売れない作家 高村裕樹の部屋

まだ駆け出しの作家ですが、作品の情報や、内容に関連する写真(作品の舞台)など、掲載していきたいと思います

紙の本

2012-06-19 15:45:13 | 日記
 昨日の読売新聞に、「脳を育てる『紙の本』」という記事がありました。記事は東大の酒井邦嘉教授が書かれています。

 最近は電子書籍が増え、私も電子辞書を愛用しています。

 とはいえ、やはり紙の辞書も使用する機会が多く、まだ主役の座は譲れないところです。

 本は紙の本しか読みません。電子辞書に多くの文学作品が収録されていますが、ディスプレイ上では読む効率が悪く感じられます

 私の作品も電子書籍化されているのですが。

 

 記事には、「誤字脱字もパソコンで推敲している時には気付かなくても、プリントアウトすると気付くものです」とありますが、まさにその通りだと思います。

 先週、新作の校正で、出版書の担当の方と、そのことを話していました。

 『幻影2 荒原の墓標』は、本と同じレイアウトにすると、360ページにもなり、印刷すれば、紙とインクがかなり必要で、環境面を考慮し、パソコンのディスプレイ上でチェックをしました。

 しかし、紙に印刷された校正原稿を見ると、校正担当の方がチェックしてくれた誤字や変換ミスがかなり目につきました。

 紙に印刷してチェックすれば、ミスはかなり減っていたと思います。

 本を読むときでも、私にとっては紙の本の方が、ずっと読みやすく、また記憶にも残るような気がします。

 そのことについても、酒井教授は「手がかりが豊富な紙の本は、自分の考えを脳でまとめていくのを助けます」と、電子書籍にはない、紙ならではの特長を述べられています。

 もちろん電子書籍は情報の収集や検索には有効で、紙の本と電子書籍は、補完的に使い分けるべきだとありました。

 ただ私は目もよくありませんし、なかなか電子書籍には移行できないかもしれません。

 携帯電話もガラケーで十分であり、まだスマホを使うことは考えていませんし。私自身がガラパゴス化しているのかもしれません(笑)