残念ながら内部は撮影禁止です。
サントリー山崎蒸留所から歩いて20分ほどのところにアサヒビール大山崎山荘美術館があります。ライバル会社ゆかりの建物がこんな近くに!? と思いましたが、大山崎山荘はもともと関西の実業家加賀正太郎氏の別荘で加賀氏はアサヒビール初代社長・山本爲三郎氏と親交があり、その縁でアサヒビールが管理するようになりました。山本氏はサントリーの佐治敬三氏とも浅からぬ縁があったそうです。この時代の実業家は、何らかの形で繋がっていることが多いですね。
ちなみに山崎蒸留所は大阪府ですが、大山崎山荘は京都府です。ちょうどこの辺りが境目なのは、秀吉と明智光秀の戦いでおなじみ、天王山があるからと思われます。
一時間弱くらいで登れるらしいです。登り切れば証明書がもらえます。幸村様効果で、今年の春は人気が出そうですね。
大山崎山荘は英国風の別荘で、その重厚で格式ある造りは一見の価値ありですが、残念ながら撮影禁止です。テラスはオーケーというのでそこだけ撮ってきました。
こちらはカフェになっているので、景色を楽しみながらお茶をいただけます。
絶景です。
美術館は「三國荘展」を開催中。民藝運動を支援した山本爲三郎氏の自宅内部を模した展示があって、民藝運動のそうそうたるメンバーの作品が並んでいてとても興味深かったです。
そして、大山崎山荘のもうひとつの目玉はモネの睡蓮です。安藤忠雄氏設計の地中館に展示されています。
右奥のガラス張りの通路が地中館。まさに地下に潜っていくような不思議な感覚が味わえる階段が素晴らしい。
大山崎山荘といえば紅葉の名所としても有名です。もちろん今は裸木ばかりですが、その枝ぶりを見ているだけでもその豪華さが十分想像できました。
時季外れですみません。でも枝のラインって嫌いじゃないです。
今度は紅葉の時期にぜひ来てみたいです。
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