教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

本牧に駅ができる日は来るのか?

2013-03-11 00:00:26 | 経済/経済/社会
わたしは横浜市中区の本牧にマンションを1区分持っている。

本牧はなかなかいい。
定年になったらここに住むのもいいかな~、なんて思える場所だ。

しかし!

本牧にはたった1つの致命的な欠点がある。

それは・・・
駅がないことだ!

そんなことくらい本牧の市民ならびに関係者ならアタリマエだ。
みな陸の孤島などと自嘲気味にそう語る。

ではどうして駅がないのか?

元々、みなとみらい線を事業化するとき、本牧を通って根岸まで繋げる予定だったようだ。
だが近隣の商店街の人間が
「そんなところに駅ができたら、俺たちのお客さんがみんな中心市街地に盗られてしまう! 断固反対!!」
と声高に叫んだ結果、こうなったらしい。

でだ。
いざみなとみらい線が元町中華街どまりになった結果、元町が栄え、本牧は衰退傾向になってしまったという。
この未来はアタリマエすぎて自業自得としか言いようがない。
日本全国津々浦々で駅を拒否した街は必ず廃れる運命にあるのを知らんかったようだ。

市の側の担当者の人は
「(そんなに大反対するなら)もう二度としませんからね!?」
と捨て台詞を吐いて去っていったらしいという逸話も聞く。

だがいまさら
「みなとみらい線を根岸までつないでください!」
と懇願しているらしいとも聞く。
我輩だって懇願したいくらいである。

横浜に住む者の本牧に対しての感想は概ね
「昔は栄えてたんだけどねー」
だ。
たしかに昔ながらの金持ちが住んでいるっぽい土地柄だし、バブルの億ションもバンバン建っているところでもある。
だが、それは裏を返せば
「今は栄えてないんだけどねー」
という意味でもあるのだ。

他にもだね。
本町中華街と本牧の間に山手の山の下を通らざるを得ないわけで、実はこの山の下は地盤が頑丈で掘りにくいんじゃないかという説もある。
また、本町中華街~本牧~根岸までの長さは横浜~本町中華街の長さとほぼ同じで、にもかかわらず方や中心市街地、こちとらただの住宅街、事業としてみてしまうとこれではさすがに分が悪い。
もし本牧に駅ができると、現時点では我輩のマンションからJR山手駅まで徒歩20数分のところ、地下鉄駅まで徒歩3分なんてすごい化けかたをする可能性もあるわけだが・・・。

では。
未来永劫、本牧には駅ができない運命にあるのか?





http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/toshiko/tetsudoukeikaku/



そうでもない。
↑これを見るかぎり、一応は構想はあるようだ。
「2015年までに整備着手することが適当である路線」
となっている。

だが。
誰も2015年までに整備着手されるとは思っていない。
ちなみにこの横浜環状鉄道の構想とは、現時点では「いつかできたらいいねー」くらいの妄想に近いくらいの扱いでしかない。

ではいつ整備着手されるのか?

工事予算の関係からいって少なくとも、いま整備している最中の路線を整備し終えてその次に着手という順番になる。
ちなみにそのいま整備している最中の神奈川東部方面線(仮)が完成するのが2019年だ。

路線を整備するのに10年くらい。
駅ができてから目に見えて栄えるまで5年以上。

ということは。
次に本牧が栄える日が来るのは、最短でも2035年だということだ。
時は前に栄えた日から半世紀も過ぎてしまっているという・・・。

わたしが定年するよりは前にできたらいいんだけどなー。



つづき
本牧に駅ができる日は来るのか?(その2)


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