クリスマスイブにはライトアップも。
昨日に引き続き、近松ゆかりの場所のご紹介。
『曽根崎心中』のモデルとなった心中事件が起きたといわれるお初天神(露天神)です。JR大阪駅からほど近い一角にあります。
ふだんはこんな感じ。
近くには大きな交差点がありひっきりなしに車が通っています。
本殿は昭和20年に焼失してその後建て替えられました。それゆえ江戸というより昭和の風情ただよう懐かしさを感じるところです。
こちらは同じ境内に祀られている金刀比羅宮。ポップな色が似合います。
文楽の蓑助さんと玉男さんがいらしてますね。さすが!
まさにビルの谷間にあります。昔はこのビルがすべて木だったのでしょうか。
天満屋の遊女お初と内本町の醤油屋の徳兵衛が曽根崎天神の森で心中し、恋の手本となった、というのがとってもざっくりとしたあらすじですが、改めて見返すと、梅田や難波神社など見知った地名がたくさん出てくるので、ルポルタージュを読んでいる気分です。「(仕事の帰りに)道頓堀に寄り道するな」みたいなセリフもあって、その道頓堀で観ていたお客さんにはさぞやウケたと思われます。すぐ隣に商店街もあって、こちらは昭和レトロ感満載の飲食店が軒を連ねていました。
ここには江戸の気配があります。
こちらもイブのライトアップ。こんなふうな月明りに照らされた木の下で、二人は思いを遂げたのでしょうか。
ここは2013年に恋人たちの聖地に認定され、お初徳兵衛の銅像まで建立されていますが、私が気に入ったのは撫で牛。いろんなひとに撫でられて、てかてか光っているのがとてもキュートでした。もちろん、撫でてきたのは言うまでもありません。
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