売れない作家 高村裕樹の部屋

まだ駆け出しの作家ですが、作品の情報や、内容に関連する写真(作品の舞台)など、掲載していきたいと思います

イスラム過激派

2013-01-22 09:16:04 | 日記
 アルジェリアの事件、NHKのニュースで第一報を見たときは、あんな惨劇に発展するとは思いませんでした。

 21世紀最初の年にアメリカで発生した同時多発テロで、イスラムは恐ろしい宗教だと思いました。
 しかし、その後イスラムのことを勉強したら、イスラムは本来、神の下での人々の平等を訴える、平和的な宗教なのだそうです。
 もともとユダヤ教、キリスト教、イスラムが信仰する神は、同じ神だそうです。ヤハウェとアッラーは呼び名こそ違え、同じ神様です。だからイスラム教徒は、ユダヤ教徒、キリスト教徒のことを、同じ神、教典を信じる“啓典の民”と呼ぶそうです。旧約聖書は三つの宗教共通の聖典です。
 現在、イスラム教徒とユダヤ教徒、キリスト教徒がうまくいっていないのは、十字軍の遠征やイスラエル建国に絡む問題があるからなのでしょう。

 イスラムには厳しい戒律がありますが、教え自体は“神の前では、人種、民族に関係なく、すべての人間は平等”という平和的なものです。

 ただ、イスラムには聖戦(ジハード)というものがあり、これが怖いというイメージにつながっているのではないでしょうか。元々のジハードは、「イスラムの道に努力すること」なのだそうです。“聖戦”という訳があまり適切ではないのかもしれません。

 今回のアルジェリアでの事件も、同時多発テロも、ほんの一部の過激派によるものだと思います。ごく一部の過激派の問題で、イスラムは怖い、と思うのは間違いなのではないでしょうか。

              ※ 資料 大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 講談社+α新書 池上彰氏