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『ポジティブ・レフェリング』

2015年02月02日 | Weblog
『ポジティブ・レフェリング』 ファウルが減る! ゲームがおもしろくなる! 驚きのサッカー審判術
松崎康弘著  ㈱デコ発行  1500円



内容紹介
“サッカーのすばらしさを引き出す"これが審判の役割であり、醍醐味!! 競技規則通りに笛を吹くだけのネガティブなレフェリングでは、このおもしろさを実感できません。「ポジティブ・レフェリング」とは、17条からなる競技規則に書かれていないことを積極的に行う、目からウロコの審判術。本書は、ポジティブ・レフェリングを実践するために重要な、コモンセンス(サッカーの共通理解)と選手とのコミュニケーションをベースに生み出した、1級審判員しか知らないレフェリングテクニック50項目を、わかりやすいイラスト付きで紹介。ポジティブ・レフェリングの結果、ファウルが減って、劇的にゲームがおもしろくなるから驚き! サッカーの質まで向上します。

著者について
日本サッカー協会(JFA)理事。日本フットサルリーグCOO。JFA前審判委員長。イングランドで1級審判を取得。'95~'02年までJリーグの主審を担当。国際サッカー連盟(FIFA)のフットサル審判インストラクターとして審判指導も行なう。

 「目からウロコ」偽りなし。「へ~、そうなんだ~」というのがいくつもありました。審判更新講習で本書のように実践的なものの講義をもっと増やしてほしいと思います。日本サッカー変わりますよ。巻末にはフットサルのレフェリングも書いてあります。こちらも面白い。
 この本をテキストにして審判メンバーで勉強会をやったら抜群の審判団が出来ると思います。

 副審の時、フリーキックになるファウルがあった時、攻撃側か守備側かで上げる手が違うこと、知っていましたか。知らなかったことがズラズラ出てきてしまいました。なんとなくやっていたんだなあと反省。

 先日、子どもたちが言っていました。
「このごろ審判はファウルスローをとらない」
この何年か少年サッカーのスローインが下手になったと思います。これは両足の接地や頭上の通過などを見ない大人の責任。

 審判メンバーの皆様、是非読んでください。今まで読んだ審判書の中で間違いなく「ベスト1」です。

ポジティブ・レフェリング ―ファウルが減る! ゲームがおもしろくなる! 驚きのサッカー審判術
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