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日米両政府は26日、ACSAに署名し、米国の侵略戦争で日本が兵站線を担う態勢が整備されてきた 櫻井ジャーナル ほか

2016-09-29 04:56:55 | 八百長戦争
日米両政府は26日、ACSAに署名し、米国の侵略戦争で日本が兵站線を担う態勢が整備されてきた 櫻井ジャーナル 2016.09.29
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201609290000/

 日米両政府は9月26日、外務省で「日米物品役務相互提供協定(ACSA)」の署名式を行ったようだ。安倍晋三政権は「集団的自衛権」という名目でアメリカの侵略戦争に協力する態勢を整えつつあり、その一貫と言えるだろう。このACSAは自衛隊とアメリカ軍が物品や役務を融通する際の取り決めで、物品には燃料や弾薬が含まれる。有り体に言えば、アメリカ軍の兵站線を自衛隊が担うということだ。

 兵站は戦争の勝敗を大きく左右する。アメリカ軍が行ってきた「テロとの戦い」の間に「テロリスト」が勢力を拡大できたのは、アメリカ軍が「テロリスト」の兵站線を叩かなかったことが大きい。物資を「テロリスト」に「誤投下」してきただけでなく、高性能兵器をアメリカやその同盟国はアル・カイダ系武装集団へ供給している。最近ではそうした事実を隠していない。隠す必要がないほど知られているとも言える

 2012年8月にDIA(国防情報局)の作成した文書がシリアにおける反乱の主力をサラフ主義者、ムスリム同胞団、そしてAQI(アル・カイダ系武装集団)だとし、西側、湾岸諸国、そしてトルコからの支援を受けているとホワイトハウスに報告、「穏健派」を支援するというバラク・オバマ政権の政策が危険だと警告している。そうした警告を知った上でオバマ大統領は「穏健派」、その実態は「過激派」を支援してきた。目的は、言うまでもなく、バシャール・アル・アサド体制の打倒だ。

 最近ではアメリカ軍も開き直り、例えば8月16日に広報担当のクリストファー・ガーバー大佐は記者会見で、自分たちが戦っている相手はダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)だけであり、アル・ヌスラ(アル・カイダ系武装集団)ではないと明言している。そのダーイッシュとアル・ヌスラの実態に大差はなく、違いはタグの種類だけ。

 本ブログでは何度も書いてきたが、シリアでの戦闘が「独裁政権に対する民主主義を求める人民の蜂起」でないことは、2011年春に戦闘が始まった直後から少なからぬ人が指摘してきた。アサド体制を倒すためにアメリカの好戦派はリビアと同じようにアル・カイダ系武装集団を使い、そうした集団とNATOとの関係が広く知られるようになると、新たなタグとしてダーイッシュをつけただけだ。

 9月17日には、そのダーイッシュを守り、シリア政府軍への攻撃を支援するため、アメリカ軍が主導する連合軍のF-16戦闘機2機とA-10対地攻撃機2機がシリア北東部の都市デリゾールで政府軍の部隊を攻撃、当初の発表では62名が殺された。その後でシリア政府軍は死者の数を80名以上としている。

 ロシア軍との戦争が勃発する可能性が高まることを承知の上でアメリカ軍が前面に出て来たのは、手先の「テロリスト」が劣勢になったから。「停戦」で時間を稼ぎながら態勢を整えてのことだ。「テロリスト」でアサド政権を倒すことが困難になった一因は、アメリカ軍と違い、ロシア軍が本当に侵略軍の兵站線を攻撃したからだ。ロシア軍が出てくる前、アメリカ軍が兵站線を放置しているのは「テロリスト」を叩く意思がないからだと言われていた。それほど兵站線は重要だ。

 アメリカ軍は東アジアでも軍事的な緊張を高め、安倍政権はそれに同調している。アメリカ軍が日本を従えて中国と戦争を始めたならロシア軍が出てくる可能性は高く、日米と中露の戦争になる。兵站線を担う自衛隊はアメリカ軍の軍事拠点と同じように攻撃されるだろう。そうした役割を安倍政権はACSAによって、アメリカ政府に約束したわけだ。



アル・カイダ系武装集団の司令官が米国を味方だと話したと伝えた独雑誌は独国の米国離れを示唆 櫻井ジャーナル 2016.09.28
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201609280000/

 アル・カイダ系武装集団にしろ、そこから派生したダーイッシュにしろ、自由シリア軍(FSA)にしろ、新しいタグのファテー・アル・シャム(レバント征服戦線)にしろ、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアを中心とする侵略勢力の傭兵にすぎない。アメリカ軍の元幹部、情報機関、副大統領も認めている事実だ。アル・カイダ系のアル・ヌスラの幹部は武器をアメリカから入手、アメリカは自分たちの味方だと認めたとドイツの雑誌が伝えている。雑誌の記事に目新しい事実が含まれているわけではないが、これまでアメリカの好戦派が主張することを宣伝するだけだったメディアが事実を伝えているのは興味深い。

 戦争に消極的だったビル・クリントン政権を戦争へと導いたのがヒラリー・クリントンの人脈だということは本ブログですでに指摘した。その転換点は1997年1月。国務長官がウォーレン・クリストファーからマデリン・オルブライトに交代した時だ。オルブライトは大学時代にズビグネフ・ブレジンスキーから教えを受けた人物で、ヒラリーと親しい。オルブライトがユーゴスラビアへの先制攻撃を先導した。

 ビル・クリントン政権には国務副長官の首席補佐官として、好戦的なネオコン/シオニストのビクトリア・ヌランドもいた。なぜ彼女がこの政権に入っているのかいぶかる人もいたが、その謎を解く鍵もヒラリー。ヌランドとヒラリーは親しい間柄だ。

 つまり、ヒラリーは筋金入りの好戦派で、ネオコンだけでなく、戦争ビジネスや巨大金融資本を後ろ盾にしている。共和党の大統領候補であるドナルド・トランプが立派な人物だとは言わないが、危険度ではヒラリーが高い。

 アメリカの好戦派はNATOをロシアとの国境へ近づけて挑発、ウクライナでは選挙で民主的に選ばれた政権を倒すためにネオ・ナチの暴力を使い、リビアやシリアではアル・カイダ系武装集団など「テロリスト」を利用している。

 ユーゴスラビアではNATO軍を利用、イラクは2003年にアメリカ軍が率いる連合軍が戦争攻撃してサダム・フセイン体制を倒し、その後も破壊と殺戮を続けている。正規軍を使っての侵略だが、2008年に流れが変わる。

 ジョージア(グルジア)では2001年からイスラエルの会社がロシアとの戦争に備えてグルジアに武器を提供、同時に軍事訓練を実施して戦争準備を進めていた。軍事訓練の責任者はイスラエル軍の退役したふたりの将軍、ガル・ヒルシュとイースラエル・ジブで、イスラエルからは無人飛行機、暗視装置、対航空機装置、砲弾、ロケット、電子システムなどが提供されていた。(Tony Karon, “What Israel Lost in the Georgia War”, TIME, August 21, 2008)

 また、ロシア軍のアナトリー・ノゴビチン将軍もイスラエルがグルジアを武装させていると非難している。2007年からイスラエルの専門家がグルジアの特殊部隊を訓練し、重火器、電子兵器、戦車などを供給する計画を立てていたというのだ。(Jerusalem Post, August 19, 2008)

 当時、ジョージアにはヘブライ語を流暢に話せるふたりの閣僚がいた。ひとりは国防大臣で、もうひとりは南オセチア問題の担当大臣。それほどイスラエルとグルジアとの関係は深かった。

 2008年7月10日にアメリカのコンドリーサ・ライス国務長官がジョージアを訪問、それから1カ月足らずの8月7日にサーカシビリ大統領は南オセチアの分離独立派に対して対話を訴え、その約8時間後の深夜に奇襲攻撃を開始したが、ロシア軍がすぐに南オセチアへ援軍を派遣、軍事侵攻していたジョージア軍を粉砕してしまった。この作戦はイスラエルが立てたと推測する人もいる。そして8月15日、再びライス国務長官がジョージアを訪れた。

 約6年に渡って準備しての軍事侵攻であり、ロシア軍に粉砕されたことはショックだったろう。その2年前、フォーリン・アフェアーズ誌(CFR/外交問題評議会が発行)はロシアと中国の長距離核兵器をアメリカの先制第1撃で破壊できるようになる日は近いとするキール・リーバーとダリル・プレスの論文を掲載していた。南オセチアの一件で、アメリカの支配層がロシアの軍事力を過小評価していたことが明確になった。

 2011年春にリビアやシリアに対して始まった侵略戦争は傭兵を使ったゲリラ戦。リビアではNATOの空爆も絡めて破綻国家を作り上げたが、シリアではロシアが空爆を許さない。しかも2015年9月30日にはロシア軍が空爆を開始、戦闘部隊が叩かれ、兵站線も攻撃されて侵略は目論見通りに進んでいない。

 そこでロシアに停戦を認めさせ、その間に攻撃態勢を整えた。タグを付け替えて空爆させないような演出を試み、自国の特殊部隊を増派していくつもの拠点を作り、国境線から100キロメートル程度の地域はアメリカ側が支配しているようだ。しかも、60名とも80名とも言われるシリア政府軍の兵士を空爆で殺している。

 シリア北部の要衝アレッポの山岳地帯にある外国軍の司令部を、シリア沖にいるロシア軍の艦船から発射された3発の超音速巡航ミサイルが9月20日に攻撃、約30名が殺されたとロシア系アラビア語メディアが伝えている。その外国人とはアメリカ、イギリス、イスラエル、トルコ、サウジアラビア、カタールから派遣された軍人や情報機関の人間で、シリア政府軍に対する攻撃を指揮していたのはここだとも言われている。

 こうした情報が正しいなら、すでにアメリカとロシアの戦争は始まっていると言えるだろう。危機感を持つ人が増えるのは当然で、EUではそうした動きが見られる。


シリアでの米軍とその仲間達の悪行が次々にモロバレに ― 2016/09/27 22:07
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/09/27/8203616

ドイツ紙 テロ組織・ヌスラ戦線の幹部が、アメリカから支援を受けていることを明らかに ― 2016/09/28 22:40
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/09/28/8204367



テロ準備罪、首相「国民の理解を得ながら取り組む」 朝日新聞 2016年9月29日12時01分
http://www.asahi.com/articles/ASJ9Y3QRWJ9YUTFK005.html


参院本会議で、公明党の山口那津男代表の代表質問に答弁する安倍晋三首相=29日午前10時31分、岩下毅撮影

 犯罪の計画段階で処罰する「共謀罪」の構成要件を変えた「テロ等組織犯罪準備罪」の新設について、安倍晋三首相は29日の参院本会議で、「これまでの国会審議における議論を踏まえ、国民の理解を得る努力を行いながら取り組んでいく」と述べた。公明党の山口那津男代表の質問に答えた。

 政府はマフィアなどの国際犯罪組織を取り締まる国際組織犯罪防止条約の締結には、共謀罪を含んだ法整備が必要としているが、過去3回、国会に提出して廃案になっている。

 山口氏は「先進国の中では我が国だけが締結に至っていない。テロとの戦いを進める国際的な連携に不安はないのか」と首相に見解をただした。これに対して、首相は「国際社会と協力して、テロ組織の犯罪と闘うことは極めて重要な課題と認識している」と語った。


おまけ

https://www.facebook.com/yasuhiro.asano.31/posts/752654941540032




背筋凍るTPPの真実 鈴木宣弘

2016-09-26 20:32:58 | 食への攻撃:GMO・除草剤など
背筋凍るTPPの真実 東京大学教授 鈴 木 宣 弘 2016年9月21日付
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/sesujikooruTPPnosinjitu.html
 
 「東京オリンピックまで続けたい」という発言に象徴されるように、「米国に追従することで自らの地位を守る」ことを至上命題として、国民の命と生活を犠牲にする政治は限界に来ている。米国でも批准が極めて困難になっているのに、オバマ政権のために何とかTPP(環太平洋連携協定)を決めてあげたいと、さらに水面下で国益を差し出し続け、ひとり批准を急ぐ日本政府は国民をどうするつもりなのか。背筋凍るTPPの真実を振り返ってみよう。
 

日本は米国の草刈り場

 去年の10月にアトランタで「大筋合意」が行われて、歴史的快挙だなどと言われたが、その裏で何があったのか。日本はアトランタに行く時に、「今度こそオバマ政権の為に、TPPを決めてやる。譲れるものはすべて譲る」という方針だった。農林水産業に関しては、すでに1年前に譲り終えていた。TPPは自動車で日本に利益があるからそれは確保したいと考えていたが、それさえも譲ってしまって、もう譲るものがないから交渉会場をブラブラしていた。それを見て他の国は、「あれほどの経済大国日本が、国民の利益をアメリカによくそこまで譲れるものだ。日本はアメリカの草刈り場みたいなものだ」と感心していたという。それに対して日本は「何だ。他の国は国民の利益を守るなどといって、まだアメリカと闘っているのか。早く譲ったらどうだ」と怒っていたという。

 日本がTPPの最終合意に向けて切り札として用意していたのが「玉虫色」だと政権党幹部がアトランタに行く前に漏らした。「最後までもめる案件が残ったら、そこは日本の得意技『玉虫色』で、どっちにも取れるような表現で条文を作って、形式だけでも決まった形をつくろう」と言っていたが、本当にそうやった。

 新薬のデータ保護期間だ。政治と結びつく巨大製薬会社が、「人の命を縮めてもデータ保護期間を長くして、安いジェネリック薬を作れないようにせよ」と要求していた。それに対してオーストラリアやマレーシアが「そんなことをしたら人の命が救えない」と反対した。米国は当初20年、最終的には12年と言っていたが、オーストラリアやマレーシアは5年と言って隔たりは縮まらなかった。そこで日本が登場して、8年とも五年とも取れる表現を作って条文にしてしまった。だからTPPは決まって進んでいるように見えるけれども、条文の解釈をめぐって今でももめている。オーストラリアは「五年だ」と言って、米国は「そんなわけはないだろう」と怒っている。これが実態である。これを日本が演出したのだ。

 日本政府は、自動車での利益確保に、ハワイ会合を決裂させるほどにこだわった。アトランタで合意する2カ月前にハワイでTPPが決裂したときの直後の記者会見で甘利さんが血相を変えて、「ニュージーランドが酪農分野で頑張ったのが戦犯だ」と言った。あれはウソである。日本が自動車で頑張ったのが大きかったと海外のメディアは一斉に書いていた。ところが日本のメディアは全部ニュージーランドが戦犯だと書いた。日本ではTPPで自動車の利益が得られないということが知られるとまずいことになる。だからマスコミを抑えた。

 ハワイでは自動車の利益を得るためにそこまで頑張ったのに、アトランタではそれさえ差し出した。TPP域内での部品調達率が55%以上でないとTPP関税撤廃の対象とならないとする厳しい原産地規則を受け入れたが、TPP域外の中国やタイなどでの部品調達が多い日本車はこの条件のクリアが難しい。また、米国の普通自動車の2・5%の関税は15年後から削減を開始して25年後に撤廃、大型車の25%の関税は29年間現状のままで、その間に日本が米国車の輸入を着実に増やしていれば、30年後に撤廃するという不確かで気の遠くなるような内容である(大型車の決定内容を政府は当初、意図的に公表しなかった)。一方、農産物については日本だけが7年後の再交渉=更なる削減を屈辱的に約束させられている。
 

何も説明していない政府

 我が国では、TPP協定の詳細も国民に示さず、影響試算が出される前に、「国内対策」だけが先に示された。実は、農産物の影響試算も国内対策も、日米合意が1年以上前に成立したのちに、決まっていて、Xデーを待っていただけだった。しかし、大筋合意の内容が明らかになって、「こんな酷い合意をしてしまったのか」という地域の怒りが湧きあがってきたので「影響試算を出すのはちょっと待て。国内対策(金目)を先に出して沈静化を図れ」ということになった。この国内対策も、現場の人たちの意見を聞いて決めたということになっているが、内幕は驚きだ。酪農団体が「酪農にもセーフティネット政策を入れてもらわないと『バターが足りない』だけでは済まなくなる」という趣旨の要望を書いていたのを事前に見た政権党の幹部が激怒して、「こんなできもしない要求をすることも許すな。酪農には、とっくに生クリーム向けの生乳に補給金を復活することしかやらないと、以前から決めてあるのだ」と、役所の幹部に「君らが行って、これを消させてこい」と指示したという。

 そして、2015年末にやっと出された政府の影響試算は、「影響↓対策」の順で検討すべきを「対策↓影響なし」と本末転倒にし、いわば「影響がないように対策をとるから影響がない」と主張しているだけである。国会決議を守ったと強弁するため、まず、「除外」の意味は全面的関税撤廃からの除外であって1%でも関税が残っていればいいとの屁理屈を用意していたが、それで文句が出れば、「再生産が可能に」との文言を国会決議に紛れ込ませ、「国内対策をセットで出して再生産可能にしたから、国会決議は守られたと主張する」稚拙なシナリオどおりともいえる。

 協定の日本語版も一部出されたが、それを見ただけでは解釈は困難だから、国会審議で条文の背景説明を求めると、「交渉過程は4年間秘密なので説明できない」と回答し(実際には、タイトル以外が45ページ全面黒塗りの資料を出すという国民を愚弄した異常な神経ぶりを晒した)、まともな説明はなされないまま、党議拘束をかけて批准するのが「民主主義国家」のシナリオである。全国キャラバンの説明会も「まともな説明もせず、まともに回答もしない」と、各地で不満が噴出した。

 余計なことをしゃべらないように、説明会の派遣者も国会の担当大臣も「素人」のほうが都合がいいとのことであった。

 共同通信社が2016年四月に実施した全国知事へのアンケート調査結果も紹介しておきたい。知事は控えめに答えざるを得ないから「どちらともいえない」が多いのだが、確かなことは、TPPに関する政府の説明が「十分」と回答した知事はゼロ、国会決議が「守られた」もゼロ、試算が「現実的」もゼロという現実だ。
 

前代未聞の数字操作

 内閣府の再試算では、前回、TPPによる全面的関税撤廃の下で3・2兆円の増加と試算された日本のGDP(国内総生産)は13・6兆円の増加と四倍以上に跳ね上がり、農林水産業の損失は3兆円から1300~2100億円程度と20分の1に圧縮された。これほど意図が明瞭な試算の修正は過去に例がないだろう。「TPPはバラ色で、農林水産業への影響は軽微だから、多少の国内対策で十分に国会決議は守られたと説明し易くするために数字を操作した」と自ら認めているようなものである。これほどわかりやすい数字操作をせざるを得なかった試算の当事者にはむしろ同情する。

 前回の3・2兆円も、すでに、価格が1割下がれば生産性は1割向上するとする「生産性向上効果」やGDPの増加率と同率で貯蓄・投資が増えるとする「資本蓄積効果」を組み込むことで、水増ししていたのだが、今回はそれらがさらに加速度的に増幅されると仮定したと考えられる。象徴的に言えば、「価格が1割下がれば生産性は1割向上する」どころか、「価格が1割下がればコストは9割下がる」と仮定したようなものである。どの程度コストが下がるかは恣意的に仮定できるので、こういう要素を加えれば加えるほど効果額をいくらでも操作可能である。この分野を専門にしている私が言うのだから間違いない。数字増強のドーピング薬=「生産性向上効果」を入れてはいけない。

 農林水産業への影響試算については、政府の中にあっても、何とか日本の食料と農業を守るために頑張ってきた所管官庁も苦しんだと思う。当初は、4兆円の被害が出ると試算していたが、政府部内での影響が大きすぎるとの批判に応じて3兆円に修正した。それが今回は1700億円程度になってしまった。まったく整合性のない数字を出すにあたって、所管官庁内部でも異論はあった。しかし、いまや抵抗力を完全に削がれてしまった感がある。

 今の官邸は、反対する声を抑えつけていく手口が巧妙だ。霞が関については、幹部人事を官邸が決めることにしたのが大きい。「これ以上抵抗を続けると干される。逆に官邸に従えば、昇進の目が広がるかもしれない。そして昇進の暁には官邸と米国と財界のための『改革』を仕上げます」ということである。2016年6月、まさにその通りの人事が発令された。衝撃の事務次官人事と併せて、「酪農団体の廃止はさすがに無理だ」と最後の抵抗を試みた所管官庁に対して、前途を期待されていた担当局長と担当課長が更迭された。いよいよ所管官庁自体の自壊も含め、農業と農業関連組織を崩壊・解体させる「終わりの始まり」である。対応を誤ると取り返しのつかないことになる。
 

国民を愚弄する「猿芝居」

 牛肉関税の9%に象徴されるように、今回の主な合意内容は、すでに、2014年4月のオバマ大統領の訪日時に、一部メディアが「秘密合意」として報道し、一度は合意されたとみられる内容とほぼ同じだ。つまり、安倍総理とオバマ大統領は寿司屋で「にぎっていた」のである。そのわずか2週間前に日豪の合意で、冷凍牛肉関税を38・5%→9・5%と下げて、国会決議違反との批判に対して、19・5%をTPPの日米交渉のレッドラインとして踏ん張るからと国民に言い訳しておきながら、舌の根も乾かぬうちに9%にしてしまっていたのであるから恐れ入る。

 その後は、双方が熾烈な交渉を展開し、必死に頑張っている演技をして、いよいよ出すべきタイミングを計っていただけの「演技」だったのだ。フロマンさんと甘利さん(典型的「斡旋利得罪」のはずが不起訴=この国の三権分立は崩壊)の徹夜でフラフラになった演技は見事だ。頭髪が真っ白になるまで頑張ってくれたのかと思えばもともと白い頭髪を最初は黒く染めておいて、だんだんに白くしていったと聞いて愕然とした。「これだけ厳しい交渉を続けて、ここで踏みとどまったのだから許してくれ」と言い訳するための「猿芝居」を知らずに将来不安で悩み、廃業も増えた現場の農家の苦しみは彼らにとってはどうでもいいこと、いかに米国や官邸の指令に従って、国民を騙し、事を成し遂げることで自身の地位を守るのがすべてなのかと疑いたくなる。

 そもそも、3・11の大震災の2週間後に「これでTPPが水面下で進められる」と喜び、「原発の責任回避にTPP」と言い、「TPPと似ている韓米FTAを国民に知らせるな」と箝口令をしいた人達の責任は重大だ。このような背信行為に良心の呵責を感じるどころか、首尾よく国民を欺いて事を成し得た達成感に浸っているかに見える。
 

