ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

鰯の頭も信心から

2017-01-04 20:04:28 | 京都

1月3日の風景。

 

改めまして、新年あけましておめでとうございます。

当ブログも本日から通常営業です どうぞよろしくお願いいたします。

さて、年の初めにぶらっとしたいのはやはり京都。

とはいえ、八坂神社や平安神宮、伏見稲荷など有名どころは混雑でイモ洗いのごとく揉まれまくるに違いないので、詣でる勇気がありません

どこか穴場は? と選んだのは西院の春日神社です。

数ある京都の寺社からこちらに決めた理由はずばり『病気平癒』のご利益です。

去年の暮れからこっち、抜け切らない不調におさらばするには絶好の場所ではありませんか

裏返っていますが、『病気平癒の大神』とあります。

天長十年(833年)からの由緒があり、その当時の淳和天皇のご息女(内親王)の病を治したという春日大神さまが祭神ですが、何より心魅かれたのが伝説の霊石『疱瘡石』(ほうそういし)です。その名の通り、内親王が疱瘡(天然痘)を患われた時、石に祈りを捧げたところ、代わりに石が疱瘡になって内親王の病がたちどころに癒えたそうです。

病気を癒すという伝説の霊石「疱瘡石」

(春日神社ホームページより転載)

通常は月のうち3日間しか公開されないのですが、お正月ということで1月1日~3日まで公開中でした

しかも、伝説の石なら遠巻きに眺めるだけと思っていたら、皆さん、お参りのついでにとても気軽に触れていらっしゃる(もちろん、最大限の敬意と注意を払ってですが)。

なんて素晴らしい敷居の低さ。早速、便乗です。

でこぼこした表面にそっと触れてみます。曇天の外気にさらされて冷やりとしていますが、触れずに手をかざすと時々ぽわりと温もりがやってきます。

えええっ、ホントに? と何度も往復して(笑)試してみましたが、やはり温かい。

でも常に、そして全部が、というわけではありません。

「石は宇宙のかけらで奇跡の産物だ」と言った人がいますが、1,000年以上の間崇められて来たこの石には、何か不思議なエネルギーがあるようです。

とてもこじんまりとした境内ですが、古式ゆかしい神社らしく、いにしえの素朴な日本を感じさせる風景です。

 

春日神社のそばを通る四条通り沿いは大型の店舗が立ち並び、21世紀の現代日本そのものです。近年の医療は遺伝子解析などを通して常人には理解不能な進歩を遂げており、近代的なビルの陰にぽつりと建っている神社を見ていると、もしかしたら病気平癒の石への信心という非科学的なものは将来廃れてしまうのでは、と思ったりもします。

同時に、そんな風に勝手に憂うのは人間の傲慢かなとも思います。

不治の病を治す薬はもちろん欲しいですが、自然の力に後押しされ、健康になれる日が来ることを信じて丁寧に日々を積み重ねて行く気持ちは持っていたいですね。今日いただいたパワーを糧に、人生史上最高の健康を手に入れるぞ!(握りこぶし) とめでたく今年の目標が決まった初詣でした

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あけましておめでとうございます | トップ | 縁起物 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今年も宜しくお願いします。 (Rose)
2017-01-04 20:36:20
京都も素敵なお寺など沢山あって良いですね。
学生時代はカメラを持ってあちらこちら行きましたが
今は殆ど行って無いです。
brattさんはフットワークが軽くて良いですね。

真田丸は終わってしまいましたが
近くに暮らしておりますので
こちらにもまた、遊びに来て下さいね
返信する
よろしくお願いします♪ (bratt)
2017-01-05 21:11:31
Roseさん

こんばんは^^
ご無沙汰してます。コメントありがとうございます。

大阪もちろん行きますよ!
どこに行くかただいま研究中です(笑)。

今年もよろしくお願いいたします
返信する

コメントを投稿

京都」カテゴリの最新記事