プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

ネオ・ピクトリアリズム(2)

2006-04-11 18:37:56 | 美術・カメラ
そもそも、写真芸術とはいかなるものか。

芸術とは、「特殊な素材・手段・形式により、技巧を駆使して美を想像・表現しようとする人間活動、およびその作品。建築・彫刻などの空間芸術、音楽・文学などの時間芸術、演劇・舞踊・映画などの総合芸術に分けられる。」(大辞林)とある。

芸術を芸術たらしめているのは、作家の「目」と「表現力」に他ならないが、写真を写すときの「目」は「レンズ」であり、「表現力」はカメラの性能も含めた「写真技術」に他ならない。

「見たままを写す」ことが、はたして芸術たりうるのか。これが写真芸術の最大の問題である。実際に、写真の黎明期におこった芸術運動であるピクトリアリズムが手本のひとつとしたのは、印象主義の絵画であり、そのためにソフトフォーカスや様々な印画法が試みられた。

つまりは、ピクトリアリズムが目指したものは、「見たままを写す」ことよりも、「絵画的な美を追求する」ことであり、その意味では、ピクトリアリズム(絵画主義)は、絵画芸術の延長線上に存在した芸術運動であったといえる。

ただし、その後の歴史が証明するように、「写真」と「絵画」は完全に融和することなく、「写真」は本来の「真実を写す」ことに重きが置かれ、ピクトリアリズムは表舞台から姿を消すことになる。


ネオ・ピクトリアリズム

2006-04-10 22:06:47 | 美術・カメラ
ピクトリアリズムとは、絵画的な写真を表現しようとする芸術上の方法であり、19世紀末から20世紀初頭にかけておこった芸術運動である。

写真とはいうまでもなく、見たままを写しとるものだが、写真の技術がこの世に登場したのは19世紀の半ばのことだ。
そして、海外のピクトリアリズムがひとつの手本としたのは印象主義の絵画といわれる。

印象主義とは、古典主義的な写実を斥け、感覚的主観的印象をそのまま作品に表現しようとする芸術運動のことで、19世紀後半にモネ、ルノワール、シスレーなどの画家の手によって始められた。
年代から考えて、印象主義絵画の運動が、写真芸術の分野にも影響を及ぼしたことは、想像に難くない。
しかし、本来、写実を旨とする写真が、写実を排することで成立した印象主義をお手本に、写真芸術を追求したということがいかにも示唆的である。

成分解析

2006-04-03 21:03:28 | 言葉
アレの半分は何でできてる?――「成分解析」が人気(ITmedia)

おもろい。

たとえば、

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