アカネ科のアリドオシです。
関東地方以西の本州から四国、九州に分布する常緑の小低木です。
日陰から半日陰で、常用樹林内の乾いた場所で見られます。
高さは30センチから50センチ、幹が立ち上ると枝分かれして横に枝をのばします。
葉は対生、卵形で先がとがり周りはなめらかです。
上から見ると葉が水平に広がり、少ない日差しを受けるように広がります。
対生の葉と葉の間の枝には鋭いトゲが上向きにつきます。
このトゲが蟻の硬い皮も通すから「アリドオシ」とよばれるようです。
今の時期は果実が紅色のなっています。
紅色の果実がつくお正月の縁起物、万両、千両に次いで小さいので「一両」とよばれる場合もあります。