BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

祭りが終わった

2010年06月30日 | Weblog
 祭りや花火大会の帰り道の気分、「終わっちゃったな…」という寂しさのようなものを今、感じている。
 8年前の決勝トーナメント、1回戦の試合は幼稚園の体育館でパブリックビューイングごっこをやった。トルコに負けた後グラウンドに出てみると、雨は上がっていつの間にか晴れていた。東の空には虹がかかっていた。あれから…
 日本サッカーは進化したのだろうか。パラグアイはブラジルとアルゼンチンと隣同士、弱いはずがない。南米予選でも両国に勝ったのではなかったか。それに比べて「ジャポネーゼ」は直前4連敗で本大会に臨んだ。アフリカ、ヨーロッパ、南米と戦ったが、「守って守って、はね返して、蹴って蹴って、がんばった」この繰り返しだった。どの試合も確かにがんばった。
 先日見てきた母校のインターハイ埼玉予選決勝の高校サッカーに雰囲気が似ていた。選手もベンチもサブもマネージャーたちもメンバー外のスタンド応援の部員たちもチームワークを感じさせ、みんなで戦っている。それをブラスバンドやバトン部、生徒たちや父母会の皆さん(揃いのTシャツ姿の数に驚いた)が一体となって応援する。テレビで各地の応援風景や選手家族のインタビューなどを観ているとまさしく今の代表チーム、日本代表とそっくり。青きサムライたちも「若」武者からは卒業して成熟しないと、ベスト8は厳しい。日本サッカーも少年から青年へと成長し、今回の南アフリカが成人式だった。これで大人の仲間入り。
 日本人のサッカー、どこの国でもなく日本人の資質、気質、体格、体力などが創り出すサッカーが近い近い将来に見えてくることでしょう。だからこそ、幼少年のサッカーに関わっている者すべてが、彼らの将来に触れていることを忘れてはならない。片時も。

 しかし、今回のフランス、イタリアは熟し過ぎ、木から落ちてしまった。もったいない。

 決勝はアルゼンチンとブラジル…、かな?