まだ読んでいる最中なので迷いましたが、他にネタもないので勢いでアップしちゃいます
大河ドラマに触発されて手に取り、現在は、全12巻のうち、6巻「家康東下」をまさに読み終えるところ。
石田光成が挙兵し、いよいよ真田本家と分家が東西に別れて戦う決心をする、まさにクライマックスです。
真田一族の認識は、大坂の陣での華々しい活躍ぐらいでしたが、父・昌幸、信幸・信繁兄弟はもちろん、ほかの登場人物たちも魅力的で文句なく面白いです。
オリジナルは1974年(昭和49年)から1982年(昭和57年)にかけて『週刊朝日』に連載されました。足掛け8年、すごい体力ですね。忍びが出てきたり、創作の部分はもちろんありますが、戦いに向けた各大名の動きなどはおそらく史実を丹念に調べた上で描かれていると思われます。なので、それぞれの戦いに至る経緯がわかって興味深いです。
生き抜くということはどの時代においても骨の折れる難事業ですが、すべてを受け止め、知恵と力の限りを尽くす人たちのお話には、深く思うところがあります。
そういえば、大河ドラマ『真田丸』の伊賀越えで、「落ち延びるための手はずは調えてきた」と自信たっぷりの半蔵が、へろへろの家康に「どうやって(難所を)突破する?」とたずねられ、
「全力で押し通ります」
と言い切るや、ただ叫びながら落ち武者狩りの一団に飛び込んでいくシーンに爆笑しましたが、
でも人生って、自分の運と度胸だけを頼みに、覚悟を決めて挑んでいくしかない時ってあると思うんです。
『真田太平記』6巻で、家康はたくさん根回しをして、備えに備え、ついに決戦に挑むのですが、だからといって100%の勝算があるわけではない。でも、何もしなければ永久に天下は獲れない。
最終的に、自分を信じて腹をくくるわけです。
もちろん、準備は大事ですが、そういう人生の土壇場での家康の胆力を池波氏はぴしりと描いていてカッコいい。
こういう生き方、見習いたくなりますね。
できる限り力を尽くしたら、後は天命に委ねる。極意かもしれません
でも読み出したらそれぞれの登場人物に
愛着を持ってしまい
はまってしまうでしょうね。
こんばんは^^
お返事遅くなってごめんなさい。
こんなマニアックな記事にコメントいただけるとは思っていませんでした。
ありがとうございます
そうなんです。
コミットする時間の長さと愛着度は比例します。
今日から7巻を読み始めます。
いよいよ「関ケ原」です!
「全力で押し通ります」のシーン、私も見てましたが、昔の人の人生は本当に一か八かの賭けが多かったのでしょうね。
武将ですら危ないのに、女性が旅をするのはどんだけ怖かったろうと思います
池波氏自身、食に造詣が深く、食にまつわるエッセイもありますね。
そういえば、東京で、池波氏お気に入りのカツサンドを食べに行ったことがあります。もちろん美味しかったです。
大河ドラマご覧になってますか
私も、この小説と比べながら楽しみに見ています。
関が原がどのように描かれるのか、小説もドラマも楽しみです