TPPで賃金は下がり、雇用は減る

 TPPがチャンスだというのはグローバル企業の経営陣にとっての話で、TPPで国民の仕事を増やし賃金を引き上げることは困難である。冷静に考えれば、ベトナムの賃金が日本の1/20~1/30という下での投資や人の移動の自由化は、日本人の雇用を減らし、賃金を引き下げる。端的に言うと、グローバル企業の利益拡大にはプラスで、中小企業、人々の雇用、健康、環境にはマイナスなのがTPPだ。そもそも内閣府などのモデルで失業が問題にならないのは、農家が失業しても、即座に自動車産業の技術者として再就職できるというような生産要素の「完全流動性」「完全雇用」を仮定しているからであり、米国のタフツ大学でも、この非現実的な仮定を排除した試算では、TPPによって日本のGDPはTPPがなかった場合よりも、今後10年間で0・12%低下し、雇用は7万4000人減少すると推定されている。
 

命と健康よりも企業利益が優先

 特許の保護期間の長期化を米国製薬会社が執拗に求めて難航したことに、「人の命よりも巨大企業の経営陣の利益を増やすためのルールを押し付ける」TPPの本質が露呈している。グローバル企業による健康・環境被害を規制しようとしても損害賠償させられるというISDS条項で「濫訴防止」が担保されたというのも疑問だ。タバコ規制は対象外に(カーブアウト)できるがその他は異議申し立てしても、国際法廷が棄却すればそれまでである。健康や環境よりも企業利益が優先されるのがTPPだ。

 要するに、「米国企業に対する海外市場での一切の差別と不利を認めない」ことがTPPの大原則。遺伝子組み換え(GM)表示もその他の食品表示、安全基準も、「地産地消」運動などもTPPの条文に緩和が規定されなくてもISDSの提訴で崩される危険がある。韓米FTAでは、ソウル市の学校給食条例の廃止に象徴されるように、米国産を不当に差別する可能性を指摘され、数多くの国や地方自治体レベルの法律・条令を「自主的に」廃止・修正した。地域の産業を振興するための政策が不当な差別ということになれば、地方自治行政そのものが否定されかねない重大な事態になる。

 公共事業の入札に、地元に精通した業者の点数が高くなるようなシステムも許されない。そもそも、日本は地方自治体レベルの公共事業を、TPP参加国の中で最も開放した国と評価されており、英文で国際入札にかけないといけない公共事業の範囲が広い。かたや米国は、TPPが連邦法にしか影響しないので、州レベルの公共事業は国際入札の対象外だし、州法による「バイアメリカン」(公共事業に米国産義務付け)も影響を受けない
 

食に安さを求めるのは命を削ること

 確かにTPPによって関税が下がれば、米国から安い牛肉や豚肉が入ってくるため、牛丼や豚丼は安くなる。しかし、関税を下げれば当然関税収入も減る。日本の関税収入は、税収60兆円の内の1・2兆円ほどだ。TPPによってその大半が減れば、他で補わなければならなくなるため、結局のところ消費者の税負担は増える。

 さらに問題なのは、米国やオーストラリアの牛肉や豚肉を食べ続けることは極めて健康リスクが高いということだ。米国では牛の肥育のために女性ホルモンのエストロゲンなどが投与されている。これは発癌性があるとして、EUでは国内での使用も輸入も禁止されている。実際、EUでは米国産牛肉の輸入を禁止してから六年間で、乳癌による死亡率が大きく下がったというデータもある。日本では国内使用は認可されていないが、輸入は許可されているため国内に入ってきている。また、ラクトパミンという牛や豚の餌に混ぜる成長促進剤にも問題がある。これは人間に直接に中毒症状も起こすとして、ヨーロッパだけではなく中国やロシアでも国内使用と輸入が禁じられている。日本でも国内使用は認可されていないが輸入は素通りになっている。

 さらに、米国の乳牛には遺伝子組み換えの牛成長ホルモンが注射されている米国ではこれが認可された1994年から数年後には、乳癌発生率が7倍、前立腺癌発生率が4倍という論文が出されたため、今やスターバックスやウォルマートでも、わざわざ「成長ホルモンを投与した牛乳・乳製品は扱っていません」と表示するようになっている。もちろん日本でもこの牛成長ホルモンは認可されていないが、やはり輸入を通してどんどん入ってきている。

 さらに、米国の牛にはBSE(狂牛病)の危険性もある。日本はこれまで、BSEの発症例がほとんどない20カ月齢以下の牛に限定して輸入を認めていた。ところが米国から「TPPに参加したいなら規制を緩めろ」と言われたため、「入場料」として30カ月齢以下にまで緩めてしまった。また、米国ではBSE検査率は一%未満でほとんど検査されておらず、しっかりとした危険部位の除去も行われていない。
 

食の安全基準はすでに緩められている

 政府はTPPでは国際的な安全基準を順守することが規定されているだけだから日本の安全基準は影響を受けないと主張しているが、国際基準は日本の基準よりも緩い。それ故、国際基準を守るということは、基準を緩和するということだ。既に日本政府は米国から「科学的根拠」が示せないなら規制を緩和しろと圧力がかかることを踏まえ、いつでも規制を緩和できるように準備を整えている。例えば、30カ月齢以下にまで緩めてしまった米国産牛肉輸入の月齢制限を撤廃する準備をすでに終えている。国民への説明と完全に矛盾している。

 米国は、遺伝子組み換え(GM)食品は安全性検査によって安全が明らかになっているのだから、「GMを使用していない」と表示することは消費者を惑わす誤認表示だと主張している。「GMが安全でない」という科学的根拠が示せないならやめろと迫るであろう。

 GMのもう一つの懸念は、我々が大量に輸入しているGM大豆やGMトウモロコシには発癌性が確認されているグリホサート系の除草剤がかけられていることだ。グリホサート系薬剤をかけても枯れないように遺伝子を組み換えたのがGM大豆やGMトウモロコシなのだから。それを我々が食べているのだ。しかも、耐性雑草が増えてきたため、米国では残留基準が緩められ、さらに散布量が増えているのが実情だ。近年、我々の食べている大豆やトウモロコシのグリホサート系薬剤の残量濃度はさらに高まっている

 さらに、防カビ剤も大きな問題だ。日本では収穫後に農薬をかけることが認められていないが、米国のレモンなどの果物や穀物には、日本への長期間の輸送でカビが生えないように農薬(防カビ剤)をかけなくてはならない。そのため、半年経っても腐らずピカピカのままだったという話もある。これは、米国からの圧力に屈し、防カビ剤を食品添加物に分類する事で日本への輸出を許可する事にしているからだ

 ところが、食品添加物は食品パッケージに表示する義務があるため、米国は、こんどは、それが不当な差別だと言い始めた。そのため、TPPの日米二国間交渉で、日本はさらに規制を緩めることを約束したことが米国側の文書で発覚した。当時、政府はそんな約束は断固していないと言い張っていたが、TPP付属文書を見ると、日本政府が二年前に米国の要求に応えて規制を緩和すると約束したと書いてある。つまり、輸入農産物は、成長ホルモン(エストロゲン)、成長促進剤(ラクトパミン)、GM、除草剤(グリホサート)の残留、収穫後農薬(イマザリル)などのリスクがあり、まさに、食に安さを追求することは命を削ることになりかねない。このような健康リスクを勘案すれば、実は、「表面的には安く見える海外産のほうが、総合的には、国産食品より高い」ことを認識すべきである。そこで、外食や加工品も含めて、食品の原産国表示を強化することが求められるが、表示に関連しては、「国産や特定の地域産を強調した表示をすることが、米国を科学的根拠なしに差別するもの」としてISDSの提訴で脅される可能性もある。

TTIP(米EUのFTA)でも米国はEUのパルメザンチーズなど地理的表示を問題視している。ところが、米国自身は食肉表示義務制度で原産地表示を義務付けている。さらに、これがカナダとメキシコから不当差別としてWTO(世界貿易機関)に訴えられ、米国が敗訴する皮肉な事態になっている。つまり、そもそもTPPのみならず食料の原産地表示の困難性が増してきている事態は深刻である


米国の要求に応え続ける「アリ地獄」

 農産物関税のみならず、政権公約や国会決議で、TPP交渉において守るべき国益とされた食の安全、医療、自動車などの非関税措置についても、全滅である。

 軽自動車税の増税、自由診療の拡大、薬価公定制の見直し、かんぽ生命のがん保険非参入全国2万戸の郵便局窓口でのA社の保険販売、BSE(牛海綿状脳症)、ポストハーベスト農薬(防かび剤)など食品の安全基準の緩和、ISDS条項への賛成など、日本のTPP交渉参加を認めてもらうための米国に対する「入場料」交渉や、参加後の日米平行協議の場で「自主的に」対応し、米国の要求が満たされ、国民に守ると約束した国益の決議は早くから全面的に破綻していた。


 一番わかりやすいのは郵政解体である。米国の金融保険業界が日本の郵貯マネー350兆円の運用資金がどうしても欲しいということで、「対等な競争条件」の名目で解体せよと言われ、小泉政権からやってきた。ところが、民営化したかんぽ生命を見てA社は、「これは大きすぎるから、これとは競争したくない。TPPに日本が入れてもらいたいのなら、『入場料』としてかんぽ生命はガン保険に参入しないと宣言せよ」と迫られ、所管大臣はしぶしぶと「自主的に」発表した。それだけでは終わらなくて、その半年後には、全国の2万戸の郵便局でA社の保険販売が始まった。これが「対等な競争条件」なのか。要するに、「市場を全部差し出せば許す」ということだ。これがまさに米国のいう「対等な競争条件」の実態であり、それに日本が次々と応えているということである。

 しかも、「TPPとも米国とも関係なく自主的にやったこと」と説明しておきながら、今回TPPが決まって協定の付属文書を見たら、「米国の要請に日本が応えた」とちゃんと書いてある。実は決議違反だった事を今になって平然と認めている。

 さらに驚くことは、今回の付属文書には、米国投資家の追加要求に、日本は規制改革会議を通じてさらなる対処をすることも約束されている。TPPの条文でなく、際限なく続く日米二国間協議で、巨大企業の経営陣の利益のために国民生活が犠牲になる「アリ地獄」に嵌まっている。それにしても、法的位置づけもない諮問機関に、利害の一致する仲間(彼らは米国の経済界とも密接につながっている)だけを集めて国の方向性を勝手に決めてしまう流れは、不公正かつ危険と言わざるを得ない。
 

思考停止的な米国追従を止めない限り問題は永続する

 米国への譲歩は水面下ですでに進んでいる。米国では、いま誰もTPPに賛成していない。TPPを推進してきた製薬会社などから数年で5億円も献金を受けている共和党の中心人物ハッチ議員は「新薬のデータ保護期間を20年とか12年まで延長しろと言ったのに8年とか5年にしかなっていない。これでは著しく不十分で批准できない」と憤慨している。一方、失業増大の懸念などからTPPに反対してきた米国の与党民主党は、想定以上にひどいと怒っている。賛成派も反対派もこれはダメだと言い、クリントン、トランプのどちらが大統領になっても、公約を反故にしないかぎりは、今の状態ではTPPは米国で成立する見込みはない。

 そこで日本が動いている。駐米公使が「いま条文の再交渉はできないが、日本が水面下で米国の要求をまだまだ呑んで、米国の議会でTPP賛成派が増えるようにすることは可能だ」と漏らした。例えば、米国の豚肉業界は、「日本が関税を大幅削減してくれて輸出が増やせてありがたいと思っていたら、国内対策で差額補填率を引き上げるという。それで米国からの輸入が十分増えなかったら問題だ。その国内対策をやめろ」と要求してきている。

 この関連でもう一つ重大な事実がある。一昨年の秋に米国議会で、オバマ大統領に一括交渉権限を与える法案がぎりぎり1票差で通った。あのとき、日本政府はロビイストを通じて、民主党のTPP反対議員に多額のお金を配って賛成を促したという。「日本は牛肉、豚肉をはじめ農産物でこんなに譲ったのだから、賛成しないと米国が損をしますよ」とでも説得したのであろうか。かたや、日本国内では、農家に「何も影響はないから大丈夫」と言っている。これが「二枚舌」の「売国」の実態である。

 政府は「規模拡大してコストダウンで輸出産業に」との空論をメディアも総動員して展開しているが、その意味は「既存の農林漁家はつぶれても、全国のごく一部の優良農地だけでいいから、大手企業が自由に参入して儲けられる農業をやればよい」ということのように見える。しかし、それでは、国民の食料は守れない。

 関係者が目先の条件闘争に安易に陥ると、日本の食と農と地域の未来を失う。TPP農業対策の大半は過去の事業の焼き直しに過ぎないばかりか、法人化・規模拡大要件を厳しくして一般の農家は応募が困難に設計され、対象を「企業」に絞り込もうとしているのも露骨である。また、収入保険を経営安定対策かのように提示しているが、これは過去5年の平均米価が9000円/60㌔㌘なら9000円を補填基準収入の算定に使うので、所得の下支えとはまったく別物だ。基準年が固定されず、下がった価格を順次基準にしていくのだから「底なし沼」である。米国では強固な「不足払い」(所得の下支え)に収入保険がプラスアルファされているのに、収入保険だけを取り出して米国を見本にしたというのもごまかしである。

 TPPの影響が次第に強まってきて、気が付いたときには「ゆでガエル」になってしまう。現場で頑張ってきた地域の人々はどうなってしまうのか。全国の地域の人々とともに、食と農と暮らしの未来を崩壊させないために主張し続ける人々がいなくてはならない。まず、食料のみならず守るべき国益を規定した政権公約と国会決議と整合するとの根拠を国民に示せない限り、批准手続きはあり得ない。

 なお、大統領選後のオバマ政権のレームダック期間にTPPが米国で批准される可能性は極めて低いが、クリントン大統領の場合は、「現状のTPPには反対」なのだから、日本が一層譲歩させられてTPPが成立することになりかねない。かたやトランプ大統領なら、「TPPには署名しない。二国間FTAでよい」ということだから、日本が一層譲歩させられた日米FTAが成立しかねない。米国で批准できそうにないから大丈夫との他力本願は通用しない。対米従属の呪縛から解放されないかぎり問題は永続する。

 だまされても、だまされても、おこぼれを期待し、見せしめを恐れて従い続ける選択に未来はない。真っ向から対峙することで未来は切り開けることを先の参院選結果も示している。国民の命を守る使命に誇りを持ち、ひるむことなく前進するしかない(詳しくは『悪夢の食卓』(KADOKAWA、2016年)参照)。





TPP批准推進は「安倍売国政権」の証しー(植草一秀氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sp52dd

臨時国会が召集された。

会期は110日までの66日間。

冒頭で補正予算が審議されるが、安倍政権が最優先事項に位置付けるのはTPPである。

TPPは12ヵ国で最終合意をまとめ、本年2月4日に署名された。

署名から2年以内に参加する12の国すべてが議会の承認など国内手続きを終えれば発効する。

しかし、2年以内にこうした手続きを終えることができない場合、

12ヵ国のGDPの85%以上を占める、少なくとも6か国が手続きを終えると、

その時点から60日後に協定が発効する。

12ヵ国のGDP合計額に占める比率は日本が17.7%、アメリカが60.4%であり、

この2ヵ国のいずれかが批准手続きを終えない場合、

残りの国がすべて批准手続きを終えてもGDP比85%に届かない。

TPPは流れることになる。

また、日米が批准手続きを終えても、他に4ヵ国以上が批准手続きを終えなければTPPは発効しない。

TPP発効には日米両国の批准が必要不可欠であるが、最重要国である米国の批准見通しが立っていない。

オバマ大統領は任期中のTPP批准を目指すし姿勢を崩していないが、非現実的な願望の域を出ない。

米議会下院のマコネル共和党上院院内総務は、8月25日に、

「TPPにはいくつかの深刻な欠陥があり、年内は動かない」

と述べるとともに、

「次期政権がTPPの内容を修正する可能性がある」

と指摘した。


さらに、共和党の実力者であるライアン下院議長もTPPの内容を修正しない限り

審議には応じないとの方針を示している。

つまり、オバマ政権下での米国のTPP批准は絶望的な状況にあり、

大統領選後に米国がTPPを承認することがあるとすれば、

必ず、TPP最終合意文書が修正されてからということが想定されている。

TPPが日本にとって大きなプラスを与える内容であるならともかく、

大多数の日本の主権者は日本のTPP参加を求めていない。

この状況下で、日本が先行してTPPを批准する必要はない。

「必要がない」というよりも、正確に表現するなら、「日本はTPPを批准するべきでない」ということになる。

なぜなら、TPPは日本の主権者に

百害を与え、

一利を与えない

からである。


自民党は2012年12月の衆院総選挙に際して、6項目の公約を掲げた。

http://goo.gl/Hk4Alg

「わが党は、TPP交渉参加の判断基準を明確に示します」

TPP交渉参加の判断基準

1 政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。

2 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。

3 国民皆保険制度を守る。

4 食の安全安心の基準を守る。

5 国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。

6 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。

日本政府が署名したTPP最終合意文書は、上記の自民党公約に全面的に反するものである。


1.農林水産物について、重要5品目が明示され、

「聖域」として関税を守ることが公約に示されたが、

TPP最終合意では1品目も「聖域」として関税撤廃の除外項目にはならなかった。

2.TPP交渉に参加する前に行われた日米事前協議で、日本は自動車輸入等について数値目標を明示した。

3.「いつでも、だれでも、どこでも」必要十分な医療を受けることができる現在の国民医療保険制度が崩壊する
可能性が極めて高い。

4.食の安全安心の基準は崩壊する。

5.国の主権を損なうISD条項が盛り込まれている。

6.政府調達において外資への全面市場開放が行われ、金融サービスにおいては外資を優遇するする
措置がすでに採られている。

これが現実であり、TPPは安倍自民党の政権公約に全面的に反するものになっている。

また、米国では共和党の大統領候補であるトランプ氏がTPP拒絶を明確にしており、

クリントン氏も現時点ではTPP反対を表明している。

日本の国民に不利益を与えるTPP。

米国が批准することがあるとすれば、現在の最終合意とは異なる修正後のものへの批准になる。


日本がいま批准してしまうと、米国による修正後のTPPへの参加を検討する機会を失う。

これは日本の主権者の利益を損なうことだ。

臨時国会でのTPP批准は絶対に許されない。

TPP批准を阻止するには、主権者が動かなければならない。

安倍政権のTPP暴走を絶対に止めなければならない。


安倍政権がTPP批准に前のめりであるのは、この政権が米国を支配する巨大資本の支配下にあるからだ。

米国を支配する巨大資本の目的は巨大資本自身の利益極大化である。

これ以外に目的はない。

米国を支配する巨大資本が目論んでいるのは

「日本収奪」

である。

日本をTPPの蟻地獄に引きずり込む。

その上で、日本から収奪し尽くす。


安倍政権は巨大資本に支配され、巨大資本の命令に従って動いている。

この行為は日本の主権者の利益を損なうものだが、安倍政権は意に介さない。


安倍政権は巨大資本の指揮命令の下に動いている。

日本の主権者の不利益など眼中にない。



農協幹部は裏切り者である。

農協幹部は農業生産者の側、農協組合員の側に立っていない。

安倍政権が樹立され、安倍政権の影響力が強まっているため、農協の組合員の利益ではなく、

政治権力者の言いなりになっている。

安倍政権は日本をTPPに参加させ、日本を巨大資本に献上する。

日本の既存農業は崩壊し、新たに、外国資本が日本農業を支配する。

農協を解体し、その農協を、新たに外資が支配する農業法人の下請け機関に衣替えさせる。

農協は現在、営農支援、金融、保険の三事業を行っている。

金融、保険の事業収益を営農支援事業の経費に充てている。

農協から金融事業、保険事業を取り上げると、営農支援事業は立ち行かなくなる。

農協の自立を不可能にして、この農協を外資の農業法人、

あるいは物流管理会社の下請け代理店に衣替えさせる。

地産地消の日本の地域農業は崩壊する。

外資にとって必要な農業は、大規模農法による商業生産物を生み出す農業だけであり、

これ以外の農業は切り捨てられることになる。

日本の主権者は食料の自給体制を完全に失うことになる。



TPPでもっとも深刻な影響が広がるのが医療である。

TPP参加により、十分な医療は金持ちしか受けられない状況に移行する。

現在の公的保険医療制度では、

「いつでも、だれでも、どこでも」

必要十分な医療を受けられること

が制度によって保障されている。

それでも、健康保険料を支払うことができない「無保険者」が増大して、大きな問題になっている。

日本がTPPに参加すると、

「十分な医療を受けられない」主権者が大量発生することになる。

医療費支出を削減したい財務省は、公的保険がカバーする医療行為を狭めようとしている。

TPP参加で薬価等が上昇し、公的医療保険の収支が悪化する。

この機会を活用して財務省は「混合診療の全面解禁」を推進する。

「混合診療の全面解禁」

とは、

医療が二種類に区分されることを意味する。

「公的保険医療」と「公的保険外医療」の二種類だ。

金持ちは民間医療保険に加入して「公的保険外医療」を受けられるが、

金持ちでない主権者は、「公的保険医療」しか受けられなくなる。

「必要十分な医療」を受けることができなくなるわけだ。


「食の安全・安心」も崩壊する。

例えば、遺伝子組み換え(GM)食品は健康に害を及ぼす恐れがあるとされており、

多くの消費者が摂取を避けている。

しかし、

遺伝子組み換え(GM)食品が健康に害を及ぼすことの証明

は容易でない。

各種実験で害を及ぼす可能性は十分に示されているが、

「因果関係が確実にある」

ことの証明は簡単でない。

この

「恐れ」

の段階での「表示義務」などの規制を、事業者が「不当な差別」だとして訴える。

最終判断を下すのは世銀傘下の紛争処理機関で、

これが訴えを認めると国は巨額の賠償金を支払わされ、「表示義務」は強制的に廃止される。


米国産の肉に大量に含まれている「成長ホルモン」や「ラクトパミン」などの物質、

除草剤や農薬などへの規制も、訴えの対象にされ、

「安全性を優先する予防的な規制措置」

がことごとく破壊されることになる可能性が高い。


つまり、

「食の安全・安心」

は完全に破壊されることになる。



そして、最大の問題はISD条項による主権喪失だ。

日本の諸制度、諸規制を日本が決定する権利を失う。

「主権の喪失」

そのものである。


自民党公約は

「主権を損なうようなISD条項に合意しない」

と明記した。

TPP最終合意文書にISD条項が盛り込まれている時点で、日本の批准はあり得ないのだ。

安倍政権がこんなTPPを押し通そうとするなら、

安倍政権は寸分の疑いの余地なく「売国政権」ということになる。



TPP 11.11.11=3.11
http://satehate.exblog.jp/17075907/

点と線: ちきゅう号 311 TPP 人権剥奪 傭兵化 放射能人体実験
http://satehate.exblog.jp/19785582/



自民、演説中に立ち上がり拍手=野党「異様な光景」と批判―所信表明 時事通信 9月26日(月)18時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160926-00000101-jij-pol

