犯罪官邸の謀略に注意!
前川対策で「偽者の援助交際女性」を偽証言者としてでっちあげようとしている官邸の怪人 小野寺光一 2017年05月31日
http://archives.mag2.com/0000154606/20170531080027000.html
○現在、官邸の怪人(コードネーム 亡国のイージ○)は
前川前事務次官の証言に困り、その対策として
「偽者の援助交際女性」を証言者として でっちあげようとしている。
○前川前事務次官は、在職中に 新宿歌舞伎町の出会いバーに行ったことを
その目的として、「貧困女性の実態を知りたかった」「彼女たちの身の上話を聞いて、文科省の行政に役立てた」「別に法に触れることは何もやっていない」
と発言していたが、これは本当のことだと思われる。
○出会いバーの女性というのは、貧困を背景にしていることが多く、お金に困っているからだ。たとえば、今の大都会では、地方から出てきて、専門学校や大学に通っているのだが、父親が事業で倒産してしまった。そのため学費が払えない。奨学金もない。となるとお金を得るために、出会いバーに行ってしまうという女性も多いだろう。
○前川文科事務次官は、ワイドショーでその実態に衝撃を受けて
「給付式の奨学金」創設のために 実態を調査に行ったのだろう。
そして、そこで 「二人で雑談をする」ことで 雑談をするためのお金を
相手に渡し、身の上話を聞いて、どれだけお金に困っているかを知り
その中心に「高い学費が支払えない」「給付金の奨学金を多くの
学生が必要としている」「もし給付型の奨学金があれば多くの女学生が
出会いバーなどに行かず勉学に専念できるようになる」
それは彼女たちを救うことになると確信して、この前川事務次官は、給付式の奨学金創設にまい進したのだろう。
なんだかふと「タクシードライバー」という映画を思い出した。
タクシードライバーという映画は、実話にもとづいているのだが
世の中の不条理に悩む男性が、売春宿の女性を救うために
行動する場面が出てくる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC_(1976%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
「君を救いたいんだ」とジョデイフォスターにロバートデニーロが言う。
なんだか前川事務次官の行動は、「タクシードライバー」のロバートデニーロのようだ。
タクシードライバー
https://www.youtube.com/watch?v=V72qvAoMp6Y
しかし官邸の怪人は、この正義感のある前川事務次官を
おとしめるために、援助交際をしていたとか
女性といかがわしいことをしていたにちがいないと
でっちあげのブラックプロパガンダをしている。
しかし、前川事務次官の人格から、そんなことはする人間ではない
と多くの人が思い、前川事務次官の信頼が落ちないため、
なんと官邸の怪人は
偽者の「援助交際に誘われた」という女性を
でっちあげることで今、しかけようとしている。
警戒せよ。
この偽者の被害者をでっちあげる手法は、植草一秀氏を
えん罪で、でっちあげたときと同じである。
竹中経済金融行政の深い闇 by 植草一秀
http://satehate.exblog.jp/9954586/
ラジオ出演した前川前文科次官が教育勅語復活についても「政治の力で動いていった」「非常に危険」と批判 リテラ 2017.05.30
http://lite-ra.com/2017/05/post-3204.html
「これは私が実際に現職のときに確実に手に取って見たことのある文書ですから、存在している」
加計学園問題で発覚した文科省の内部文書を「本物」と証言し注目を集める前川喜平・前文科事務次官が、昨日、TBSラジオの『荒川強啓デイ・キャッチ!』に生出演。あらためて「怪文書」説を否定した。
すでに多くのメディアが伝えているように、今回のラジオ生放送で前川氏は、「この国家戦略特区での獣医学部新設に関わる文書って、もっともっとたくさんあるはずなんです」と言い、番組月曜レギュラーのジャーナリスト・青木理氏から「『総理のご意向』というものを前川さんが役所のトップとして感じていたことは間違いないですよね?」という質問にも「そうですね。少なくとも、言葉では聞いてましたからね」「私はこれは実際に内閣府の然るべき地位の方が語ったことであるということ自体は100%真実だと思っています」と回答。
また、安倍首相は昨日の参院本会議で「規制改革には抵抗勢力が必ず存在する」「あらゆる岩盤規制に挑戦していく決意だ」などと強弁、恥ずかしげもなく「改革を成し遂げた俺」という物語を捏造したが、この「岩盤規制」という安倍政権側の主張についても、前川氏は「私は岩盤規制という言葉は当たらないと思います」「獣医学部に関してはですね、やはり今後の人材需要っていうものを見通した上で考えなければいけないんで、無制限につくっていくっていう話ではない」と批判。
他方、菅義偉官房長官は「自身が責任者のときに堂々と言うべきではなかったか」などと前川氏をバッシングしているが、これに対して前川氏は「『これはおかしい』と思っていたんですがね、思っていたのに、やっぱりそれを本当に大きな声で言ったかっていえば、まあ文部科学省のなかで小さな声で言ってたと。結局私自身が乗り出して内閣府と対峙することをやったかっていうと、それはやってないわけです」と内省。「私が力不足、努力不足だったということは認めざるを得ないと思ってます」と話した。
このように、さまざまな質問に対して率直に語った前川氏だったが、じつはこの生出演では、加計学園問題のみならず、もうひとつ重要な指摘を行っていた。それは、安倍政権の独裁的な権力の濫用に危機感を抱いていたことだ。
たとえば、青木氏は、前川氏に対して教育行政のトップ官僚として安倍政権の姿勢をどう思っていたのかを質問。前川氏は昨年12月に成立した教育機会確保法を挙げ、「多様な学びの場」をつくっていく動きもあることを語るなど留保しつつも、こんなことを口にした。
「いまの政権のもとでもっていうのはちょっと語弊があるかもしれませんけど、いろんな、教育の分野で言えばいろんな方向での議論はあってですね、それこそ、国民を一色に染めてしまおうというような方向の議論もたしかに強いのは強いです。で、これは恐ろしいことだと思っていますけどね」



さらに、青木氏は教育勅語についても質問。塚本幼稚園で園児たちに教育勅語を暗唱させていることを2005年に東京新聞が文科省に取材し、その際に文部科学省幼児教育課は「教育勅語を教えるのは適当ではない。教育要領でも園児に勅語を暗唱させることは想定していない」とはっきり回答するなど、文科省は教育勅語に否定的な立場を取ってきた。しかし、青木氏は「教育勅語に対するその文科省の立場っていうのも、まさに在職中の話だと思いますけど、変わっていったっていう印象があるんですけども」と問うと、前川氏はこう答えた。
「変わりました。そこはもう政治の力で少しずつ少しずつスタンスが動いていったということは、私は認めざるを得ないと思います。だからここは、もういっぺん教育勅語っていうものをきちんと見直すっていうことは必要だと思いますね。そのズルズルズルッとですね、教育勅語を暗唱して、その精神を身に付けることが良いことだ、みたいなことになってしまうのは非常に危険だと思ってますね」
安倍政権によって「国民を一色に染めてしまおう」という議論が強くなった、「政治の力」で文科省のスタンスも動いていった──。この元トップ官僚が語る実感は、極めて重い指摘だろう。

そして、やはりあらためて感じるのは、安倍政権にとって前川氏のような官僚は、多分に目障りな存在であっただろうことだ。

本サイトで既報の通り、今年1月に突如もちあがった文科省の天下りあっせん問題で事務次官だった前川氏は引責辞任したが、それ以前の昨年秋の段階から前川氏は“出会い系バー通い”を杉田和博官房副長官に厳重注意されていた。どの省庁でも慣例化している天下りあっせんを、このときの文科省の件に限って官邸はスピーディーに対処し、問題発覚の翌日には官邸幹部が前川氏の責任に言及したが、まさにこれが安倍政権にとって“異分子”だった前川氏への報復だった可能性は高いだろう。
実際、前川氏は昨日の放送のなかでも、「(政治家への)面従腹背にも限度があってですね、もうこれ以上腹背できないっていうリミットはある」と官僚の矜持を述べる一方、「政権中枢に逆らえない雰囲気が強まってきたっていう印象はもってますね」と語った。
政権に逆らえない空気が強まるなか、「総理のご意向」というキラーワードを突きつける内閣府に異を唱えた文科省の役人たち。少なくとも「国民全体の奉仕者」という精神が生きているように思えるが、それは前川氏にも感じられるものだ。
たとえば、前川氏は退任した際に文科省の全職員に送ったメールのなかで〈私たちの職場にも少なからずいるであろうLGBTの当事者、セクシュアル・マイノリティの人たちへの理解と支援〉や〈様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会〉の創造を呼びかけ、〈気は優しくて力持ち、そんな文部科学省をつくっていってください〉と締めくくっていた。
また、「AERA」(朝日新聞出版)2017年6月5日号のインタビューのなかでも、前川氏は「(在職中は)高校無償化や大学の給付型奨学金などに積極的に取り組んだ。私は貧困問題が日本の一番の問題だと思っている」と述べている。
安倍首相の政策とは相異なる、あまりにも真っ当な見識だ。森友学園問題では政権の言いなりになった財務省の呆れた答弁を見続けてきた後では、このような人物が事務次官というポストに就いていたこと自体が信じられないくらいだ。
さらに、前川氏は退官後には夜間中学の先生や低所得の子どもの学習支援などのボランティア活動に参加。ボランティア団体やNPOのスタッフたちは、いかに前川氏が熱心に取り組んでいたかをテレビ番組やブログなどで証言しているが、この点もラジオでは話題に。青木氏が「なんで事務次官って言わないで、こっそりというか、普通にホームページ通じて(ボランティアに)申し込まれていたことが、いま、ネットで話題になっているみたいですけど」と話すと、前川氏はさらっとこう返答した。
「そうですか。いや、別にただのおじさんですからね。別にそんな、辞める前にどんなポストにいたかなんて関係ないですからね」
こうした人物が、いや、こうした人物だからこそ、安倍政権の攻撃に晒される現状。加計学園問題は、内閣人事局による人事権と謀略によって官僚を掌握し、行政を骨抜きにして絶対主義を築きつつあることも明らかにしているのだ。
(編集部)
加計ありきは安倍首相の直接指示か 市長も「総理が主導」 日刊ゲンダイ 2017年5月31日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206389
“腹心の友”の獣医学部新設に「総理のご意向」をにおわす新事実が現地の愛媛・今治市でも続出している。
国家戦略特区に指定された今治市で、加計学園が事業主体として認定された今年1月から遡ること約3カ月。昨年の秋口から菅良二(かん りょうじ)・今治市長は「(学部新設は)安倍総理がリーダーシップを持ってやるから、安心してほしい」と地元政界関係者に語っていたという。
「今治加計獣医学部を考える会」の黒川敦彦共同代表は、「市長の発言は私も聞いています。市の文書にも『首相主導』と明記されています」と語った。
文書とは、市企画財務部が昨年11月10日に作成した「国家戦略特区の制度を活用した取組の進捗状況について」。特区制度を図で示した表題には「『総理・内閣主導』の枠組み」と太字で記されているから、分かりやすい。
■ゴリ押し審議官は学部新設に「後ろ向き」だった
「今治市の『総理・内閣主導』との認識を示すもので、『今後のスケジュール』と題されたページには『平成30年 開学』と明記されています。『首相主導』を意識して加計ありきのタイトな日程で進めたことを物語っています」(黒川敦彦氏)
興味深いのは、文科省の「総理の意向文書」で、昨年9~10月に「早期開学」を強硬に求めた内閣府の担当審議官が、市への説明では学部新設に消極的だったらしいことだ。
昨年2月、今治市議会に提示された「大学獣医学部の新設について」との資料。内閣府の藤原豊審議官と市側のやりとりをまとめたもので、「(藤原氏より)新設大学への財政支援による今後の財政悪化や人口減少により学生が本当に集まるのか危惧されていた」との記載があるという。26日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」が報じていた。
消極的だった藤原氏が突如、強硬姿勢に変わったのはなぜか。菅市長の発言や市資料の文言通り「首相が主導」したのか。“加計ありき”は安倍の「直接指示」を疑わせるのだ。
(取材協力=ジャーナリスト・横田一氏)
https://twitter.com/rappresagliamth/status/869592328423358464/photo/1

