ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

ビリケンウォンバット ~大阪府池田市~

2015-09-14 21:47:00 | 大阪

 ラーメン発明記念館の帰り、池田駅近くの商店街をぶらついてみました。

 テレビの話ばかりでなんですが、先日の小林一三のドラマで、阪急電車開設のエピソードに池田市が出てきました。阪急電鉄沿線を宅地開発して資金を回収しようというビジネスモデルのひな型を小林氏が作るのですが、「まず手始めに池田辺りから」って言ってましたね。してみると、池田市は阪急電鉄とともに発展してきた歴史ある街というわけです。確かに歩いていてもちょいちょい文化財的建物に行き当たります。くだんの小林翁の自宅もありますし、閑静な高級住宅街なのかと思いきや、立派な商店街は下町の匂いを感じさせます。

 ただ、若干のくたびれ感は否めないかな・・・(池田市民の皆さまゴメンナサイ)。古き良きものを受け継ぐのは素晴らしいことですし、個人的にそういう場所を訪れるのは大好きですが、同時に空気が停滞するということでもあって、別にここだけじゃなくて、古い町はみなそうですけど、じめついたほこりっぽさが息苦しく感じることもあります。因襲とかしがらみとかも生まれてきやすいですよね。だからってなんでもかんでも新しくするのもどうかと思いますが、風通しを良くすることは大事だと思うんです。そのバランスが難しいですね。

 で、池田市は凄く頑張ってます。観光スポットのパンフレットを作ったり、週末は駅前にガイドカウンターを置いてみたり。商店街だって、明らかに元仏壇屋の店舗がとってもオシャレなカフェに変身していたり。街を元気にしようという思いがひしひしと伝わってきます。そんな中発見したのが1枚目の写真。郵便ポストの上に何やらほのぼのとした物体が。

 初めは何かわからなかったのですが、こいつがまた商店街のあちこちに出没するんです。プレートにはウォンバットって書いてある。

ウォンバット?

 もしかして、とパンフレットを見てみましたら、やはり、近くの五月山公園には世界に3000頭しかいないというウォンバットが3匹もいるんだそうです。なるほどそれでウォンバット押し。池田市のホームページにはウォンバットライブカメラもあります。すごいですね~。

 ちなみにこの五月山公園、入園無料だそうです。池田市は本当に無料のところが多いです。どうやって運営しているのでしょうか。愛ある方が手弁当でやっていらっしゃったりするのでしょうか。

 ウォンバット商店街を抜けると、今度はビリケンさんに御対面。有名なのは通天閣ですが、ビリケンを登録商標した田村駒次郎氏が池田市の生まれということで飾られているそうです。池田って財界人が多いですね。大阪の田園調布だったりして。

そのほか落語にも力を入れていて、10月には社会人落語日本一決定戦が開かれるとか。近くの落語みゅーじあむでは落語の講座もやっているみたいです。

 ビリケンウォンバットタウン、なかなかディープです。近いうちに再び潜入したいと思います。

 

 

コメント
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