 26日の衆院本会議で、安倍晋三首相の所信表明演説中、大多数の自民党議員が立ち上がって拍手する場面があった。

 演説中の行為としては極めて異例。野党側は議事の妨げになりかねないと問題視しており、27日以降の議院運営委員会理事会で協議する。

 演説の中で、首相が「(自衛隊員らに)心から敬意を表そうでありませんか」と呼び掛けたのに対し、自民党議員は示し合わせたかのように、ほぼ総立ちで拍手を送った。

 これに関し、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は記者団に「異常で、異様な光景だ」と批判。自民党に対し、「反省していただきたい。こういうことを避けないと立法府の議論にならない」と再発防止を促した。共産党幹部も「二十数年国会にいるが、ああいう光景は初めて見た。気持ち悪い」と語った。

 一方、自民党の二階俊博幹事長は記者会見で「演説に手をたたいたり、やじが飛んだりということはよくある。(野党が)あの程度のことをやっても、われわれは抗議しない」と述べ、問題ないとの認識を示した。 



けんぽうにゅうもん

2016-09-25 05:06:22 | 古代史・明治・昭和・憲法など
小学生でもわかる憲法入門、なるほどこれは分かりやすい(笑) まるこ姫の独り言 2016-09-24
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2016/09/post-5b3d.html













日本国憲法(昭和二十一年十一月三日憲法)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html

第十二条  この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。



https://twitter.com/shinchann2008/status/779841367967092736






自民党憲法草案「撤回しない」…二階幹事長 読売新聞 9月25日(日)22時18分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160925-00050092-yom-pol

 与野党の幹事長・書記局長は25日のNHK番組で、26日召集の臨時国会の主要テーマについて議論した。

 憲法改正に関し、民進党の野田幹事長が「国民の権利を軽んじている」と自民党憲法草案の撤回を求めたのに対し、自民党の二階幹事長は「すぐ撤回するつもりはない」と拒否した。

 野田氏は自民党草案について、「撤回してもらうところから始めないと、粛々と議論が進まない」と指摘した。二階氏は撤回は拒みつつも、「各党の意見を聞いて『ここが落ち着くところだ』ということを考えるゆとりは持っておかなければならない」と述べ、憲法審査会などで丁寧に論議を進める考えを示した。


改憲軍拡ゴング<本澤二郎の「日本の風景」(2491) 2016年09月27日
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52150978.html

<NHKが音頭、背後に日本会議>

 9月25日のNHK日曜討論で、早くも改憲問題が浮上した。音頭を取ったのはNHKである。司会者が安倍・日本会議の意向をくんだものであることに、日本国民は気付くべきだろう。悪しき言論が世論をリードする。その役割を担っているNHKである。実際問題、国民は改憲に興味を示していない。こんな立派な日本国憲法は、世界のどの国にもないのだから。NHKはそれを知っていながら、日本会議に従う。戦前回帰の日本会議と財閥の目的に沿った世論誘導の、ジャーナリズム放棄のNHKなのだ。昨日の所信表明演説中に、自民党議員が一斉に立ち上がって拍手するという、異様な行動が話題になった。安倍ヒットラーと国民は首をすくめた。


<野田も二階も9条破壊が悲願>

 日曜討論で民進党のうそつき幹事長が「自民党改憲草案を撤回すべきだ」と主張、これに自民党裏切り幹事長が「すぐさま撤回する考えはない」と応じた、と報道されている。

 与野党の「出来レースの始まり」と分析出来れば、政治通といえるだろう。二人とも同床異夢どころか、同床同夢の関係にある。両者とも財閥の手先である。

 いかに平和国民を騙して、9条を破壊すべきか、に悪知恵を働かせている、と認識すべきだろう。野田は札付きのうそつき政治屋であることを、国民は承知している。親中派を名乗る二階にしても、安倍の改憲軍拡にブレーキを踏んだことが、一度もない。ずる賢い観光・道路利権屋で知られる。


<山口も改憲環境づくり>

 安倍の改憲ダンスに側面支援しているのが、これまたずる賢い公明党の山口である。加憲論で9条破壊を推進しようとしている、と筆者の脳裏をかすめる。

 彼は護憲論者ではない。その証拠に、太田と一緒に特定秘密保護法と戦争法を強行成立させている。護憲リベラルの立場を放棄している。

 いま彼は「野党の合意」という枠を条件にすれば、憲法破壊に協力すると言わぬばかりである。野田や二階に輪をかけた悪党であろう。


<気が付くと首相大権で9条破壊>

 9条破壊を許さない。いかにゴミウリ新聞が努力しても「戦争する日本」改造は無理である。そこで、からめ手から9条を破壊する策謀が進行している。自民・公明・民進の落としどころであろう。

 有事・戦争の場面での首相大権付与を、与野党の右翼が想定している。戦前の統帥権であろう。そのための南シナ海・尖閣問題と北朝鮮問題なのである。中国が緊張する理由でもある。

 首相大権行使でもって、憲法が国民に保障する全ての権利をはく奪してしまうものだ。強権を手にする独裁首相の誕生である。


<日本の誇りは強靭な平和主義>

 安倍は第一次内閣で、民主的な教育基本法に、あろうことか教育勅語の理念を挿入させることに成功している。靖国の戦争神社参拝の強行で、国家神道復活を実質、手にした。残るは大日本帝国憲法の復活である。これが安倍・日本会議の改憲野望なのである。

 これを強力に推進する財閥なのだ。戦前の軍国主義日本の復活である。そこへと平和国民を引きずり込もうとしている。警鐘を鳴らすべき言論が、この3年有余の間に衰弱してしまっている。それでも平和国民は、抵抗して屈服することはない。このことが世界に誇れる日本なのである。

 ノーベル平和賞の資格ありである。

2016年9月27日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)



ホラーショー  2016-09-28 15:25:09
http://ameblo.jp/geneumi/entry-12204416317.html




新しい東京都知事はカジノを開く案を支持している K Morrison August 10, 2016

2016-09-24 04:12:39 | 歴史
New Tokyo governor supports idea of opening a casino K Morrison August 10, 2016
https://news.worldcasinodirectory.com/new-tokyo-governor-supports-idea-of-opening-a-casino-32402



Tokyo’s first woman governor, Yuriko Koike, is in favor of opening a recreational complex, including a casino, in the Japanese capital, however, before that can happen gambling in Japan must first be legalized.・・


小池百合子都知事の築地・豊洲の仰天プランに唖然!! 豊洲市場が『カジノ』に変身ダト!! [社会] 2016-09-14 14:02
http://hokusorun.blog.so-net.ne.jp/2016-09-14-1

・・小池百合子都知事による『豊洲カジノ』はオリンピックに向けて大きな話題づくりにはなることでしょう。


世界のカジノ王が明かす日本経済復活の決め手 -ラスベガス・サンズ社 会長兼CEO 企業経営 PRESIDENT 2012年6月18日号 2012.7.28
http://president.jp/articles/-/6735


ラスベガス・サンズ社 会長兼CEO シェルドン・アデルソン アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。ニューヨーク市立大学中退。投資アドバイザー、ファイナンシャルコンサルタント等を経て、コンピュータのトレードショー運営会社コムデックスを含む50以上の企業の設立に関わり、現在にいたる。

年間3000万人の外国人観光客が来る

東日本大震災から1年が過ぎた。いまの日本は、景気刺激策を実践する時期にあると思う。2011年度、日本を訪れた外国人観光客数は約600万人である。ちなみに人口520万人のシンガポールには約1300万人、人口56万人のマカオには2800万人の外国人観光客が訪れている。人口1億2800万人を有する日本は、観光業に力を入れることで、景気を刺激していくべきではないか。・・


豊洲新市場は最初から、カジノに転用できるように設計されていた可能性も否定できないかもしれない 新ベンチャー革命 2016/9/21(水) 午後 0:55
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36225748.html

豊洲新市場をラスベガス化すれば、東京が北朝鮮ミサイルのターゲットになることもなく、直下型地震が起こされる心配もなくなる 新ベンチャー革命 2016/9/23(金) 午後 0:11
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36230450.html


++
だそうですが・・



予定はこういうことですよね





http://www.geocities.jp/dendatou/setu-sougou/sonota03/s-goal-a01.html




アメリカは、なぜシリア停戦を潰さざるを得なかったのか Finian CUNNINGHAM ほか

2016-09-23 20:29:09 | 八百長戦争
アメリカは、なぜシリア停戦を潰さざるを得なかったのか Finian CUNNINGHAM 2016年9月20日 Strategic Culture Foundation
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-5a55.html 2016年9月22日 (木)



先週末、デリゾール[Deir Ezzor]近くのシリア軍基地に対する、アメリカが率いた空爆は、きわめて残忍な意図的妨害活動行為だと結論づける確かな理由がいくつかある。一つの極めて強力な理由は、ペンタゴンとCIAは、アメリカ国務長官ジョン・ケリーと、ロシア外務大臣セルゲイ・ラブロフがまとめた停戦計画を潰すために行動せざるを得なかったことだ。

既に脆弱な停戦を破綻させるという抑えがたい欲望は、停戦計画が、シリアに対するテロリスト代理戦争へのアメリカの体系的関与を、耐えがたいほど暴露してしまうせいだ。

それだけでなく、暫定的停戦は、アメリカ政府内で戦争推進の責任を負っている連中をも暴露していた。ペンタゴンのトップ、アメリカ国防長官アシュトン・カーター[Ashton Carter]は、ジネーブで、週末の9月9日、ケリーが、ロシアのラブロフと停戦計画をまとめようとしていた際、ジョン・ケリー国務長官と激しく戦ったと報じられている

セルゲイ・ラブロフと、記者たちが、ケリーが協定に署名するため、ようやく現れるまで、数時間待たされ続けたが、アメリカ国務大臣が遅れたのは、ワシントンの、カーターや他の軍幹部との会議電話で、激しい言い争いをしていたのが原因だと報じられている。ケリーのジュネーブへの慌ただしい出張数日前にも、シリア停戦に関するロシアとのいかなる協定の可能性についても、カーターは貶めていた。

2011年3月に戦争が始まって以来、ペンタゴンと中央情報局(CIA)が、シリア国内の反政府戦士に武器を与え訓練する秘密計画を運営してきたことは、文書で十分証明されている。公式には、アメリカ政府は、“穏健派、厳しく吟味した反政府派”のみを支援していると主張している。ところが、時折欧米マスコミは、アメリカの兵器が“偶然に”過激聖戦戦士ネットワークの手中に落ちたと報じて、アメリカ軍とテロ集団との、より深い陰険なつながりをほのめかすこともある。

“穏健反政府派”を支持しているが、ヌスラ戦線やダーイシュ(ISIS)などのテロ集団として認められている連中との関与は皆無だというアメリカや、他のNATOやアラブの同盟諸国による見せかけが、最近の停戦で暴露されつつあった。

バラク・オバマ大統領とジョン・ケリー国務長官を含むオバマ政権の外交団は、シリアにおけるアメリカの汚い戦争とテロリスト旅団との体系的なつながりの全貌を知らないほど暗愚なのかも知れない。おそらく、このオバマ部隊は“穏健反政府派”と“テロリスト”という二分法のアメリカ政府プロパガンダを信じるほど騙されやすく打算的なのだ。

そこで、9月9日、ジュネーブで、ケリーは、ラブロフとの停戦計画を発表し、アメリカが支援する“穏健反政府派”が、自らテロ集団と離れるようにというアメリカ外交官の呼びかけは、そのような区別が存在するという素朴な考え方からなされた可能性がある。このような無益な呼びかけを、他に、どう説明できようか? (表の芝居)

ペンタゴンとCIAは、そうではない。ペンタゴンとラングレーにいる隠れた戦争商売人連中は、ずっと、卑しむべき真実を知っていた。つまり、シリア国内の全ての戦士集団は、様々な異なる名称や、アルカイダ・ワッハブ派イデオロギーに対する献身の程度が一見違っているにもかかわらず、テロ戦線に統合されているのだ。戦争のマスター連中は、アメリカ政府が、NATOや、アラブの同盟諸国とともに、このテロ戦線のスポンサーであることを知っている。

1980年代、アフガニスタンで、CIAが生みの親となったアルカイダの起源について、十分承知している人なら、シリア紛争における、アメリカのこうした体系的な役割にも全く驚くことはあるまい。

この見方は、一体なぜ、カーターとアメリカ軍の将軍たちが、ケリーのロシアとの停戦計画に著しく反対したのかを合理的に説明できる。彼らは、停戦は、アメリカとテロ集団との間のつながりゆえに、実行不可能なだけでなく、破綻しつつある停戦が、こうした体系的なつながりを更に暴露し、シリア戦争における、アメリカの共謀に関する一般大衆の認識を広く生み出してしまうことを知っていたのだ

そして、明らかになったのは、ペンタゴンとCIAのテロリスト操縦担当者の危惧は実際、根拠があったのだ。ケリー-ラブロフ停戦が、9月12日に実施されてから数日間、以下は、否定しようがない。“穏健派”と“テロリスト”の区別などないのだ。あらゆる戦士集団は、北部の戦場都市アレッポや、シリア中の他の場所で、名目だけの停戦に違反し続けていた。

アメリカと欧米マスコミは、シリア“政権”と、同盟国のロシアが、人道支援に、東アレッポの武装反抗勢力が占領している地域へのアクセスを拒否していることに怒りをぶつけ始めた。しかし、そうした修辞的なゲームでは、あらゆる戦士集団が停戦を破っていて、人道支援輸送車隊がアレッポに入るのを不可能にしている事実を隠すことはできない。トルコ国境から、アレッポにはいる国連トラック車列の経路決定で、シリア当局と協調するのを、トルコ政府が拒否したことを、欧米マスコミは重要視していない他の要素だ。過去に“人道的支援”を、兵器を武装反抗勢力に供給する隠れ蓑としての利用したことが実証されているトルコの関与を考えれば、ダマスカスが警戒を要求するのも、もっともだ。

もたつく停戦は、シリアにおけるアメリカとテロリストの結託の、壊滅的な全世界への暴露になっていたのだ。“テロリスト”ではなく、“穏健派”を支援しているというアメリカのウソが、身勝手な妄想であることが決定的に明らかになった。明らかに、“正当な”反政府派を支援しているというアメリカの主張は、実際のもの通りに見られている - 全くのごまかしだ。これで、アメリカ政府は、シリアにおける政権転覆というアメリカの犯罪的な目的のため、シリア国内のテロリスト代理軍のスポンサーだという、一層のっぴきならない結論に至ることになる。少なくとも理論的には、この暴露は、シリア国家に対する戦争犯罪を行ったかどで、アメリカ政府と同盟諸国を訴訟することを可能にする。

停戦がアメリカの国際的立場を危険にさらす深刻な危険を考えれば、ペンタゴンが、妨害すると決定したと断定しても無理はない。そこで、9月17日、アメリカ、イギリスとオーストラリアの戦闘機が、東シリア、デリゾール近くのシリア・アラブ軍エリート部隊基地を攻撃し、60人以上の軍人を殺害し、更に約100人を負傷させた。

以来、アメリカ、イギリスとオーストラリアは、これは事故で、戦闘機は地域のダーイシュ戦士を攻撃するつもりだったと主張している。アメリカ率いる連合軍は、空爆の調査を実施すると主張している。昨年、アメリカが、アフガニスタンのクンドゥスにある病院を壊滅し、30人以上を殺害したことなど過去何度もあったように、隠蔽されるだろう。

手短に、事故だという、アメリカ連合軍の主張を疑ういくつかの要素を考えよう。シリア軍がF-16とA-10に攻撃されてから10分以内に、ダーイシュ戦士が、シリア軍基地への攻撃作戦を開始したと報じられているのはなぜだろう? これは、連合国空軍と地上のテロリストとの間の協調を示唆している。

二つ目に、何百人もの兵士を擁する軍基地と隣接する飛行場を、寄せ集めのゲリラ部隊と見誤るというのは、高度な空軍力と監視能力に対する信頼性に反する。

三つ目に、ロシアの軍事筋が指摘している通り、アメリカ連合軍は、過去二年間の飛行作戦で、これまで、この地域ではさほど活動していなかった。シリア軍が、デリゾール周辺のダーイシュに対して、効果的な作戦を行っていることが知られていた。アメリカが率いるデリゾール空爆の後、即座にシリアとロシア政府が主張した通り、アメリカの空軍力が、テロリスト部隊を守るために、配備されたことを示唆している。これは、政権転覆のために、シリア戦争丸ごと アメリカ政府によって、なぜ、どのように醸成されてきたかという、より広範な分析と辻褄があう。

しかし、アメリカと同盟諸国が、デリゾールで、意図的に虐殺を実行したと結論づける上で、おそらくもっとも示唆に富んでいる要素は、ペンタゴンとCIAの戦争計画者連中が、欠陥のある停戦が、シリア国内における連中のテロの蛸足を暴露しつつあることを理解していたという前述の主張だ。そして確かに、もしケリー-ラブロフ計画で構想されたような何らかのアメリカ・ロシア共同対ダーイシュ作戦が行われれば、へたな芝居は完璧に吹き飛ばされていたろう。

その場合、必要な事として、一つの事だけなされる必要があった。手に負えず、当惑させられる停戦は潰さねばならなかったのだ。そこで、ペンタゴンは、デリゾールで“間違い”をおかすことに決めたのだ - “間違い”は、アメリカとロシア間の最小限のあらゆる信頼感を台無しにし、非難合戦を解き放ち、停戦違反を急増させた。

アメリカと欧米のマスコミは、隠蔽を支援すべく、おなじみの従順さで対応した。デリゾールにおけるこの虐殺は、おなじ週末の、ニューヨーク市での、死亡者が出なかった比較的小規模な爆発事件撃の方に重点がおかれて、ニュースの話題として、ほとんど無視されている。あるいは報道される場合、特にアメリカ・マスコミは、空爆は事故だったというのを疑問も抱かずに自動的に受け入れている。CNNも、これがアメリカがテロリストと結託している証明だというシリア政府の主張をすぐさま、“ばかばかしい”と切り捨てた。かなり論理的に見える主張なのに。

ニューヨーク・タイムズは、空爆を覆い隠すのに、こういう注釈をしている。

“週末のアメリカ合州国によるシリア軍への不測の爆撃で、アメリカは守勢にたち、内戦における暴力を減らして、人道的支援の道を切り開く取り組みを損なってしまった”。

アメリカのいわゆる一流新聞は更にこう書いている。

“アメリカ合州国は、もし9日前に、ジュネーブでジョン・ケリー国務長官と、ロシア外務大臣によって合意された、シリアにおける停戦協定が崩壊すれば、モスクワがシリア大統領バッシャール・アル・アサドを支援している戦争におけるロシアの二枚舌を暴露することになろう”。

何と皮肉な。ニューヨーク・タイムズによれば、アメリカは停戦協定で“戦争におけるロシアの二枚舌”が暴露されると期待していたのだ。第一週中、平和的な解決を見出すため、自制と献身を示して、しっかり守っていた休戦を、ロシアとシリアは守らないだろうと、連中は計算していたかも知れない。

ロシアの“二枚舌”を暴露するどころではなく、ペンタゴンとCIAがずっと恐れていた連中の代理テロリストとの強い結託ゆえに、アメリカ政府が、犯人として登場することになった。

シリア停戦破壊は、突然に点灯して、アメリカの汚らしい戦争における腐敗と、血まみれの両手をさらけ出しはじめたスポットライトを破壊する必要性のようなものだった。

記事原文

Why US Had to Kill the Syrian Ceasefire Finian CUNNINGHAM | 20.09.2016
http://www.strategic-culture.org/news/2016/09/20/why-us-had-kill-syrian-ceasefire.html



ロシアは降伏するだろうか? Paul Craig Roberts 2016年9月19日
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-4efc.html 2016年9月21日 (水)

皆様のサイトをご支援願いたい。

実現するために、ロシアが大きな犠牲を払った停戦合意が、既知のシリア軍陣地に対する、アメリカ政府による意図的攻撃によって、挫折させられて、アメリカ政府や、その属国との紛争を避けながら、ヨーロッパへのシリア人と、更なる膨大な難民の流入による混乱を防ぐための、ロシア政府の真摯で、入念な努力は水泡と帰した。

この事実に対する、オバマ政権国連大使サマンサ・パワーの対応で、アメリカ政府がイラクとリビアを陥れた混乱と同じものに、シリアを陥れるという狙いを実現するためには、アメリカ政府は徹底的にウソをつくことが明らかになった。アメリカ政府に、もっぱらアメリカ政府にこそ、シリアにおける戦争に責任がある。イギリス議会とロシア政府が、オバマが意図していた、アメリカによるシリア侵略を阻止すると、オバマ政権は、シリアを侵略するため、聖戦主義者の傭兵に武器を与え、資金を供与し、聖戦士連中が、シリア反政府派シリアにおける民主主義のために戦っているふりをした。サマンサ・パワーは歴史をひっくり返し、戦争を、アメリカ政府がシリアを不安定化するために送り込んだISIL聖戦士と戦うという、シリア政府の依頼に応えた、ロシアによる介入のせいにしている。サマンサが言っているのは、もしロシアがシリア支援に来ていなかったら、アメリカ政府とISILが、とっくにシリアを破壊して、戦争は終わっていただろうということだ。
http://www.informationclearinghouse.info/article45501.htm

ロシア国連大使のヴィタリー・チュルキンは、自分の40年間の外交官経験で、サマンサの振る舞いほど傲慢で、扇動的な ものは見たことがないと述べた。チュルキンは、既知の事実に対するサマンサの、これほど非現実的で歪んだ対応で、いかなる実のある外交的結果も期待できなくなったと言っているようだ。http://www.informationclearinghouse.info/article45502.htm

シリアにおける政治的安定性を破壊し、混乱に置き換えると、アメリカ政府が堅く決めているという結論に、もしロシア政府が、ようやく達したとすれば、何とも長い時間がかかったものだ。

外交が無効であることが明らかになれば、力と力の対決しかなくなるので、ロシア政府は、この結論を懸命に避けてきた。現在の文脈では、これは、熱核戦争と 地球上の生命の終焉を意味する。

これこそが、アメリカ政府による威圧的挑発に対し、対立ではなく、協力を申し出て、ロシア政府が外交的に対応してきた理由だ。

ところが、アメリカ政府は紛争を望んでいるのだ。ロシアは、テロとの戦いで、アメリカ政府が、ロシアと共通の関心を持っているようなふりをしてきたが、テロは、シリア、次にイラン、更には、ロシア連邦や中国のイスラム教の州を不安定化させるためのアメリカ政府の手段だ。

アメリカ政府は、協力ではなく、覇権を望んでいる。サマンサ・パワーが、これを赤裸々に明らかにした以上、ロシア政府は、もはやそうでないふりをし続けるわけにゆかない。ロシア (と中国)は一体どうするのだろう?

