中耳炎になった理由

ぼくは、ずっと“はなたれくん（鼻垂れ君）”だった。
しばらくして、みんなの“おはなし”が…きこえにくくなった。

ぼくが、なんかいもなんかいも“おんなじコト”を、ききかえすから…
“かふんしょう（花粉症）”のおにいちゃんと、いっしょに“じびか（耳鼻科）”につれてかれた。
せんせい　「おかあさんのいうとおり…“しんしゅつせい（滲出性）ちゅうじえん（中耳炎）”ですね。」
ママ　　　「“しんしゅつせい（滲出性）”…」
せんせい　「まいにち、“はなみず（鼻水）”すいにきてください。」
ママ　　　「まいにち…」
せんせい　「“はなみず”が、なくなれば…なおること、おおいですから。」
パパに“ちゅうじえん”のはなしをしたら…
パパ　　　「“ちゅうじえん”になったのには、“りゆう（理由）”があるとおもう。」
ママ　　　「“りゆう（理由）”？」
パパ　　　「まえに『みんな、くんの、おはなし、きいてくれない！』って、いってて…」
ママ　　　「“ごはん”のときは、みんな、じぶんのはなし、だからね。」
パパ　　　「それから、きをつけてはいたんだけど…」
ママ　　　「“はなし”を、よくきけるように…か。」
パパ　　　「きこえてないなら、いっしょうけんめい、むきあうでしょ？」
ママ　　　「そうだね…」
つぎのひ、おとうとが”みみ（耳）”をおさえて、ないていた。
ママ　　　「このこの“はなし”も、きけ、ということでしょうか…」
パパ　　　「ははははは…（苦笑）」
おとうとは、“きゅうせい（急性）ちゅうじえん（中耳炎）”だった。
ぼくたちは、まいにち“じびか（耳鼻科）”にいってる。
ぼくたちは、まいにち“おはなし”きいてもらってる…だいたい。