オーイ中村君!<本澤二郎の「日本の風景」(2622) 2017年05月31日
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52176062.html
<悪の官邸にワルの役人>
その昔、オーイ中村君という流行歌があった。それを思い出してしまった。昨日も、官邸筋から緊急の電話が入った。安倍―菅体制のもとで大活躍している中村君のことである。悪の首相には、ワルの役人がいる。そうでないと、首相自ら抜刀して戦わねばならない。そうだと国民は、犯人の首相を容易に見つけることが出来る。安倍は違う。ワルの役人を使う。官邸筋いわく「安倍のワルは、菅ともう一人が中村」と断じたものだ。頷ける情報であるが、中村君の活躍には感心するほかない。
<ソウル―ワシントン―東京>
ソウルの大統領犯罪は、韓国民の決起によって、最終的に大統領を監獄にぶち込んでしまった。軍人大統領の娘も、国民の怒りの前に、あえなく失脚してしまった。
いまワシントンの主が「ロシアゲート」事件で、弾劾されるかもしれない、という予測が拡大してきた。G7首脳会議後に、ドイツのメルケル首相は「欧州の自立」を叫び始めた。大統領選に敗れたヒラリー・クリントンがトランプ批判に立ち上がった(爆)。ワシントンは、東京もそうだが、暑い夏を迎えることになるかもしれない。
さて、日本はどうか。共謀罪の強行に走る日本も、民主主義が生きていれば、安倍も森友と加計の爆弾さく裂によって撃墜される。野党と新聞テレビが決起すれば、安倍も同じ運命が待ち構えている。議会と言論に焼きが回っ入るのかどうか?
<TBS記者強姦魔を救済した警視庁刑事部長>
それにしても、安倍側近TBSジャーナリストの強姦事件を、見事にもみ消した警視庁の中村刑事部長には驚かされた。

被害者の訴えと現場の捜査で逮捕状を取った。裁判所も許可した。それを行政官にすぎない中村君が握りつぶしたのだ。逮捕されるのは、刑事部長の方である。三権分立も形無しである。警視庁の腐敗も深刻だ。
薬物を使って女性の意識をもうろうとさせてレイプするという邪悪な医師のことを聞いたことがあるが、TBS記者も同じ手口で詩織さんを強姦したもので、悪辣きわまりない。終身刑が相当であろう。このレイプ事件について昭惠が「いいね」とネットで評価したという。
安倍夫妻の狂気には、呆れてモノも言えない。
<いま前川証言潰しの主役>
中村君は、民主党の枝野官房長官秘書官、続く菅官房長官秘書官、そして警視庁刑事部長、現在は組織犯罪部長という。
前文科事務次官のバー通いを見つけ、安倍と菅に知らせた人物という。お見事だ。これを読売が1面トップで報じた。加計学園事件のもみ消しを図ったものだ。「中村君は安倍と菅の御用聞きどころか、犯罪隠しの主役として大活躍」というのである。
安倍と菅に頼りにされる中村君ゆえに、TBS記者の強姦逮捕事件までもみ消したのだろう。中村君は女性の人権・憲法の人権規定を知らない。官邸の番犬を任じて恥じない悪徳役人なのか。
前川喜平氏の素行調査をしていた警視庁に、官僚の多くは仰天したに違いない。むろん、恐怖を感じて、これまで以上に官邸との距離を置くようになるのであろう。
<徳洲会疑獄でも大活躍>
中村君が、秘書官を辞めた原因は「例の徳洲会疑獄事件と関係している」との意外な情報も寄せられてきた。徳洲会疑獄というと、すぐに石原慎太郎の犯罪を連想する国民も多い。
医療行政を逆手にとっての暴利を暴かれそうになった徳洲会を、当時、菅の秘書官だった中村君が助っ人に入り、徳洲会疑獄捜査を止めてしまった?この時の莫大な裏金を、関係者は今も問題にしている。
「徳洲会の鈴木理事長と中村君の関係は、内部で有名」というのである。元法務大臣が「捜査機関は、事件を摘発することも、握りつぶすことも、両方をこなしている犯罪組織」と言っていたことを思い出してしまった。極右政権の下では、官邸の犯罪は庶民の想像をはるかに超えているのであろう。
<ひょっとして我が家の東芝医療事故潰しも>
筆者は、20年前に息子を医療事故で植物状態にさせられてしまった。それでも、必死の家庭介護で、鼻からの食事を口から食べさせるようにした。同時に、車いすにも乗せて生活、意識も大分蘇らせることに成功した。
ところが、2010年4月8日風邪による誤嚥性肺炎で、近くの東芝病院に緊急入院したのだが、数時間後にタンが喉に詰まって窒息死させられた。それでも、医師と病院の無反省と謝罪なしに、1年後の8月15日に警視庁に業務上過失致死で告訴した。
一応、書類送検したものの、東京地検の松本朗検事は不起訴にした。この間、何度か警察OBの亀井静香氏から、刑事部長にハッパをかけてもらったが、成果は出なかった。東芝の意向に屈したのだが、この時の刑事部長も中村君?なのか。亀井氏は知っている。
加計事件のように「安倍の意向」で対応すればよかったのかもしれないが、そこまでは亡くなった息子が許さない。
中村君と菅と昭惠の証人喚問で、安倍の運命もソウルと同じことになる。ソウルーワシントンー東京の連鎖には、歴史を感じてしまう。
議会審議を止める野党国対で、安倍を撃墜させることが、天の声である。出来なければ、小沢一郎を含めて、みな議員失格である。
2017年5月31日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
https://twitter.com/HON5437/status/867300151450148864/photo/1
HOM55 @HON5437 1:44 AM - 24 May 2017
安倍政権と #加計学園 の関係。
あの人も、この人も、みんな加計学園でつながっている。こんな偶然が重なるなんて事は有り得ない。
獣医学部の設置に総理の関与がないとは到底信じられない!どう見てもおかしい! #拡散希望

加計問題 内閣参与も特区推進を前川氏に要請 文春オンライン 5/31(水) 16:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170531-00002726-bunshun-pol
政権を揺るがした前川証言 ©共同通信社
加計学園の獣医学部新設問題で、内閣官房参与(当時)の木曽功氏が、前川喜平文部科学省事務次官(当時)に対し、国家戦略特区制度で、獣医学部新設を進めるよう働きかけていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。
前川氏によれば、昨年8月下旬、木曽氏は次官室を訪ね、次のように要請したという。
「国家戦略特区制度で、今治に獣医学部を新設する話、早く進めてほしい。文科省は(国家戦略特区)諮問会議が決定したことに従えばいいから」
当時は、内閣改造で特区を担当する地方創生相が石破茂氏から山本幸三氏に代わった直後で、止まっていた獣医学部新設が大きく動き始めていた時期だった。
木曽氏は、元文科省の官僚で、前川氏の3期先輩にあたり、14年4月から内閣官房参与に任命されていた。一方、16年4月からは加計学園理事兼千葉科学大学学長にも就任しており、加計学園の利害関係者でもあった。
木曽氏は「前川さんと会い、様々な話をしたのは事実です。獣医学部の件も話したと思いますが、加計学園理事としてで、内閣官房参与として会ったわけではありません」と回答した。
この問題では、前川氏は木曽氏の要請の翌月上旬に、和泉洋人首相補佐官から「総理が自分の口から言えないから、私が言うんだ」と特区推進を要求されたと証言している。
官邸関係者による文科省への新たな要請が明らかになったことで、首相官邸からの圧力の有無が、さらに論議を呼びそうだ。
「週刊文春」6月1日発売号では、首相官邸からの圧力や“出会い系バー”に関する重要証言を掲載している。
「週刊文春」編集部
狙撃兵 文科省は不当な支配に服すな 長周新聞 2017年5月26日付
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/sogekiheimonkasyouhahutounasihainikultusuna.html
加計学園をめぐる問題はついに文科省の前次官が名乗りを上げ、「首相のご意向」と記した文書の存在を暴露する事態に発展した。官邸は「怪文書のようなもの」と切り捨て、文科省は文書の存在について「確認できなかった…」と曖昧な表現にとどめていたが、当事者である文科省の前トップが実名と顔をさらしたうえで、官邸からの圧力に屈したことへの懺悔とともに「元公僕として、この文書をなかったことにはできない」「行政が歪められた」と証言し、あわよくば逃げ切ろうとしていた権力の首根っこをつかんで引きずり戻した。それは、霞ヶ関は財務省の佐川理財局長のような忖度官僚ばかりなのかと幻滅していた世間に対して、公僕としての矜持を持っている者もいることを教えた。この文科省官僚の有志たちが発信するブログ『奇兵隊 前へ!』の奇兵隊が何を意味するのかはわからないが、この際、官僚たちはつまらない忖度などやめて、草莽崛起(そうもうくっき)して後に続け! と思う。
当事者が腹をくくって暴露するという行為は重い意味を持つ。これが顔の見えないずるい内部告発やタレコミの類いであれば、信憑性に欠ける「怪文書」で片付けることもできるが、相手が次官では逃げ場はない。問題になってきた森友学園にしても加計学園にしても、みな“教育”を騙るものの周囲で政治とカネをめぐる薄汚い疑惑が浮上している以上、文科省としてもどのような振る舞いをしてきたのか、その懺悔の内容はもっと豊かで具体性をともなったものとして検証されなければならない。また、首相及び官邸がどのような圧力をかけたのか白日の下にさらさなければならない。
旧教育基本法では「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである」と明記していた。その文言を第一次安倍政府が取り除いて10年以上が経過した今日、教育行政を司る文科省自身が不当な支配に服し、国民全体に責任を負うのではなく、森友とか加計のようなアベ友に責任を負わされるというデタラメな関係を暴露している。
あまりにもまともでない腐敗権力に対してそれを律する力が問われている。モリ、カケときて2ストライクに追い込まれながら、なおも安倍政府の粘り腰は続いている。彼らはバッターアウトを宣告されても総辞職することなく、解釈変更で「4ストライクまで良し」とかいい出しそうである。潔く非を認めるような相手でない以上、国民的な力で引きずり降ろさなければ腐敗権力の暴走は続く。
吉田充春

レイプ犯から殺人犯まで、安倍晋三周辺の犯罪者たち simatyan2のブログ 2017-05-31 15:21:09
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12279537684.html
https://twitter.com/sangituyama/status/869382180039831553
こたつぬこ @sangituyama 7:37 PM - 29 May 2017
ワイドスクランブル。今治市の関係者が証言。「市長が安倍総理のリーダーシップで設置されるとさかんに吹聴していた」。周囲が沈黙するなか証言をしたのは「前川さんの証言をみて。あったことをなかったとはできないから」

財務省が明日6月1日に森友学園文書を完全消去の計画! 安倍政権の情報隠蔽はもはや独裁国家並みだ リテラ 2017.05.31
http://lite-ra.com/2017/05/61.html
野党は国会を止めよ 前川証人喚問は民主主義の天王山 日刊ゲンダイ 2017年5月31日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206465

