クラシカルな時計に思わず駆けだしたくなります。汽車に遅れちゃう！ って、全然予定ないのに(笑)
JR大阪駅に行ってきました。
あちこちに設置されたエスカレーターが、まるでだまし絵のように階層を自由に行き来しているのですが、そのてっぺんの5階に、時空広場と呼ばれるスペースがあります。
複雑すぎて目が回る（＠０＠）
開放的なスペースにカフェも併設。行き交う電車を眺めつつなごめる、なかなかのスポットです。
ビタミンカラーが樂しいカフェ。
眼下にはミニチュアみたいな列車と人々が。
ここ、もしかしたら『銀河鉄道９９９』をイメージしているのかもしれませんね。目線が高いうえに開けているので、重力から解放され、空にも旅立っていけそうな気がしますから。
近代建築って如何に浮遊するかが勝負、みたいなところありませんか？ 地面を蹴って上へ上へ。アニメの滞空時間的価値観とでもいうのでしょうか。がっちり根の生えた真四角な固形物から、薄く軽く、しなやかに漂う線と面へ。そうして空間を支配する。骨組みもどんどん細くなって、代わりにとても複雑になっています。そこから生み出されるフォルムは滑らかでとってもキレイ。無機質な金属なのに見惚れてしまいます。 いつの間にか観ている人間自身の心も軽く自由になって、時空を超えた旅に出るのです。
少しだけ天に近づいた空間に、行き交う人々、眼下にすべり込んでくる電車、そして無機質な金属をうっすら染める夕焼け。そんなものを見つめながら、広いスペースで深呼吸すると躍動する世界のエネルギーが流れ込んできます。そうすると、自分の内側からも何か新しいものが生まれる気がします。凹んだ時は駅へ行け！ って誰か言ってましたっけ。言ってない？(笑)
駅は楽しいですね。近いうち、まだどこかの駅に行きたいと思います。
