インドア修行中を宣言して、いくつかネタは温めているのですが、なかなか上手く形になりません。
気が付けばびっくりするほど間があいてしまいました^^;
という訳で、インドアはひとまずおいて久しぶりに訪れた京都の話題から。
西洞院通沿いで見つけたこの看板。「利休」の文字につられて立ち寄ってみました。
こちらは平安時代から守られている湧き水「柳の水」を使って染色をしているお店です。
柳水は安土桃山時代には千利休や織田信勝にも愛されたんだとか。
そしてこの水で染色された黒染めは「カラスの濡れ羽色」を思わせる深い色合いが出るのだそうです。
以前使われていたという井戸。
現在は井戸ではなく水道でひいていて、ペットボトル1本分を分けていただきました。
(容器は持参可ですが、お店でも用意していただけます。)
帰宅後、しまいこんでいた鉄瓶をひっぱり出して(笑)お茶の準備です。
良い水と思うと淹れ方も自然と丁寧になります。
さて、一服。
……ん~
「柳水」という名前にふさわしく柔らかいお水です。滑らかな舌ざわりは存在感があり、ふっくらとした余韻がとても艶やか。
これは美味しいです
緑茶と紅茶(デカフェのアールグレイ)をいただきましたが、アールグレイは香りの刺激が強すぎてお水の繊細な味わいを邪魔してしまい、今一つでした。それでも十分おいしいんですけどね。
現在みたいに一定の品質が保たれた水がない時代、この水がごちそうだったことは想像に難くありません。白湯で飲んでも甘露だったのではないでしょうか。飲むだけで、心のありようまで変わってしまいます。もちろん、現代でも水道水とはくらべものになりません。いわゆる軟水と呼ばれる市販のミネラルウォーターとも違います。
こんな美味しい水が市中に湧き出ているなんてさすが京都です。
自然の恵みを丁寧な準備で深く味わう。「茶の心」にふれる瞬間です
久しぶりの「bratt節(?)」小気味よく読ませてもらいました。
調子はいかがですか?
早速のコメントありがとうございます^^
体調はまあぼちぼちです。
あせらず行きたいと思います。
京都訪問、もうしばらく続きます。
お楽しみに^^