ケンウッドのロスレス対応HDDオーディオプレーヤー

リンク: ケンウッド、更なる高音質化を果たしたHDDオーディオプレーヤー“Media KEG”を発売 AV&ホームシアターNews（Phile ｗeb）.
リンク: ケンウッド、“Media KEG”に最適なカナル型ヘッドホンを発売 AV&ホームシアターNews（Phile ｗeb）.

ケンウッドが今年の夏頃に出した高音質HDDプレーヤー「HD20GA7」の上位機種「HD30GA9」が11月下旬発売（オープンプライスで50,000円程度）だそうで（HD20GA7と併売）。ケンウッドの音質マイスターが設計から部品の設定から付属イヤホンに至るまでこだわって作られたもので、振動解析技術に基づき設計された筐体とデジタルアンプが売り。あと、これに合わせてチューニングされたカナル型イヤホン「KH-C701」も12月下旬に別途発売とのこと（15,000円程度）。カナル型は「あめ耳」な自分にはつけられない代物なんでパス。
HD20GA7との違いは、HDD容量が10GB増えて30GBになったのと、圧縮音源で失われた高音域を補間してCD並の音質を実現する「Supreme」技術の搭載（iAudioに搭載のBBEみたいなもんか）、あとロスレス圧縮方式への対応といったところらしい（非圧縮のWAVはHD20GA7も対応）。
ちなみにロスレスってのはWMA可逆圧縮じゃなくて「Kenwood Lossless」とかいう独自規格で、事前に用意したWAVファイルを専用ソフトでエンコードして転送しなくちゃいけないらしく、そのエンコードしたロスレスのファイルはPC上で再生不可らしい。どうせWMAに対応してるんだから、こんな面倒な独自規格だけじゃなくてWMA可逆圧縮もサポートして、WMP1つで完結するように作ればいいのに。
ちなみにHD20GA7については、以下の記事でケンウッドの音質マイスターが「社外品のヘッドフォンと交換しても、そのヘッドフォンのよさを引き出すことができると思います」と言ってるくらいなんで、HD30GA9についても音は結構気になるところ。iPodの音についてもちょっと書いてあったりして、読んでみると面白いと思う。ただ、HD20GA7の付属ソフトの評判があんまりよろしくなかったみたいなんで、その辺りがどうなってるんだか……。

リンク: ITmedia ライフスタイル：デジタルでも“リアリティのある音”――音質マイスターが語る理想のサウンド (1/3).