ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

GOOD DESIGN PRESENTATION 2006。

2006年08月24日 | blog

けっきょく、行ってきました。

ずいぶん変わった。
よこぞここまで。

まず、全体のレベルが、すごく上がっている。
以前は、「えええ、なんでこれがグッドなの」と
思うことがほとんどだったのに、今回は違う。
アジアメイカーの台頭も、目につきます。

それだけで、じゅうぶん、いい。

各種企画展もまた、いい。

過去の受賞作の振り返り、
企業のコンセプト展示、
エコデザイン、
キッズデザイン、
60~70年代の日本の名車をあつめたブース、
伝統工芸系、
大学。
どれもハイレベルで、たのしめます。

さらに、自販機もろくになかったのが、
なかなかうまそうな、ジャンバラヤ系カフェが出展。
そして、デザイン書籍販売に、
なぜかMETAPHYSの即売会。

ステージ上では、佐藤卓さんが
自身がデザインした、キッズデザインのマークについて
インタビューされていました。
おお、ナマ佐藤卓。写真とおんなじだ。

もりだくさんです。
すごいぞ、事務局、
すごいぞ、事務局。

さらに、開会時間にも注目です。

初日は18時から、なんと21時まで。
今日は18時までですが、
金曜は20時までです。
土曜は搬出があるので、16時まで。
会社帰りにも寄りやすいですね。
すばらしい。

やっぱりみんな、どうにかしなくちゃとおもっていて、
そして、いろいろなことが実行に移されはじめたのが、
去年あたりからなのかな。

もともと通産省だかの、
お役所のイベントだったんですよね。

それが、たしか90年代に民営化されて、
最初のうちは、引き継いだほうも、
お役所仕事をなぞっていたのか、
まずは維持することだけで、
結果的に、惰性化、形骸化してしまったのかもしれません。
勝手な推測ですが。

そしていつしか、
「取れてもうれしくないけど、取れないと恥ずかしい」
賞になってしまった。

今年のGマークは、いままでとすこし、
意味合いが違うかもしれません。

がんばれ、グッドデザイン。

ちなみに、ここでの展示は「一時通過」したものだけであって、
2次審査をここで行って(もう終わってるのかな?)、
さらにその先に、グッドデザインが付与されることになります。

わたしの名前も、一個だけありました。どきどき。