野党は何を(プロレスを)やっているのか。「共謀罪」法案が30日、参院法務委員会で安倍首相も出席して質疑を行い、実質審議入りした。国会会期末まで20日間。与党がその気なら、ギリギリ法案を成立させられる日程だ。
安倍の「腹心の友」が理事長を務める加計学園をめぐる問題では、文科省の前川前次官が、「総理のご意向」などと書かれた内部文書は「本物だ」と断言。野党は、要求してきた前川氏の証人喚問も拒否され続けているのに、なぜ、参院での審議入りをやすやすと認めてしまうのか。与党が証人喚問に応じるまで徹底抗戦すればいい。証人喚問が実現しないなら、今すぐ国会審議をすべてストップさせるべきだ。
加計学園の問題は、いまや国民の重大な関心事だ。首相の親友のために、公平公正であるべき行政がゆがめられたという疑念。これは権力の乱用の問題なのである。ウヤムヤに終わらせてはいけない。
30日の法務委でも加計学園の問題について質問されたが、安倍は「違法なことは何もない」の一点張りだった。前川氏の証人喚問も「委員会が決めること」と言って事実上、拒否した。
「やましいことがないのなら、正々堂々と証人喚問をやってハッキリさせればいい。前川前次官の証人喚問は、この国の民主主義にとって正念場です。権力の私物化は本当になかったのか、真実を明らかにする必要がある。今のように委員会で押し問答をやっていたって、政府側はのらりくらりで、そのうち審議時間の目安になる30時間が経ったからと、共謀罪法案の採決を強行する。これまでも、その繰り返しじゃないですか。それで国会が閉じたら、数々の疑惑にも知らん顔になってしまうだけです。会期末までもうあまり時間がない。野党が今すべきなのは、すべての国会審議を止めることです。野党がボイコットしても、自民、公明、維新の3党で法案を成立させるかもしれませんが、そんな異様な事態になれば、さすがに国民も『これはおかしい』と思う。共謀罪の正当性にも疑問符がつく。それには野党第1党の民進党が戦う覚悟を決めることですが、おとなしく審議に応じた上に、首相から『支持率が低い』などとバカにされている体たらくで、情けないの一言です」(政治評論家・森田実氏)
■民進党が消滅しても共謀罪を止めた功績は残る
このままズルズルと審議時間だけが積み重なり、前川氏の証人喚問も実現しないまま、共謀罪法案が成立なんてことになったら、目も当てられない。
民進党執行部は、口では「共謀罪は絶対に阻止する」とか言うが、じゃあ、その覚悟を見せてくれよ! と言いたくなる。
「本気で止めたいなら、どうして審議拒否しないのか。どうせ、数の力で押し切られるとハナから諦めムードなのです。国会審議の場で疑惑を追及し、政権に少しでもダメージを与えられればいいという程度の軽い考えでいるのなら、反対のポーズは今すぐやめた方がいい。野党議員は、なぜ大勢の年配の人が国会前で共謀罪に反対して立っているのか、考えたことがあるのでしょうか。自分や親族に治安維持法でひどい目に遭った人がたくさんいるからです。そういう人たち一人一人の話を聞こうともせず、党利党略で国会戦術を考えている野党なら、存在意義はない。審議を止めて、解散・総選挙に打って出られることを恐れているフシもありますが、選挙になったって、いいじゃないですか。解散になれば、共謀罪を葬ることができる。たとえ選挙で負けて民進党が消滅しても、悪しき共謀罪を止めたという功績は歴史に残ります。国民のために働くとは、そういうことではないでしょうか」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
2つの学園問題も事件もみ消し疑惑も根っこは同じ
本気で国民のことを考えた行動なら、野党が多少、荒っぽいことをしたって、世論はついてくる。
特に今は、加計学園をめぐる問題で国民の疑念が高まっている。森友学園問題だって、何ひとつ明らかになっていない。関係書類を次々と廃棄する隠蔽体質。最高権力者の仲間内に便宜が図られる忖度行政の横行。不都合な存在はどんな手を使っても排除する恐怖政治……。政府に対する国民の不審は、頂点に達している。さらには、安倍に近いジャーナリストの準強姦事件がもみ消された疑惑まで浮上しているのだ。
被害女性が29日、「ジャーナリストの山口敬之氏にレイプされた」と顔と名前を出して会見したことは衝撃的だった。証拠がそろい、山口氏への逮捕状も発行されたのに、逮捕直前に「上からの指示」で見送られ、その後、山口氏は嫌疑不十分で不起訴になったという。この東京地検の判断を不服として、被害女性は検察審査会に申し立てた。
政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「当時の刑事部長の判断で逮捕は見送られたそうですが、裁判所が令状を出したのに、それを一行政官が握り潰すなんて異常事態です。三権分立にも反している。事実ならば、内閣が吹っ飛ぶ大問題ですよ。しかも、事件をもみ消したとされる当時の刑事部長は、菅官房長官の秘書官を務めたことがあり、現在は共謀罪の運用に深く関わる警察庁組織犯罪対策部長だという。この人物も国会で証人喚問して事実を明らかにすべきです」
加計問題も、もみ消し疑惑も、根っこは同じだ。首相の側近だけが甘い汁を吸う。そのために行政も捜査もゆがめられる。権力側の疑惑は「問題ない」「違法性はない」の一言で片づけられ、異議を唱えれば、指示だか忖度だか知らないが、御用メディアも加担して怪情報が流され、社会的に抹殺されかねない。そういう疑念を生じさせていること自体が問題なのである。
■野党議員の本気度が問われている
「たとえ容疑の証拠がそろっていても、首相と昵懇なら逮捕を免れるというのなら、それはもう法治国家とは言えません。この政権では、法の下の平等という基本概念さえ蹂躙されている。韓国の前大統領の利益供与事件なんてかわいく見えるほど、日本の首相官邸が犯罪の巣窟になっている。これ以上、政治の私物化を許していいのでしょうか。恣意的な捜査や起訴をよしとして、敵対者は弾圧するような卑しい権力に共謀罪を持たせたら、日本は暗黒国家にまっしぐらです。共謀罪法案は、野党が体を張って阻止しなければならない。前川前次官や組織犯罪対策部長らの証人喚問を実現させて、縁故政治の実態を暴くことができないのなら、審議拒否しかありません。ここで政治家が覚悟を決めなくてどうするんですか。顔までさらしてレイプ被害を訴えた若い女性の勇気を無駄にしてはいけません」(本澤二郎氏=前出)
民進党が「正攻法の議論で戦うべきだ」とか「審議拒否は国民の理解を得られない」とか優等生ぶったところで、結局いいように押し切られるだけだ。淡々と審議に応じていることの方が理解できない。政権の御用メディアの批判を恐れて、萎縮しているだけじゃないのか。野党までが権力に忖度してどうする。
なにしろ、相手はマトモじゃないのである。自分が決めたことに立法府も国民も従って当然と思っている。最初から話し合う気もなく、強行採決を連発して恥じることもない。そういう最高権力者に対し、正攻法で勝てるわけがない。本気で国民生活と日本の未来を考えた行動なら、必ず国民に理解される時が来る。
「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあるのです。強行採決されそうになったら、野党議員が全員そろって議員辞職するという手もあります。体を張ってでも暴走政治を止める気概があるのか。自らの保身より、国民のことを考えて行動する覚悟があるのかどうか。野党議員の本気度が問われています」(森田実氏=前出)
この期に及んで覚悟を見せられないなら、その時こそ、民進党は国民から完全に見捨てられるだろう。
https://twitter.com/konishihiroyuki/status/869758270428258304?ref_src=twsrc^tfw&ref_url=http%3A%2F%2F%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%B3%95.jp%2Farchives%2F30597
小西ひろゆき (参議院議員)Verified account @konishihiroyuki 8:31 PM - 30 May 2017
共謀罪は衆院で約30時間の審議。一般に参院は衆院の7~8割が目安とされており、最大で30時間取っても、昨日のように一日6時間審議をすれば、あと「四日」で達してしまう。つまり、与党は再来週の会期中の強行採決が既定路線。前文科次官の証人喚問を要求し、衆参の全委員会で審議拒否すべきだ。
菅野完・緊急寄稿「私が預かった次の“籠池砲”」〈週刊朝日〉 AERA dot. 5/31(水) 11:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170530-00000062-sasahi-pol
籠池氏が15年、昭恵氏へ宛てた手紙(筆者提供)
森友学園問題は「安倍昭恵首相夫人のご意向」が財務省に“忖度”され、国有地が8億円も値引きされるという不可解な疑惑を生んだ。Xデーが近いとされる渦中の籠池泰典・森友学園前理事長から大量の資料を託された菅野完氏は、その中から昭恵氏に宛てたある手紙を発見し……。菅野氏の緊急寄稿をお届けする。
* * *
いま、私の仕事場には、籠池泰典氏及び森友学園から提供された段ボール9箱分の資料の山が積み上げられている。さらには、森友学園が使用していたメールアドレスの送受信内容も全て提供を受けた。問題の国有地で実施されたボーリング調査の結果や、設計・施工業者をはじめとする関係者による会議の議事録、そして、財務省近畿財務局の担当者とのメールのやりとりなどなど、様々な資料を横断的に読み込めば読み込むほど「安倍昭恵の存在なくして、このプロジェクトはなりたたなかった」という思いを抱かざるを得ない。
そもそも森友問題がこれほどまでに大きな問題になったのは、安倍晋三首相が国会で「(私立小学校の認可や国有地払い下げに)私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と答弁したからに他ならない。いわば、安倍首相が一人で勝手に森友問題を政局にしたようなものだ。
この答弁以降、メディアや野党議員は次々と「昭恵夫人と森友学園の親密さ」を裏付ける資料や証拠を提出してきた。しかしその度に、首相をはじめとする政権サイドは、わざと嘲笑してみせて「指摘は当たらない」とその場をごまかし、あるいは、「総理に対する侮辱である」と恫喝して逃げおおせてきた。
しかし首相がなんと言おうと、昭恵夫人が森友学園を懸命に支援していたことは事実だ。
例えばこの籠池氏が昭恵夫人に送った手紙のコピーはどうだろう? この手紙は前述の段ボール9箱分の資料の山から見つけた。
「9月5日実施いたします瑞穂の國記念小學院説明会の際ご講演賜ります旨、ご快諾いただき誠にありがとうございます」とあるように、手紙の内容は講演内容の打ち合わせだ。これまでも報じられてきたように、昭恵夫人は2015年9月5日、森友学園の幼稚園で講演し、小学校の名誉校長に就任している。しかし今回新たに見つかった手紙は、この講演が単なる「有名人の講演」ではなかったことを物語っている。「第一部といたしまして、午前10時より、弊校入学予定者・保護者に向けてお言葉を頂戴したいと存じます」という文言からわかるように、この講演の聴衆は「瑞穂の國記念小學院の学校説明会参加者」。つまり、この手紙は昭恵夫人に対し、「入学を検討している説明会参加者に、総理夫人の口から、学校の魅力を説明してくれ」と依頼しているのだ。
そして昭恵夫人はこの依頼内容通りの講演をする。今も残る当日の講演記録映像には、昭恵夫人が学校説明会参加者に対して、「籠池園長、副園長の本当に、熱い熱い思いを何度も聞かせて頂いて、この『瑞穂の國記念小學院』に何か私もお役に立てればいいなぁというふうに思っておりました」「こちらの教育方針が大変、主人も素晴らしいというふうに思っていて」と語る姿が記録されている。これはもはや、「森友学園の広告塔」としか呼べぬだろう。
籠池氏は、「あの前後あたりから、財務省の態度も大阪府の態度も変わった。神風が吹いたのはあのあたりからだ」と証言している。「学校説明会の参加者に学校の魅力を語ってくれ」などという露骨な「広告利用」を受諾した昭恵夫人が、森友学園による財務省や大阪府との交渉に、「なんの影響も与えなかった」「なんの関与もなかった」と考えるほうが無理があろう。
次々と明るみに出る物証はむしろ「昭恵夫人は積極的に森友学園を応援していた」という事実を裏付けているのだ。
「世間一般の人が思うような、通り一遍の付き合いではない。ほんまに仲よかった」という籠池氏の回顧に嘘はないだろう。
だが、籠池氏は今や逮捕目前。本人にのし掛かる重圧は、余人の想像を絶する。
さらには体調面の問題も抱えている。籠池氏の手帳を過去5年分精査したが、近畿財務局との会議より、政治家との密会よりも、通院記録が頻繁に登場する。過日実施された民進党ヒアリングで籠池氏本人が「このところ療養に努めていた」と申告した通り、確かに最近、体調は芳しくない。3月に行われた証人喚問の頃に比べて、みるからに体重は減り、頬はこけている。
体調面の不安だけではない。長年の夢であった小学校建設の途は途絶え、長年経営してきた学校法人は民事再生に追い込まれた。
だが、それでも本人は私の目の前で大好物の酢豚を快活に食い、喋る。一体、このバイタリティはどこから来るのか?
「自分でもわからん。僕かて人間や。しんどい時もある。でも寝てもおられんしなぁ」
証人喚問から2カ月。メディアの関心が低下したため見落とされがちだが、この間、森友問題に関しては次々と新しい事実が発覚している。
例えば、一時期世間を賑わせ、あたかも籠池氏こそが国有地売却問題で一方的に詐欺行為を働いたかのように喧伝された「価格の異なる三つの契約書」問題にしてもそうだ。平成28年1月29日に開催された「現場定例会議」議事録によれば、そもそも「補助金申請のために別見積り及び別契約が必要」と発議しているのは籠池側ではなく、設計を担当したキアラ建築研究機関の社員だったのだ。さらにこの発議に追い打ちをかけるように、施工を担当する藤原工業の社員が「契約書は藤原工業で保管したい」と申告。これに対して打ち合わせに同席した籠池夫人が「コンプライアンスに問題はないのか?」と質問し、キアラの社員が「問題ないように対応する」と返答する生々しいやりとりが記録されている。
民進党が実施したヒアリングで籠池氏が公開したメールのやりとりも、「籠池は少なくとも主犯ではない」ことをうかがわせる。このメールは当初、近畿財務局から国有地のボーリング調査データの提出を求められたキアラ及び藤原工業と、当時、森友学園の顧問弁護士を務めていた酒井康生氏でやりとりされていた。この間、籠池サイドにはなんの報告も上がっていない。にもかかわらず、<工事に関わるボーリング調査に関する資料は抹消いたしました>(16年4月10日付キアラのメール)などと、極めて重要な話が、籠池そっちのけで次々と決まっているのだ。籠池氏本人も「今、改めて当時を振り返り、このメールのやりとりを発見し、驚いている」と述べているが、確かに、印刷されたメールの文言や、業者・弁護士・財務省のやりとりを時系列で並べてみると、籠池サイドが完全に蚊帳の外に置かれていたことがよくわかる。
「僕、ほんまに知らんのよ。みな僕にあれこれ聞いてるけど、とりわけ、平成28年の春に酒井弁護士と契約してからはほんまに何も聞かされてない。わからんうちに、こうなってしもうた。世間の誰よりも、真相を知りたいのは僕や」
安倍首相、この問題を政局にしたのはあなただ。
あなたの予想とは裏腹に、深い関与が次々と明るみに出た以上、昭恵氏を証人喚問し、潔く、腹を召されてはいかがか?
※ 週刊朝日 2017年6月9日号
山口記者暴行疑惑に沈黙する野党と大手メディアを疑う 天木直人 2017-05-31
http://kenpo9.com/archives/1555
詩織さんの覚悟の衝撃記者会見から一日たって、きのうの日刊スポーツと日刊ゲンダイが大きく書いた。
あの夕刊フジまで小さいながらも書いた。
この事件を最初にスクープ報道し、今回の記者会見をセットした週刊新潮は明日発売の最新号で書くだろう。
ところが、大手新聞で書いたのは東京新聞ぐらいだ。
なぜこれほど重大な告発を大手新聞は黙殺するのか。
それよりさらに不可解なのは野党だ。
国会で取り上げた気配は全く無い。
この疑惑は、単なる一記者の暴行疑惑ではない。
安倍首相を持ち上げる情報操作の役割を担っている御用ジャーナリストだ。
この疑惑は単なる暴行疑惑ではない。
限りなく強姦に近い卑劣な行為だ。
詩織さんが記者会見で語ったところによれば、準強姦罪容疑で逮捕状まで用意して、帰国を待ち構えていた捜査員が、「上からの指示」で逮捕できなかったという事件だ。
詩織さんは、その上司とは当時の警視庁刑事部長だと聞いているとまで証言している。
最初にこの疑惑を書いた週刊新潮の先週号は、その部長は政権中枢(つまり安倍首相・菅官房長)に近い中村格組織犯罪対策部長らしいとまで書いている。
おりから共謀罪が強行採決されようとしている時だ。
おりから加計疑惑問題が大騒ぎになっている時だ。
前川前文科省事務次官の告発で、行政が安倍政権の下で不公正、不公平に歪められたと追及されている時だ。
犯罪捜査や立件までもが歪められていたとしたら、究極の国家犯罪だ。
しかも暴行という犯罪は、究極の女性差別であり人権侵害だ。
森友・加計疑惑どころの騒ぎではない。
安倍内閣は即刻吹っ飛ぶ。
なぜ野党はこんな重大な疑惑を国会で追及しないのか。
なぜ野党は詩織さんの国会証人喚問を求めないのか。
国会で追及されれば全国に知れ渡る。
全国に知れ渡れば、国民の半数を占める女性を敵に回すことになる。
私はこの詩織さんの記者会見が、このまま黙殺されて終わるのか、安倍内閣の終焉につながるのか、その進展如何で、日本という国の民主度、文化度がわかると思っている。
日本と日本国民の正体がわかると思っている(了)
籠池、前川、詩織 各氏が人生を賭けてるときに、粛々と国会進める民進党 反戦な家づくり 2017-05-31(Wed)
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1646.html
・・こうして3人の人々が、必死の告発をしている一方で、その代表のはずの国会はどうなっているか。
まなじりを決して、前川氏の証人喚問を求めて戦っているか?
なんとしても安倍を権力の座から引きずり下ろすために戦っているか?
何のことはない、衆議院と同じである。
あれこれ追及の真似事はするけれども、安倍やスガに 「知らない」「あたらない」「問題ない」と逃げ回られ、共謀罪の審議時間だけが着々と消化されていく。

