Kula Shakerの復活にも少なからず驚いたが、もっと驚いたのがこの人たちの復活。
1993年に、デビュー・アルバム 『A Car Crash In The Blue』 をリリースし、その音にもジャケにもひと目惚れしたバンド、Atomic Swing。
ひと言で言うなら、スウェーデンのクラシック・ロック・バンド。
彼らが、97年の解散を経て復活、そして間もなくニュー・アルバム 『Broken Habanas』 をリリースする。
“10年ひと昔” とか “時代は繰り返す” とかよく言われるが、正にそれ!
90年代に活躍したバンドが、解散や休止を経て今甦る。
私がその復活を喜んでいるバンドだけでも、Soul Asylum、The Black Crowes、Toad The Wet Sprocket、Gin Blossoms、Take That(笑)が、既にツアーやアルバムで復活している。
さて、このAtomic Swingの1stアルバム。レコーディングは、一発録音だったらしい。
太く響くベース・ラインやダンサブルに刻むドラムのビート、オルガンの音色のレトロっぽさ、ギュイ~ンと唸るギター。
それはまるでDoorsやStonesを思いっきり意識したかのような、しかし彼らの個性が思いっきり主張された、完成度の高いアルバムだ。
中でもM-4 「Stone Me Into The Groove」 は、本国スウェーデンでバカ売れしたと言うだけあって、インパクトの強い素晴らしい曲。
Vo.のNiclas Friskは、そのルックスから想像できないくらいの低音ヴォイスで妖艶な魅力をとどろかせ、そしてそのサウンドはヴィンテージ・ロックの香りがぷんぷん漂う。
94年の初来日公演は2回見た。そして、確か抽選に当選したのだったと思うが、雑誌の取材に同行でき、当時二子玉川にあった “ナムコワンダーエッグ” に行ってメンバーと一緒にアトラクションに乗ったりもした。
今でもその時の写真があり、時折小雨が降る、寒い一日だったのを覚えている。ん~、懐かしい・・・。
今回のこの復活アルバムは、当時のキャッチーなメロディとレトロっぽいダンサブル・ロック・サウンドも健在らしいので、楽しみだ。
現在のところ、スウェーデン直輸入盤しかないみたいでちょっと値段が張るので、入手するのは暫く国内盤リリースの様子を見てからになりそう・・・。
Atomic Swing 『Broken Habanas』 / 2006
★今月のプロフィールの写真は、今MP3でヘヴィ・ローテーション中のRooney。
彼らもある意味、レトロかも・・・。
再結成してアルバムも出しているのに,ここ日本では全く無風。どうなのでしょうね。
勝手ながらトラバ送らせていただきました。
これからも遊びに来させて頂きます。
日本には、音楽に限らず、流行りものを追う、熱しやすく冷めやすい風潮がありますよね。
時折虚しくなったりします。
また、是非遊びに来てください!
彼らの1stはホント好きでした!
顔と声のアンバランスさがまた・・・。
再結成とは!私も生で観たいですね。
懐かしいですよね!
私もやはりこの1stがダントツです。
仰るとおり、ルックスからは想像できない声ですよね~。
再結成アルバム、聴く価値ありそうです。
聴きたい!と強く思う再結成ですよ。
貴重な情報ありがとうございました。
半ば忘れかけていた感じでしたが、新作楽しみです!