もしロシアと中国が、アメリカが両国にもたらそうとしている戦争に対する準備ができていない場合、攻撃に直面して、力を結集しながらも、シリア、ウクライナのロシア派分離州や、太平洋の様々な紛争中の島嶼問題を犠牲にして、両国は撤退するのだろうか? それとも両国は、アメリカ政府のヨーロッパ傀儡に対し、戦争の代償をはっきりさせて、NATO同盟を分解することを決心するだろうか? ロシアと中国に対する、アメリカ政府の攻撃で、ヨーロッパが得るものは、明らかに皆無なのだ。

それとも、ロシアは、外交が行き詰まっていることが証明された以上、何もできないのだろうか?

おそらく、これは最も重要な疑問だ。ロシア政府の一員でない人間として言えるのは、ロシアは、必ずしも完全に、その運命を支配できているわけではないということだ。“汎大西洋統合主義者として知られているロシア政府内の分子は、ロシアにとっては、欧米の一部となり、欧米体制に統合されることの方が、主権国家でいるより重要だと考えている。もし、イギリス、ドイツや、フランスのような旧列強が、アメリカ傀儡となることで、恩恵を得られているなら、ロシアも恩恵を得られるはずだと連中は主張する。

汎大西洋統合主義者連中は、ロシアの戦略的核能力と、広大な領土ゆえ、ロシアは、ある程度の主権を維持することができ、属国として部分的に服従するだけだと主張している。この立場の一つの問題点は、ネオコンが、完全な覇権でないものに満足して、完全な覇権を実現するために、ロシアの弱体化した立場につけ込もうとしないのを想定していることだ。

おそらくロシア政府は、少なくともヨーロッパ諸国政府の一部が、戦争を避け、NATOを離脱する責任を認識し、アメリカ政府の侵略に対する政治的な隠れ蓑をはぎ取るという希望を依然抱いている。多少はそうした可能性もあろうが、主要なヨーロッパ政治家連中は、アメリカ政府に買収され、雇われている。あるアメリカ政府高官が、1970年という昔に、私にこう言った。“連中は我々の手駒だ。連中は我々の一員だ。”

ヨーロッパのマスコミには多くは期待できない。ドイツの新聞フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング元編集者ウド・ウルフコッテは、あらゆる著名ヨーロッパ人ジャーナリストは、CIAに雇われているという本を書いた。http://www.zerohedge.com/news/2016-03-28/top-german-journalist-admits-mainstream-media-completely-fake-we-all-lie-cia

政治家もマスコミも買収されている中、どこからヨーロッパ指導部が現れられよう?

ヨーロッパ人は、雇われ傀儡役に馴れきっている。反乱が成功すると考えるヨーロッパ人政治家も新聞編集者も皆無で、連中は人類のために危険を冒すより、アメリカからのお手当てで豊かになった暮らしを享受する可能性が高い。

重要な疑問は、既存の社会-政治-経済体制が、人類のためになるよう機能しうるのかどうかだ。価値判断の基準が金次第なので、強欲と権力が極めて強力な要素になってしまうため、資本主義文明が、人道的なものであり得るかどうかは明らかではない。人間の悪と無能が、地球環境のみならず、人道的な社会制度をも破壊する可能性がある。グローバリズムは、協力のための構想ではない。アメリカによる支配のためのワシントンの構想だ。

Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。

寄付のページはこちら

記事原文

Will Russia Surrender? — Paul Craig Roberts September 19, 2016
http://www.paulcraigroberts.org/2016/09/19/will-russia-surrender-paul-craig-roberts/



米ロのシリア停戦合意を破り、米がシリア政府軍を空爆、死者80名 ホワイトハウスはイスラム国を防衛している! ― 2016/09/18 18:16
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/09/18/8193777

今回の米国によるシリア停戦無視爆撃(死者80名以上)の詳しい経緯 ― 2016/09/21 21:16
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/09/21/8196128



デリゾールでシリア政府軍を空爆させた外国人の司令部をロシア軍が巡航ミサイルで攻撃との情報 櫻井ジャーナル 2016.09.23
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201609230000/

 ロシア系アラビア語メディアによると、シリア北部の要衝、アレッポの山岳地帯にある外国軍の司令部を、シリア沖にいるロシア軍の艦船から発射された3発の超音速巡航ミサイルが9月20日に攻撃、約30名が殺されたという。死亡者はアメリカ、イギリス、イスラエル、トルコ、サウジアラビア、カタールから派遣された軍人や情報機関の人間で、17日にデリゾールでシリア政府軍をF-16戦闘機2機とA-10対地攻撃機2機で攻撃させたのはこの司令部だとされている。

 デリゾールでの攻撃では60名とも80名とも言われる兵士が殺された。アメリカ、そして攻撃に参加したことを認めているオーストラリアとイギリスはミスだとしているが、現代の戦闘システム、現地の状況から考えてありえない。しかも空爆から7分後、ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の部隊が地上でシリア政府軍に対する攻撃を開始、空と陸で連携していた可能性が高いことが明らかになった。

 ロシア政府の広報官、マリア・ザハロワはアメリカ軍主導の連合国軍によるシリア政府軍空爆について、「どのように考えても、私たちは恐ろしい結論に到達してしまう。つまり、ホワイトハウスはダーイッシュを守っているのだ。疑いようがない。」と語っているが、アメリカやその「同盟国」がアル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュを侵略の手先に使っていることは公然の秘密。当然のことながらロシア政府も熟知しているはずだが、これまで口にしてこなかっただけだ。

 昨年、バラク・オバマ政権は好戦的シフトを強化した。国防長官と統合参謀本部議長はアル・カイダ系武装集団やダーイッシュの危険性を認識していた人物、つまりチャック・ヘイゲルとマーティン・デンプシーから、ロシアを敵国だとし、シリアではバシャール・アル・アサド体制の打倒を最優先する人物、つまりアシュトン・カーターとジョセフ・ダンフォードに交代させている。それを受け、ロシアはシリアで空爆を開始した。

 アメリカの好戦派はロシア軍がシリアで空爆すると予想していなかったようで、慌てていた。シリア政府軍に対する攻撃を指揮したとされる外国人をロシア軍が攻撃、殺害したとする情報について西側メディアは沈黙しているようだが、間違った情報なら、それなりの反応があるはず。巡航ミサイルによる攻撃の情報は正しく、オバマ政権は大きなショックを受けているのだろう。

 ロシア海軍の重航空巡洋艦(空母)クズネツォフ提督が10月にシリア沖に到着、シリアでの軍事行動に参加すると言われているのだが、これまでと違い、シリアに潜伏しているアメリカなど外国の軍人や情報機関メンバーも攻撃の対象になりそうだ。



Abe urges TPP approval in meeting with Clinton in New York Reuters

2016-09-21 23:30:12 | 売国三昧・水道民営化など
Abe urges TPP approval in meeting with Clinton in New York Reuters Sep 20, 2016
http://www.japantimes.co.jp/news/2016/09/20/national/politics-diplomacy/abe-clinton-meet-ny-restate-split-tpp-stances-weigh-pyongyang-threat/#.V-K0DzHLd1o


Prime Minister Shinzo Abe meets with U.S. Democratic presidential candidate Hillary Clinton at a hotel in New York on Monday. | REUTERS





7番、8番が義歯?このくらいは揃えてくるかな。 ただし、4番、5番あたりは虫歯。 そして、右唇の上下のイボが見えない。

http://www.ign.com/boards/threads/you-guys-think-bill-clinton-ever-got-a-bj-from-hilary.454716438/

7番、8番ははっきりと義歯。 4番が虫歯かどうか?

http://www.ibtimes.co.in/hillary-clinton-dodges-jon-stewarts-questions-2016-presidency-bid-laughs-off-suggestive-remarks-604560


http://upnewsy.com/dentist-analyzes-presidential-candidates-teeth





http://www.city-journal.org/html/likeability-and-lens-11675.html


http://rense.com/general96/doublefnl.htm


http://www.breitbart.com/big-government/2016/09/14/hillary-clinton-health-conspiracy-turns-real/



Why Hillary's 9/11 Collapse Was Staged
http://www.helpfreetheearth.com/news1339_hillaryhoax.html


911ダウンは話題化の芝居だったのか? ただ、影武者もいるように思われる。晋三君と握手のヒラリーは何かおかしい・・ CGで話題作りの可能性もあるが・・






Hillary Clinton’s teeth, tongue-hole & now-you-see-it-now-you-don’t wrinkles Posted on August 20, 2016 by Dr. Eowyn
https://fellowshipoftheminds.com/2016/08/20/hillary-clintons-teeth-tongue-hole-now-you-see-it-now-you-dont-wrinkles/comment-page-1/




「戦争する国、反対」訴え続ける 安保法成立1年 国会前デモ 東京新聞 2016年9月20日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016092002000116.html


雨の中、国会前で安保関連法の廃止を訴える人たち=19日午後3時28分、東京・永田町で(中西祥子撮影)

 安全保障関連法が成立して一年となった十九日、国会前で安保法廃止を求めるデモがあり、二万三千人(主催者発表)が集まった。雨の中、市民団体メンバーや野党幹部が次々スピーチし、参加者たちは「戦争する国、絶対反対」などと抗議の声を上げた。 

 デモは複数の市民団体でつくる「戦争させない・九条壊すな!総がかり行動実行委員会」が主催。

 解散した「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」元メンバーの林田光弘さんは「安倍首相は安保法の説明を続けていくと言ったが、いまだにされていない」と批判。解散メッセージを引用して「(民主主義が)終わったのなら始めましょう」と抗議活動の継続を訴えた。

 憲法学者らでつくる「立憲デモクラシーの会」呼び掛け人の西谷修・立教大特任教授(思想史)は「成立から一年の間、反対の原動力になってきたのは、普通の人たちだ」と語りかけた。

 民進党の岡田克也前代表は「一年たったが憲法違反なのは変わらない」と安保法を批判。共産党の志位和夫委員長は「野党共闘をさらに発展させて、新しい政治をつくろう」と呼び掛けた。


GHQがかき消した東京大空襲 首都圏占領のための皆殺し 原爆に匹敵する残虐さ 長周新聞
http://blog.goo.ne.jp/beingtt/e/5829c0ad81b9af62d6ca60e4949eb9de


稲田朋美防衛相が夫の「軍事産業株」保有で“配偶者の資産公開はプライバシー”と逆ギレ、夫を顧問にしながらどの口が リテラ 2016.09.22
http://lite-ra.com/2016/09/post-2577.html


憲法違反の自衛隊派遣している南スーダンで銃撃戦と、稲田朋美防衛相が防衛関連株大量保有 ― 2016/09/22 21:58
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/09/22/8197294


9/11の式典が終わった後、自力で立てなくなったヒラリーは血栓症を起こしたのではないかとの説 櫻井ジャーナル

2016-09-14 23:26:04 | 歴史
9/11の式典が終わった後、自力で立てなくなったヒラリーは血栓症を起こしたのではないかとの説 櫻井ジャーナル 2016.09.14
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201609140000/

 ヒラリー・クリントンは1990年代、夫のビルが大統領だった時代に政権を戦争へと向かわせる上で重要な役割を果たしていた。そのヒラリーが大統領になった場合、好戦的な政策を打ち出して核戦争の危機が高まると予想されている。彼女は非常に危険な人物だということだが、今年に入って健康状態に問題があると言われるようになり、その病状が深刻化しているように見える。もし彼女が大統領に選ばれたならアメリカは不安定化しそうなのだが、ここにきて大統領選を戦い続けられないのではないかという見方も出てきた。

 これまでアメリカの有力メディアはヒラリーの宣伝機関に徹してきたが、ここにきて健康問題にも触れるようになっている。9/11の記念式典に出席していたヒラリー・クリントンが引き揚げる途中、自力で立つことができなくなり、左右から支えられてワゴン車へ運び込まれる様子を撮影した映像(例えばココココ)が流れていることは決定的だ。




 8月8日にリークされたヒラリー・クリントンの2014年の医療記録のコピーとされる書類には、彼女が初期の皮質下血管性認知症だと書かれていたという。ヒラリー陣営は偽物だとしているが、以前から彼女が咳き込み、バランスを崩すことは話題になっていた。

 今回はバランスを崩すというようなものではなく、立っていることができない状態だった。暑さで熱中症になったという話も流されたが、この日は過ごしやすい天候で、説得力はない。肺炎という説明も、これまでの経緯を考えると首を傾げざるをえない。

 そうした中、1991年から2003年にかけてシークレット・サービスのエージェントとしてヒラリー・クリントンを護衛していた人物が違った見方を明らかにしている。血栓症ではないかというのだ。原因が何であれ、本来ならすぐに病院へ連れて行くはずだが、娘のアパートへ運ばれたという。これについて、ヒラリーの個人的な医療専門家に治療させることが目的だったのではないかと推測している。

 ヒラリー自身のためにも選挙キャンペーンを中止、バーニー・サンダースを民主党の候補者にすべきなのだろうが、アメリカの支配層はあらゆる手段を使ってサンダースから候補者切符を奪ったわけで、そうした事態は避けたいだろう。何とか投票日までたどり着かせ、大統領に当選させ、後は副大統領に任せるということを考えているのではないだろうか。

 1901年9月にウィリアム・マッキンリー大統領が暗殺されたことを受けて副大統領から大統領へ昇格したシオドア・ルーズベルト(棍棒外交)、45年4月にフランクリン・ルーズベルト大統領が執務室で急死したことを受けて副大統領から昇格したハリー・トルーマン(原爆投下)、63年11月にジョン・F・ケネディ大統領が暗殺されたことを受けて副大統領から昇格したリンドン・ジョンソン(ベトナムへの本格的軍事介入)、74年8月にウォーターゲート事件でリチャード・ニクソン大統領が失脚した後に継いだジェラルド・フォード(ネオコンの台頭とデタント派の粛清)といった例もある。

【追加】

 CBSニューズのチャーリー・ローズに対してビル・クリントンはヒラリーの病状について語っている。自力で立てなくなるという症状について、「しばしば、いや、しばしばではなく、ほとんどないのですが、何年もの間には一度ならず、ひどい脱水症の時は似たようなことが起こった」と語ったのだが、放送では「しばしば」という表現が削除されていた放送された映像)と話題になっている。CBSは時間の都合だと弁明しているようだ。


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脳梗塞ではないかな?




因果応報<本澤二郎の「日本の風景」(2481) 2016年09月14日
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52149635.html

<孤立するアメリカ>

 このところの中国・ASEANで繰り広げられた国際会議で印象的な一つは、アメリカの政治力の低下である。G7を率いるはずのつよい指導力を発揮することが出来なかった。それはオバマ政権の終幕という理由からだけではない。9・11から15年経っても、これの根源への反省もなく、相変わらず挑発的な言動でやり過ごしたことでもわかる。そうしたテロを大量に生み出す、ワシントンの策略を世界の指導層は、もはや信用しなくなっている。混迷する米大統領選挙戦も裏付けてもいる。孤立するアメリカである。・・(この記事の続きには呆目点ですが。大丈夫なのでしょうか?)





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世の中いろいろ妙なことがありますな




ヒラリーの病状を懸念する人が増える中、候補者をバイデンかケリーに交代させようという声 櫻井ジャーナル 2016.09.15
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201609150000/

 9/11の記念式典に出席した後、自力で立つことができなくなったヒラリー・クリントンの様子を撮影した映像がインターネット上に流れている(上記参照)が、民主党の周辺からは候補者をジョー・バイデン副大統領かジョン・ケリー国務長官に替えるべきではないかという話が出てきた。ただ、バーニー・サンダースという名前は挙がっていないようだ。

 国務長官時代にヒラリーがハッキングされた電子メールが外に漏れだした頃、バイデンを大統領選に参加させようという話はあったので、そうした案が再浮上したということになる。事実上、機密情報の取り扱いに関する法規違反の疑惑はFBIが捜査を拒否して起訴しないと判断した。ハッキングされた電子メールの中には、武器や戦闘員をリビアからシリアへ運ぶという秘密工作に関係するものもある。

 彼女は3万2000件近い電子メールを削除し、それによって証拠がなくなったことがFBIが起訴しない理由のひとつに挙げられていたが、全ての電子メールはNSAが記録しているので、FBIがその気になれば入手できるとNSAの不正を内部告発したウィリアム・ビニーは指摘する。クリントンが何をしたかに関係なく、FBIは彼女を起訴する意思はないということになる。

 その後もハッキングされた電子メールの公表は続き、民主党の幹部はロシアを非難しているのだが、例によって根拠、証拠が提示されているわけではない。神経病理学者として有名なベネット・オマルはヒラリー・クリントンの血液を検査するべきだとtwitterに書き込んだが、これもそうした宣伝活動の一環で、ロシア攻撃の布石かもしれない。

 オマルはNFL(全米フットボール連盟)に所属していた元プレーヤーのスポーツ事故保障問題の裁判で有名になった。この人物をモデルにしたとされる映画「コンカッション」(脳震盪)がウィル・スミス主演で制作され、日本でも10月に公開される予定だという。

 ハッキングされた電子メールの公表に関し、NSAからリークされている可能性が指摘されていたが、民主党の内部ということも考えられる。昨年3月にコリン・パウエル元国務長官と多額の政治献金をしているジェフリー・リードがヒラリー・クリントンの健康状態を懸念する内容の遣り取りをしている電子メールが表に出てきた。今とは違うだろうが、心配するような状態ではあったようだ。そうした健康状態を懸念、候補者を交代させたいと考える人が民主党の内部にいても不思議ではない。


退役軍人たちが、ドナルド・トランプを支持 2016年9月14日 (水)
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-e025.html

・・軍隊経験のあるアメリカ人の多くは、そうでない人々より、現在の傾向がいかに危険かをよく理解している。・・



次期米大統領選の指名候補・ヒラリーが9.11追悼式典で倒れる:米国の戦争勢力はヒラリーが敗退しても、日本を米露戦争に引き摺り込むだろう 新ベンチャー革命 2016/9/15(木) 午後 3:39
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36211100.html



パウエル元国務長官はイスラエルが200発の核弾頭を保有していると昨年、電子メールに書いていた  2016.09.17
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201609170000/

 コリン・パウエル元国務長官と多額の政治献金をしているジェフリー・リードとの間で遣り取りされた電子メールをDCLeaksが公表しているが、ここにきてイスラエルが保有する核弾頭の数に関する記述が話題になっている。

 その電子メールでは、アメリカのネオコン/シオニストやイスラエル、あるいは西側メディアが声高に脅威を強調していたイランの核兵器開発について、パウエルは否定的な見解を示している。もし、核弾頭をひとつ持ったとしても、使うことはできないとしているのだ。なぜなら、イスラエルは200発の核弾頭を保有、アメリカは数千発を持っていることをイランは知っているからだとしている。

 イスラエルの核兵器開発に対して「国際社会」、つまりアメリカ支配層は寛容な姿勢を示し、実態は明らかにされてこなかった。そうした秘密の壁を破ったのは1977年から8年間、技術者としてイスラエルの核施設で働いた経験のあるモルデカイ・バヌヌだ。その経験に基づいて86年10月に同国の核兵器開発をイギリスのサンデー・タイムズ紙で内部告発している。

 彼は原爆用のプルトニウム製造を担当、その生産ペースから計算すると、イスラエルは150から200発の原爆を保有していることが推定されるとしていた。そのほか水爆に必要な物質、リチウム6やトリチウム(三重水素)の製造も彼は担当、別の建物にあった水爆の写真を撮影したという。イスラエルは中性子爆弾の製造も始めていたとしている。

 イスラエル軍情報局のERDに所属した経験があり、イツハーク・シャミール首相の特別情報顧問を務めたこともあるアリ・ベン・メナシェもイスラエルは水爆を保有していると語っている。彼によると、1981年頃にイスラエルはインド洋で水素爆弾の実験を実施、その時点で同国が実戦配備していた原爆の数は300発以上だったという。イスラエルが保有する核弾頭の数は400発だとする推測もあった。

 ところで、イスラエルの核兵器開発は1952年に始まったと言われている。この年にIAEC(イスラエル原子力委員会)が国防省の下に設置され、イスラエルにおける核兵器開発の父とも言われる核科学者のエルンスト・ダビッド・ベルクマン[Ernst David Bergmann]が初代の委員長に選ばれている。



 核兵器の開発に必要な資金は欧米の富豪から提供されていたようだ。例えば、アメリカのエイブ・フェインバーグ[Abraham Feinberg, 1908-1998]やフランスのエドムンド・ド・ロスチャイルド[Edmond Adolphe de Rothschild, 1926-1997]。フェインバーグはベングリオンの信頼厚い人物で、資金を提供するだけでなく、ロビー活動を展開、ハリー・トルーマン米大統領のスポンサーとしても知られている。



Abraham Feinberg (left) and Glenn T. Seaborg at the Weizmann Institute of Science annual dinner held at the Waldorf Astoria in 1971. David Ben-Gurion appointed Feinberg to be Israel's North America nuclear fundraiser in 1956. In 1970 Feinberg became the chairman of both the Weizmann Institute in Israel and the American Committee fundraising branch in the U.S.. Glenn T. Seaborg had just resigned as the commissioner of the Atomic Energy Commission.