「共謀罪」法案の対象犯罪 政治や選挙除外に批判 6/1(木) 7:30配信 神戸新聞NEXT
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-00000002-kobenext-soci
「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案をめぐり、同罪で処罰対象となる犯罪の選び方に批判の声が上がっている。政府は適用対象を当初の676から277に減らしたが、その除外された犯罪に、政治家や秘書が罪に問われることが多い公職選挙法違反などが含まれているためだ。参院で始まった審議に対し、法案に反対する大学教員や弁護士らは「線引きが恣意的」と指摘している。
「公権力を私物化するような犯罪が除外されている。選別のやり方が理解できない」
高山佳奈子京都大学大学院教授(刑法)は4月末、法案を審議した衆院法務委員会の参考人質疑で、公選法や政治資金規正法に違反する罪、警察による特別公務員職権乱用・暴行陵虐などの罪が対象となっていない点を批判した。
政府が「テロ等準備罪」を設ける根拠とする「国際組織犯罪防止条約」は、懲役・禁錮4年以上を定めた「重大犯罪」の合意などを対象犯罪とするよう求めている。日本では総数676に上るが、今回の法案は、適用対象となる組織的犯罪集団の関与が「現実的に想定されるもの」として277に絞った。
内訳は、ハイジャックなどテロの実行に関する犯罪=110▽覚醒剤の輸入等を含む薬物犯罪=29▽強制わいせつなど人身に関する搾取犯罪=28▽保安林の区域内での森林窃盗など、その他資金源犯罪=101▽偽証など司法妨害に関する犯罪=9。
大阪弁護士会で共謀罪問題に携わる永嶋靖久弁護士は「条約は、国会議員を含めた公務員の腐敗防止を求めているが、法案では、公選法や政治資金規正法などに違反する罪をすべて外している」と指摘。「『条約締結に法案が必要』という政府の説明は、全く信用できない」と話す。
自由法曹団兵庫県支部事務局長の松山秀樹弁護士も「対象犯罪の選び方が恣意的なうえ、一般の個人や事業者が対象になる犯罪をこれだけ多く対象にすることが問題」と語り、参院での廃案を訴えている。(段 貴則)
安倍晋三を強姦共謀罪で逮捕しろ 野次馬 (2017年6月 1日 03:30)
http://my.shadowcity.jp/2017/06/post-11196.html
無学者、論に負けず、という人場があるんだが、非学者とも言うな。「学問のない者は道理がわからず、がむしゃらに自分の説を押し通すので、議論にはなかなか負けないということ。無学な者と議論するのは徒労だといった意味もある」というんだが、アベシンゾー政権はまさにこの典型で、どれだけ証拠をつきつけられてもしらばっくれる。挙句追求されている最中なのに、裏でコソコソと証拠隠滅w とりあえず強姦罪の共謀でアベシンゾーも逮捕しろよw ・・
官邸の金庫番<本澤二郎の「日本の風景」(2623) 2017年06月01日
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52176162.html
<菅に列島から非難轟々>
連日、筆者の携帯電話に首相官邸の金庫番に対して、非難ごうごうの声である。官房長官の人気は低下する一方だ。「官房機密費にまとわりつく時事通信記者レベルだ」とこき下ろされている。特に、勇気ある前川喜平前文科事務次官をあざける菅会見、北朝鮮問題にいい加減にコメントする菅会見が、国民をイラつかせている。右の方からは「天皇退位問題を特例法で処理するやり方は、平成天皇のわがままだけを露出させている。許せん」との怒りの抗議も聞こえてきている。
<菅を証人喚問せよ!>
菅は、政府の立場を、日本国民に説明する広報官・スポークスマンである。他方で、莫大な官房機密費を自由自在に引き出せる裏の権限を有している。原資は国民の税金である。
血税を腐敗の原資にしてはならない。官邸の金庫に分厚い札束を運び込む財務省役人は、したがって官邸の様子を知る立場にあるため、運び人も仲間にして口封じをすることになる。
過去に、官房長官がマンションを購入したという事例もあるという。あるいは、金庫を駆使することで、たくさんの子分を作って、首相の権限を侵すこともある。昨今の安倍と菅の不和は、金をめぐる必然の流れであろう。
最近の菅批判の代表例は、文科省幹部に流布した内部文書(加計学園の獣医学部設置計画は、安倍の意向と記した安倍事件を決定づけた文書)を、事実だと勇気ある証言をした前文科事務次官を、記者会見であざけりの対象にした件である。
「自分たちが任命した事務次官を、嘲笑する行為は、天に唾する行為。それをわかってない菅会見に衝撃を受けた」
このほかには、
「北朝鮮ミサイルを、ある時はPAC3で撃墜する、ある時はイージス艦で撃ち落とす、元海将を利用して解説させる、経済水域に落下した残骸を放置する、時には頬かむりする。こんな発言を繰り返す菅に怒りを覚える」
「天皇退位を、今の天皇に限定する特例法で処理する。これに天皇は衝撃を受けている。すなわち、これだと平成天皇のわがままを天下にさらすことになる。これでは天皇は耐えられない。絶対に許せない」
以上が菅・安倍にに対する左右からの怒りの抗議である。菅を証人喚問せよ、の合唱も聞こえる昨今である。
<創価学会は共謀罪に怯える国民を忘れるな!>
多くの国民は、憲法が保障する人権が、共謀罪によって侵害される危険性に怯えている。共謀罪を政権が悪用すると、いかなる人物も自由を奪われる。まさに平成の治安維持法である。政府を批判することもできなくなる。通信の傍受が一般化する暗黒の社会が現実化する。
国連の人権理事会でも問題にされている。「北朝鮮のような日本」になることに、人々は恐怖を抱いている。
「共謀罪に一番敏感のはずの公明党創価学会が推進している。いったい裏で何があったのか。官房機密費に屈したのか」との懸念も噴き出している。
<怒りの元凶は忠犬・内閣記者会>
もしも、狂ったような菅の記者会見を、真正面から受け止めて質問・追及する新聞と放送の記者がいない、という昨今である。ジャーナリズムの衰退もきわまっている。多くが読売と産経レベルに堕してしまっている。
このような日本に貶めてしまった元凶は、記者の資質・劣化である。同時に、背後の新聞テレビの最高幹部が、官房機密費のお世話になってしまっている点にある。政治部の腐敗は極まっている。
筆者の現役のころは、首相との窓口は在京政治部長会だった。社長が首相の官房機密費にぶら下がることなど、想定さえできなかった。政治部長会の会費は高く、首相の料亭での接待には、政治部長会費で応じて、5分5分の関係、緊張関係を維持した。新聞人としての矜持を貫いた。
この禁を破った人物は、いうまでもなく読売のナベツネである。左翼から右翼に転向した人物だ。宇都宮徳馬が裏切り者と呼んだ唾棄すべき人間でもある。平成の妖怪である中曽根康弘の懐刀で知られる。権力と言論が結びついたことの脅威に、日本人はそろそろ気付くべき時である。
筆者の友人は「読売不買運動に拍車をかける時だ」と叫んでいるが、当然であろう。
<民主主義は韓国を見習え!>
韓国民の民主的クーデターで誕生した文在寅大統領は、日本の官房機密費に相当する資金を半額させて、それを雇用や福祉に回すと公約、実行していると報じられている。すばらしい。
それだけではない。公的な行事での食費以外は、すべて給与から支払うというのだ。これも立派だ。毎夜高級料理店で、時には妻や母親まで連れて、美食に吸い付く安倍との落差は、天地の開きがある。
一時は、宏池会に所属した菅にいいたい。宏池会を創設した池田勇人が首相になると、女房役の大平正芳は、池田に対して「ゴルフNO」「料亭NO」と約束させた。神奈川県の市議上がりに言っても分かるまいが?
2017年6月1日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
前川対策で「偽者の援助交際女性」を偽証言者としてでっちあげようとしている官邸の怪人 小野寺光一 2017年05月31日
http://archives.mag2.com/0000154606/20170531080027000.html
○現在、官邸の怪人(コードネーム 亡国のイージ○)は
前川前事務次官の証言に困り、その対策として
「偽者の援助交際女性」を証言者として でっちあげようとしている。
○前川前事務次官は、在職中に 新宿歌舞伎町の出会いバーに行ったことを
その目的として、「貧困女性の実態を知りたかった」「彼女たちの身の上話を聞いて、文科省の行政に役立てた」「別に法に触れることは何もやっていない」
と発言していたが、これは本当のことだと思われる。
○出会いバーの女性というのは、貧困を背景にしていることが多く、お金に困っているからだ。たとえば、今の大都会では、地方から出てきて、専門学校や大学に通っているのだが、父親が事業で倒産してしまった。そのため学費が払えない。奨学金もない。となるとお金を得るために、出会いバーに行ってしまうという女性も多いだろう。
○前川文科事務次官は、ワイドショーでその実態に衝撃を受けて
「給付式の奨学金」創設のために 実態を調査に行ったのだろう。
そして、そこで 「二人で雑談をする」ことで 雑談をするためのお金を
相手に渡し、身の上話を聞いて、どれだけお金に困っているかを知り
その中心に「高い学費が支払えない」「給付金の奨学金を多くの
学生が必要としている」「もし給付型の奨学金があれば多くの女学生が
出会いバーなどに行かず勉学に専念できるようになる」
それは彼女たちを救うことになると確信して、この前川事務次官は、給付式の奨学金創設にまい進したのだろう。
なんだかふと「タクシードライバー」という映画を思い出した。
タクシードライバーという映画は、実話にもとづいているのだが
世の中の不条理に悩む男性が、売春宿の女性を救うために
行動する場面が出てくる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC_(1976%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
「君を救いたいんだ」とジョデイフォスターにロバートデニーロが言う。
なんだか前川事務次官の行動は、「タクシードライバー」のロバートデニーロのようだ。
タクシードライバー
https://www.youtube.com/watch?v=V72qvAoMp6Y
しかし官邸の怪人は、この正義感のある前川事務次官を
おとしめるために、援助交際をしていたとか
女性といかがわしいことをしていたにちがいないと
でっちあげのブラックプロパガンダをしている。
しかし、前川事務次官の人格から、そんなことはする人間ではない
と多くの人が思い、前川事務次官の信頼が落ちないため、
なんと官邸の怪人は
偽者の「援助交際に誘われた」という女性を
でっちあげることで今、しかけようとしている。
警戒せよ。
この偽者の被害者をでっちあげる手法は、植草一秀氏を
えん罪で、でっちあげたときと同じである。
竹中経済金融行政の深い闇 by 植草一秀
http://satehate.exblog.jp/9954586/
ラジオ出演した前川前文科次官が教育勅語復活についても「政治の力で動いていった」「非常に危険」と批判 リテラ 2017.05.30
http://lite-ra.com/2017/05/post-3204.html
「これは私が実際に現職のときに確実に手に取って見たことのある文書ですから、存在している」
加計学園問題で発覚した文科省の内部文書を「本物」と証言し注目を集める前川喜平・前文科事務次官が、昨日、TBSラジオの『荒川強啓デイ・キャッチ!』に生出演。あらためて「怪文書」説を否定した。
すでに多くのメディアが伝えているように、今回のラジオ生放送で前川氏は、「この国家戦略特区での獣医学部新設に関わる文書って、もっともっとたくさんあるはずなんです」と言い、番組月曜レギュラーのジャーナリスト・青木理氏から「『総理のご意向』というものを前川さんが役所のトップとして感じていたことは間違いないですよね?」という質問にも「そうですね。少なくとも、言葉では聞いてましたからね」「私はこれは実際に内閣府の然るべき地位の方が語ったことであるということ自体は100%真実だと思っています」と回答。
また、安倍首相は昨日の参院本会議で「規制改革には抵抗勢力が必ず存在する」「あらゆる岩盤規制に挑戦していく決意だ」などと強弁、恥ずかしげもなく「改革を成し遂げた俺」という物語を捏造したが、この「岩盤規制」という安倍政権側の主張についても、前川氏は「私は岩盤規制という言葉は当たらないと思います」「獣医学部に関してはですね、やはり今後の人材需要っていうものを見通した上で考えなければいけないんで、無制限につくっていくっていう話ではない」と批判。
他方、菅義偉官房長官は「自身が責任者のときに堂々と言うべきではなかったか」などと前川氏をバッシングしているが、これに対して前川氏は「『これはおかしい』と思っていたんですがね、思っていたのに、やっぱりそれを本当に大きな声で言ったかっていえば、まあ文部科学省のなかで小さな声で言ってたと。結局私自身が乗り出して内閣府と対峙することをやったかっていうと、それはやってないわけです」と内省。「私が力不足、努力不足だったということは認めざるを得ないと思ってます」と話した。
このように、さまざまな質問に対して率直に語った前川氏だったが、じつはこの生出演では、加計学園問題のみならず、もうひとつ重要な指摘を行っていた。それは、安倍政権の独裁的な権力の濫用に危機感を抱いていたことだ。
たとえば、青木氏は、前川氏に対して教育行政のトップ官僚として安倍政権の姿勢をどう思っていたのかを質問。前川氏は昨年12月に成立した教育機会確保法を挙げ、「多様な学びの場」をつくっていく動きもあることを語るなど留保しつつも、こんなことを口にした。
「いまの政権のもとでもっていうのはちょっと語弊があるかもしれませんけど、いろんな、教育の分野で言えばいろんな方向での議論はあってですね、それこそ、国民を一色に染めてしまおうというような方向の議論もたしかに強いのは強いです。で、これは恐ろしいことだと思っていますけどね」



