南寧のジャングルの中から70体もの日本軍兵士の遺骨が発見された。
戦争が終り62年も経った、この平和の時代にである。まさに大東亜戦
争いまだ終わらずである。
朝日新聞7月21日付け夕刊(首都圏版)によると、遺体が発見された
のはインドネシア・パプア州のビアク島である。ニューギニア島の西端に
浮かぶ佐渡島の倍程度の小さな島だが、昭和19年5月から敗戦までの
間に上陸してきた連合軍との激戦で、日本軍陸海軍兵士、軍属1万人以
上が玉砕している。
遺骨収集に当たったNPO「太平洋戦史館」代表は、僕の知人だが、彼
の話では、遺骨は鉄カブとをつけたまま、全身の骨格まで残っていたと
いう。連合軍が島に上陸した直後の6月ごろ、飛行場死守の攻防戦で
命を落とした人たちだろう。
なぜ遺体は60年もの間、野ざらしのまま放置されていたのかー。敗戦
後のインドネシアとオランダとの間の「イリアン闘争」で外国人の現地立
入禁止、また、いまなお続く現地パプア人の独立運動で、日本の大使館
は治安を理由に公式には遺骨収集を許可していない。またインドネシア
政府もなかなか査証を出さない。
しかし、現実には「太平洋戦史館」のように遺骨収集をしている。代表の
岩淵宣輝氏の厳父も西ニューギニアのジャヤプーラー近くで戦死されてい
る。彼は厳父の終焉の地巡霊のため、30年もニューギニアの遺骨収集を
続けている。問題は熱意である。僕も慰霊碑保存問題で、現地大使館の変
な戦争観に驚き、かつ怒ったことがある。大東亜戦争いまだ終わらずである。
戦争が終り62年も経った、この平和の時代にである。まさに大東亜戦
争いまだ終わらずである。
朝日新聞7月21日付け夕刊(首都圏版)によると、遺体が発見された
のはインドネシア・パプア州のビアク島である。ニューギニア島の西端に
浮かぶ佐渡島の倍程度の小さな島だが、昭和19年5月から敗戦までの
間に上陸してきた連合軍との激戦で、日本軍陸海軍兵士、軍属1万人以
上が玉砕している。
遺骨収集に当たったNPO「太平洋戦史館」代表は、僕の知人だが、彼
の話では、遺骨は鉄カブとをつけたまま、全身の骨格まで残っていたと
いう。連合軍が島に上陸した直後の6月ごろ、飛行場死守の攻防戦で
命を落とした人たちだろう。
なぜ遺体は60年もの間、野ざらしのまま放置されていたのかー。敗戦
後のインドネシアとオランダとの間の「イリアン闘争」で外国人の現地立
入禁止、また、いまなお続く現地パプア人の独立運動で、日本の大使館
は治安を理由に公式には遺骨収集を許可していない。またインドネシア
政府もなかなか査証を出さない。
しかし、現実には「太平洋戦史館」のように遺骨収集をしている。代表の
岩淵宣輝氏の厳父も西ニューギニアのジャヤプーラー近くで戦死されてい
る。彼は厳父の終焉の地巡霊のため、30年もニューギニアの遺骨収集を
続けている。問題は熱意である。僕も慰霊碑保存問題で、現地大使館の変
な戦争観に驚き、かつ怒ったことがある。大東亜戦争いまだ終わらずである。