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コウヨウザン

ヒノキ科(←スギ科)コウヨウザン属の「コウヨウザン(広葉杉)」。中国原産の常緑高木で樹高は30メートルを超えるほどになる。名前は音感から“山”をイメージしてしまうが、“杉”を音読みしている。またその葉が杉よりも少しだけ広いので“広葉”となっているが、いわゆる広葉樹ではなく立派な針葉樹。写真は樹の下に落ちた果実で、葉が古くなったり果実が熟すと枝ごと枯れて落ちる。ヒマラヤスギの果実を“シダーローズ(Cedar Rose)”と呼ぶが、コウヨウザンの果実もまたバラの花のように見えて美しい。雌雄同株で花期は3月だが、まだ花を確認していなかった。枝が高いので撮るのは難しそうだが、その頃また見に来よう。
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コセリバオウレン・2~両性花

 東京薬科大学“自然観察路”で見られる「コセリバオウレン(小芹葉黄連)」。キンポウゲ科オウレン属の多年草で雌雄異株。写真は両性花で花の中心に数本の雌蕊とその周りに雄蕊が見える。結実すると風車や車輪のような姿になるのが面白い。
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サンシュユ・1~蕾

 南大沢5丁目の遊歩道脇で見られる「サンシュユ(山茱萸)」。ミズキ科サンシュユ属の落葉小高木で、早春に小花が20個程度集まった散形花序を付け、秋に真っ赤な果実が稔る。そろそろ咲く頃だと思って見に来たが、残念ながらまだ蕾だった。これなら今週末には開花しているだろう。さて2つの蕾をじっと見ていると、ワニなど爬虫類の目に見えてきた。
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コセリバオウレン・1~雄花

 キンポウゲ科オウレン属の「コセリバオウレン(小芹葉黄連)」。セリバオウレンよりも半月程度早く咲き始める。雌雄異株で写真は雄花。一番外側の花弁のように見える長い部分が萼片で、その内側のスプーン状のものが花弁。中心には雄蕊が密集している。コセリバオウレンの葉は3回3出複葉になり2回3出複葉のセリバオウレンと区別できる。
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ノダケ・2~枯れ姿

 長沼公園“野猿の尾根道”で見つけた枯れ姿。セリ科であることは間違い無さそうだが、果実や葉はすべて落ちていて、手掛かりは1メートルほどの草丈と複散形花序の名残りだけ。シシウドやハナウドの花序の様子とも少し違うようだ。しばらく考えてこれは「ノダケ(野竹)」と判断した。セリ科シシウド属の多年草で秋にセリ科には珍しい濃赤紫色の花を咲かせる。今は周りの草も枯れていて見つけ易いが、花期の夏には草木が生い茂っているはず。場所をしっかり覚えておいて夏には花を撮りに来よう。
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