事で、アホウで悪いかー!とばかりに豪快にグイグイ行くドゥービーは実に爽快。
ツインギターにツインドラムと、編成も豪快だし、何と言っても、イーグルスと違ってリズムの切れ味がいいからな~。

曲目的には、ストレートなポップ・ロックでお届けする明るく豪放なストーカーソング「Persuit On 53rd St.」(「53番街の追跡」って・・・。コレは最高にアホウ!)、アコースティック・ギターとヴァイオンリンが印象的な(ケイジャン風って言うの?)「Black Water」、見事にキャッチーなギターのリフとメンフィスホーンがイカす「Eyes Of Silver」、そして、16ビート的感覚の8ビートにシンコペを効かせまくって実にスリリングでカッコいい「You Just Can't Stop It」(これもメンフィス・ホーンが効いてる!)などなど。
基本路線はロックとしか言いようがありませんが、16ビート的な黒い感覚があって、そのドライヴ感はマサに天国。
そんでもって、実は、豪快一辺倒ではないトコロが憎い。柄にも無くオトコの哀愁を漂わせちゃったりするんで、あ~、コリャ、一本取られます。

という事で、アメリカン・ロックが好きなら必聴なんじゃないのぉ~?この一枚。
天国を標榜しているくらいだし~。
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枯れ系サウンドの背後からギラギラした若衆の顔が覗くって素敵な事ね~!

2005-06-10 22:49:27 | West Coast Rock
そろそろマイケル・ジャクソンの登場ではないかとも思いましたが、今日はやめました。
ハイ、今日はこれ↓

ニッティ・グリッティ・ダート・バンド(Nitty Gritty Dirt Band)
「Uncle Charlie & His Dog Teddy」(1970)

↑これはですね。あんまり有名盤ではないけど、アメリカン・ロック史上に燦然と輝くスッゲェー名盤です!
ホント、いいよコレ!
いいんだから、黙ってお聴き!とワタシは言いたい!
土臭い音楽が好きなら、絶対に聴くべきです。
お願いだからさぁ、聴いておくれよ~。とも、ワタシは言いたい!

ベースはカントリーとロックです。
アコギ、バンジョー、マンドリン、などなどカントリー色豊かなヤツらと、アンプを通してドデカイ音で出しました的なロック的なヤツらが見事に融合しちゃってたりしてます。そうです。どこにもなかったサウンドを完成させちゃったんです。(バーズのカントリーロックとも違うよ)
そんな、やり遂げちゃったような完成された曲の合間に、モロにブルーグラスというか、ルーツ的なモンも演奏してまして、これもまたいい!

カントリー色が強いというと、ジジーの音楽だろ、と思う向きもありましょうが、流石に若い衆が作った音楽ですので、ちゃんとロックンロール的にギラギラもしてます。たぶんこの兼ね合いが絶妙なんです。そして、意外にポップ。作曲者のクレジットを見ると、マイク・ネスミス(Mike Nesmith)だとか、ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)なんて粋なポップ野郎の名前も見えます。憎いぜコノぉ。

ロック的感性の若い衆が、伝統(カントリー)にコビは売らず、でも、敬意と愛情をもってしっかり大胆に自分たちの音楽に取り込んだアメリカ音楽の良心的名盤、という事でまとめてみましたが、それで良いでしょうか、Mr.マッキューエン?

とにもかくにも、ココロ晴れる、ココロ踊る一枚でアリマスね。
不朽の名盤。
ハイ、聴きましょうね。

さて、明日はいよいよマイコーか?
それともハマコーか?
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クレイジー・ラブっつうからアブナイのかと思ったらとんでもなく美しい曲なのよ!

2005-05-31 23:10:20 | West Coast Rock
ハイ。
ポコ(Poco)です。

何のこっちゃと思うでしょうが、「ポコ」です。

「ポコ」ってなにかっていうとバンド名です。
イーグルス(Eagles)と微妙な関係があったりする、ま、70年代のウェスト・コースト・ロックというヤツでございます。その道では結構知れた存在であります。

能書きはこれくらいにして、本題に入ります。今日は短いです。覚悟!

タイトルに挙げた、「クレイジー・ラヴ」(Crazy Love)は、美し過ぎる名曲。都会的哀愁はひとつもありません。ただ、ひたすらに純愛的に美しいメロディとハーモニー。70年代を代表する傑作です。普通、こういう屈折の無い音楽は、聴きすぎると飽きるもんですが、これは飽きません。
作者のラスティ・ヤング(Rusty Young)にミューズが降りてきたとしか思えません。
神懸かりに美しい曲でアリマス。
ちょっとだけサウンドの傾向を説明しますと、アコースティック・ギターと3声のコーラスを中心として作られてゴザイマして、あぁ、もうたまりませんワ!

ハイ。
アルバムは、「Legend」(1978)に収録されてゴザイマス。
四の五の言わずに聴くのよ、アナタ!
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