さらに、青木氏は教育勅語についても質問。塚本幼稚園で園児たちに教育勅語を暗唱させていることを2005年に東京新聞が文科省に取材し、その際に文部科学省幼児教育課は「教育勅語を教えるのは適当ではない。教育要領でも園児に勅語を暗唱させることは想定していない」とはっきり回答するなど、文科省は教育勅語に否定的な立場を取ってきた。しかし、青木氏は「教育勅語に対するその文科省の立場っていうのも、まさに在職中の話だと思いますけど、変わっていったっていう印象があるんですけども」と問うと、前川氏はこう答えた。
「変わりました。そこはもう政治の力で少しずつ少しずつスタンスが動いていったということは、私は認めざるを得ないと思います。だからここは、もういっぺん教育勅語っていうものをきちんと見直すっていうことは必要だと思いますね。そのズルズルズルッとですね、教育勅語を暗唱して、その精神を身に付けることが良いことだ、みたいなことになってしまうのは非常に危険だと思ってますね」
安倍政権によって「国民を一色に染めてしまおう」という議論が強くなった、「政治の力」で文科省のスタンスも動いていった──。この元トップ官僚が語る実感は、極めて重い指摘だろう。

そして、やはりあらためて感じるのは、安倍政権にとって前川氏のような官僚は、多分に目障りな存在であっただろうことだ。

本サイトで既報の通り、今年1月に突如もちあがった文科省の天下りあっせん問題で事務次官だった前川氏は引責辞任したが、それ以前の昨年秋の段階から前川氏は“出会い系バー通い”を杉田和博官房副長官に厳重注意されていた。どの省庁でも慣例化している天下りあっせんを、このときの文科省の件に限って官邸はスピーディーに対処し、問題発覚の翌日には官邸幹部が前川氏の責任に言及したが、まさにこれが安倍政権にとって“異分子”だった前川氏への報復だった可能性は高いだろう。
実際、前川氏は昨日の放送のなかでも、「(政治家への)面従腹背にも限度があってですね、もうこれ以上腹背できないっていうリミットはある」と官僚の矜持を述べる一方、「政権中枢に逆らえない雰囲気が強まってきたっていう印象はもってますね」と語った。
政権に逆らえない空気が強まるなか、「総理のご意向」というキラーワードを突きつける内閣府に異を唱えた文科省の役人たち。少なくとも「国民全体の奉仕者」という精神が生きているように思えるが、それは前川氏にも感じられるものだ。
たとえば、前川氏は退任した際に文科省の全職員に送ったメールのなかで〈私たちの職場にも少なからずいるであろうLGBTの当事者、セクシュアル・マイノリティの人たちへの理解と支援〉や〈様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会〉の創造を呼びかけ、〈気は優しくて力持ち、そんな文部科学省をつくっていってください〉と締めくくっていた。
また、「AERA」(朝日新聞出版)2017年6月5日号のインタビューのなかでも、前川氏は「(在職中は)高校無償化や大学の給付型奨学金などに積極的に取り組んだ。私は貧困問題が日本の一番の問題だと思っている」と述べている。
安倍首相の政策とは相異なる、あまりにも真っ当な見識だ。森友学園問題では政権の言いなりになった財務省の呆れた答弁を見続けてきた後では、このような人物が事務次官というポストに就いていたこと自体が信じられないくらいだ。
さらに、前川氏は退官後には夜間中学の先生や低所得の子どもの学習支援などのボランティア活動に参加。ボランティア団体やNPOのスタッフたちは、いかに前川氏が熱心に取り組んでいたかをテレビ番組やブログなどで証言しているが、この点もラジオでは話題に。青木氏が「なんで事務次官って言わないで、こっそりというか、普通にホームページ通じて(ボランティアに)申し込まれていたことが、いま、ネットで話題になっているみたいですけど」と話すと、前川氏はさらっとこう返答した。
「そうですか。いや、別にただのおじさんですからね。別にそんな、辞める前にどんなポストにいたかなんて関係ないですからね」
こうした人物が、いや、こうした人物だからこそ、安倍政権の攻撃に晒される現状。加計学園問題は、内閣人事局による人事権と謀略によって官僚を掌握し、行政を骨抜きにして絶対主義を築きつつあることも明らかにしているのだ。
(編集部)
加計ありきは安倍首相の直接指示か 市長も「総理が主導」 日刊ゲンダイ 2017年5月31日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206389
“腹心の友”の獣医学部新設に「総理のご意向」をにおわす新事実が現地の愛媛・今治市でも続出している。
国家戦略特区に指定された今治市で、加計学園が事業主体として認定された今年1月から遡ること約3カ月。昨年の秋口から菅良二(かん りょうじ)・今治市長は「(学部新設は)安倍総理がリーダーシップを持ってやるから、安心してほしい」と地元政界関係者に語っていたという。
「今治加計獣医学部を考える会」の黒川敦彦共同代表は、「市長の発言は私も聞いています。市の文書にも『首相主導』と明記されています」と語った。
文書とは、市企画財務部が昨年11月10日に作成した「国家戦略特区の制度を活用した取組の進捗状況について」。特区制度を図で示した表題には「『総理・内閣主導』の枠組み」と太字で記されているから、分かりやすい。
■ゴリ押し審議官は学部新設に「後ろ向き」だった
「今治市の『総理・内閣主導』との認識を示すもので、『今後のスケジュール』と題されたページには『平成30年 開学』と明記されています。『首相主導』を意識して加計ありきのタイトな日程で進めたことを物語っています」(黒川敦彦氏)
興味深いのは、文科省の「総理の意向文書」で、昨年9~10月に「早期開学」を強硬に求めた内閣府の担当審議官が、市への説明では学部新設に消極的だったらしいことだ。
昨年2月、今治市議会に提示された「大学獣医学部の新設について」との資料。内閣府の藤原豊審議官と市側のやりとりをまとめたもので、「(藤原氏より)新設大学への財政支援による今後の財政悪化や人口減少により学生が本当に集まるのか危惧されていた」との記載があるという。26日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」が報じていた。
消極的だった藤原氏が突如、強硬姿勢に変わったのはなぜか。菅市長の発言や市資料の文言通り「首相が主導」したのか。“加計ありき”は安倍の「直接指示」を疑わせるのだ。
(取材協力=ジャーナリスト・横田一氏)
https://twitter.com/rappresagliamth/status/869592328423358464/photo/1

