教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ソウルの不動産バブル崩壊状況

2013-02-24 00:33:30 | 経済/経済/社会
「2012年には中国の不動産バブルが大崩壊する!!!」
とみなが言っていたが、案外大したことないまま収束したようだ。
2012年最大の失敗予想は中国の崩壊だったなどとまで言われている有様だ。

当時、野村證券は
「一時的に減速に向かうが長期的には堅調に推移する」
なんてとてつもなく当たり障りのないことを言っていた。
だが実は野村證券のほうが正しかったと今にして思う。

そして今。
今は中国の不動産バブル崩壊よりも韓国の不動産バブル崩壊のほうがホットな話題である。

いよいよかと匂わせるニュースが↓これだ。



【韓国経済崩壊】ソウルの不動産バブル崩壊クル━━━━(°∀°)━━━━!!!!!
http://www.news-us.jp/article/330502504.html



> ソウル市竜山区で計画されている総額30兆ウォン(約2兆6000億円)規模の「竜山国際業務地区」開発事業が破産寸前の状態に追い込まれた。
> 追加的な資金調達が不可能となった場合、被害が雪だるま式に膨らむことが懸念される。

これはもともと絵に描いた餅なだけで、この地区だけで兆円規模の損失が出るわけではないと思われる。
ホラ吹きのホラがバレても実行に移す前なら大した損害は発生していない、みたいなもんだ。
日本のどっかの大学のガンダム同好会が発表したスペースコロニー建造計画が頓挫したからといって誰も損するわけではないでしょ。



> 事業当事者の韓国鉄道公社(KORAIL)と民間出資者もこれまでに投資した4兆ウォン(約3470億円)のうち、1兆5000億ウォン(約1300億円)が回収不能になる見通しだ。

まだ大して手をつけていないのに既に投資額の1/3を吹っ飛ばしたというが、いったい何をしたんだと疑うべきものがある。

かなりの割合を接待や身内への融資で使いこんだんじゃないの?
これは逮捕者が出てもおかしくない!?



> 施工業者のドリームハブプロジェクト金融投資は、来月12日に支払い期限を迎える金利約59億ウォン(約5億1000万円)を支払えなければ破産することになる。

3000億円以上つっこんどいて、たかが5億円の金利が払えんとか・・・。
今回しのいでも次はほぼ確実に詰むとしか思えない状況だ。
これを個人の感覚に置き換えると、3000万円の住宅ローンを組んでおいて何年もしないうちに来月のローンの支払いのあてがなくて困っている・・・なんて例えると、どれがどれくらいヤバいのかはおわかりいただけよう。



> ドリームハブは土壇場で転換社債2500億ウォン(約217億円)相当を発行し、急場をしのごうとしたが、引き受け先が見つからなかった。

アタリマエだ。
もし投資するとしても、転換できないこと前提で、土地の担保がある銀行融資に劣後していないという望外の好条件だったしても、土地の担保価値が簿価を著しく下回っているという前提で考えれば、金利は最低30%は要求したい。
でなければ、わたしだったらこんなヤツには銭を貸さん。



> 住民に支払う補償金は3兆ウォン(約2600億円)以上と推定される。
> 事業が中止されれば、住民は補償金を一銭も受け取れない可能性が高い。

5億円が払えないヤツが2600億円なんて払えるはずがない。
絵に描いた餅が絵のまま渡されるだけにすぎない。
補償金を受け取れないとはいっても損してないから別にかまわんだろ。
・・・と思ったのだが、実はそうでもないようで、



> 住民の半数以上は補償金受け取りを前提に1世帯当たり2億ウォン(約1730万円)を超える融資を受けているとされる。

おいこらwww

保証金受け取りが確実視される不動産を担保に銀行から金を借りたということだが。
これは日本でも十分ありうる。
移転先に既に住宅を買ってしまったみたいなパターンだろう。

保証金を受け取り損なった場合、担保割れするかどうか、追加担保を銀行から要求されるかどうか、これはどうなるかわからん。
日本の場合でいうと追加担保要求を突っぱねても銀行は強硬に動けない場合が多いようだ。

しかし。
実は韓国は日本とは事情が全く違うところがある。

韓国人は住宅ローンのくせに6年などという短期でしかローンを組まない。
弁済期が迫ったらまた借りなおすのだとか。

ということはどういうことかというと。
追加担保要求を突っぱねられたとしても、6年後の借り換えの際には追加担保要求は絶対確実だ。
そのとき住人の多くは確実にくたばる。
日本のように20年かけて時限爆弾が爆発しないようにしのぐことは韓国ではできない。



> 竜山駅周辺の商店街では1坪(3.3平方メートル)当たりの売買価格が1億ウォン(約870万円)を超え、07年に比べ2倍以上に高騰した。

東京の港区の大通り沿いでも路線価は60万円台くらいだ。
それが韓国の土地だというのに東京の港区の数倍高いというのはキチガイじみている。
これがどうやったら崩壊しないと言えるんだい?
まあ、日本のバブルの最高値は銀座で坪1億超えたとかいうから、それに比べれば大したダメージではないのかもしれんけどさ(笑)。



> しかし、政府は「KORAILと民間企業がもうけるために推進する事業を政府が引き受け、責任を負うことはできない」との立場で、今後曲折が予想される。

かつて日本でバブルが崩壊して10年ほどたったころ、銀行がヤバいとよく言われていた。
その当時、日本でも第三セクターの破綻が目立っていた。
たぶんこれと同じことになる。

第三セクターが破綻した場合、それに1枚噛んでいた地方自治体や政府はどうなるかというと・・・。
これは法的にかなり難易度の高い問題だと思われ、わたしはよく知らん。
だが地方自治体に債務保証しろという判例が出たこともあるし、市が赤字を補填しつづけているケースも多いようだ。

そもそも銀行も第三セクターというと暗黙の政府保証がつくものだと当時思って融資したのだろうから、
「責任を負うことはできない」
などとカンタンには突っぱねられないはずだ。

韓国にもアッテムトくるか・・・?



いま韓国ではGDPが伸び悩んでいるにもかかわらず家計負債が絶賛急上昇中である。
こういったようにバブルが形成された場合、このたび世界中でやられたように、日本だってやったように、民間がデレバレッジをはじめてGDPが低下して大不況に突入するのを防ぐために政府が債務を急上昇させてしのぐのがセオリーだ。
これからは韓国も政府債務を増やしはじめるだろう。

「さあ、こいつはいよいよだな・・・」
と内心続きが気になってしかたがないのはわたしだけではないはずだ。


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