雨に唄えば

アイ、シ～ンギ、インザレ～ン♪つって。

王道？基本オブ基本？
ジーン・ケリーがどしゃぶりの雨の中歌う、あのミュージカル映画。

恋しちゃって、心ウキウキ、大雨とか関係ないぜ～！
傘なしでびしょぬれで歌って踊っちゃうんだぜ～♪ワイルドだろ～♪っていうあれ。




初めて観た！
すっごい面白いの！名作なんだから当たり前だけど！
なんで今まで観なかったんだろう！損してた！


すてきポイント①→ファッションがかわいい

1952年公開の映画なんだけど、
時代設定は映画がサイレントからトーキーに移る1920年代なので、
女子のファッションがフラッパースタイル全盛でかわいい。
んで、ヒロインが女優志望の踊り子？コーラスガール？で、
ケーキから登場！の衣装とか演出が、デリシャスウィートス的な感じでこれまたかわいい。




すてきポイント②→ダンスがすごい

ジーン・ケリーのダンスがすごい。
なんつうか、ミュージカル界のジャッキー・チェン。計算されたダンシング。
ずっとモダン・バレエをやっていたらしいんだけども、とにかくすごい。
バレエとタップ習いたい。




すてきポイント③→実はコメディ

音楽とダンスだけかと思いきや、意外とストーリーがちゃんとしてる！
サイレント（無声）からトーキー（発声）への転換期の
映画界、ハリウッドの混乱や困惑をドタバタコメディとして描いていて、
普通に面白い。三谷幸喜的なのり。

ノーノーノー！イエスイエスイエス！

実際に、ジョン・ギルバートというサイレント時代のイケメン名俳優は
声がキンキン声だったから、トーキーになって人気がなくなり、、結果自殺…
なんて話も聞いたことあるので、俳優さんにとっては笑い事じゃなかったんだろうけど。。

ウィキペディアによると、映画の終盤で歌われる「Singing in the Rain」は、
キンキン声役の女優さんが歌ってるんだって！実際は声も普通だし、歌もうまいの。







あまりにもはまりすぎて、設定が似た『アーティスト』も鑑賞。
犬がかわいい～お利口。死んだふりがかわいい。さすがパルムドッグ
古い映画へのオマージュ？パロディ？衒学的？映画。無知すぎて全くわからなかったけど…
きっと、映画を観まくっている人はニヤニヤして観ちゃうんだろうなぁ。いいな～。

ただ、ヒロイン役がちょっと残念。映画の雰囲気と合ってないっていうか。
グレタ・ガルボっていうかノーマ・シアラーっていうかジョーン・クロフォードっていうか、、ねぇ？
もっとこう、30年代っぽい、眉山の高いもっちゃり美女を希望します。