ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

昨日の「ドン・カルロ」三重唱の続き、エボーリ公女激怒、ロドリーゴとカルロの友情

2011年08月10日 | オペラ
Act II: Don Carlo 1986 (Don Carlo/Eboli/Rodrigo) Part 2


ドン・カルロへの恋に破れ、ロドリーゴに罵倒され、殺されかけたエボーリ公女は激怒し「私の権力がどれほどのものか、見ているがよい」と言って退場、ロドリーゴはカルロに「今、手元にある秘密文書を私が預かりましょう」と言う、一瞬ひるむカルロにロドリーゴは悲しみ、カルロはそれを見ておもいきって文書を差し出す。
ロドリーゴはこの時、カルロと皇帝の親子二人を護り、犠牲になることを覚悟していた。
友情の二重唱の旋律が高らかに響き渡る。


☆青山さん「アンカー」まだ見つかりません。見つかり次第アップします。
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2011.08.09 衆議院 法務委員会 稲田朋美:質疑(江田、黒岩)

2011年08月10日 | 政治
2011.08.09 衆議院 法務委員会 稲田朋美:質疑(江田、黒岩)


稲田議員、鋭い追及です。
是非、ご覧下さい。
黒岩などヘナヘナです。

本日、青山さん「アンカー」アップ予定です。
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マリア・カラスが歌うヴェルディ「ドン・カルロ」のエボーリ公女

2011年08月10日 | オペラ
Callas O don fatale (Eboli) Don Carlo 1962


先日は聖女のような王妃エリザベッタの「空しき世を知る神」をアップしたが、そのエリザベッタを陥れ、自分の罪におののくエボーリ公女を演奏会で歌っているカラスに私はゾクゾクした。

エリザベッタ王妃は天使のような無垢な女性、そして卑怯にもドン・カルロへの歪んだ愛ゆえに陥れてしまった自分を神の前で懺悔する・・・このエボーリ公女を歌うカラスは「マグダラのマリア」ではないか、と思ったりする。

ヴェルディのすばらしさは、天使のようなエリザベッタだけでなく、カルロに愛されない恨みをエリザベッタにぶつけ、罪を重ねるこの悪女の悲劇にも光を当てていることである。
孤高なスペイン皇帝フィリッポ2世にもそうである。不幸な父親、愛されない夫を嘆く老王にトーマス・マンは涙したという。
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Restate (Don Carlo) 2/2 ロドリーゴ、スペイン皇帝に訴え、心を通わす名場面

2011年08月10日 | オペラ
Restate (Don Carlo) 2/2


私の大好きなバリトン歌手、カップッチッリがロドリーゴを歌っている。これ以上のロドリーゴは見当たらない。
スペインとローマカトリックがフランドルの新教徒を弾圧しようとするのを、ロドリーゴは戦場のむごさを語り、皇帝を命がけで諌める。

権威あるスペイン皇帝フィリッポ2世は、自分を諌めるロドリーゴにいつのかにか心を開き「そなたこそ、この宮廷のただ一人の男(漢)である」と、そして「宗教裁判所長に気をつけろ」と警告する。
驚くロドリーゴ、敵である自分にそんな危険なことを言って用心を促す皇帝に尊敬の念も抱く。
皇帝は「王冠は老人の私には重すぎる、皇太子は私に逆らい、また王妃は私に心を閉じたままだ。愛されない夫である」と本心を語る。

男同士の友情が尊敬をこめて芽生えるところであり、この場面が大好きである。
コメント (2)
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