 エドムンド・ド・ロスチャイルドが存在しているためなのか、フランスの少なからぬ著名な科学者は技術面からイスラエルの核兵器開発に協力していた。そのひとりがベルトランド・ゴールドシュミット[Bertrand Goldschmidt, 1912-2002]。


この人物はライオネル・ネイサン・ド・ロスチャイルド[Lionel Nathan de Rothschild, 1882-1942](イギリスのロスチャイルド家)の娘と結婚している。核兵器の開発ではフランシス・ペリン[Francis Perrin, 1901-1992]も重要な役割を果たした。ペリンはCEA(原子力代替エネルギー委員会)で1951年から70年まで委員長を務めている。



 1956年にはシモン・ペレスがフランスでシャルル・ド・ゴールと会談し、フランスは24メガワットの原子炉を提供することになり、1957年にはフランスからイスラエルへ技術者が送り込まれている。核兵器の開発には重水が必要だったが、この重水をイスラエルはノルウェーからイギリス経由で秘密裏に入手する。

 1958年になるとアメリカの情報機関はイスラエルが核兵器を開発している可能性が高いことを察知、CIAの偵察機U2がネゲブ砂漠のディモナ近くで何らかの大規模な施設を建設している様子を撮影、それは秘密の原子炉ではないかという疑惑を持っている。

 そこで、CIA画像情報本部の責任者だったアーサー・ランダールはドワイト・アイゼンハワー大統領に対してディモナ周辺の詳細な調査を行うように求めたのだが、それ以上の調査が実行されることはなかった。

 1960年3月にコンラッド・アデナウアー独首相はニューヨークでベングリオン首相と会い、核兵器を開発するため、61年から10年間に合計5億マルク(後に20億マルク以上)を融資することを決めた。後にドイツは核ミサイルを搭載できるドルフィン型潜水艦をイスラエルへ提供することになる。

 アイゼンハワーの次に大統領となったジョン・F・ケネディはイスラエルのダビッド・ベングリオン首相と後任のレビ・エシュコル首相に対し、半年ごとの査察を要求する手紙を送りつけ、核兵器開発疑惑が解消されない場合、アメリカ政府のイスラエル支援は危機的な状況になると警告している。(John J. Mearsheimer & Stephen M. Walt, “The Israel Lobby”, Farrar, Straus And Giroux, 2007)そのケネディ大統領は1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺され、この警告は実行されていない。


加藤紘一の遺言 本澤二郎

2016-09-13 00:58:42 | 歴史
加藤紘一の遺言<本澤二郎の「日本の風景」(2479) 2016年09月12日

<安倍・日本会議はいらない>

 世の中の戦争には、常にカルトの宗教的指導者が存在している。日本人は「よそ様の事」と思い込んでいたのだが、日本政府もまた、カルトの宗教、天皇を神とあがめる日本会議が主導していた!そのことに元自民党護憲リベラルの加藤紘一が「おかしい」と警鐘を鳴らしていた。その事実をネットで確認することが出来た。「加藤さんの遺言」というのである。さすがは大平正芳の後継者だけあった。護憲リベラルの当然すぎる叫びなのだ。彼は天下人になれなかったが、彼の宰相を阻止した勢力を詳細に分析していたのである。

<民放キー局で警鐘>

 多くの国民は、日本会議の恐怖に気付いていない。新聞テレビがその恐怖で報道していない。欧米のジャーナリストは、戦後体制を否定する安倍・日本会議を本国に伝えているが、肝心の日本のメディアは報道しない。

 東京新聞と朝日新聞が1度報道したくらいであろう。日本の新聞から日本を研究している隣国の学者も、日本会議を知らない。中国・韓国・北朝鮮・ロシアで日本会議を大きく取り上げた報道を、いまだ確認できていない。

 秘密結社なのだ。秘密にしなければならない秘密の組織であることを、内外に誇示している。にもかかわらず、安倍内閣の大半の閣僚は、最初から今まで日本会議メンバーで構成されている。

 ネットを使えない古参のジャーナリストも、この怪しげな秘密結社を知らない。そんな場面で、危機感を抱いた加藤が、出演した民放キー局で日本会議政治は危ない、と警鐘乱打していた、というのである。

<政府筋が高く評価>

 筆者のネット取材能力はこのレベルだ。どなたか、この加藤の遺言がいつだったのか、どの民放での発言だったのか。教示してもらえないだろうか。

 確認した加藤発言は「政府筋」である。紹介者までが抽象的に逃げている。情報提供者も恐怖を抱いている様子をみてとれる。日本会議は恐怖の組織なのか。

 元自民党幹事長が、日本会議の存在に警鐘を鳴らした政治的意義は重い。そのために「政府筋」はネットに流したらしい。それをつかまえた筆者である。堂々と個人名で指摘出来ないところに、日本会議の恐怖を印象付けている。



<政府部内は反日本会議が存在>

 このことは、政府部内が日本会議一色でないことを裏付けてもいる。

 日本会議に抵抗するリベラルなグループが存在している証拠である。安倍内閣の外交防衛など国家主義が突出する部門では、日本会議が主導権を握っているだろう。だが、すべてを掌握はしていない。

 思うに、安倍・自公内閣は、野党の無力に助けられている。それでも、既に頂点を極めて、いまは坂を転がり落ちている。

 日本会議の目標は「明治に帰れ」である。日本の宗教は、国家神道でなければならない。信教の自由はない。家々の神棚、地域の神社、中央の靖国・伊勢・出雲などで、国民の精神を縛り付けようとするものだ。イスラム過激派も驚くカルトの天皇教であろう。さらに教育勅語、全体を大日本帝国憲法で抑え込む祭政一致の日本に回帰させようという計画のようだ。

 平均的な日本人は、間違いなく逃げる。だから蓋をかけている。

 生長の家の谷口雅春の狂信的心情を具体化させようというものだ加藤が驚いて、執念の反撃をした。国民に警鐘を鳴らして、77歳の生涯を終え、大平のもとへと旅立った。

<岸内閣の60年安保闘争は生きていた!> 

 振り返ると、加藤は学生時代に60年安保闘争を経験している。連日、国会デモに参加した。勉強どころではなかった。A級戦犯内閣の日米安保改定に怒りを爆発させた。いまその孫の政権を日本会議がコントロールして、日本を戦前に引き戻そうとしている。

 護憲リベラルの最期の戦いが「日本会議」NOだった。すべての日本国民に叫んで逝った。

<安倍の弔意・弔問なしで明白>

 加藤は、安倍の後見人である森喜朗内閣打倒に立ち上がった。神がかりの政権に危機感を抱いての決起だった。安倍はそのころ、まだ自民党の小僧っ子でしかなかった。安倍が注目を集めるようになったのは、小泉内閣からである。

 小泉が破格の人事を強行してからだ。自民党幹事長の大先輩である。相応の弔意、弔問に駆けつける場面だが、安倍はそうしなかった。このことからも、安倍のカルトの政治思想と加藤の護憲リベラルは水と油であることを証明している。歴史を逆転させている安倍・自公内閣の正体を暴いている!



2016年9月12日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


靖国・国家神道復活と対決した護憲リベラル<本澤二郎の「日本の風景」(2478) 2016年09月11日
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52149361.html

<加藤紘一の不屈の生涯>

 昨夜のネット情報で加藤紘一の死を知る。77歳という若さだった。彼を知ったのは、大平内閣の官房副長官をしていたころで、秘書の森田君と親しかった関係である。1979年12月の大平訪中に特派員として同行、人民大会堂での日本側答礼宴で、なんと加藤が中国語であいさつしたことにびっくりした。中国語を話す日本人政治家を、それまで聞いたこともなかった。加藤は宏池会・最後の自民党護憲リベラル派として森喜朗の靖国・国家神道復活派と対決した。ちなみに右翼政党に変質した現在の自民党は、小選挙区制の悪しき成果である。小選挙区制が今の日本会議の跋扈を許している。・・



https://www.facebook.com/noiehoie/posts/524715844379788
菅野完 shared his photo.April 25 ·

夢に加藤紘一が出てきたので、起き抜けながら、昨夜の書き込みを補足。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=524605287724177&set=a.339137549604286.1073741825.100005241304143&type=3&theater

日本会議についてメディアが取り上げるとき、「これまであまり触れてこられなかった日本会議」という言い回しが多様される。
 
だが、これまで触れ続けてきた人々はいるのだ。
 
70年代から新右翼界隈の優れたレポートを発表し続けてきた、猪野健治。
主に教科書問題を追いかけ続ける、俵義文。
圧倒的な史料を用いて戦後の右翼を追いかけ続けた、堀幸雄。
戦争責任追及の研究を続ける、上杉聡。
そして、政治家個人を分析することによって「戦後」をとらえなおそうとした、魚住昭。

これらの偉大なる先達たちは、それぞれ全く違う分野で、自分の見つけたそれぞれの「不思議なケモノ道」を探り続けていた。彼らの仕事はみな極めて細密で、他の追随を許さない。そしてその徹底した仕事ぶりから、彼らはそれぞれ、自分が見つけたケモノ道をさらに奥深く突き進んでいく。これ以上もうケモノ道を遡ることができない。。。となった時、彼らが一様に気づいた存在こそ「日本会議」の存在だ。彼らが追いかけていたケモノ道は、みな「日本会議」ー「一群の人々」の巣穴ーにつながっていたのだ。

加藤紘一は逆だった。加藤紘一は自社さ連立政権を支え続ける権力側の人間として、山の頂に立っていた。時折、山の頂に立つ加藤紘一の足元にかじりつく、奇妙なケモノがいる。このケモノは、加藤の足を噛み、野中広務の首に食らいつき、河野洋平の腸をえぐり、古賀誠の耳を噛みちぎり。。。と、山の頂にいる当時の自民党有力者たちを次々と襲撃してきた。

山の頂で権力を支えている加藤は、山の裾野の景色が良く見えた。このケモノがどこからやってくるのか?と裾野を見渡した時、加藤はこの不思議なケモノが、「日本会議」ー「一群の人々」の巣穴ーからやってくることに気づいた。

 
魚住、俵、上杉、堀、猪野などの先達たちは、山の下から。
加藤紘一は、山の上から。

それぞれ同じ巣穴を見つけた。

そして、立場も興味もキャリアも思想も全く違うこれらの人々は、「危ない!この巣穴に住むケモノは、危険だ!!」と大声をあげた。

 
その声はむなしく響くだけだった。

魚住の偉大な仕事は、「週刊誌ネタでしかない」と一蹴され
俵の膨大な仕事は、「どうせ共産党でしょ」と相手にされず
上杉の実直な仕事は、「政治運動の一環でしかない」と取り上げられず
堀の広範囲な仕事は、「学者じゃないから意味がない」と忘却され
猪野の洗練された仕事は、「アングラネタだ」と嘲笑された。
 
そして、加藤の叫びさえも、「オワコン政治家の虚しい戯言」と一顧だにされなかった

僕の仕事は、こうした偉大な先輩たちが残した、「叫び声」を拾い集めただけに過ぎない。

そして今、誰よりも早く誰よりも克明に、あのケモノの危険性に気づいた加藤紘一が、今、死のうとしている。
 
「加藤さん、僕にはあなたの叫び声が聞こえましたよ。しっかり聞こえましたよ。」 

と、報告したかった。

加藤さん、僕の仕事が遅くてすみませんでした。もっと早くやるべきだった。本当にごめんなさい。


菅野完April 25 ·

諸君らが信じるか信じないかにかかわらず、朝 毎 読のメジャーなメディアで、誰よりも真っ先に、「日本会議は危ない」と日本会議という四文字を使って、直接、日本会議を名指しして、その危険性を書き残したのは、誰あろう、加藤紘一なのだ。 これが、その証拠。この記事は2006年の記事。となると、加藤紘一こそ、魚住昭よりも早く、「日本会議は危ないぞ!」と警鐘を鳴らした人物だということになる。 その加藤紘一が今、病床に臥せっている。僕は、当然のことながら、『日本会議の研究』 http://amzn.to/1QfsgVN  の執筆にあたり、加藤紘一と会おうとした。しかし、彼の病状から結局会えなかった。 その加藤紘一が今、死のうとしている。宏池会が死のうとしている。日本の立憲主義とともに。。。



【速報】「加藤紘一氏危篤情報は事実」政府情報筋語る“加藤氏の裏の功績”とは? 2016.04.26
http://tocana.jp/2016/04/post_9579_entry.html


・・「マスコミがほとんど報じない『日本会議』の名前をキー局で語り、一般に知れることとなったのは大きな功績といえるでしょう。『日本会議』とは日本最大規模の保守主義・民族主義系の政治・言論団体であり、現在は安倍内閣の後ろ盾ともいわれる団体です。事実、2015年11月1日には、日本会議の会長である田久保氏は憲法改正を目指す集会で『安倍さんに多少ぐらつきがあっても、我々がリードして牽引車にならないと日本国は生き延びることができない』など、強気な発言をしています。ちなみに、日本会議は、大本教の開祖である出口王仁三朗の『霊界物語』の口述筆記にかかわった谷口雅春氏が開いた新興宗教である『生長の家』の分派。つまり、民主党が創価学会などの新興宗教と蜜月状態にあるだけではなく、現在の自民党も新興宗教とのかかわりが深いのです」(政府情報筋)

 政教分離制度があれど、政治と宗教が切り離せないのは歴史をみれば明らかである。

「明治時代に神仏分離が制定されるまで、日本人は神仏習合で十分に幸せな生活を送ってきました。自然万物に神様が宿ると考える日本人独特の宗教観は他の国にない素晴らしい発想で、誇るべき民族性です。政治とは別に各々が自由に信仰をもつというのが日本人の性に合っているのではないでしょうか? はたして安倍首相が日本会議の後ろ盾のもと、右翼左翼関係なく、日本人本来の“美しい性質”を引き出すことができるのかは疑問です。反対に、政界離脱後の加藤氏の発言をみれば明らかなように、加藤氏は平和主義者であり、戦わずして勝つ方法を模索した人物でもある。加藤氏が首相になっていたらどのような日本になっていたのか……」(同)・・


年末年始に読んだ本(1) 加藤紘一「テロルの真犯人」 きまぐれな日々 2007.01.04 09:28
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-216.html



【高江】 日本会議の裏の顔、職業右翼(暴力団)が頻りに高江に顔を出す。機動隊は、見て見ぬ振りか? のんきに介護 2016年09月13日 01時34分09秒
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/d47b28385fa3cfad976571721ae24134

高江に右翼が来ているらしいが、基地でも原発でも何でも住民が反対する現場に来て、政府の代わりに住民を脅迫するのが彼等の「仕事」。職業右翼(暴力団)が無くなって困るのは政府…なくならない筈だpic.twitter.com/JWqpKCGnUp https://t.co/pcngJas7Hh
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) 2016年9月12日


安倍晋三の

選りすぐりの親衛隊か。

売国奴の群れだ!!


伊方原発広島裁判9/13、9/18、9/20のご案内 同時多発テロはヤラセだよ! Monday, September 12, 2016
https://insidejobjp.blogspot.nl/2016/09/913918920.html


BREAKING: ABC News New York Just Confirmed Hillary Dead At Local Hospital Posted by Alex Cooper | Sep 13, 2016
https://conservativedailypost.com/breaking-abc-news-new-york-just-confirmed-hillary-dead-at-local-hospital/

・・Hillary’s health concerns have caused heated debates on both sides of the political spectrum. Over the past few weeks, the public has watched as Hillary’s health has gradually gotten worse.

Just a few weeks ago, her campaign staff notified everyone that Hillary was healthy and doing well. That narrative gradually changed as we all witnessed her excessive coughing fits and even seizures.

Yesterday is what really did it though. One man captured footage of Hillary seizing up and completely collapsing before being dragged into her campaign vehicle. And to top it all off, as it happened, the valet drivers of the vehicle quickly positioned themselves to block additional camera footage from being gathered.

The damage had already been done though. The entire nation witnessed what happened and there’s no way they can hide it.

Now it looks like the story has gotten even worse. Based on rogue reports, it is now our understanding that Hillary Rodham Clinton may in fact be dead.


朝鮮半島南部 M5.7

2016-09-12 22:58:41 | 地震・災害
http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20160912194455.html

発生時刻 2016年9月12日 19時44分頃
震源地 朝鮮半島南部
最大震度 震度2
位置 緯度 北緯 35.8度
経度 東経 129.2度
震源 マグニチュード M5.1
深さ 約10km

http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20160912203316.html


発生時刻 2016年9月12日 20時32分頃
震源地 朝鮮半島南部
最大震度 震度3
位置 緯度 北緯 35.8度
経度 東経 129.2度
震源 マグニチュード M5.7
深さ 約10km

震度3
長崎県 長崎対馬市

震度2
福岡県 福岡中央区 宗像市 新宮町 中間市 水巻町 遠賀町 久留米市 大川市

佐賀県 唐津市 佐賀市 小城市 神埼市 上峰町 みやき町 江北町 白石町

長崎県 佐世保市 平戸市 松浦市 長崎市


関連






http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20130726/

2013年 7月 26日 独立行政法人海洋研究開発機構

統合国際深海掘削計画(IODP)第346次研究航海の開始について
〜日本海・東シナ海掘削による急激なアジアモンスーン変動の発達とヒマラヤ・チベット隆起の関係解明〜

この度、統合国際深海掘削計画(IODP: Integrated Ocean Drilling Program)(※)の一環として、「日本海・東シナ海掘削による急激なアジアモンスーン変動の発達とヒマラヤ・チベット隆起の関係解明」(別紙参照)を実施するため、米国が提供するジョイデス・レゾリューション号の研究航海が7月29日から開始されます。 ・・

ほか


おまけ

本日9月10日から『ちきゅう号』が高知沖を掘削だそうです。 ― 2016/09/10 21:12
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/09/10/8179399




韓国全土を揺るがせた「地震の恐怖」…月城原発は稼動中断 ハンギョレ 登録 : 2016.09.13 02:15 修正 : 2016.09.13 08:46
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25170.html

原発密集地の慶州で史上最大規模5.8の地震 

月城原発27キロ・古里原発50キロの距離 
済州からソウルまで揺れを感知 
驚いた市民ら、マンションから飛び出す 
ガラス窓割れ、携帯電話一時不通


12日、慶尚北道慶州で発生した地震で浦項迎日台海水浴場の海上楼閣の迎日台の入口の地面が3メートルほど裂けている。前日までなかった亀裂が生じていることが分かった/聯合ニュース

 12日、慶尚北道慶州(キョンジュ)の近くで気象庁観測以来最大規模のM5.8の地震が発生した。ソウルをはじめ大田(テジョン)、江原道の山間地域、済州(チェジュ)など韓国全土で揺れが感知された。慶州周辺は世界最大の原子力発電所密集地域であるため、住民の不安は一層大きい。韓国水力原子力は同日夜12時頃、マニュアルに従い慶州に近い月城(ウォルソン)原発1~4号機を手動停止したと明らかにした。しかし、新月城1~2号機は月城1~4号機と敷地の特性が異なるため、手動停止せず正常稼動中だ。

 気象庁は12日「午後7時44分に規模5.1の地震が慶尚北道慶州市の南南西9キロの地点で発生したのに続き、午後8時32分に最初の震源から北西に1キロ離れた場所で再び規模5.8の地震が発生した」と発表した。規模5.8の地震は、1978年から気象庁で公式に地震観測を開始して以来、最も大きな地震だ。1978年の俗離山(ソクリサン)地震(5.2)と洪城(ホンソン)地震(5.0)が韓国の陸上で起きたそれぞれ2番目、3番目に大きな地震であり、五臺山(オデサン)地震(2007年・規模4.8)、寧越(ヨンウォル)地震(1996年・規模4.5)が後に続く。

 今回の地震の震源地とされている慶州市内南(ネナム)面鳧池(ブジ)里は月城原発から27キロ、古里(コリ)原発から50キロの距離だ。最初の震源と2度目の震源の距離は直線でわずか1.4キロ、震源の深さは15キロと把握された最も強い地震の前後に夜12時現在、91回の余震が発生した。


12日午後、慶州で発生した地震で蔚山市中区のある住宅の瓦が崩れ、駐車中の車の上や道端に瓦の破片が落ちている=蔚山/聯合ニュース

 この日、慶州では住民がマンションの外に大勢飛び出し、携帯電話が不通となるなど混乱が続いた。この日の地震で東西発電所属の蔚山(ウルサン)LNG複合火力4号機の稼動が自動停止し、5時間後に再稼動した。慶州市皇城(ファンソン)洞のあるマンションでは貯水タンクが破損し、城東(ソンドン)洞のマンション団地などで商店街の建物の瓦が落ち、屋根や窓ガラスが破損されるなどの被害届けが相次いで寄せられた。釜山(プサン)地下鉄は1回目の地震時に5分、2回目の地震時には2分間、運転が中断された。全国的に通信量が増え、カカオトークのメッセンジャーも一時不通になった。

 慶州、釜山、蔚山など震源地から近い大都市住民は、7月に発生した蔚山沖地震(規模5.0)に比べ、今回の振動が1~2秒ほど長く感じたと言い、不安に震えた。イさん(38・釜山市金井(クムジョン)区長箭(チャンジョン)洞)は「5階建ての家に住んでいるが、家が揺れるのを感じて子どもを抱いてあわてて家の外へ出ようとした。7月に感じた揺れとそっくりに感じられてびっくりした」と話した。自営業のナムさん(39・釜山市南(ナム)区大淵(デヨン)洞)も「マンションの38階に住んでいるが、頭の中が真っ白になり、子ども3人を抱きかかえて床にじっと伏せていた」と話した。中央災難安全対策本部はこの日夜9時30分現在、地震の振動を感じたなどの119通報が3万7267件寄せられ、負傷者2人が発生したと明らかにした。一部の建物の軽い亀裂やテレビが倒れたなど34件が報告されたが、追加確認が必要な状況だと対策本部は付け加えた。

 気象庁はこの日のブリーフィングで「現在としては地震による津波の可能性は少なく、正確に予測するのは難しいが、さらに大きな規模の地震が発生する可能性は少ない」と述べた。今年に入り原発の密集地帯付近の地震は、7月5日夜の蔚山東方海域52キロの地点で起きた地震に次いで2度目だ。


イ・グンヨン先任記者、釜山/キム・ヨンドン、ウォン・ナクヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-09-13 00:57


東日本巨大地震後に韓半島で地震急増、M7級地震発生の可能性も 朝鮮日報 2016/09/13 08:15 
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/13/2016091300426.html

東日本巨大地震時に揺れた梁山断層

 12日午後、慶尚北道慶州市近くで発生した大型地震について、韓国国内の地震専門家らは「もう韓半島(朝鮮半島)も地震の安全地帯という固定観念を捨てなければならない」と口をそろえた。最近の日本の大型地震により韓半島で地震が起こる可能性が高まったとの見方もある。地質学界では韓半島の断層構造上、最大でマグニチュード(M)6.5-7.0の地震が発生する可能性があると予測してきたが、今回の地震により2011年の東日本巨大地震や今年4月の熊本地震などで韓半島の断層構造が変わったという見方が強まっている。