オーイ中村君!<本澤二郎の「日本の風景」(2622) 2017年05月31日
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52176062.html
<悪の官邸にワルの役人>
その昔、オーイ中村君という流行歌があった。それを思い出してしまった。昨日も、官邸筋から緊急の電話が入った。安倍―菅体制のもとで大活躍している中村君のことである。悪の首相には、ワルの役人がいる。そうでないと、首相自ら抜刀して戦わねばならない。そうだと国民は、犯人の首相を容易に見つけることが出来る。安倍は違う。ワルの役人を使う。官邸筋いわく「安倍のワルは、菅ともう一人が中村」と断じたものだ。頷ける情報であるが、中村君の活躍には感心するほかない。
<ソウル―ワシントン―東京>
ソウルの大統領犯罪は、韓国民の決起によって、最終的に大統領を監獄にぶち込んでしまった。軍人大統領の娘も、国民の怒りの前に、あえなく失脚してしまった。
いまワシントンの主が「ロシアゲート」事件で、弾劾されるかもしれない、という予測が拡大してきた。G7首脳会議後に、ドイツのメルケル首相は「欧州の自立」を叫び始めた。大統領選に敗れたヒラリー・クリントンがトランプ批判に立ち上がった(爆)。ワシントンは、東京もそうだが、暑い夏を迎えることになるかもしれない。
さて、日本はどうか。共謀罪の強行に走る日本も、民主主義が生きていれば、安倍も森友と加計の爆弾さく裂によって撃墜される。野党と新聞テレビが決起すれば、安倍も同じ運命が待ち構えている。議会と言論に焼きが回っ入るのかどうか?
<TBS記者強姦魔を救済した警視庁刑事部長>
それにしても、安倍側近TBSジャーナリストの強姦事件を、見事にもみ消した警視庁の中村刑事部長には驚かされた。

被害者の訴えと現場の捜査で逮捕状を取った。裁判所も許可した。それを行政官にすぎない中村君が握りつぶしたのだ。逮捕されるのは、刑事部長の方である。三権分立も形無しである。警視庁の腐敗も深刻だ。
薬物を使って女性の意識をもうろうとさせてレイプするという邪悪な医師のことを聞いたことがあるが、TBS記者も同じ手口で詩織さんを強姦したもので、悪辣きわまりない。終身刑が相当であろう。このレイプ事件について昭惠が「いいね」とネットで評価したという。
安倍夫妻の狂気には、呆れてモノも言えない。
<いま前川証言潰しの主役>
中村君は、民主党の枝野官房長官秘書官、続く菅官房長官秘書官、そして警視庁刑事部長、現在は組織犯罪部長という。
前文科事務次官のバー通いを見つけ、安倍と菅に知らせた人物という。お見事だ。これを読売が1面トップで報じた。加計学園事件のもみ消しを図ったものだ。「中村君は安倍と菅の御用聞きどころか、犯罪隠しの主役として大活躍」というのである。
安倍と菅に頼りにされる中村君ゆえに、TBS記者の強姦逮捕事件までもみ消したのだろう。中村君は女性の人権・憲法の人権規定を知らない。官邸の番犬を任じて恥じない悪徳役人なのか。
前川喜平氏の素行調査をしていた警視庁に、官僚の多くは仰天したに違いない。むろん、恐怖を感じて、これまで以上に官邸との距離を置くようになるのであろう。
<徳洲会疑獄でも大活躍>
中村君が、秘書官を辞めた原因は「例の徳洲会疑獄事件と関係している」との意外な情報も寄せられてきた。徳洲会疑獄というと、すぐに石原慎太郎の犯罪を連想する国民も多い。
医療行政を逆手にとっての暴利を暴かれそうになった徳洲会を、当時、菅の秘書官だった中村君が助っ人に入り、徳洲会疑獄捜査を止めてしまった?この時の莫大な裏金を、関係者は今も問題にしている。
「徳洲会の鈴木理事長と中村君の関係は、内部で有名」というのである。元法務大臣が「捜査機関は、事件を摘発することも、握りつぶすことも、両方をこなしている犯罪組織」と言っていたことを思い出してしまった。極右政権の下では、官邸の犯罪は庶民の想像をはるかに超えているのであろう。
<ひょっとして我が家の東芝医療事故潰しも>
筆者は、20年前に息子を医療事故で植物状態にさせられてしまった。それでも、必死の家庭介護で、鼻からの食事を口から食べさせるようにした。同時に、車いすにも乗せて生活、意識も大分蘇らせることに成功した。
ところが、2010年4月8日風邪による誤嚥性肺炎で、近くの東芝病院に緊急入院したのだが、数時間後にタンが喉に詰まって窒息死させられた。それでも、医師と病院の無反省と謝罪なしに、1年後の8月15日に警視庁に業務上過失致死で告訴した。
一応、書類送検したものの、東京地検の松本朗検事は不起訴にした。この間、何度か警察OBの亀井静香氏から、刑事部長にハッパをかけてもらったが、成果は出なかった。東芝の意向に屈したのだが、この時の刑事部長も中村君?なのか。亀井氏は知っている。
加計事件のように「安倍の意向」で対応すればよかったのかもしれないが、そこまでは亡くなった息子が許さない。
中村君と菅と昭惠の証人喚問で、安倍の運命もソウルと同じことになる。ソウルーワシントンー東京の連鎖には、歴史を感じてしまう。
議会審議を止める野党国対で、安倍を撃墜させることが、天の声である。出来なければ、小沢一郎を含めて、みな議員失格である。
2017年5月31日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
https://twitter.com/HON5437/status/867300151450148864/photo/1
HOM55 @HON5437 1:44 AM - 24 May 2017
安倍政権と #加計学園 の関係。
あの人も、この人も、みんな加計学園でつながっている。こんな偶然が重なるなんて事は有り得ない。
獣医学部の設置に総理の関与がないとは到底信じられない!どう見てもおかしい! #拡散希望

加計問題 内閣参与も特区推進を前川氏に要請 文春オンライン 5/31(水) 16:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170531-00002726-bunshun-pol
政権を揺るがした前川証言 ©共同通信社
加計学園の獣医学部新設問題で、内閣官房参与(当時)の木曽功氏が、前川喜平文部科学省事務次官(当時)に対し、国家戦略特区制度で、獣医学部新設を進めるよう働きかけていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。
前川氏によれば、昨年8月下旬、木曽氏は次官室を訪ね、次のように要請したという。
「国家戦略特区制度で、今治に獣医学部を新設する話、早く進めてほしい。文科省は(国家戦略特区)諮問会議が決定したことに従えばいいから」
当時は、内閣改造で特区を担当する地方創生相が石破茂氏から山本幸三氏に代わった直後で、止まっていた獣医学部新設が大きく動き始めていた時期だった。
木曽氏は、元文科省の官僚で、前川氏の3期先輩にあたり、14年4月から内閣官房参与に任命されていた。一方、16年4月からは加計学園理事兼千葉科学大学学長にも就任しており、加計学園の利害関係者でもあった。
木曽氏は「前川さんと会い、様々な話をしたのは事実です。獣医学部の件も話したと思いますが、加計学園理事としてで、内閣官房参与として会ったわけではありません」と回答した。
この問題では、前川氏は木曽氏の要請の翌月上旬に、和泉洋人首相補佐官から「総理が自分の口から言えないから、私が言うんだ」と特区推進を要求されたと証言している。
官邸関係者による文科省への新たな要請が明らかになったことで、首相官邸からの圧力の有無が、さらに論議を呼びそうだ。
「週刊文春」6月1日発売号では、首相官邸からの圧力や“出会い系バー”に関する重要証言を掲載している。
「週刊文春」編集部
狙撃兵 文科省は不当な支配に服すな 長周新聞 2017年5月26日付
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/sogekiheimonkasyouhahutounasihainikultusuna.html
加計学園をめぐる問題はついに文科省の前次官が名乗りを上げ、「首相のご意向」と記した文書の存在を暴露する事態に発展した。官邸は「怪文書のようなもの」と切り捨て、文科省は文書の存在について「確認できなかった…」と曖昧な表現にとどめていたが、当事者である文科省の前トップが実名と顔をさらしたうえで、官邸からの圧力に屈したことへの懺悔とともに「元公僕として、この文書をなかったことにはできない」「行政が歪められた」と証言し、あわよくば逃げ切ろうとしていた権力の首根っこをつかんで引きずり戻した。それは、霞ヶ関は財務省の佐川理財局長のような忖度官僚ばかりなのかと幻滅していた世間に対して、公僕としての矜持を持っている者もいることを教えた。この文科省官僚の有志たちが発信するブログ『奇兵隊 前へ!』の奇兵隊が何を意味するのかはわからないが、この際、官僚たちはつまらない忖度などやめて、草莽崛起(そうもうくっき)して後に続け! と思う。
当事者が腹をくくって暴露するという行為は重い意味を持つ。これが顔の見えないずるい内部告発やタレコミの類いであれば、信憑性に欠ける「怪文書」で片付けることもできるが、相手が次官では逃げ場はない。問題になってきた森友学園にしても加計学園にしても、みな“教育”を騙るものの周囲で政治とカネをめぐる薄汚い疑惑が浮上している以上、文科省としてもどのような振る舞いをしてきたのか、その懺悔の内容はもっと豊かで具体性をともなったものとして検証されなければならない。また、首相及び官邸がどのような圧力をかけたのか白日の下にさらさなければならない。
旧教育基本法では「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである」と明記していた。その文言を第一次安倍政府が取り除いて10年以上が経過した今日、教育行政を司る文科省自身が不当な支配に服し、国民全体に責任を負うのではなく、森友とか加計のようなアベ友に責任を負わされるというデタラメな関係を暴露している。
あまりにもまともでない腐敗権力に対してそれを律する力が問われている。モリ、カケときて2ストライクに追い込まれながら、なおも安倍政府の粘り腰は続いている。彼らはバッターアウトを宣告されても総辞職することなく、解釈変更で「4ストライクまで良し」とかいい出しそうである。潔く非を認めるような相手でない以上、国民的な力で引きずり降ろさなければ腐敗権力の暴走は続く。
吉田充春

レイプ犯から殺人犯まで、安倍晋三周辺の犯罪者たち simatyan2のブログ 2017-05-31 15:21:09
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12279537684.html
https://twitter.com/sangituyama/status/869382180039831553
こたつぬこ @sangituyama 7:37 PM - 29 May 2017
ワイドスクランブル。今治市の関係者が証言。「市長が安倍総理のリーダーシップで設置されるとさかんに吹聴していた」。周囲が沈黙するなか証言をしたのは「前川さんの証言をみて。あったことをなかったとはできないから」

財務省が明日6月1日に森友学園文書を完全消去の計画! 安倍政権の情報隠蔽はもはや独裁国家並みだ リテラ 2017.05.31
http://lite-ra.com/2017/05/61.html
野党は国会を止めよ 前川証人喚問は民主主義の天王山 日刊ゲンダイ 2017年5月31日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206465

