ご褒美

ママは“ないしょく（内職）”で、1800えんゲットした。
その1800えんを…“しあわせはんこ。”につかった。
ママのおともだちが、ステキな“はんこ”もってて…ママもたのみたくなったんだって。
ぼくのかぞくは、みんな“美”っていう“かんじ（漢字）”がつく。
だから、“美”を…せかいにひとつしかない“美”の“はんこ”をつくってもらった。

しかも、“美”といっしょに“おはな（椿）”の“はんこ”も、オマケしてくれた。

ママ　　「“けしごむ”が、こんな“はんこ”になるってすごくない？」
おにい　「え～、これ、“けしごむ”～？」
ママ　　「“美”って、ステキだね～」
おにい　「かっこいいね～」
ママ　　「なんか、うれしいな～。これ、せかいにひとつしかない“はんこ”なんだよ。」
おにい　「ひとつ？　だれがつくったの？」
ママ　　「ママのおともだちの“だんなさん”。」
おにい　「“すごいひと”がいるよね～」
ママ　　「ね～」
“しあわせはんこ。”のパパさんは、ぼくのいえで“すごいひと”になった。
ママは、“美”をゲットして…“しあわせ”そうだった。