 韓国地質資源研究院のイ・ユンス博士は「今回の地震は簡単に言えば韓半島西側にある地殻プレートであるインドプレートと東側の太平洋プレートがぶつかって起こったと言える」と語った。地球は液体状態のマントルの上で巨大な陸地である地殻プレートが接し合っている状態になっている。両側から地殻プレートが押し合うと、弱い所が上下にずれるしかなくなる。その場所こそ今回地震が発生した地域にある牟梁断層と保寧断層ということだ。

 断層とは、外部の力を受けた陸地が二つに断裂してずれたもののことだ。今回の地震は東側の陸地が断層で西側の陸地の上に載って起こった。イ・ヨンス博士は「まず牟梁断層で地震が発生、続いて東側の梁山断層でも地震が起きたものとみられる」と言った。

 地質学界では「『韓半島は地震安全地帯だ』という固定観念を捨て、地震に関するシステムを全面的に再編すべきだ」という声が強い。今回の地震が発生した慶州一帯の梁山断層地域は過去にも地震が発生した記録がある。同研究院のソン・チャングク地震災害研究室長は「地震は、過去に地震発生の記録がある地域で再び発生するのが一般的だ。今回地震を起こした梁山断層はいつでも地震を引き起こす可能性がある活断層。これまでの分析では韓半島で起こり得る最も大きな地震はM6.5程度で、一部の学者はM7.0も発生の可能性があると考えてきた。ただ、いつ、どこで地震が発生するかについて予測するのは難しい状況だ」と語った。

 今回の地震規模が特に大きかったのは、7月に日本の九州地方で発生したM7.0の地震の影響だという見方もある。過去にも日本で大型地震が発生した際、その影響で韓半島でも地震が発生することが多かった。同研究院のチ・ホンチョル地震研究センター長は「今回の地震規模が比較的大きかったのは、九州の地震が韓半島のある『ユーラシアプレート』で発生したためとみられる」と言った。同じプレートで発生した九州の地震の影響が慶州の地震につながったということだ。

 科学者らは「韓半島の地質分析や地震予測システムを全面的に再検討すべきだ」と口をそろえる。今回地震が発生した梁山断層は、その近くの原子力発電所建設などにより詳しい調査が何度も行われた場所だ。しかし、従来の方法では10キロメートルよりもっと深い地下で起こる地震の可能性を詳しく分析・予測するのが難しい。特に、2011年の東日本巨大地震や今年4月の熊本地震などで韓半島の断層構造がかなり変わり、これまでの調査が無意味となった可能性も高い。延世大学地球システム科学科のホン・テギョン教授は「11年の東日本巨大地震以降、韓半島では地震が急増する傾向にある。断層構造や位置が変わったのは確かだろう」と語った。

 韓国では現代的な地震観測が始まって以降、最も強い地震9つのうち4つが最近2年間に集中して発生しているだけに、今後さらに大きな地震が起きる可能性は捨てきれないと言われている。韓国地質資源研究院のソン・チャングク室長は「韓国で地質調査が行われているのは一部地域だけだ。これを機に全国的な調査を急ぐべきだ」と提言した。

パク・コンヒョン記者 , 李永完(イ・ヨンワン)科学専門記者


韓国原発直下に活断層!  Apr 19, 2016
https://www.youtube.com/watch?v=DoxXo2N_Ie4


韓国原発の状況 
http://ermite.just-size.net/nnaa/southkoria.html


韓国の原発 東方のあかり 2013-01-14 07:00:00
http://blog.goo.ne.jp/mmy21an/e/ef4f0bb34843a6ac657c23d5b35a0114



++
なぜこうなってきたのか、アジア人は冥途の土産に悟らされることになるのだろうか



「ちきゅう」が高知県の室戸沖掘削へ 生命生息域の限界探る 2016.09.06 08:24
http://www.kochinews.co.jp/article/47090

・・ 掘削地点は、室戸沖約120キロに位置する南海トラフのプレート沈み込み帯の先端部。水深4700メートルの海底から約1200メートル掘って岩板まで達し、さらに岩板下を60メートル掘削する。

 調査には世界8カ国の研究員32人が参加。生命探査だけでなく、南海地震のメカニズム解明につながる地質・地学的、化学的な調査も行われる。・・



オバマ米大統領の親がCIAと結びつき、インドネシアで1965年にあった虐殺にも関係したとの情報 櫻井ジャーナル

2016-09-11 21:05:32 | 八百長戦争
オバマ米大統領の親がCIAと結びつき、インドネシアで1965年にあった虐殺にも関係したとの情報 櫻井ジャーナル  2016.09.11
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201609110000/

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領とアメリカのバラク・オバマ大統領との関係を悪化させる引き金はフィリピン政府が進めている「麻薬戦争」にあるのだが、その背景には1965年インドネシアでスカルノ政権を倒したクーデター、いわゆる「9月30日事件」があると指摘する人がいる。

 オバマは1961年8月、ハワイで生まれたとされている。母親はアメリカ生まれのスタンリー・アン・ダンハム、父親はケニヤ生まれのバラク・オバマ・シニア(とされている)。ふたりはハワイ大学で1959年に知り合い、61年2月に結婚しているのだが、オバマ・シニアにはケニアへおいてきた身ごもった妻と幼い子どもがいた。その当時、アフリカのリーダー候補者をCIAはアメリカへ留学させ、アメリカ支配の手先を養成していたが、オバマ・シニアはそのひとりだ。

 1962年にオバマ・シニアはハーバード大学へ移り、64年に離婚して別のアメリカ人女性と結婚して帰国、CIAの協力者として活動することになる。彼の友人のひとりはケニヤで大きな影響力を持っていたトム・モボヤで、彼もCIAと結びついていた。この人物のライバルだったガーナの初代大統領クワメ・エンクルマは1966年2月、CIAによるクーデターで失脚している。モボヤは1969年に7月に暗殺された。

 母親のダンハムはハワイ大学の東西センター[East–West Center]でインドネシアから来ていたロロ・ソエトロと1965年3月に結婚しているが、この年に東西センターのトップにハワード・ジョーンズ[Howard P. Jones]が就任する。1958年から65年までインドネシア駐在アメリカ大使を務めた人物だ。後にインドネシアでの虐殺を擁護している。

 結婚した直後、ソエトロはインドネシアへ戻る。1966年7月とする記述もあるが、65年7月ともされている。帰国後、政府の地形調査の仕事をしたとされているが、スハルトの下で反対勢力の粛清に加わっていたとも言われている。

 ソエトロが結婚相手を置いて帰国した頃、インドネシアは大きく揺れていた。1965年9月30日にインドネシアでは小集団の若手将校が6名の将軍を誘拐のうえ殺害、ジャカルタの主要箇所を占拠、その武装蜂起を鎮圧するという形でスハルトがクーデターを実行、スカルノ体制を倒すことに成功しているのだ。

 クーデターの切っ掛けを作った若手将校は自分たちがCIAの支援を受けている反乱軍の一部だと放送、スカルノから権力を奪取すると宣言したとする話も流れているが、後に蜂起軍を率いていたウントゥング・シャムスリ中佐は違ったことを言っている。スハルトとCIAが1965年10月5日にクーデターを計画していることを知り、先手を打とうとしたのだというのだ。

 これに対し、ジョーンズは「典型的コミュニストのプロパガンダ」だと主張しているのだが、大統領だったスカルノは将軍殺害に関してコミュニストを非難していない。そのスカルノを排除することに成功したアメリカは粛清を開始、1966年3月まで30万人から100万人を殺したと言われている。現在では、CIAがスカルノを排除するために仕掛けたクーデターだと信じられている。

 前にも書いたことだが、アメリカはスカルノが1955年の総選挙で勝利して以来、スカルノ体制の打倒を企てていた。その年、インドネシアのバンドンで開かれた会議では、基本的人権と国連憲章の目的と原則の尊重、全ての国の主権と領土の尊重、あらゆる人種の平等と全ての国の平等権の尊重、内政への不介入と不干渉など「平和十原則」を打ち出しているアメリカの支配層にとって許しがたい内容だった。しかも、スカルノ政権は外国資産の国有化を始める。

 選挙の際、プロパガンダでコントロールしようとしたが失敗、暴力での打倒に切り替える。1957年から沖縄、フィリピン、台湾、シンガポールなどで戦闘員を訓練、兵站基地も設置した。そして1958年、スカルノが日本を訪問しているときにインドネシアで最初の蜂起が決行される。

 反乱グループの中心は旧貴族階級と地主で、スマトラ島を拠点としていたインドネシア軍の将校が参加していた。さらに学生の懐柔にも力を入れる。例えば、フォード財団は貴族階級出身のインドネシア人をアメリカの大学に留学させて訓練している。育成された「近代的エリート」は、後に「バークレー・ボーイズ」とか「バークレー・マフィア」と呼ばれているようになった。

 1965年9月30日以降、こうしたグループが反対勢力の殺戮でも中心的な役割を演じるが、その際、イスラム教徒もアメリカ支配層の側につき、虐殺にも参加していた。クーデターに先立ち、イスラム系の新月星党はCIAから資金を受け取り、コミュニスト、中国系の人びと、キリスト教徒などを攻撃することになる。この政党の主張はサラフ主義者/ワッハーブ派に近い。

 1967年8月にダンハムはハワイ大学を卒業、10月に息子を連れてインドネシアへ渡って英語を教え始め、その後は金融の仕事を始めるが、CIAと緊密な関係にあるUSAID(米国国際開発局)が背後に存在していた。

 1971年に後の大統領はハワイへ戻り、祖母のマデリン・ダンハムに育てられる。その当時、マデリンはハワイ銀行の副頭取を務め、CIAがフィリピンに君臨していたフェルディナンド・マルコスや南ベトナム大統領だったグエン・バン・チューなどに対するカネの支払いに利用する口座を管理していたという。

 オバマを愚弄する発言をしたフィリピンのドゥテルテ大統領は1988年2月にダバオ(ミンダナオ島の港湾都市)市長に就任しているが、そこではサウジアラビアを後ろ盾とするワッハーブ派の武装集団が活動していた。クーデター直後のインドネシア、あるいは現在のイラクやシリアと同じ問題を抱えていたということである。ドゥテルテはオバマ大統領の子ども時代にイスラム教徒としてモスクで礼拝していたこと、彼の義父や実母、そしてCIAの活動についての情報を持ち、快くは思っていないようだ。



関連

オバマのコネチカット州社会保障番号が出生論争にヒントを与えている Cliford Shack
http://blog.goo.ne.jp/beingtt/e/482feba1fa948419790a1f8df79b158f

オバマ、911 そしてTAPIパイプライン by Clifford Shack
http://blog.goo.ne.jp/beingtt/e/a2da19a32683504603d92ab7f09a32f1

ほか


「チェルノブイリ被害の全貌」のヴァシーリ・ネステレンコ氏は何度も脅迫を受け、少なくとも二度、暗殺未遂にあった

2016-09-06 05:37:17 | 原爆・原発・放射能攻撃
「チェルノブイリ被害の全貌」のヴァシーリ・ネステレンコ氏は何度も脅迫を受け、少なくとも二度、暗殺未遂にあった
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/394.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2016 年 8 月 31 日 05:52:37: FpBksTgsjX9Gw 6bOWo@mx6bKSag

ベラルーシの物理学者で、ロシアの生物学者アレクセイ・ヤブロコフ氏らとともに
調査報告「チェルノブイリ被害の全貌」をまとめたヴァシーリ・ネステレンコ氏は、
何度も脅迫を受け、少なくとも二度、暗殺未遂にあいました。

以下、「チェルノブイリの犯罪 上巻」(ヴラディミール・チェルトコフ著 緑風出版)より引用。


-------(引用ここから)-----------

p.166
ヴァシーリ・ネステレンコ
(中略)
道路は両側にそれぞれ三車線がありました。私は一番右側の車線を走っていました。左側の二車線は空いています。目の前の交差点で、信号が赤に代わりました。ブレーキを踏み、いつもの癖でバックミラーに目をやります。すると右側車線の後方から、猛スピードで突進して来る救急車が見えたのです。赤色灯も点滅させず、停車する気配も、あいている左側の車線に移動しようという気配もまったくありません。私はブレーキを踏むのをやめ、ギアを切り替え、加速しました。なんとか交差点内に数メートル入ったところで、救急車が猛スピードで私の車に衝突しました。この衝撃で私の車は、交差点のおよそ30メートル向こう側に飛ばされました。もしもあの瞬間、車を動かしていなかったなら、すでに私の横で動き出した車の往来によって押しつぶされていたでしょう。そして、「不注意な教授がブレーキを早く踏み過ぎて、命を落すことになった」と言われていたかもしれません。

 むち打ち症になっただけでしたが、今もその後遺症が残っています。

 数日後、また電話が鳴りました。「これで今後はおとなしくするんだな」。私は電話を切りました。

 このとき、彼の妻、イルザ・ネステレンコが話しに割って入ってきた。

イルザ・ネステレンコ
私は夫の命が心配でした。何度、脅迫電話を受けたことでしょう!

(中略)

ヴァシーリ・ネステレンコ
 最近、また同じようなことが起きました。去年、1997年のことです。ベラルーシで原発を建設することに反対する国会での発言を用意していたときに、電話が鳴りました。「1989年のことを忘れるな。」 今回も気にかけませんでした。

 国会での私の発言は15日に行なわれました。16日、私は自宅から20キロメートルの所にあるガソリンスタンドに行かなければなりませんでした。私は、1984年製の旧型のプジョーに乗っていますが、エンジンをかけると、奇妙な音がして、ハンドルが揺れるのです。音は右のタイヤから聞こえてくると思われました。ボルトを点検しましたが、しっかり締められています。再び出発し、車道がでこぼこしているので時速50キロメートルで高速道路に入ったときに、左のタイヤが突然はずれ、前方に転がっていったのです。

-------(引用ここまで)-----------

彼はユーリ・バンダジェフスキー博士らとともに、チェルノブイリ事故による被ばく被害の真相究明と住民の被ばく回避のために奔走しており、原子力を推進する連中にはきわめて不都合な邪魔者でした。

活動を妨害されるだけでなく、脅迫や暗殺未遂も当たり前のように起きていたのです。


バンダジェフスキー博士はベラルーシ政府によりでっち上げられた汚職事件で逮捕され、何年も収監され拷問を受けたのは御存知のとおりです。

福島原発事故でも、真相を究明しようとした人がすでに何人も亡くなっています。

原子力マフィアは自分たちが生き残るためにはどんな極悪非道も行ないます。

原発は国家犯罪であり、警察も裁判所もマスコミもヤクザも全部グルです。油断をしているとあっという間に殺され、自殺や事故死にされてしまいます。

反・脱原発活動をされている方、とくに原子力マフィアに不都合な真実を追及されている方は、私の投稿[1]などを参考に、しっかり安全・防犯対策をとっていただきたいと思います。


(関連情報)

[1] 「カレン・シルクウッド事件に学ぶ むざむざと殺されないための対策法」 (拙稿 2015/9/18)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/821.html

[2] 「あの福島女性教員宅便槽内怪死事件も原発がらみか 」 (拙稿 2012/1/28)
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/549.html

[3] 「自殺の岩路真樹ディレクター 『私が死んだら殺されたと思ってください』」 (柳澤史樹氏 facebook)
(拙稿 2014/9/5)
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/207.html

[4] 「東電はおっかない会社 ヤクザが幼稚園児に見えるくらい怖い (福島 フクシマ FUKUSHIMA)」
(拙稿 2014/11/19)
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/256.html

[5] 「ヤマトシジミの研究者・野原千代さんは殺されたのではないか? 」 (拙稿 2015/10/31)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/238.html

[6] 「おしどりマコケンさん - 知り合いの記者・研究者が6人も死亡 野原千代さんは盗聴されていた」
(拙稿 2015/12/3)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/439.html

[7] 「半径2メートルに公安が立っている「異常な日常」 おしどりマコちゃん×広瀬隆対談[パート3] 
(ダイヤモンド社)」 (拙稿 2015/12/9)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/473.html





エクソシストに懺悔せよ geneumiのブログ 2016-09-05 13:00:00
http://ameblo.jp/geneumi/entry-12196900287.html

・・日本でつい最近まで一流と言われた企業、官僚組織、お役人の上層部、マスゴミなんて5流以下。
なぜなら、後ろ盾が宇宙のゴロツキ、そんでもって地球担当は魔界梁山泊。
あんまり酷いので世界中のマトモな人間が総スカンを喰らわせている最中である。
それでもしがみついて離さない原発屋。
常識がないにも程がある。

もっとも、日本のマスゴミでそんなニュースはタブー。
日本には、メディアリテラシーなんて存在しないのである。

自称一流エリートほど五流以下のニュースソースしか信じないので世の中の事は何〜にも知らない。
驚くほどモノを知らない上に、憑依した脳の汚物に無頓着。
増々頭が悪くなる。

しまいには腐りはじめ、悪臭を放つ。
身体のあらゆる穴から緑色のゲロゲロがムニュムニュと吹き出すアレになる。


・・だが、それにしても、最低これくらいは理解しておかないと束にも含まれない・・・。

ここ一連の災害が自然現象であると強弁する手合いと肩を並べるお歴々。

痴・気象庁の発表を鵜呑みにし、地球温暖化が二酸化炭素のせいだと信じているおバカ。

いつまでも脳天気な馬鹿っぷりを改めないと、誰にも相手にされなくなる。


普通の感覚、メディアリテラシーを持つ人間から見れば時代遅れの偽カルト信者より始末に負えない。
そんなレベルで一流?

なわけないじゃん、やっぱり五流以下としか評価のしようがないのである。

乗っかるだけの軽薄人間は、実際問題、次の時代には役に立たない。
命令一過、意に添わなくとも全体に従ってしか行動できない人間も無用。

警察も軍隊も一歩間違えば暴力装置。
五流以下の悪魔の手先を警護するなんて無駄な仕事は辞めて、本当に守るべき人間が誰か分からないなら消えた方が世のため人のため。

悪魔傘下の公共にそぐわないあらゆる組織は消滅する。
そんなモノに莫大な予算を使う、ヒトデナシにしかつくれない制度設計。
貧困連鎖の悪循環を放置した上に、運用者は五流以下、目も当てられない惨状である。


五流以下抽出不正選挙が21世紀の民主主義?

こんな出来損ないの経済循環に人生を託し、次世代を委ねよというのか?


それでも悪魔のポチになりたい人は、バチカンのエクソシストに懺悔せよ。
首が360度回っちゃうけどな・・・。w







「揺れを過小評価」 中央構造線から6~8キロに立地
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/05/07/231656928


高知大学の岡村真特任教授らが別府湾で実施した海底の断層調査。過去繰り返し起きた地震で断層がずれている(岡村特任教授提供)



 【大分合同・愛媛伊方特別支局】大分県の対岸にある伊方原発(愛媛県伊方町)から6~8キロの海域には、熊本・大分地震の震源域へと続く「中央構造線断層帯」が走っている。四国電力は7月下旬にも3号機を再稼働させたい考えで、現時点では施設の耐震性の見直しも含め、今回の地震の影響はないとしている。ただ、識者や周辺住民からは「中央構造線による揺れを過小評価している」「大地震で重大事故が起きる可能性がある」と再稼働中止を求める声が根強い。

 「再稼働は危険極まりない」―中央構造線系の断層活動が原因とみられる熊本・大分地震の余震が続く中、松山市の市民団体「伊方原発をとめる会」は4月20日、愛媛県庁で記者会見し、「伊方原発の沖合で大地震を起こす可能性を排除できない」と訴えた。

 伊方3号機は昨年7月、東京電力福島第1原発事故後に施行された新規制基準に適合していると、原子力規制委員会から認められた。規制委の審査では、中央構造線による地震の評価が最大の焦点になった。

 四国電は基準地震動(原発の耐震設計の目安となる地震の揺れの強さ)を最大570ガルとして審査を申請したが、規制委側は了承せず、最大650ガルに設定し直した。これとは別に愛媛県は独自の安全対策として「おおむね千ガル」に耐えられるよう求め、四国電は対応したという。

 だが、果たして650ガルや千ガルで十分なのか。

 高知大学防災推進センターの岡村真特任教授(地震地質学)は「もともと四国電は伊方原発の敷地前面の断層について、過去1万年は動いた形跡がないとして3号機を建設した。650ガルは中部電力浜岡原発(静岡県)などに比べても低く、中央構造線の揺れを過小評価している。千ガル、2千ガル以上も当然あり得るものとして想定しなければならない」と指摘。同大理学部の松岡裕美准教授(地質学)も「活断層はめったに動かないが、何が起こるか分からないのに安全と言い張るのはおかしい」と話す。

 一方、四国電によると、伊方原発では14日夜の前震は揺れを感知せず、16日未明の本震も10ガルの観測にとどまった。「新規制基準の適合性審査では、敷地前面の断層54キロだけでなく、別府―万年山断層帯から紀伊半島まで約480キロの断層が連動して動くケースも想定している」とし、現時点では基準地震動の見直しをする必要はないとのスタンスだ。

 伊方原発を巡っては、松山地裁と広島地裁で運転差し止め訴訟が起きており、ここでも中央構造線による地震の評価が争点の一つ。

 大分県でも愛媛県知事が伊方3号機の再稼働に同意した昨年10月以降、杵築、国東、豊後高田、由布、竹田の5市議会が再稼働反対の意見書を可決している。

 中山田昭徳杵築市議は「大分県民にとって伊方原発は目の前にある。『想定外』は許されない。中央構造線や別府―万年山断層帯の危険性をあらためて検証すべきだ」と求めた。

※この記事は、5月7日大分合同新聞朝刊19ページに掲載されています。

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瀬戸内海ができてから、6000年くらいと推定されています。

何度も繰り返しますが、動かしていないと大勢殺せないということなんですよネ



https://twitter.com/kirinjisinken/status/772790402151686144?lang=ja
麒麟地震研究所@kirinjisinken 6:36 - 2016年9月5日

観測機3のデータです。朝から非常に大きな反応が長時間出ています。8月31日の熊本震度5弱の前兆反応より大きいので熊本周辺から大分 松山方面は暫く注意が必要です。
#地震 #地震予知 #jishin




アベマリオに12億円、F35が1機350億円、エジプトの博物館へ500億円、アフリカに3兆円、でも社会保障費が無いって。。 ― 2016/09/06 21:23
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/09/06/8172081