野党は何を(プロレスを)やっているのか。「共謀罪」法案が30日、参院法務委員会で安倍首相も出席して質疑を行い、実質審議入りした。国会会期末まで20日間。与党がその気なら、ギリギリ法案を成立させられる日程だ。
安倍の「腹心の友」が理事長を務める加計学園をめぐる問題では、文科省の前川前次官が、「総理のご意向」などと書かれた内部文書は「本物だ」と断言。野党は、要求してきた前川氏の証人喚問も拒否され続けているのに、なぜ、参院での審議入りをやすやすと認めてしまうのか。与党が証人喚問に応じるまで徹底抗戦すればいい。証人喚問が実現しないなら、今すぐ国会審議をすべてストップさせるべきだ。
加計学園の問題は、いまや国民の重大な関心事だ。首相の親友のために、公平公正であるべき行政がゆがめられたという疑念。これは権力の乱用の問題なのである。ウヤムヤに終わらせてはいけない。
30日の法務委でも加計学園の問題について質問されたが、安倍は「違法なことは何もない」の一点張りだった。前川氏の証人喚問も「委員会が決めること」と言って事実上、拒否した。
「やましいことがないのなら、正々堂々と証人喚問をやってハッキリさせればいい。前川前次官の証人喚問は、この国の民主主義にとって正念場です。権力の私物化は本当になかったのか、真実を明らかにする必要がある。今のように委員会で押し問答をやっていたって、政府側はのらりくらりで、そのうち審議時間の目安になる30時間が経ったからと、共謀罪法案の採決を強行する。これまでも、その繰り返しじゃないですか。それで国会が閉じたら、数々の疑惑にも知らん顔になってしまうだけです。会期末までもうあまり時間がない。野党が今すべきなのは、すべての国会審議を止めることです。野党がボイコットしても、自民、公明、維新の3党で法案を成立させるかもしれませんが、そんな異様な事態になれば、さすがに国民も『これはおかしい』と思う。共謀罪の正当性にも疑問符がつく。それには野党第1党の民進党が戦う覚悟を決めることですが、おとなしく審議に応じた上に、首相から『支持率が低い』などとバカにされている体たらくで、情けないの一言です」(政治評論家・森田実氏)
■民進党が消滅しても共謀罪を止めた功績は残る
このままズルズルと審議時間だけが積み重なり、前川氏の証人喚問も実現しないまま、共謀罪法案が成立なんてことになったら、目も当てられない。
民進党執行部は、口では「共謀罪は絶対に阻止する」とか言うが、じゃあ、その覚悟を見せてくれよ! と言いたくなる。
「本気で止めたいなら、どうして審議拒否しないのか。どうせ、数の力で押し切られるとハナから諦めムードなのです。国会審議の場で疑惑を追及し、政権に少しでもダメージを与えられればいいという程度の軽い考えでいるのなら、反対のポーズは今すぐやめた方がいい。野党議員は、なぜ大勢の年配の人が国会前で共謀罪に反対して立っているのか、考えたことがあるのでしょうか。自分や親族に治安維持法でひどい目に遭った人がたくさんいるからです。そういう人たち一人一人の話を聞こうともせず、党利党略で国会戦術を考えている野党なら、存在意義はない。審議を止めて、解散・総選挙に打って出られることを恐れているフシもありますが、選挙になったって、いいじゃないですか。解散になれば、共謀罪を葬ることができる。たとえ選挙で負けて民進党が消滅しても、悪しき共謀罪を止めたという功績は歴史に残ります。国民のために働くとは、そういうことではないでしょうか」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
2つの学園問題も事件もみ消し疑惑も根っこは同じ
本気で国民のことを考えた行動なら、野党が多少、荒っぽいことをしたって、世論はついてくる。
特に今は、加計学園をめぐる問題で国民の疑念が高まっている。森友学園問題だって、何ひとつ明らかになっていない。関係書類を次々と廃棄する隠蔽体質。最高権力者の仲間内に便宜が図られる忖度行政の横行。不都合な存在はどんな手を使っても排除する恐怖政治……。政府に対する国民の不審は、頂点に達している。さらには、安倍に近いジャーナリストの準強姦事件がもみ消された疑惑まで浮上しているのだ。
被害女性が29日、「ジャーナリストの山口敬之氏にレイプされた」と顔と名前を出して会見したことは衝撃的だった。証拠がそろい、山口氏への逮捕状も発行されたのに、逮捕直前に「上からの指示」で見送られ、その後、山口氏は嫌疑不十分で不起訴になったという。この東京地検の判断を不服として、被害女性は検察審査会に申し立てた。
政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「当時の刑事部長の判断で逮捕は見送られたそうですが、裁判所が令状を出したのに、それを一行政官が握り潰すなんて異常事態です。三権分立にも反している。事実ならば、内閣が吹っ飛ぶ大問題ですよ。しかも、事件をもみ消したとされる当時の刑事部長は、菅官房長官の秘書官を務めたことがあり、現在は共謀罪の運用に深く関わる警察庁組織犯罪対策部長だという。この人物も国会で証人喚問して事実を明らかにすべきです」
加計問題も、もみ消し疑惑も、根っこは同じだ。首相の側近だけが甘い汁を吸う。そのために行政も捜査もゆがめられる。権力側の疑惑は「問題ない」「違法性はない」の一言で片づけられ、異議を唱えれば、指示だか忖度だか知らないが、御用メディアも加担して怪情報が流され、社会的に抹殺されかねない。そういう疑念を生じさせていること自体が問題なのである。
■野党議員の本気度が問われている
「たとえ容疑の証拠がそろっていても、首相と昵懇なら逮捕を免れるというのなら、それはもう法治国家とは言えません。この政権では、法の下の平等という基本概念さえ蹂躙されている。韓国の前大統領の利益供与事件なんてかわいく見えるほど、日本の首相官邸が犯罪の巣窟になっている。これ以上、政治の私物化を許していいのでしょうか。恣意的な捜査や起訴をよしとして、敵対者は弾圧するような卑しい権力に共謀罪を持たせたら、日本は暗黒国家にまっしぐらです。共謀罪法案は、野党が体を張って阻止しなければならない。前川前次官や組織犯罪対策部長らの証人喚問を実現させて、縁故政治の実態を暴くことができないのなら、審議拒否しかありません。ここで政治家が覚悟を決めなくてどうするんですか。顔までさらしてレイプ被害を訴えた若い女性の勇気を無駄にしてはいけません」(本澤二郎氏=前出)
民進党が「正攻法の議論で戦うべきだ」とか「審議拒否は国民の理解を得られない」とか優等生ぶったところで、結局いいように押し切られるだけだ。淡々と審議に応じていることの方が理解できない。政権の御用メディアの批判を恐れて、萎縮しているだけじゃないのか。野党までが権力に忖度してどうする。
なにしろ、相手はマトモじゃないのである。自分が決めたことに立法府も国民も従って当然と思っている。最初から話し合う気もなく、強行採決を連発して恥じることもない。そういう最高権力者に対し、正攻法で勝てるわけがない。本気で国民生活と日本の未来を考えた行動なら、必ず国民に理解される時が来る。
「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあるのです。強行採決されそうになったら、野党議員が全員そろって議員辞職するという手もあります。体を張ってでも暴走政治を止める気概があるのか。自らの保身より、国民のことを考えて行動する覚悟があるのかどうか。野党議員の本気度が問われています」(森田実氏=前出)
この期に及んで覚悟を見せられないなら、その時こそ、民進党は国民から完全に見捨てられるだろう。
https://twitter.com/konishihiroyuki/status/869758270428258304?ref_src=twsrc^tfw&ref_url=http%3A%2F%2F%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%B3%95.jp%2Farchives%2F30597
小西ひろゆき (参議院議員)Verified account @konishihiroyuki 8:31 PM - 30 May 2017
共謀罪は衆院で約30時間の審議。一般に参院は衆院の7~8割が目安とされており、最大で30時間取っても、昨日のように一日6時間審議をすれば、あと「四日」で達してしまう。つまり、与党は再来週の会期中の強行採決が既定路線。前文科次官の証人喚問を要求し、衆参の全委員会で審議拒否すべきだ。
菅野完・緊急寄稿「私が預かった次の“籠池砲”」〈週刊朝日〉 AERA dot. 5/31(水) 11:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170530-00000062-sasahi-pol
籠池氏が15年、昭恵氏へ宛てた手紙(筆者提供)
森友学園問題は「安倍昭恵首相夫人のご意向」が財務省に“忖度”され、国有地が8億円も値引きされるという不可解な疑惑を生んだ。Xデーが近いとされる渦中の籠池泰典・森友学園前理事長から大量の資料を託された菅野完氏は、その中から昭恵氏に宛てたある手紙を発見し……。菅野氏の緊急寄稿をお届けする。
* * *
いま、私の仕事場には、籠池泰典氏及び森友学園から提供された段ボール9箱分の資料の山が積み上げられている。さらには、森友学園が使用していたメールアドレスの送受信内容も全て提供を受けた。問題の国有地で実施されたボーリング調査の結果や、設計・施工業者をはじめとする関係者による会議の議事録、そして、財務省近畿財務局の担当者とのメールのやりとりなどなど、様々な資料を横断的に読み込めば読み込むほど「安倍昭恵の存在なくして、このプロジェクトはなりたたなかった」という思いを抱かざるを得ない。
そもそも森友問題がこれほどまでに大きな問題になったのは、安倍晋三首相が国会で「(私立小学校の認可や国有地払い下げに)私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と答弁したからに他ならない。いわば、安倍首相が一人で勝手に森友問題を政局にしたようなものだ。
この答弁以降、メディアや野党議員は次々と「昭恵夫人と森友学園の親密さ」を裏付ける資料や証拠を提出してきた。しかしその度に、首相をはじめとする政権サイドは、わざと嘲笑してみせて「指摘は当たらない」とその場をごまかし、あるいは、「総理に対する侮辱である」と恫喝して逃げおおせてきた。
しかし首相がなんと言おうと、昭恵夫人が森友学園を懸命に支援していたことは事実だ。
例えばこの籠池氏が昭恵夫人に送った手紙のコピーはどうだろう? この手紙は前述の段ボール9箱分の資料の山から見つけた。
「9月5日実施いたします瑞穂の國記念小學院説明会の際ご講演賜ります旨、ご快諾いただき誠にありがとうございます」とあるように、手紙の内容は講演内容の打ち合わせだ。これまでも報じられてきたように、昭恵夫人は2015年9月5日、森友学園の幼稚園で講演し、小学校の名誉校長に就任している。しかし今回新たに見つかった手紙は、この講演が単なる「有名人の講演」ではなかったことを物語っている。「第一部といたしまして、午前10時より、弊校入学予定者・保護者に向けてお言葉を頂戴したいと存じます」という文言からわかるように、この講演の聴衆は「瑞穂の國記念小學院の学校説明会参加者」。つまり、この手紙は昭恵夫人に対し、「入学を検討している説明会参加者に、総理夫人の口から、学校の魅力を説明してくれ」と依頼しているのだ。
そして昭恵夫人はこの依頼内容通りの講演をする。今も残る当日の講演記録映像には、昭恵夫人が学校説明会参加者に対して、「籠池園長、副園長の本当に、熱い熱い思いを何度も聞かせて頂いて、この『瑞穂の國記念小學院』に何か私もお役に立てればいいなぁというふうに思っておりました」「こちらの教育方針が大変、主人も素晴らしいというふうに思っていて」と語る姿が記録されている。これはもはや、「森友学園の広告塔」としか呼べぬだろう。
籠池氏は、「あの前後あたりから、財務省の態度も大阪府の態度も変わった。神風が吹いたのはあのあたりからだ」と証言している。「学校説明会の参加者に学校の魅力を語ってくれ」などという露骨な「広告利用」を受諾した昭恵夫人が、森友学園による財務省や大阪府との交渉に、「なんの影響も与えなかった」「なんの関与もなかった」と考えるほうが無理があろう。
次々と明るみに出る物証はむしろ「昭恵夫人は積極的に森友学園を応援していた」という事実を裏付けているのだ。
「世間一般の人が思うような、通り一遍の付き合いではない。ほんまに仲よかった」という籠池氏の回顧に嘘はないだろう。
だが、籠池氏は今や逮捕目前。本人にのし掛かる重圧は、余人の想像を絶する。
さらには体調面の問題も抱えている。籠池氏の手帳を過去5年分精査したが、近畿財務局との会議より、政治家との密会よりも、通院記録が頻繁に登場する。過日実施された民進党ヒアリングで籠池氏本人が「このところ療養に努めていた」と申告した通り、確かに最近、体調は芳しくない。3月に行われた証人喚問の頃に比べて、みるからに体重は減り、頬はこけている。
体調面の不安だけではない。長年の夢であった小学校建設の途は途絶え、長年経営してきた学校法人は民事再生に追い込まれた。
だが、それでも本人は私の目の前で大好物の酢豚を快活に食い、喋る。一体、このバイタリティはどこから来るのか?
「自分でもわからん。僕かて人間や。しんどい時もある。でも寝てもおられんしなぁ」
証人喚問から2カ月。メディアの関心が低下したため見落とされがちだが、この間、森友問題に関しては次々と新しい事実が発覚している。
例えば、一時期世間を賑わせ、あたかも籠池氏こそが国有地売却問題で一方的に詐欺行為を働いたかのように喧伝された「価格の異なる三つの契約書」問題にしてもそうだ。平成28年1月29日に開催された「現場定例会議」議事録によれば、そもそも「補助金申請のために別見積り及び別契約が必要」と発議しているのは籠池側ではなく、設計を担当したキアラ建築研究機関の社員だったのだ。さらにこの発議に追い打ちをかけるように、施工を担当する藤原工業の社員が「契約書は藤原工業で保管したい」と申告。これに対して打ち合わせに同席した籠池夫人が「コンプライアンスに問題はないのか?」と質問し、キアラの社員が「問題ないように対応する」と返答する生々しいやりとりが記録されている。
民進党が実施したヒアリングで籠池氏が公開したメールのやりとりも、「籠池は少なくとも主犯ではない」ことをうかがわせる。このメールは当初、近畿財務局から国有地のボーリング調査データの提出を求められたキアラ及び藤原工業と、当時、森友学園の顧問弁護士を務めていた酒井康生氏でやりとりされていた。この間、籠池サイドにはなんの報告も上がっていない。にもかかわらず、<工事に関わるボーリング調査に関する資料は抹消いたしました>(16年4月10日付キアラのメール)などと、極めて重要な話が、籠池そっちのけで次々と決まっているのだ。籠池氏本人も「今、改めて当時を振り返り、このメールのやりとりを発見し、驚いている」と述べているが、確かに、印刷されたメールの文言や、業者・弁護士・財務省のやりとりを時系列で並べてみると、籠池サイドが完全に蚊帳の外に置かれていたことがよくわかる。
「僕、ほんまに知らんのよ。みな僕にあれこれ聞いてるけど、とりわけ、平成28年の春に酒井弁護士と契約してからはほんまに何も聞かされてない。わからんうちに、こうなってしもうた。世間の誰よりも、真相を知りたいのは僕や」
安倍首相、この問題を政局にしたのはあなただ。
あなたの予想とは裏腹に、深い関与が次々と明るみに出た以上、昭恵氏を証人喚問し、潔く、腹を召されてはいかがか?
※ 週刊朝日 2017年6月9日号
山口記者暴行疑惑に沈黙する野党と大手メディアを疑う 天木直人 2017-05-31
http://kenpo9.com/archives/1555
詩織さんの覚悟の衝撃記者会見から一日たって、きのうの日刊スポーツと日刊ゲンダイが大きく書いた。
あの夕刊フジまで小さいながらも書いた。
この事件を最初にスクープ報道し、今回の記者会見をセットした週刊新潮は明日発売の最新号で書くだろう。
ところが、大手新聞で書いたのは東京新聞ぐらいだ。
なぜこれほど重大な告発を大手新聞は黙殺するのか。
それよりさらに不可解なのは野党だ。
国会で取り上げた気配は全く無い。
この疑惑は、単なる一記者の暴行疑惑ではない。
安倍首相を持ち上げる情報操作の役割を担っている御用ジャーナリストだ。
この疑惑は単なる暴行疑惑ではない。
限りなく強姦に近い卑劣な行為だ。
詩織さんが記者会見で語ったところによれば、準強姦罪容疑で逮捕状まで用意して、帰国を待ち構えていた捜査員が、「上からの指示」で逮捕できなかったという事件だ。
詩織さんは、その上司とは当時の警視庁刑事部長だと聞いているとまで証言している。
最初にこの疑惑を書いた週刊新潮の先週号は、その部長は政権中枢(つまり安倍首相・菅官房長)に近い中村格組織犯罪対策部長らしいとまで書いている。
おりから共謀罪が強行採決されようとしている時だ。
おりから加計疑惑問題が大騒ぎになっている時だ。
前川前文科省事務次官の告発で、行政が安倍政権の下で不公正、不公平に歪められたと追及されている時だ。
犯罪捜査や立件までもが歪められていたとしたら、究極の国家犯罪だ。
しかも暴行という犯罪は、究極の女性差別であり人権侵害だ。
森友・加計疑惑どころの騒ぎではない。
安倍内閣は即刻吹っ飛ぶ。
なぜ野党はこんな重大な疑惑を国会で追及しないのか。
なぜ野党は詩織さんの国会証人喚問を求めないのか。
国会で追及されれば全国に知れ渡る。
全国に知れ渡れば、国民の半数を占める女性を敵に回すことになる。
私はこの詩織さんの記者会見が、このまま黙殺されて終わるのか、安倍内閣の終焉につながるのか、その進展如何で、日本という国の民主度、文化度がわかると思っている。
日本と日本国民の正体がわかると思っている(了)
籠池、前川、詩織 各氏が人生を賭けてるときに、粛々と国会進める民進党 反戦な家づくり 2017-05-31(Wed)
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1646.html
・・こうして3人の人々が、必死の告発をしている一方で、その代表のはずの国会はどうなっているか。
まなじりを決して、前川氏の証人喚問を求めて戦っているか?
なんとしても安倍を権力の座から引きずり下ろすために戦っているか?
何のことはない、衆議院と同じである。
あれこれ追及の真似事はするけれども、安倍やスガに 「知らない」「あたらない」「問題ない」と逃げ回られ、共謀罪の審議時間だけが着々と消化されていく。

