風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

こふんS

2011年02月05日 | お出かけくださぁーい


 いつもツグミを追いかけるフィールドですが、今回は少し焦点の当て方を変えて・・・。

 右手に丸山塚古墳が見えています。中央左のずっと向こうに銚子塚古墳が見えています。
それから、手前は岩清水遺跡。
ここは、古代のお墓の集合地です。



 銚子塚古墳。全長約170m。18mmの広角でも右端が切れてしまいます。
一口に古代のお墓といったって、半端ではありませんよ。
それが成立した背景には、それを必然とした社会がありました。



 丸山塚古墳。銚子塚古墳に続くものと考えられますが、
形も大きさも異なり、やや小さめに。それでも本県最大の円墳ではありますが。
銚子塚古墳から丸山塚古墳へ、その移ろいの背景には何が・・・。



 樹木に囲まれ見られる かんかん塚古墳(茶塚古墳ともいいます)。
丸山塚古墳からまた少し時間が流れ、一段と小さく。
その向こうに見えるのは、中世の塚。杯塚(つきづか)と呼ばれています。
単に古墳時代だけではないのですね。



 丸山塚古墳やかんかん塚古墳とそんなに変わらない時期の、
岩清水遺跡の中の低墳丘墓群。
近接した時代でも、幅があるんですね。

 古代からずっと、人は生まれ、生き、そして生涯の終焉を迎え、そして墓に入ります。
maibunCでは、年に一度、「埋文シンポジウム」を開催しています。
これは、学術的に難しいテーマをいかにやさしく語り、
遺跡調査の成果を地域の歴史の学習、文化財保護の考えの深化につなげていけるか、
そうしたことをねらいとして行っているものです。
今年のテーマは、『遺跡から探る墓制の変遷』 いよいよ今度の日曜日(2月6日)。
午後1時から、会場は山梨男女共同参画推進センター、通称で「ぴゅあ総合」
申し込みは不要です。どうぞご参加ください。



 それから、ウメの花が咲き始めている丸山塚古墳周辺、風土記の丘、
それに考古博物館にもお運びください。

(撮影:2011.2.4)
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