・・国民の生活や命を防衛しないで、何を防衛するのだ。


あなたはマインドコントロールされたCIAのカモだろうか? Paul Craig Roberts

2016-09-05 00:00:10 | 歴史
あなたはマインドコントロールされたCIAのカモだろうか? Paul Craig Roberts 2016年8月31日
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/cia-3729.html 2016年9月 3日 (土) より

誰かが、オーランド、サンバーナーディノ、パリやニースの公式説明に疑問を呈するのを聞いて、したり顔でほくそえんだことがおありだろうか? 9/11に関する疑問を投じた、2,500人の建築家やエンジニア、消防士、民間機や軍用機のパイロット、物理学者や化学者や元政府高官よりも、自分の方が優れていると感じておられるだろうか? もしそうであれば、読者は、マインドコントロールされたCIAのカモの姿にあてはまっている。

“陰謀論”という言葉は、1964年、ジョン・F・ケネディ大統領は、本人も警察に拘留された際、訊問を受ける前に暗殺されたリー・ハーヴェイ・オズワルドという名の、一人の銃器携帯者に暗殺されたというウォーレン委員会の結論に異議の声を上げる多くの懐疑論者の信頼を損なうため、CIAによって発明され、世間で使われるようになったのだ。CIAはマスコミ内のお友達を利用して、ウォーレン委員会報告を疑うことを、嘲笑と敵意の対象にするキャンペーンを立ち上げたのだ。このキャンペーンは“史上最も成功したプロパガンダ作戦の一つだった”。


ランス・デ・ヘイヴン・スミス政治学教授が、論文審査を受けた著書『アメリカにおける陰謀論』テキサス大学出版局刊の中で、そう言って、政府説明に異議申し立てする人々に対し、人々が、反射的、自動的に汚名を着せるようにするのに、CIAがいかにして成功したかを説明している。これは極めて重要で、読みやすい本で、『マトリックス』の世界から、読者を解放する力を持った、まれな一冊だ。

デ・ヘイヴン・スミス教授は、CIAの策謀を立案している原本のCIA公文書#1035-960を、情報公開法請求によって入手できたおかげで、この本を書くことができた。官僚は、これほど古い文書が重要だなどとは思わなかったのだろう。文書には“不要になり次第、破棄すること”と記されているが、なぜか破棄されなかったのだ。CIA文書#1035-960は、本書中に複製されている

CIAが、政府説明に対する懐疑論に汚名を着せるのに成功したことによって、9/11のような民主主義に対する国家犯罪 (SCAD)を調査するのを困難にしている。政府が証拠を破壊し、所定の手続きを無視し、捜査を遅らせ、それから、公式説明にお墨付きを与える政治的委員会を立ち上げることができる9/11のような怪しい出来事の場合でさえ、人々の頭は“陰謀論変人”とあざ笑うよう、洗脳されているのだ。デ・ヘイヴン・スミス教授は、ケネディ暗殺や9/11などの出来事では、公式の警察や検察による捜査は決して行われなかったと書いている出来事の解明は、政治的委員会に任されたのだ

デ・ヘイヴン・スミス教授の本は、私が読者の皆様に書いてきたことを裏付けている。政府は、SCAD[State Crimes Against Democracy]が起きる瞬間に、公式説明を用意していおいて、そもそもの発端から論議を支配しているのだ。これによって、他の全ての説明が“陰謀論”になる。デ・ヘイヴン・スミス教授は、それをこう説明している。

“ミーム情報に対するSCADの手法は、CIAや、他の関与している可能性がある機関が、作戦のずっと前に、ミーム情報を作成しておいて、それゆえ、いかなる競合する概念が出現する前に、SCADのミーム情報が極めて迅速に現れ、広まってしまうようにするのだ。”



建国の始祖だったら、政府内部の権力の座にいる連中が、隠れた思惑に役立つ出来事の画策を可能にするのに、政府が関与している怪しい出来事と、見なしたであろうものに対する世論を支配するのに、CIAは成功しているのだ。9月11日の出来事は、ワシントンが支配する世界のための果てしない戦争という新たなパラダイムをうみ出した。CIAが世論の支配に成功したおかげで、支配層エリートの政治犯罪を捜査するのが不可能になっている。結果として、反逆罪が、アメリカ政府の公式政策になることさえ可能になっている。

デ・ヘイヴン・スミス教授の本は、アメリカ軍、CIAと、シークレット・サービスの人間によるケネディ大統領暗殺について語っている。ウォーレン委員会が、民主主義に対する国家犯罪を隠蔽したのと同様、デ・ヘイヴン・スミス教授は、なぜ我々は、9/11公式説明を疑うべきなのかを示している。そして、政府が我々に語るあらゆることも。

本書をお読み願いたい。薄い本だ。手頃な価格だ。現実を知るための準備だ。本書は、阿呆で、無頓着な、洗脳されたアメリカ人にならずに済む予防接種(爆)になる。CIAが、印刷された本書全てを購入し、燃やさないのに、私は驚いている。おそらく、CIAは、国民の洗脳に成功したことで、何の恐れもないとたかをくくり、アメリカ民主主義や、責任を負う政府が回復できるなどとは思っていないのだ。




Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。


記事原文

Are You a Mind-Controlled CIA Stooge? — Paul Craig Roberts August 31, 2016
http://www.paulcraigroberts.org/2016/08/31/are-you-a-mind-controlled-cia-stooge-paul-craig-roberts/

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蛙の子は蛙。

「制御棒処分、70m以深 国の管理10万年 規制委方針」という報道にも平然と、のんびり白痴製造装置の番組を見て笑っているあなたはマインドコントロールされたカモだろうか?

国やら管理機関が10万年続くわけがないだろう。

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ホモ・「サピエンス」の歴史が20万年ほどです。














放射能の脳への障害

2016-09-04 08:12:29 | 原爆・原発・放射能攻撃
放射能の脳への障害 2011-11-29 20:18
http://satehate.exblog.jp/17149582/
これを再掲

放射能の脳への障害 マチ 2011-11-16
http://ameblo.jp/maimaikaimei/entry-11080073452.html

チェルノブイリ事故の被曝者を診察してきた医師の記述です。

「最も酷い障害は、中枢神経障害です。ほぼ全員です。調べていて、あるときから医師のカルテが用成さなくなっていくという、私の恐怖、わかりますでしょうか。 」

         ↓

現地の医師も中枢神経障害になっていたそうです。

この医師の記述のうち、脳障害について書かれた部分を抜粋しました。 いろいろな日にちに書かれたものを寄せ集めています。


放射線障害を、癌と白血病だけだと思っている方が多すぎます。被曝で、あらゆる障害が起きますが、最も多いのは、知能障害で、程度の差だけです。

発癌も被曝障害の最大の障害ではありません。最大の障害は、成人なら、知能低下と性格崩壊、意欲の減退です。

被曝は、細胞死とDNAの変異をもたらします。これは、被曝量と直線関係があります。中枢神経系は、再生しません。当然、脳の機能は低下します。 脳は思考だけでなく、下垂体のようにホルモンも作り出します。甲状腺癌も滅多になりませんが、被曝で甲状腺機能が低下します


そして、TSH(甲状腺刺激ホルモン)の出も悪くなれば、ぶらぶら病です。いずれ治る人もいますが、完全には治りません。知能も低下します。

成長期の子供なら、この影響はもっと顕著に出ます。

死ななければ、癌にならなければ、普通でいられると考えるようにさせている国やお抱え医師の発言は、許せません

皆さん、被曝は、抽選に当たるようなものだとお考えだと思いますが、現実は、徐々に知能と体力が失われていくのです。言われたことだけする人間になります。

被曝障害は、統計に取れるものだけが論文になっているので、論文、論文と、騒ぐのです。

医療では、軽度の知能低下を、障害とは認めても医療加護が不要なら、統計にはなりません。甲状腺機能障害での知能低下は、脳では良く起こる事ですが、知能低下に気付かない人の方が多いので、統計を取る意味がないのです。 だからといって、それが無いわけではないのです。

放射線障害としてはっきり原因を特定でき、どのような医師でも判断を間違えない甲状腺癌だから、統計があるのです。死ぬ生きる、在る無い、など、統計を取れる判断基準が無い疾病は、統計を取れません。ちょっと関節が変形した、というのをどうやって統計を取るのでしょうか?関節変形も被曝障害の一つです。

ホルモンの分泌が被曝で低下すれば、性徴が少なくなり、身長体重ともに、過去の統計より小さくなります。そこまで待ってから、治療しようとしても、元には戻せません。同時に知能も低下しますし、シナプスのランダムな成長抑制がありますから、性格は異常になります。見た目が若く見えるだけで、正常ですか?

自覚がなくても、確実に、被曝の影響はでています。恐ろしいことですが、脳の異常は、その脳が気付けないのです。


非常に高い線量の服を着ているかたも大勢いますから、通勤などの移動でも危険です。

この環境で生きるというのは、命がけのギャンブルで、確実に何か起きると考えられます。今は、何でもないかもしれませんが。いずれ、中枢神経の機能が落ちるのは、100%確実です。遅いか早いかだけです。 


一般に知られていない脳の症状について書いておきます。これが一過性なのか長期にわたって続くのかは、はっきりしていません。

 危機感の大きな減退。
 時刻感覚の減退。
 食欲の増大。
 ステップワイズな複雑な思考の回避。
 味覚の変化。
 感情の鈍化。
 開放感(遊び)への欲求の増加。
 転びやすい。
 計画性の減少。
 複雑な文の回避。
 単純ミスの増加。
 短期記憶力の減退。
 長期記憶の取り出しの失敗。
 甘えと自己主張の増加。
 他人の感覚への共感の減退。
 状況把握の鈍化。
 滑舌がわるくなる。

以上は、甲状腺の軽度機能障害で起こることとは違います。こちらは、倦怠と意欲の減少ですが、自覚症状は、かなり経ってから起きます。

上述の重金属中毒に類似の症状にも、倦怠はあります。ですから、金属中毒に似た症状での倦怠と甲状腺機能低下での倦怠は、他の症状で判別できます。


ドイツの医師が、脳障害に警告しています。ベラルーシの人々が集中できないのは、「放射能恐怖」ではなく、脳障害だと言明しています。

この軽度の障害は、数%に起こるのではなく、ある程度体内に蓄積もしくは、外部からの被曝で、起き、ベラルーシでは、キエフより低いところでも、ほとんどに見られます。

東京圏は、キエフ以上の数値が出ていますし、食品基準も甘いので、既に過半数に達したと考えられます。
初期の大放出後、放射性物質の摂取をしなかった方には、一部、一過性の機能低下が見られました。既に、西日本でも該当する症状があると考えられるようになってきました。既に、注意した方々としなかった方々に差が出てきたわけです。


Xe(キセノン)は、気管を通り、甲状腺を被曝させ、5%程度が血液に溶けるはずですから、脳底の血管と大脳表面の太い静脈に沿って、脳の機能を低下させました。Xeは直ぐに排出されますが、体内に取り込まれた放射性物質とXeで、その部分の脳の機能低下が持続し、時刻感覚の喪失や食欲の増進、不安感の欠如、短期記憶の長期化の阻害、などの症状が起きたと考えられます。X-rayによる癌の照射で、脳の機能が一時的に低下することが知られています。実際には、核種が体内にあるので、軽度では二、三日の頭痛程度で、量が多ければ、今でも続いていると考えられます。

脳への障害は、第一歩は、脳内で血管の多い体積あたりの血液量が多い部分が、血液からのβ線で機能低下が起きてきます。

神経線維の近傍で電離作用が起きれば、神経が偽信号を発生しますので、機能が低下するのです。Csは、神経にも取り込まれやすいですし。この最初の症状は、基本人格の増強です。尊大な人はより尊大になり、神経質な人は余計に神経質になります。一方では、不安が減り、食欲が増進し、他人の感情への共感が減り、時刻感が失われてきます。合理的思考ができなくなります(もともと意識してそうしなければ大して合理的に推理などしてませんが)。

それから記憶の長期化の阻害、一時健忘、速度感の喪失、一時的にボーとする。粗暴化。性欲亢進。重要度による物の重み付けの欠如。頑固。ルーチンへのこだわり。高齢者では、認知症の悪化。足が攣りやすい。刺激時に体が硬くなって、骨折捻挫をしやすくなる。初期は、興奮しやすくなり、後に刺激に鈍感になる。精神疾患の増加。遊びたがる。などがおきます。

チェルノブイリの場合、吸飲により、激しい頭痛、眩暈、間接痛、難聴、結膜、網膜異常、痙攣などが、一気に起き、皮膚の症状云々と言ってられなかったようです。こういった症状が激しかった人は、直ぐに楽天的になったようです。これは、脳の症状です。 初期症状がなく、内部被曝だけだった人の場合、食べて2ヶ月ほどたってから脳症状が現れているように思います。ところが福島第一では、もっとはるかに早いのです。明らかに核種が違います。これほど早く血管内膜炎様症状を起こしていません。

飲食物の基準値が甘いためで、さらにチェルノブイリの時よりβ線、α線核種の比率が高いので、今後の健康被害は、はるかに大きいと予測できます。

同時に中枢への影響が大きいので、危機感が減少し、櫛歯状に人が減っても気にしない、という状態(現在のキエフ)のようになると考えられます。

酒が強くなったと感じたら、中枢障害です。今後、食物での防衛をしなければ皮質全体と、脳幹の抑制が進みますので、突然死が増えると思います

高度汚染エリアでは、甲状腺機能低下が始まっており(含む東京)、脳の抑制で、強い欝からブラブラ病への移行期も起き始めています


関連

「東京はキエフと同じようなもの。安全圏ではない。」ドイツ放射線防護協会会長 2011-11-29 05:23:44
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/e94ce72de930761bd1ac9b97d6396222

他は再掲略

以下を追加

放射能で死ね死ね団
http://satehate.exblog.jp/18472894/

日本は、もうダメです Part1 カイトのブログ 2015-09-25 21:00:00
http://ameblo.jp/kaito000777/entry-12031605335.html

日本は、もうダメです Part2 カイトのブログ 2016-03-18 08:00:00
http://ameblo.jp/kaito000777/entry-12084388641.html

日本は、もうダメです Part 3 カイトのブログ 2016-07-14 20:00:00
http://ameblo.jp/kaito000777/entry-12180593180.html

嘘でしょ!この写真!!なんでホームや道路で人が寝てるの?放射能が原因!? 愛詩tel by shig 2016年09月03日 22時04分02秒
http://blog.goo.ne.jp/1shig/e/edc43fcaab84d378700290a09785675c

【緊急事態】ラーメン二郎の府中店がヤバイ状況との情報 / 来店客「店主の状態が極限」「麺を30分以上茹でてる」 嘆くジロリアンたち 2016.08.31
http://buzz-plus.com/article/2016/08/31/ramen-jiro-fucyu/

https://twitter.com/pecko178/status/770917921405009920?lang=ja
ペッコ@pecko178 2:35 - 2016年8月31日

そろそろ出て来たのよ症状が…



第3次安倍第2次改造内閣 閣僚等名簿
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/meibo/




2016.9.2 06:12更新 【安倍日誌】1日(木)
http://www.sankei.com/politics/news/160902/plt1609020009-n1.html

 【午前】8時16分、公邸発。17分、官邸着。26分から54分、総合防災訓練の第1回緊急災害対策本部会議鈴木英敬三重県知事らとテレビ電話会議、臨時閣議。9時から3分、同訓練の記者会見。50分、陸上自衛隊ヘリコプターで官邸屋上ヘリポート発。10時2分、JRさいたま新都心駅近くの「9都県市合同防災訓練」会場ヘリポート着。8分から35分、高速道路事故救出訓練、負傷者のトリアージ・救命処置訓練を視察。42分から49分、自動体外式除細動器(AED)取り扱い訓練に参加。11時25分、救出救護訓練を視察し、閉会式であいさつ。

 【午後】0時5分、訓練視察終了。8分から10分、報道各社のインタビュー。18分、陸自ヘリで同所発。31分、官邸屋上ヘリポート着。1時27分から37分、世耕弘成経済産業相にロシア経済分野協力担当相の辞令交付。49分から2時20分、北村滋内閣情報官。44分、麻生太郎副総理兼財務相、財務省の佐藤慎一事務次官、浅川雅嗣財務官、星野次彦主税局長入る。49分、星野氏出る。59分、麻生、佐藤、浅川各氏出る。3時1分、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子を出迎え。記念撮影。2分から7分、儀仗(ぎじょう)隊による栄誉礼、儀仗。10分から58分、ムハンマド副皇太子と会談。4時から4分、覚書交換式。5分、官邸発。6分、公邸着。安倍晋三首相主催の夕食会。5時34分から36分、ムハンマド副皇太子を見送り。37分、公邸発。38分、官邸着。50分から6時24分、先進7カ国(G7)下院議長の表敬。

26分、官邸発。34分、東京・丸の内のパレスホテル東京着。宴会場「山吹」で山崎学日本精神科病院協会会長の叙勲のお祝いの会に出席し、あいさつ。7時49分、同所発。57分、東京・大手町の読売新聞東京本社ビル着。渡辺恒雄読売新聞グループ本社主筆、橋本五郎読売新聞東京本社特別編集委員、福山正喜共同通信社社長、熊坂隆光産経新聞社社長、芹川洋一日本経済新聞社論説主幹、評論家の屋山太郎氏らと会食。10時1分、同所発。17分、東京・富ケ谷の私邸着。


南海トラフ巨大地震を想定した訓練を行いました 2016.09.02
http://www.chiji-blog.pref.mie.lg.jp/



9月1日は防災の日。南海トラフ巨大地震を想定した訓練を行ないました。マグニチュード9.1で県内の最大震度7を記録し、大津波が到達したという想定です。

今回は、総理以下全閣僚が集まる首相官邸での緊急災害対策本部との連携訓練を行ないました。被災地域の知事とテレビ会議でつなぎ、状況報告と支援要請をするというものです。私だけでなく、尾崎高知県知事、仁坂和歌山県知事とともに行ないました。

今年は東日本大震災から5年目。紀伊半島大水害からも5年目。今月はこの訓練を皮切りに、紀伊半島大水害で甚大な被害を受けた紀宝町で県民の皆さんとのトーク、気象台との連携、「みえ風水害の日」シンポジウムなど、県民の皆さんと改めて防災への備えを考え、行動する機会にしていきたいと思います。


低強度戦争

2016-09-02 21:03:37 | 八百長戦争
低強度戦争 MIZUNAの部屋 2012.03/24 [Sat]
http://mizunamayuneko.blog.fc2.com/blog-entry-354.html 

ベトナム戦争での敗退以後、
アメリカは
どうすれば自国に逆らう国が消滅し、
かつ大規模な戦争を避けることが出来るか、
という戦略を練っていました。
モルモットになったのは日本・・・。

アメリカに服従する政党と政権を他国に成立させ、
必要な資金をアメリカ側が提供する。

この資金はアメリカが不法な手段により世界各地で巻き上げたものです。
麻薬密売、詐欺、強奪など・・・。


マスコミを操作し、
アメリカ=正義・善と、他国民を洗脳し、
アメリカを批判する言論を封殺する。
アメリカ映画、音楽を大量に流し、
フリーセックスの宣伝を行い、
アメリカが「すばらしい」自由の国だと印象づける。


学校教育においては、
丸暗記中心の学校教育で思考能力を奪い、
アメリカへの批判能力を奪う。
東大エリートはアメリカの犬です。

教師への絶対服従を学校教育で刷り込み、
「強者への絶対服従」を子供の頃から身に付けさせる。

反逆の恐れのある評論家、ジャーナリストなどは、
セックス・スキャンダルや万引き、盗撮などの犯罪を捏造し、失脚させる。
急ぐ場合は、軍の諜報組織を用い、事故に見せかけ殺害する。

他国の食料、エネルギー自給を破壊し、米国に依存するよう国を改造する。


これは「低強度戦争」と名付けられています。
出来るだけ軍事力を使わず、他国を支配する方法です。
日本は「低強度戦争」により、アメリカに支配されています。

減反政策など日本の食料自給率の低下は、アメリカからの食料輸入の圧力が原因でした。

かつて田中角栄首相はアメリカ支配からの脱却を目指し、
アメリカを経由せず、独自にインドネシアからの石油供給を実現しようとしましたが、ロッキード・スキャンダルによって失脚しました。
これはアメリカ議会の謀略でした。

南米チリでは、アメリカに逆らったアジェンデ大統領にCIAが銃弾を乱射し殺害しました。

戦争をせずにアメリカに敵対する人間を抹殺する・・・
これが「低強度戦争」です。

現在、世界金融危機とか
日本の年金制度破綻とか
AIJによる企業年金消失事件とかがありますが、
今後、世界規模の「国家破産」がドミノ倒しのように起こるでしょう。

日本のように銀行預金・年金・生命保険の大部分が、
ドル資産で運用されている国では、
近い将来、全て消失するでしょう。

日本政府は、既に国家的危機を察知していますが、
国民には伝えません。

国家破産により生活が破壊された国民の一部が立ち上がろうとした時、
他の大多数の国民は反応を示しません。
すでに洗脳され尽くしているのです。

より良い生活を目指し、
いかなる困難があろうともくじけない・・・
そのような人間性の発露も破壊され、木っ端みじんとなっています。
これが「低強度戦争」です。


アラブの次には、銀行預金、年金、生命保険の全てを失った日本人が激怒し暴動を起こし、それを軍隊で制圧すると言う米軍の軍事戦略が準備されている オルタナティブ通信 2011年03月09日
http://alternativereport1.seesaa.net/article/189802575.html 

書物短評:ガブリエル・コルコ 「第三世界との対決」  筑摩書房

 米国国防総省・ペンタゴンの「お墨付き」戦略家=ガブリエル・コルコは、世界中で展開された、米軍の「低強度戦争」の成功例を本書の中で展開している。

「低強度戦争」は、21世紀現在、アメリカが世界中で展開し、今後も、米軍の軍事戦略の中枢をなす「戦争の方法」となっている。

 ベトナム戦争以後、アメリカは「どうしたらアメリカに逆らう国が無くなり、大規模な戦争を避けられるか」という戦略を練り上げた。モデルになったのは日本であった。

その戦略は、

1、アメリカを絶対に支持し、アメリカに服従する政党と政権を他国に成立させ、そのための資金をアメリカが提供する。

2、この買収資金は、アメリカの税金ではなく、他国でアメリカが麻薬を密売した利益を提供し、アメリカが経済的負担を負わない方策を取る。

3、マスコミ操作を通じアメリカが常に「善」であると他国の市民を洗脳し、アメリカを批判する言論をマスコミに「登場」させない。アメリカ映画、音楽を大量に流し、アメリカが「すばらしい」国だと連日宣伝する。