「共謀罪」法案の対象犯罪 政治や選挙除外に批判 6/1(木) 7:30配信 神戸新聞NEXT
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-00000002-kobenext-soci
「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案をめぐり、同罪で処罰対象となる犯罪の選び方に批判の声が上がっている。政府は適用対象を当初の676から277に減らしたが、その除外された犯罪に、政治家や秘書が罪に問われることが多い公職選挙法違反などが含まれているためだ。参院で始まった審議に対し、法案に反対する大学教員や弁護士らは「線引きが恣意的」と指摘している。
「公権力を私物化するような犯罪が除外されている。選別のやり方が理解できない」
高山佳奈子京都大学大学院教授(刑法)は4月末、法案を審議した衆院法務委員会の参考人質疑で、公選法や政治資金規正法に違反する罪、警察による特別公務員職権乱用・暴行陵虐などの罪が対象となっていない点を批判した。
政府が「テロ等準備罪」を設ける根拠とする「国際組織犯罪防止条約」は、懲役・禁錮4年以上を定めた「重大犯罪」の合意などを対象犯罪とするよう求めている。日本では総数676に上るが、今回の法案は、適用対象となる組織的犯罪集団の関与が「現実的に想定されるもの」として277に絞った。
内訳は、ハイジャックなどテロの実行に関する犯罪=110▽覚醒剤の輸入等を含む薬物犯罪=29▽強制わいせつなど人身に関する搾取犯罪=28▽保安林の区域内での森林窃盗など、その他資金源犯罪=101▽偽証など司法妨害に関する犯罪=9。
大阪弁護士会で共謀罪問題に携わる永嶋靖久弁護士は「条約は、国会議員を含めた公務員の腐敗防止を求めているが、法案では、公選法や政治資金規正法などに違反する罪をすべて外している」と指摘。「『条約締結に法案が必要』という政府の説明は、全く信用できない」と話す。
自由法曹団兵庫県支部事務局長の松山秀樹弁護士も「対象犯罪の選び方が恣意的なうえ、一般の個人や事業者が対象になる犯罪をこれだけ多く対象にすることが問題」と語り、参院での廃案を訴えている。(段 貴則)
安倍晋三を強姦共謀罪で逮捕しろ 野次馬 (2017年6月 1日 03:30)
http://my.shadowcity.jp/2017/06/post-11196.html
無学者、論に負けず、という人場があるんだが、非学者とも言うな。「学問のない者は道理がわからず、がむしゃらに自分の説を押し通すので、議論にはなかなか負けないということ。無学な者と議論するのは徒労だといった意味もある」というんだが、アベシンゾー政権はまさにこの典型で、どれだけ証拠をつきつけられてもしらばっくれる。挙句追求されている最中なのに、裏でコソコソと証拠隠滅w とりあえず強姦罪の共謀でアベシンゾーも逮捕しろよw ・・
官邸の金庫番<本澤二郎の「日本の風景」(2623) 2017年06月01日
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52176162.html
<菅に列島から非難轟々>
連日、筆者の携帯電話に首相官邸の金庫番に対して、非難ごうごうの声である。官房長官の人気は低下する一方だ。「官房機密費にまとわりつく時事通信記者レベルだ」とこき下ろされている。特に、勇気ある前川喜平前文科事務次官をあざける菅会見、北朝鮮問題にいい加減にコメントする菅会見が、国民をイラつかせている。右の方からは「天皇退位問題を特例法で処理するやり方は、平成天皇のわがままだけを露出させている。許せん」との怒りの抗議も聞こえてきている。
<菅を証人喚問せよ!>
菅は、政府の立場を、日本国民に説明する広報官・スポークスマンである。他方で、莫大な官房機密費を自由自在に引き出せる裏の権限を有している。原資は国民の税金である。
血税を腐敗の原資にしてはならない。官邸の金庫に分厚い札束を運び込む財務省役人は、したがって官邸の様子を知る立場にあるため、運び人も仲間にして口封じをすることになる。
過去に、官房長官がマンションを購入したという事例もあるという。あるいは、金庫を駆使することで、たくさんの子分を作って、首相の権限を侵すこともある。昨今の安倍と菅の不和は、金をめぐる必然の流れであろう。
最近の菅批判の代表例は、文科省幹部に流布した内部文書(加計学園の獣医学部設置計画は、安倍の意向と記した安倍事件を決定づけた文書)を、事実だと勇気ある証言をした前文科事務次官を、記者会見であざけりの対象にした件である。
「自分たちが任命した事務次官を、嘲笑する行為は、天に唾する行為。それをわかってない菅会見に衝撃を受けた」
このほかには、
「北朝鮮ミサイルを、ある時はPAC3で撃墜する、ある時はイージス艦で撃ち落とす、元海将を利用して解説させる、経済水域に落下した残骸を放置する、時には頬かむりする。こんな発言を繰り返す菅に怒りを覚える」
「天皇退位を、今の天皇に限定する特例法で処理する。これに天皇は衝撃を受けている。すなわち、これだと平成天皇のわがままを天下にさらすことになる。これでは天皇は耐えられない。絶対に許せない」
以上が菅・安倍にに対する左右からの怒りの抗議である。菅を証人喚問せよ、の合唱も聞こえる昨今である。
<創価学会は共謀罪に怯える国民を忘れるな!>
多くの国民は、憲法が保障する人権が、共謀罪によって侵害される危険性に怯えている。共謀罪を政権が悪用すると、いかなる人物も自由を奪われる。まさに平成の治安維持法である。政府を批判することもできなくなる。通信の傍受が一般化する暗黒の社会が現実化する。
国連の人権理事会でも問題にされている。「北朝鮮のような日本」になることに、人々は恐怖を抱いている。
「共謀罪に一番敏感のはずの公明党創価学会が推進している。いったい裏で何があったのか。官房機密費に屈したのか」との懸念も噴き出している。
<怒りの元凶は忠犬・内閣記者会>
もしも、狂ったような菅の記者会見を、真正面から受け止めて質問・追及する新聞と放送の記者がいない、という昨今である。ジャーナリズムの衰退もきわまっている。多くが読売と産経レベルに堕してしまっている。
このような日本に貶めてしまった元凶は、記者の資質・劣化である。同時に、背後の新聞テレビの最高幹部が、官房機密費のお世話になってしまっている点にある。政治部の腐敗は極まっている。
筆者の現役のころは、首相との窓口は在京政治部長会だった。社長が首相の官房機密費にぶら下がることなど、想定さえできなかった。政治部長会の会費は高く、首相の料亭での接待には、政治部長会費で応じて、5分5分の関係、緊張関係を維持した。新聞人としての矜持を貫いた。
この禁を破った人物は、いうまでもなく読売のナベツネである。左翼から右翼に転向した人物だ。宇都宮徳馬が裏切り者と呼んだ唾棄すべき人間でもある。平成の妖怪である中曽根康弘の懐刀で知られる。権力と言論が結びついたことの脅威に、日本人はそろそろ気付くべき時である。
筆者の友人は「読売不買運動に拍車をかける時だ」と叫んでいるが、当然であろう。
<民主主義は韓国を見習え!>
韓国民の民主的クーデターで誕生した文在寅大統領は、日本の官房機密費に相当する資金を半額させて、それを雇用や福祉に回すと公約、実行していると報じられている。すばらしい。
それだけではない。公的な行事での食費以外は、すべて給与から支払うというのだ。これも立派だ。毎夜高級料理店で、時には妻や母親まで連れて、美食に吸い付く安倍との落差は、天地の開きがある。
一時は、宏池会に所属した菅にいいたい。宏池会を創設した池田勇人が首相になると、女房役の大平正芳は、池田に対して「ゴルフNO」「料亭NO」と約束させた。神奈川県の市議上がりに言っても分かるまいが?
2017年6月1日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)