風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

ほんとはもっと赤くなるのですが

2010年12月12日 | 草や木そして花・実


 淡いオレンジ色の、まん丸な実、何でしょうか。



 答えは、モチノキの実です。木の幹にこうしたプレートが見られました。



 光が届きにくい、ふところ枝にもう少し赤い実がありました。
モチノキの実は、真っ赤に熟すのですが、赤くなるはしから
野鳥がついばむものですから、赤い実なんて、こうしたのしか見られません。

 それにしても、このモチノキ、先日取り上げたネズミモチと並ぶようにして植栽されていて、
名前も似ているのに、実の形も色も、ずいぶん違いますね。
ちなみに、モチノキは、モチノキ科モチノキ属。そしてネズミモチは、モクセイ科イボタノキ属。
まったく異なる木だと確認されますが、ネズミモチの葉が、このモチノキに似ていて、
実がネズミの糞に似ることから、ネズミモチの名が生まれたようです。
それからそれから、こちらのモチノキの名の由来は、樹皮から、あのネバネバの
「とりもち」が採れることから、そうした名が生まれたようです。

(撮影:2010.12.9)
コメント
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