バラ科 サクラ属 オオシマザクラ
関東地方南部、伊豆半島、伊豆諸島に分布する落葉の高木です。
材が堅く、火持ちが良いので薪や炭の原木とするため植林もされました。
葉は、桜餅を包むのに6月頃採取して塩漬けにして使われます。
オオシマザクラは、エドヒガンとの交配でソメイヨシノが造られました、カンヒザクラとの自然交配でカワズザクラが発見されました。
高さは5メートルから15メートル、花が開くのと同時に葉ものびてきます。
葉は互生、卵形で先端が尾状に長くのびるのが特徴です、縁には重鋸歯があります。
枝先に3個から4個づつ花柄をのばして花がさきます。ソメイヨシノより半月ほど早いです。
白色の花弁は5枚、大きく開きます。雄しべは多数あります。
花のあと果実になります、うすい黄緑色から紅色、黒色と変化して熟します。
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