淡いオレンジ色の、まん丸な実、何でしょうか。
答えは、モチノキの実です。木の幹にこうしたプレートが見られました。
光が届きにくい、ふところ枝にもう少し赤い実がありました。
モチノキの実は、真っ赤に熟すのですが、赤くなるはしから
野鳥がついばむものですから、赤い実なんて、こうしたのしか見られません。
それにしても、このモチノキ、先日取り上げたネズミモチと並ぶようにして植栽されていて、
名前も似ているのに、実の形も色も、ずいぶん違いますね。
ちなみに、モチノキは、モチノキ科モチノキ属。そしてネズミモチは、モクセイ科イボタノキ属。
まったく異なる木だと確認されますが、ネズミモチの葉が、このモチノキに似ていて、
実がネズミの糞に似ることから、ネズミモチの名が生まれたようです。
それからそれから、こちらのモチノキの名の由来は、樹皮から、あのネバネバの
「とりもち」が採れることから、そうした名が生まれたようです。
(撮影:2010.12.9)