ためになる“おじいちゃんの話”

ぼくのおじいちゃんは、ねるまえに“おはなし”してくれる。



うみのおばあちゃんちでも、たくさんおはなししてくれた。

ぼくがすきなのは“うさぎとかめ”のおはなし。

「うさぎさんとかめさんが、きょうそうして
まだまだだいじょうぶって、ねてたうさぎさんを
かめさんがおいこして、かっちゃうおはなし。」

おじいちゃんのは、つづきがある。

まけちゃったうさぎさんが
「かめさん、もういっかい！もういっかい、しょうぶしよう！」
っていうと、かめさんが
「やだ。つかれちゃったから、やだ。」
っていったんだって。

ぼくも「やだ！」って、よくいうけど
がんばったかめさんもいってたから、あんしんした。　
いやなときは「やだ」って、いってもいいんだ…
おじいちゃんのはなしは、さんこうになる。

ママは、すぐにねちゃうけど…