4、学校教育においては、丸暗記中心の学校教育で思考能力を奪い、アメリカへの批判能力を奪う。

5、教師への絶対服従を学校教育で叩き込み、「強い者=アメリカへの絶対服従」を「子供の頃から身に付けさせる」。

6、逆らう言論人、ジャーナリストは、そのジャーナリストのセックス・スキャンダル等をマスコミに流し失脚させ、必要であれば軍の諜報組織を用い、事故に見せかけ殺害する。

7、他国の食料、エネルギー自給を破壊し、米国に依存しなければ食料、エネルギーが入手出来ないようにシステム化し「米国に逆らえないシステム」を作る。

 こうした支配戦略をアメリカは「低強度戦争」と名付け、出来るだけ軍事力を使わない「ソフト・パワー」で支配する「戦争」と位置付けた。

この「低強度戦争」の最も成功した例が日本である。これは、日本支配のための「軍事戦略であり戦争であった」。

この戦略に沿って、行われた日本の食料自給率の低下は、明らかに、アメリカからの食料輸入の圧力が原因であった。

日本が、アメリカを経由せず、独自にインドネシアからの石油供給を実現しようとした時、その中心に居た首相・田中角栄はスキャンダルによって失脚したが、アメリカ議会が、そのスキャンダル・ワイロ問題を「暴露」していた。

日本の食料自給率の低下、エネルギーの米国依存は、米国の「軍事戦略」であった。

本書では、この「低強度戦争」が日本を始めとした、世界中で展開された「軍事作戦」であった事が明言されている。

南米のチリでは、米国に逆らったアジェンデ大統領をCIAが軍隊を送り込み、大統領の体に銃弾を乱射し殺害した事実を、この著書の中で「CIA自身が認めている。」

コルコは、国防総省で賞賛されるベトナム戦争の専門分析者であり、コルコの経歴から「低強度戦争」がベトナム戦争での米国の敗北から導き出された戦略である事が分かる。

「戦争になる前に米国に反対する人間達を抹殺する」、これが「低強度戦争」である。

著者ガブリエル・コルコの妻ジョイス・コルコは、その著書

「世界資本主義の危機」(岩波書店)、

「世紀末恐慌と世界経済」(世界思想社)、

の中で、今後、世界規模で「国家破産」の到来が、不可避である事を分析している。


日本のように銀行預金、年金、生命保険の大部分が、ドル資産で運用されている国では、近い将来、市民は、その全財産を失う事になる。

こうした恐慌=国家破産により生活が破壊された市民達が「もっと生活しやすい世の中を作ろう」と動き出した時、それを封殺するために「準備」され、また既に実行に移されているのが、この「低強度戦争」である。



心 霊 深宇宙 geneumiのブログ 2016-09-02 12:00:00
http://ameblo.jp/geneumi/entry-12195994156.html

・・ジミン、コウメイも鉄板三次元ご利益世界限定。
既に時代にそぐわないのに、いつまでも昔の権威にしがみつく。

異常なまでにアシュケナージ偽油ダ屋に媚びるだけが処世術。
単なる人殺し、戦争屋、「心、霊、深宇宙のつながった環」とは縁もゆかりもない連中のお仲間。

++
原爆「地上起爆」でCIAのお仲間がわかってしまった。「はしか」にかかった人もいるようですが






おまけ

News Up はしか 知っておくべき5つのこと 9月2日 16時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160902/k10010666111000.html?utm_int=news_contents_news-closeup_003

++
またワクチンの宣伝中

生物兵器戦争の一方法としてのワクチン接種の歴史 by David Rothscum 1
http://satehate.exblog.jp/13630509/

生物兵器戦争の一方法としてのワクチン接種の歴史 by David Rothscum 2
http://satehate.exblog.jp/13640207/

生物兵器戦争の一方法としてのワクチン接種の歴史 by David Rothscum 3
http://satehate.exblog.jp/13647292/



地獄の何丁目?その2 geneumiのブログ 2016-09-03 12:37:34
http://ameblo.jp/geneumi/entry-12196348647.html

・・不完全燃焼の理由は簡単。
一般市民は、支配層の小間使いより遥かにリテラシーが高い。

偽総理をして、一国の総理大臣だと強弁する連中に知性があると思う?
明らかな劣化は隠しようもない。

そうなった理由も簡単。
バカの抽出マシン、不正選管ムサシで選りすぐりの低能だけを選んだ。

ネトウヨ、日本会議、戦争おタク、統一教会、偽カルトである。
その他を見ても世襲、裏切りのご褒美、薬中、汚れ役・・・。
「心」が壊れた人間のクズ。

誰も信用しないマスゴミもお陀仏。
アナウンサーが白と云えば、あ~、きっと黒なんだな、と、見え透いてしまう。

・・ここから先は地獄の一丁目である。

地震、雷、緩慢なる毒殺、その気になれば何だってやるのが司令塔を失った裏社会。

自作自演でミサイルをぶっ放し、北朝鮮が攻めてきたと云えば、日和見層は戦争に反対しない。
この層が30~40%いれば、裏社会1丁目1番地の思う壷。

・・鉄板B層+日和見層のおかげで、日本はここまで堕ちた。
だが、ハンドラーのケツも発火した今、さらに貶めるにはこれまでにも増して鉄板B層+日和見層の多大な犠牲が必要である。

カネ、もしくは生命を捧げよ、だって。
誰に?

まさか偽総理一派?

いや、お国のため。
バカなの・・・?

お国はそれぞれの意識の中にあるにはあるが、それにカネを捧げる?
命を捧げる?
なにそれ?

意識世界から1ミリでもそんな要求が来る訳がない。

真っ先に意識世界の意志を汲み取ったなら、それに従って生きるのみ。

地上世界限定のお国のためなんちゅう世迷い言で人に指図する阿呆は、人間止めた方がいいんじゃないの?

人間が生まれて来た使命は「生命環境を守り育む」ことである。
これに背を向ければ、いくら品行方正な暮らしぶりでも裏社会の構成メンバーである事に変わりはない。

・・この数年、時間の質が変わり、悪事は速やかにバレ、当事者は逃げられない。
巡りの剥離作用と相まって、現在進行形で悪事に手を染める連中のタイムラインはブチンブチンとショートカット。

世界はクッキリと2つに割れるかに見えるが、さほど時間をおかず一方は跡形もなく消えていくのである。


助産婦としての被爆後 岡村ヒサ子さん(全文書き出し)ピカに灼かれて

2016-09-01 21:45:05 | 原爆・原発・放射能攻撃
以下を転載

助産婦としての被爆後 岡村ヒサ子さん(全文書き出し)ピカに灼かれて みんな楽しくHappy♡がいい♪ 2016/08/24
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4680.html

全文を文字に起こしているサイトがなかったので。

貴重なお話だと思いましたので、書き出しさせていただきました。

私の知らない言葉などには()で意味や読み仮名など記入しました。
参考に写真も挿入しました、が、刺激的かもしれないので、写真のアドレスを入れることにしました、
(アドレスをクリックするとその症状が大体どのようなものかわかると思います)

助産婦としての被爆後 岡村ヒサ子 (ピカに灼かれて第13集から)

助産婦としての被爆後
広島市 岡村ヒサ子 86歳

私は当時、尾長町で助産院を開業しておりました。
尾長町の本通りをつきあたりまして、山へ向かっていったら矢賀町でございます。
爆心地より2kmになります。

今85歳でございます。
ちょうど41歳の時に被爆いたしました。

その頃はまだ家庭分娩が多うございましたが、だんだん少なくなりまして、昭和30年頃には、皆、産院の方に吸収されました。
どうでも零細な産院でも開こうという話になりまして、15、16人程それぞれで持ちましたんですよ。

それは皆さんが良く用いてくださいまして、これではやりきれんと思うほど、お産が一時ございました。

何も記録を持ってきていませんが、昭和30年前後でございました。
奇形が沢山出ましたね。


あの当時はABCCへ、皆報告をしなくてはいけないシステムになっていました。
奇形が出まして、ABCCへ報告するのを嫌う人もございましたのでしなかったこともございます。


一番多かったのが兎唇でございました。

兎唇(トシン)
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/230px-Cleftlipandpalate.jpg

http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/imgres_20160823184459ac2.jpg

それも口蓋裂もあって、泣くと喉の奥まで見えるんです。
お乳もよう飲まないようなー。

口蓋裂
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/sj_02s.jpg

それから肢指過剰ですね、多指です。

多指
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/imgres-1_201608231852373d0.jpg

http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/images_2016082318523519d.jpg

http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/imgres_201608231852343b4.jpg

それから鎖肛。
肛門のないのも多ございました。

鎖肛
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/images_20160823185748fc6.jpg

兎唇や多指は数が多ございました。
もう分娩で、頭の先が出ましたら、今度も兎唇じゃないかしらと思ったら、矢張り矢張りそうで、たんびに憂えたことを覚えています。

あー、どうしてこんなに兎唇が生まれるんかしらと思うようでございました。

ちょうど近所でございましたが、ここの◯◯さんと、もう一軒の◯◯さんと同じように耳のない子が生まれました。

小耳症
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/110207000_04.jpg

こっちの◯◯さんは、赤ちゃんのおばあさんになる方が◯◯病院の産婦人科の看護部長をしておられました。
奇形が生まれたというのですぐ電話をしたらしいんですが、来られたその明くる朝赤ちゃんが逝きましたからね。
あー、そうされたのかと思いましたけれどね、こらは今初めて口外することですが…。


もう一軒の◯◯さんは、そこにも耳のない子が生まれまして、かわいい女の子でございましたが…。
おばあちゃんが「火葬場へ持っていくまで泣き出しはせんかしら」と言っておられました。
何かの薬を飲ませたらしいんですね。


それはもう、いわば殺人でございますよね。
これは薬を使ったんだなと私は思いました。
もちろん、家族も何も言いもしませんし、私も聞きもしませんでした。
元気な子でございましたがね。
そのおばあちゃんは生涯悩まれたようですね。
かわいい女の子だったですからね。
髪の毛でね、こうやって耳を隠していれば分かりはしませんのにね。
耳がないんです。
ツルッとしておりました。
片方だけ。

それから、足の指が手の指と同じようなスタイルになっているのもございました、
足の指がこんなに長いんでございます。

それから、内臓露出で、グルグルと腸が出ておりまして、思い出してもひどいヘルニアだったですね。
大学病院で手術をしてもらい、それはどうにか助かりました。

内臓露出
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/disease_img.jpg

まだそれから鎖肛、これは沢山ありました。

それから無脳児ですね。

無脳児
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/ab.jpg

いつ頃でしたか。
とにかく終戦直後ではございませんね。
しばらくしてからでございますね。

被爆直後の分娩でございますがね、尾長地区に7人の同業者がおりました。
皆それぞれに大なり小なり怪我をしましたんです。
お産を私に言ってくるんですね。
私も体力が持たないし、どうにもなりません。
生まれるのを親子を分けらすだけで良かったら行きますよ。
あとは責任を持ちませんと、それでもいいからというので行きまして、渋滞の人はもう背中がベトベトで渋滞の人はもう背中がベトベトで膿がどっドッドッ、ドッドッ出て、ポロポロウジが落ちる状態の人なんか横になることができませんので、座ったままでお産をしました。
まあおかげのもので陣痛がそんなに沢山来ないのにパッと生まれました。
あとは出血もございましたけど、どうも手のうちようもございません。
これはもう明日の昼ごろまで持つかしらと思いましたが、ちょうどその頃、お母ちゃんの息は切れまして、その子はずっとその後来ましたが、今は44歳でございますよね。
元気で結婚生活に入っております。
その後どうなったか知りませんけどね。

そういうお産が大分ございました。

丸屋院長:
さっき、無脳児が生まれたと言っていたでしょ。
お母さんはいくつ位の人でしたか?

岡村:
30代でございました。
どうしても頭の位置がわかりませんのよ。
上の方にあるのは確かに臀部だがと思いましても、頭部が触れませんおよ。
おかしいことになあと見よりましたら、無脳児でございました。
氷を氷袋の中に入れて下げたらザラザラいいますように、頭蓋骨が全然かたまっていないのが2、3人ございましたね。

丸屋院長:2人ですか、3人ありましたか

岡村:
はあ、3人ございました。
だからそのような子が生まれましたら、極秘にしてもらいとうてね。
こんなことは当時はとても言われはしません。

まだ娘が高校へ行っとらん頃ですから、昭和24年から25年頃のことだと思います。

被爆当時の惨状はどこでもお聞きになりましたでしょ。
私も本当に色々な目にあいました。

原爆の前の日に矢賀というところに二人ほどお産がございまして、それを見に行こうと思って、8時に家を出まして、15分に道路の真ん中で被爆しました。

小さいお寺がございまして、そこの奥さんが家屋疎開の木を風呂木に大八車に積んで引いていくのを押させていただこうと思って、腕にカバンをかけて、傘をさして、押していました。

ピカッと光って私は飛ばされませんでした。
さばっていましたから。
私の前を歩いていた奥さんが2、3メートル転ばれまして、
「誰かしら私を突き飛ばしてからに、せっかく買ったヤミ米がみなこぼれてしまって」と言ってね。
爆風とは知らないんですね。

光が紫になりましてね。
山も天も地も全部が紫になりました、私の目には。


ああまあどうしたことか、それでも爆弾にしては…。
爆弾だろうけど、原子爆弾ということはわかりませんでしょう。

私は先ほど言いました◯◯さんという家に、どうしようかしらと思った途端に入りましたら、すぐに瓦がガラガラと雨が降るように落ちまして、よっぽどで重傷を負うところでございました。
バタバタ、バタバタしましたけれど、幸にキズを受けることがなしでした。
救護にもどれ程幸したかわかりません。

原爆の当日のことですが、私が家を出るときに昔からおってくれた留守番のばあやさんがおりましたの。
ご近所の方が「おたくのばあやさんは戸板に乗せて学校へ連れて行かれましたよ」と言われるものですから、学校へ行ってみましたけど、たくさんの患者で、被爆者でどうにもなりません。
被爆者はゾロゾロ、ゾロゾロえっと来ましょう。
両手にボロを下げたように皮膚が剥げましょう。
そして素っ裸でズルむけになって「岡村さん、私早う見て下さい」言って、知り人が多くございますでしょう。
「まあごめんねえ。ひどい人を見てあげなきゃならんから」言うて、そういう人たちの処置をしよりますうちに尾長国民学校へ火が回ってきたというので、「今度は中山国民学校へ避難してください」というので、みんなどんどん中山国民学校へ行きました。

まあ自分の家はどうかしらと思って、家に帰ってみましたら、ばあやさんが戻っておりました。
私を見た途端に人事不省(じんじふせい:病気や大怪我で意識不明になること。昏睡状態に陥ること)になりましてね。
そこへ倒れましたんです。
まあどうしようかしらと思いまして、先生はおりわしませんし。
その頃は耐乏の生活でしたが、お産へ行っても、ビタカン(ビタカンファー:カンフル剤)の1本くらいしなきゃあならんことは許されておりましたので、ビタカンを持っていたのを、これを使ってはいけんがと思いましたが、注射をしてやりました。
すると正気になって、「まあ、おばあちゃん、防空壕に入っとってね、私はまた出て行かなきゃあならんから」言って、また出かけました。


中山国民学校へ行く途中に高田さんという懇意な家がありまして、そこへ荷物をお願いしておったものですから、皆さんどうしたかしらと思って行ってみましたら、6人ほど被爆者が入り込んでいました。
その家族の人と親戚の人と。

とうとう夜になりましたが、電気もありませんし、水道もありませんしね。
井戸だけはございましたが。
真暗いのにウンウン、ウンウン唸る人を徹夜で診たんでございます。

そのようなものですから、私、妊婦さんどころではないのです。

そうしまして、夜台所の四畳半位の畳の上に女の子が這い上がってウンウン、ウンウン唸りよりました。
呻吟(しんぎん:苦しんで呻くこと)ですね。
それから、「おばさん、私のお母さんは白島だから呼んでちょうだい」と言いよりましたが、
「でも呼ぼう言ってもこんなに暗いのにね、どうにもなりゃあせん、我慢してね」言ってこっちの方へ来て患者さんを診よるうちに、ウンコロ、ウンコロ言うのが止まりました。
行ってみましたら、息が引けとりました。

翌朝、井戸端の方を見ますと、5、6人死んどりました。
中山国民学校へ行った日の晩でございますから。
中山国民学校へ当日行きましたときに、もうそれは……尾籠(びろう:不潔であること。わいせつであること)な話ですが、男の人がパンツを下げることができませんでしょ。
どういう拍子で持っておりましたか、切れ物を持っておりましたので、それでパンツを引き裂いてそこから引っ張り出して、用をさせたこともございます。

まあ……何といっても危急のことですから、電気もございませんし、それはもう、小水と便の垂れ流しで、足の踏み場がないようなのです。
そういうのを端から片付けたり、患者さんで「水を飲ませてちょうだい」という者で重態の人にはもう飲ませました。
薬缶から、はい口を開けて、口を開けてと言って。
まだ元気な人には飲ませてはいけないというので、飲ませなかったのですけど。
当日はそういうふうな状態でした。

被爆の中心地には、私はよう行きませんでした。
ずっと主人のことが気がかりでございました。
ちょうど主人の近所の方が市役所におられたから、日赤へでも収容になっているでしょう言ってね。
知らせてくれましたから、近所の方が探しに出て下さいましても、日赤へ行ってみて、岡村さん、岡村さんと言ってかけてみたけど分からない言うて。

私も捜しに行けばいいんですけれども、もう本当に、どうにも体が当分は、はあ、なんでございますよ。
私も倒れそうなから思って、2、3日寝ておりました。
ちょうど姉夫婦が應匠町に、中心地に家を持っておりました。
一撃のもとに家はペチャンコになって焼けました。
黒焦げしたいが二体ほど、これが姉だろう、せがたかいからというようなことでございました。

市中の方は、私の口からお聞きにならなくともみなさんから聞かれている通り。
川にね、兵隊さんがプカプカ、馬が…。

4日目に知り人が、おたくさんにはご主人が元気で生きておられましたよと言って。
どこにおりましたかと聞くと、こうこうじゃと言って金輪島へ収容されていたと。
金輪島は軍隊の建物があるだけで、無人島でございました。
知らせてもらったから近所の奥さんが、さあいうので御飯を炊いてくれて梅を入れて、おむすびをしまして、自分の体力で持てるだけ荷物を持って行きましてね。
行ってもここにそういう者は収容してはおりません言うでしょ、宇品で。
本人を見てきたというんだから乗せてくださいと言って、じゃあまあ行ってみなさいと言って。

金輪島へ着きましても、やっぱり名簿にないと言われて。
じゃあ怒鳴ってみて下さい言いましたら、足元におりました、主人がね。
髭ばボウボウと伸びて、出血して真青になっって、ガラスでいっぱい破れた服を着て。
初めて主人の涙を見ましたですがね。
幸いなことに83歳まで生きました。
健康管理に熱心な人間でございましてね。
酒も煙草もいただかん、腹も立てん、行き届いとりました。


呑村夫人:
私は娘時代に母の産院を手伝っていました。
30年を過ぎてからは奇形はもう、ほとんどありませんでしたね。
私が奇形が多かったと覚えているのは、まだ学校へ行っておりました頃です。
兎唇、口蓋裂でもびっくりしました。
母が産婦のお母さんに見せんように、見せんようにといって。
口がない。
喉まで見えるんです。
泣いたら奥がみな見えるんです。
歯茎もないんですから。
乳もよう飲まない。

丸屋院長:
世の中が落ち着いたのは、昭和30年頃ですからね。
それまでは、医者がとりあげる数よりは書産婦がとりあげている方が多いと思うんですよね。
医者のところへ行っている人は一応中流から上の人ですよ、

呑村夫人:
あの頃が全盛でしたからね。
母が40代…。
ずい分沢山扱いましたからね。
私はずい分手伝わせられました。

私は昭和10年生まれです。
大正15年生まれの姉がおりまして、私と弟を連れまして、縁故疎開です。
3年目に広島へ帰ってきました。
4年生の時に行って6年生の時に広島に帰ってきました。
全然原爆には会っていません。
姉はあくる日に、肉親を探しに。

さっき無脳児の話が出ましたが、私は高校へ入学したのが昭和26年です。
その頃からお産の手伝いをしましたが、私は無脳児のことは話に聞いたことも目にしたこともありません。
今話をした兎唇やなんかは高等学校へ行きよる頃でしたから。
29年に卒業しましたからね。
さっきの話は多分24、5年くらいまででしょうね。
そんな無脳児とかなんとかいうのは、私がお産を手伝うようになってからはありませんもの。

私がお産の手伝いをするようになってから、多指というのは、ずい分あったと記憶しています。
今日は足の指が6本あるとか、30年ぐらいの頃に聞きよりました。

※呑村夫人は岡村様の次女。(1989年聞き取り)


http://onodekita.com/Files/20121013okamurahisako.pdf





大雨で11人死亡 人不明 連絡取れない人も 9月1日 18時56分(911)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160901/k10010664861000.html?utm_int=news_contents_news-main_001


国と県が原発事故自主避難者への住宅無償提供打ち切り すべては東京五輪と福島復興アッピールのため 農業情報研究所 2016年8月30日
http://www.juno.dti.ne.jp/tkitaba/earth/nuclear/tepco-nuclear-disaster/16083001.html


伊方原発 2号機でホウ酸水漏れ 毎日新聞 2016年9月1日 20時06分(最終更新 9月1日 21時35分)
http://mainichi.jp/articles/20160902/k00/00m/040/033000c

 四国電力と愛媛県は1日、伊方原発2号機(同県伊方町、定期検査中)の1次冷却水を冷やす装置の配管から、放射性物質を含むホウ酸水約10ミリリットル (推定)が漏れるトラブルがあったと発表した。付着物の放射能濃度は約7ベクレルとごく微量で、外部への影響などはないとしている。

 点検準備中の社員が8月30日午後4時ごろ、ステンレス製配管にホウ酸とみられる付着物を見付けた。検査の結果、配管の溶接部に30ミリ程度のひびがあった。経年劣化や施工の影響の可能性が考えられるという。

 定期検査中のため配管内は空だったが、一部に残ったホウ酸水がにじみ出たらしい。ホウ酸は、原子炉稼働時に出る中性子を吸収する役割がある。【橘建吾】