戦後の学制改革で旧制中学5年(昭和23年)と新制高校第一回生(24年)と別々に卒業した仲間の合同同期会を昨日、近所の懐石料理店で催しが、合同といっても集まったのは僅かに6人だけ。今年は高校卒70年、遅そ生まれ(昭和5年)にとっては90歳、卒寿のお祝いの年でもあるが、さすがに歳月の流れを感じる。生存者はもっといるのだが、足腰が弱ったり介護施設に入居したりで参加できないのだ。
昨年までは元気に顔を出していた常連の一人が欠席した。連絡がないでご家族に電話したところ、昨年暮れ、家の中で転倒して入院、退院はしてきたが、遠出は出来なという。参加中者のには3月に腎臓がんの手術をし、現在週に3回、透人工析をしている身障者手帳を持っている仲間もいたが、杖を突いている者は僕を含めて二人だけである。残り4人は世話になっていない。いかに歳をとってからの足腰の大切さがわかる。
カーター米国元大統領(1977年ー81年)が七面鳥狩りに出かけよとして家の中で転倒したと、新聞の外電欄のスミに載っていた。元大統領は95歳という高齢だがお元気である。今年の割当量が来年に持ち越せると喜んでいるとのこと。僕は昨日の会で、このカーターの話を挨拶の中で披露したが、やはり”転ばぬ先の杖”はよい格言である。歳をとってからの転倒は大事に至ることが多い。つい最近も近所の夫人が、玄関先で転倒、顎を強打したのが原因で3日目に逝去去れている。注意には注意をだ。