売れない作家 高村裕樹の部屋

まだ駆け出しの作家ですが、作品の情報や、内容に関連する写真(作品の舞台)など、掲載していきたいと思います

パソコンの苦い思い出

2011-11-28 13:44:32 | 日記
 前回、ワープロのことに少し触れましたが、今回はパソコンに関わる思い出を綴ります。

 ワープロソフトに、FM OASYSを使いたいためにずっと富士通のパソコンを使い続けていましたが、日本独自のパソコン(今風にいえば、ガラパゴスパソコン、ガラパソでしょうか(笑))からPC/AT互換機(DOS/V機)に代わりつつありました。それで、私もDOS/Vを買うことに決め、いろいろ機種を考えていました。

 ずっと富士通のパソコンを使い続けていたので、第一候補はFM Vでした。当時としては、多くのアプリケーションソフトをプリインストールし、抜群のコストパフォーマンスを誇っていました。

 当時、秋葉原をはじめ、名古屋の大須などにもマハーポーシャというDOS/V専門のパソコンショップがありました。高性能のパソコンを格安で販売するということで、大須の街でもDOSV仮面なる広告マンがチラシや新聞を配っていました。パソコン雑誌にも大々的に広告が出ていました。

 あまりサポートは期待できないものの、かなりパソコンについて詳しくなっていたと自負していたので、私もついマハーポーシャのパソコンを買ってしまいました。確かに価格は安かったので。

 1995年1月に代金を払い、国内の工場で組み立てし、2週間ぐらいで直接自宅に配送するとのことで、パソコンが届くのを楽しみにしていました。そして、ついに到着。今までとは全く違うDOS/V機でしたが、すぐにマシンに慣れました。ずっと使い続けていた親指シフトからJISキーボードのローマ字入力に切り替えなければなりませんでしたが、職場のワープロはローマ字入力だったので、大した問題ではありませんでした。

 1995年3月20日、地下鉄サリン事件が起こり、オウム真理教のことがニュースなどでよく取り上げられました。その事件の報道で、私は初めてマハーポーシャがオウムの経営と知りました。国内の工場とは、サティアンで、信者が賃金なしで組み立てていたようです。

 パソコンの代金35万円は、ひょっとしたらサリンの製造に利用されてのだろうか、そんな思いに駆られ、買ったパソコンはもう廃棄しようかとも考えました。しかし、35万円は大金なので、そうおいそれとは捨てられませんでした。オウムと知らなかったので仕方がないと、次に富士通のFM Vを買うまで、しばらく使っていました。

 今なら35万円は非常に高額ですが、当時としては格安でした。

 その後はパソコンは自作するようになりました。パソコンに関しての、忸怩たる思い出です。

 私の作品には、けっこう宗教関係のことも取り上げられていますが、そんなことも理由の一つにあります。今書いている『幻影2 荒原の墓標』にはあまり宗教は絡めていませんが。

停滞

2011-11-22 19:37:52 | 日記
 「幻影2」もいよいよ後編に入り、執筆のスピードが鈍っています。これからいろいろな謎が明らかになり、美奈や三浦刑事が活躍します

 しかし、やはりむずかしく、いろいろ案を練っています。まずはどんどん書き進め、後から少しずつ修正していこうと思います。

 パソコンだからこのような書き方も可能です。以前のように原稿用紙(私は原稿用紙に向かう前に、大学ノートやルーズリーフにまず下書きをしていました)では、なかなかこんなスタイルではできません。やがてパーソナルワープロが売り出されたので、それを使うようになりましたが。

 ワープロはずっと富士通のOASYSを使い続けていました。パソコンもFM RやTOWNSで、ワープロソフトはFM OASYSでした。キーボードは親指シフトでした。OASYSを使いたかったので、当時いちばん普及していたNECのPC98シリーズは使いませんでした。

 「幻影」で美奈が勤めている店の名前“オアシス”は、そのワープロの名前も念頭にありました。135ページで、ルミ(さくら)が「でも仕事や生活の砂漠で疲れた男性たちが、砂漠の中のオアシスを求めて、お店に来てくれる」と言っていますが、その意味からもオアシスとつけました。

 今はMS Wordや一太郎で、ローマ字入力をしていますが、親指シフトを懐かしく思います。親指シフトなら、少し練習すれば、タッチタイピングもできると思います。

 ちょっと横道にそれました。とりあえず、第一稿を年内完成を目指します。それから、じっくり推敲、補筆をしていくつもりです。

クマ出現?

2011-11-14 20:22:13 | 日記
 今年の秋はいつも登っているみろくの森方面にクマが出現するという情報があります。

 

 今年の夏に築水池の近くを歩いているときに、クマが目撃されたという注意書きがありました。

 今日道樹山登山口の細野キャンプ場で、上記の案内がありました。

 付近にイノシシが出没するということは以前から聞いていましたが、クマは今年が初めてです。

 名古屋市最高峰の東谷山(198m)にカモシカがいるということはよく聞きました。名古屋市といっても、山の東側は瀬戸市ですし、東谷山からずっと愛知・岐阜県境の山並みに連なっているので、カモシカがいても不思議ではありませんが。友人が豊田市の香嵐渓でカモシカを見たと言っています。

 私も鈴鹿山脈では何度もカモシカに会っています。「ミッキ」161ページで、彩花が釈迦ヶ岳の山頂付近でカモシカの親子に出くわし、びっくりしたと語っていますが、これは私自身が実際に体験したことです。

 南木曾岳の上ノ原道で、遠くの方にクマらしき動物を見たことがあります。そのときは直接クマに出くわすことはありませんでしたが。

 今日はよく晴れていて、そろそろ御嶽山や中央アルプスは白く雪化粧をしているかなと期待して、弥勒山に登りましたが、大気の透明度がわるく、遠くの山は全く見えませんでした

 いつも歩く道は、紅葉にもあまり恵まれていません。

 

 カエルはもう冬眠の準備かなと思ったら、3匹見かけました。


最終章

2011-11-04 09:47:52 | 日記
 現在執筆中の『幻影2 荒原の墓標』はいよいよ後半部分に入りました。

 犯人をどうするかなど、ある程度の方針が決まりました

 そして、最終章も構想を固めました。感動のフィナーレを迎えられるように頑張ります。

 私はごくおおざっぱなストーリーを考えたら、細かい部分は書きながら考える、という方法で書いています。だから、最後がどうなるか、ということも、書き始めた時点では全くわかりません

 浅見シリーズの内田康夫先生も、自作解説で、プロットを事前に細かく検討することなく書き始める、ということを書かれていました。

 私もまずは書いてみて、書きながら案を練り上げる書き方をしています。パソコンで執筆するから、そのようなことができるので、以前のような原稿用紙に向かい合う書き方では、とても無理でした。

 先日、取材用にFUJIFILMのFINEPIX F600EXRを買いました。これまで一眼レフのOLYMPUS E-500、PENTAX K10Dを使っていました(愛用のNikon D50は昇天しました)が、携帯性に優れたコンパクトデジカメがあると便利だと思いました。

 Nikon、Canonなどのデジカメも検討しましたが、ある程度の高倍率ズームがあり、価格が安いもの、ということでF600EXRを選びました。広角側が35mm換算で24mmからというのも、気に入りました。解像度は800万画素あれば十分と思っていますので、今の機種はすべてOKです。